風月庵だより

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ノラ猫の捕獲作戦

2016-04-14 08:38:43 | Weblog

4月14日(木)雨【ノラ猫の捕獲作戦】

二十日ほど前から、足と鼻の周りは白く、他は真っ黒な野良クロちゃんが、出没していました。我が家の外猫ちゃんたちが残した餌を食べに来ていたようです。また私に向かって、さかんにエサ頂戴のアピールをしてきます。

今、合計七匹いますので、もうこれ以上は飼えないと心を鬼にして、何回か追い払いました。「今まで住んでいたところに帰りない」とか言って追い払うのですが、野良クロちゃんの食欲には到底勝てません。いなくなったかと思って戻って、振り返ると、別の場所から、ヒョコッと顔を出してあたりをうかがっています。

時には植木の間に座りまして、エサ頂戴、とアピールしています。

不憫になりまして、やはり餌をあげようか、と思い直しました。そこで、捕獲して去勢手術しようと思い、捕獲ケースを貸していただきました。そのうちに、と思っていましたが、もこもこハッピーが傷だらけなのに気が付きました。野良クロちゃんと唸りあっていますので、野良クロにやられてようです。もこもこハッピーは老猫なので、去勢していなかったのですが、やはり男ですね。他の子たちを守って、戦っているのです。

ハッピーの為には何としても野良クロを捕まえなければなりません。

ハッピーは家の中に入れておきまして、野良クロちゃん用に仕掛けをしました。一回目、ふたはしまっているのに……なかはもぬけの殻です。失敗です。

もうかからないかと、がっかりしましたが、再チャレンジ。おいしいとっておきの餌を仕掛けました。

しかし、餌はきれいに食べられてしまったのに、またも食べて逃げされました。

と、いうことは、この籠の中にまた入る可能性はあるのです。

踏み板が奥過ぎて、踏み板を踏まなくても餌を食べられてしまう籠の構造が問題のようですが、できるだけ奥に餌を置いて、またたびまでまきちらして、チャンスを待ちました。

外猫たちに十分に食べさせないと、この子たちがかかってしまってはダメですので、少し離れた所にたむろしている場所まで餌を持っていきました。この子たちが食べ終わるまで、「猫の神様」になんとか野良クロちゃんが捕まりますように必死にお願いしました。

外猫たちが食べ終わりましたので、細長いお盆と、お茶碗を手に仕掛けた籠を見に行きました。ふたに欠けたタオルはやはり下がっていません。ダメなようです。

しかし、近づいて見ましたら、黒いシッポが長く蓋からはみ出ています。とっさに細長いお盆で、水平になっている蓋をつきました。

野良クロちゃん、見事に捕獲成功です。

これで、この子にも餌をあげることができますし、ハッピーも傷つかないですむでしょう。

「猫の神様」有難うございました。

こんな暢気なことを言っていられたのです。14日の午前中には。熊本の地震はこの日の夜に起きてしまいました。

(対決するハッピーとまだ名無しのノラ君です)

 


バーチャルラブと少子化

2016-04-11 10:06:39 | Weblog

4月12日(火)晴れ【バーチャルラブと少子化】

少子化について、政府はいろいろと対策を講じているようですが、現状把握はどのようにしているのでしょうか。あまりお寺と関係ないような問題かというと、そうとばかりはいえません。少子化によってますます人口が減少すれば、お寺を維持していける檀家さんも減少するでしょうし、無縁のお墓になってしまい、子孫が絶えてしまう家もあります。

決してお寺と無関係の話ではないのです。それを防ぐためではないですが、たまたま丁度よい男女がいて、頼まれれば、なんとか間に入ることもありますが、これはなかなか面倒なことも多いです。

さて、具体的にそのようなことのために二人の若者を知ることになりましたが、二人の青年は中学、高校、大学と一人は漫画、一人はゲームが好きで、同じような気が合う同性の仲間たちといつもいて楽しいので、女性と付き合う時間がなかったということと、ゲームや漫画に出てくる女性に恋をしていたので、現実の女性と付き合わなくても満足してしまっていたというのです。このような恋をバーチャルラブというようですね。

