8月18日(水)晴【金輪寺Ⅱ】
毎日、皆さんどうしていらっしゃいますか。私は完全に夏バテです。本を開いて読もうとすると、どうしようもない眠気に襲われて、一頁読むのがやっとです。これでは、宿題を頂いているのですが、どうしたらよいかわかりません。寝ているわけにはいきません、が、少し寝ようとしても眠れない、しかし、本を開くと頭がロックされたように眠気に襲われる。困ったものです。
さて、少し韓国訪問記を書いてみます。今回はやはり韓国も暑かったので、あまり活動できませんでした。でも日本よりは気温は低かったです。湿度も低いので、東京よりは楽でしたが。
金輪寺はいつでも、4時朝課です。前の日に何があっても4時朝課は変わりません。
写真のように在家の信者さんも朝課にやってきます。車で来ます。その日によって参加する人は違う人もいますが、ほとんど毎日朝課にやってくる人もいます。
僧侶と同じようにお経を唱え、百拝くらいお拝をします。日本のように鈴にあわせて一斉に同じくお拝をするのではなく、それぞれのペースで自由にお拝をしています。
また朝課のあとお互いに挨拶を交わし、20分ほど坐禅をします。細長い座布団の後ろを折って、坐蒲とする人もいます。丸い坐蒲を使うとは限らないそうです。僧堂でも自分にあった坐蒲を使っているそうです。因みに私は丸い坐蒲よりも細長い枕として作られたそば殻入りの坐蒲を日頃使っています。
坐蒲と言えば、丸い坐蒲という画一化された考えは韓国のお坊さんにはないようです。こういうところにも民族性の違いがあるように思います。(韓国の人は大陸的だと感じることがよくあります。)
道元禅師のお使いの坐蒲はどうだったのでしょう。パンヤは勿論なかったのですから、そば殻とか、藁とか入れたのでしょうか。形も○と限ってはいなかったのではないでしょうか。
さて、朝食は6時です。どなたでも事前に分かっていれば、一緒に食べられるようです。完全な菜食ですが、今年は僧堂で典座和尚の役についている暁昔(ヒョウソック)法尼が夏休みで帰っていましたので、金輪寺の料理のレパートリーはとても増えていましたし、とてもおいしかったです。菜食でも体に十分な滋養が行き渡る研究が伝統的になされていますので、お弟子さんは皆体格がよいです。また新鮮な無農薬のお野菜を暁昔法尼のご両親がいつも運んできてくれます。
胡麻がよく使われています。お豆腐もよくでてきます。海苔もよくでてきます。
ご飯は玄米、赤米、小豆、黒豆などが必ず入っています。白米だけのときは少ないです。
みそ汁も朝はあります。酢の物の料理も多いです。私は酢は苦手ですが、今回の旅行以降、なるべく食べるようにしています。この夏を乗り切るのに、やはり酢の物はかかせないでしょう。
典座には、前のお寺からいてくれるハルモニが常時いてくれます。お坊さんが典座の仕事だけでかかりきりにならなくてすむには、やはりお手伝いの人がいてくれると助かります。
さて、そろそろ、本を読んでみます。また眠気に襲われるでしょうか。