12月29日(木)晴、30日(金)晴、31日(土)晴 【光の中のお地蔵様】
お地蔵様は、とても身近に感じる菩薩様です。お釈迦様の入滅以後、弥勒菩薩様が出世なさるまでの間、一切の衆生済度を願い、出現してくださる菩薩様です。一切の衆生を済度するまでは、ご自分は成仏なさらないで、傍にいてくださる菩薩様です。
身を六道に分けて、地獄、餓鬼、畜生 修羅 人間 天上に至る一切の衆生の済度を願っています。
韓国では冥界をお守りくださる菩薩様として、とても大事にお祀りされています。お釈迦様、観音様。お地蔵様の三尊仏として、本堂に祀っているお寺が多いようです。
日本では一昔前は、道の辻や路傍で見かけられましたが、この頃は、道路が整備されて、お地蔵様は、別の場所に安置されているようです。
俗説に賽の河原の子どもたちを、お救い守ってくださるという信仰から、子どもを守ってくださる菩薩様として、お地蔵様には赤いお帽子やヨダレかけがかけられています。私は、どうもヨダレかけのお地蔵様よりも、衆生済度にお働き頂きたいという思いがあり、なにもかけていないほうが好みです。
でもこのところの寒波ですので、不老帽をおつくりしてみました。このお地蔵様は、左手に宝珠をお持ちですので、金剛宝地蔵(餓鬼道の救済)か預天賀地蔵(天道の救済)かしらと思いますが、右手の持ち物が錫杖ですので、一般的な六地蔵の中のご一体とは別のようですね。(註:餓鬼という表現は、この頃は避けますが、ここでは、便宜上使用させて頂きます。)
お地蔵様の姿のある風景は、なんだかホッとします。不老帽をおかぶせして写真を撮らせて頂きました。たまたまこのように光の珠がたくさん写真の中にうつりました。たまたま光線の加減でしょうが、下の写真にうつったブルーの光の珠は、なんだか神秘的ですね。
☆ご近所の宮澤さん一家のお参りに行ってきました。お地蔵様に願います。ご家族のご冥福を。(30日記)
☆今日は大晦日です。今日は、長い間電話で交流してきた老婦人が旅立たれましたので、お参りに行ってきました。長く寝込むこともなく、看取ってくださる家族がいてくださる間に、旅立つことができて、喜んでいるようでした。
明日はお正月です。何ごともなくお正月をお迎えできる人は、なによりです。大変な中での年越しの方もあるでしょうが、どうぞ皆様、それぞれに佳いお年をお迎えくださいませ。(31日記)