三次元世界の人間が、二次元世界の女性や少女に恋をしているのです。

私の周りにさえ、二人もいますので、日本全国でみたらかなりのバーチャルラブの恋愛をしていて、現実に婚期を逸してしまっている若者が多いのではないでしょうか。男性に限らず女性もそのような傾向はないでしょうか。私はベルバラのアンドレ―くらいしか知りませんが、巷にあふれている漫画やゲームの中に出てくる青年や女性は、現実の人間とは全く違って、美しい造形ではないでしょうか。

このようなことが、少子化に影響していることも政治家の皆さんはご存じなのでしょうか。それに対してどのような対策を講じたらよいか分かりませんが、ちょっと書いてみました。

貴方のお子さんは、いかがですか。

 


中国の百歳

2016-04-07 18:38:16 | Weblog

4月7日(木)雨【中国の百歳】

今日は櫻を惜しむ雨ですね。

さて、今日、中国人の方から聞いた話。

私の母の年を聞かれましたので、百歳と言いましたら、昔、中国では百歳以上の人は、「99歳」と答えたそうです。100も101も、102歳も、とにかく百歳以上の人は、齢を聞かれたら、「99歳」と答えたそうです。

なぜかというと、そんなに長く生きられるのは、人間ではなく、動物と同じ、ということで、あまりよいこととされなかったというのだそうです。それで「99歳」止まりだったというのです。

しかし、長寿を祝う文字もありますし、本当かどうか……

趙州禅師は120歳まで生きられたという記載があります。その頃はどうだったのでしょうね。

現在では、全くそのようなことはないそうです。どなたかこのことについて知っている人がいたらご意見をください。

(我が家のタロー君。ストレスのない感じの寝姿です。羨ましいです。わたし、少々、ストレス溜まっています。しかし、それを逆手にとって生きること、それを逆に活力とすること、そんな生き方もあるようです。)

 

 

 

 


映像の力ー個人的な事案から

2016-04-03 15:17:26 | Weblog

4月3日(日)小雨後雨あがる【映像の力ー個人的な事案から】

今日は、写経と法話の会の日でした。当寺は檀家さんは少ないのですが、会に参加の方は15名くらいいつもいらっしゃいます。お陰様で、私もどうしても法話をしなくてはいけませんので、必然的に学ばせていただくことができます。お聞きくださる人がいてくださるから、私も話をさせていただけるわけですが、今日は特に自分で話しながら、自分の言葉に学びました。今までも、話しながら自分が学ぶことが多いことに気が付きますが、今日も自分の口から出る言葉ではありますが、自分で学ぶことができました。すぐに忘れてしまいますので、書きとめながらお話をしました。

さて、多くのキャスターの方々の降板を昨日は書きましたが、私はニュース番組を必ず見るようにしています。実は一昨年から昨年の初めにかけ7カ月ほど、ほとんどテレビも観られないほど忙しくしていました。そのせいで自分もまきこまれることの発端となった事件について、全く知りませんでしたので、当事者から事件の顛末を言葉だけできかされました。 

もし、テレビのニュースで流されていたという、その映像を観ていれば、全く違った展開があったと思います。映像はごまかすことはできませんから。

このことに凝りまして、ニュース番組は必ず観ることにいたしました。街中のお寺の住職として生きていますので、今は山奥で一人静かに坐禅をしていられるような生き方ではありませんから、それなりの覚悟は必要でしょう。とにかくいろいろな人がいますので、うかうかとしてはいられません。迂闊は一番いけません。

800年前の道元禅師様さえ、「瞞着されるな」と仰っています。お寺の住職となっている以上は、心してお寺を守らなければと、つくづく反省しています。

御訪問の皆様が心配してくださるといけませんので、念の為書き添えますと、「振り込め詐欺」の被害ではありません。詐欺に払うほどのお金はありませんので、それは心配ありません。

世の中の動きやら、事件やら、知っていた方がよい場合もありますから、ご訪問の皆様もいろいろなことにお気をつけてお暮しくださいますよう。

 


キャスターの降板

2016-04-02 21:53:35 | Weblog

4月2日(土)曇り【キャスターの降板】

先月で三人のキャスターが降板してしまいました。NHKの国谷裕子さん、報道ステーションの古舘伊知郎さん、そしてラジオの大澤悠里さん、最後の番組はしっかりと観ましたし、聞きました。報道ステーションは、寝不足で眠くてたまらなかったのですが、最後まで見ました。

なんだか寂しい感じが致します。