風月庵だより

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平和の願い

2016-12-29 10:10:59 | Weblog

12月29日(木)曇り【平和の願い】

真珠湾攻撃の区切りがやっと、できたという思いを多くの方々も持ったのではないでしょうか。宣戦布告なしの奇襲攻撃は、国際法上恥ずかしい行為で、日本の武士道には恥じる戦法でした。

たまたまこの日が誕生日の私には、この日が特に気になっていましたが、やはりよかった、という思いが強いです。私は自民党も民進党もどちらが国を引っ張っていくのに適しているかわかりませんが、自民党政権でなければ、このことはありえなかったであろうと思いました。

対アメリカとの戦後の一区切りはついた感じがしました。若いころ、何もわからずに「アメリカ帝国主義」という言葉を聞いていましたが、最後まで何が正しいか間違っているか、本当に多くのことはわかりません。

対中国や対韓国については、全くわかりません。日本の戦時中の暴挙は中国と韓国の政情不安定をカモフラージュするために、数百年は利用され続けるのではないかと危惧しています。

今、ラビン首相のお孫さんが書いた『悲しみと希望』(石坂 廬訳)という本を時々読んでいますが、パレスチナ問題は、地球が存在、もしくは人類が滅亡するまで続くのではないかと思ってしまうほどの不毛の問題のようにさえ感じてしまいます。シリアの内戦や、教えを曲解したグループのテロ等々、地球上は争いだらけですが、少しでも解決できる問題は解決し、区切りをつけていかないと、せっかく地球に遊びに来ているのに「もったいないこと」だと痛感します。

しかし、私の母は百歳を越えましたが、一人で介護するのはかなり大変になりました。昨日も足の脛の内出血が、ちょっとどこかにぶつけたようですが、突然やぶけまして血だらけになりました。なかなか血が止まりませんので、病院で処置をしてもらいましたが、高齢になるとよくあることなのだそうです。自分の卑近な問題も、あります。介護している方々の大変さは介護してみないとわかりません。おためごかしの慰めや、長生きでよかったですね、という安直な言葉も安易には言えないということが、自分が経験してみて実感するところです。

世界のことも家庭のことも、簡単に区切りもつきませんね。そのなかで、自分をどうコントロールして生きていくかが課題です。

来年こそ、もう少し余裕のある生き方をしたいと思っています。一年間のご訪問有難うございました。皆様もどうぞよいお年をお迎えくださいますよう。

 

 


猫たちの便秘

2016-12-24 11:17:32 | Weblog

12月24日(土)晴れ【猫たちの便秘】

今日はイブですが、ちょっと尾籠な話にて失礼します。

実はルナとタローが10日以上も便秘をしていました。ある朝、台所にビニール袋が散乱していまして、なんであろうか、と最初はわからなかったのですが、黒い海苔のようなゴミがありましたので、あとから、台湾の紅毛(ホンマオ)だとわかりました。

海苔は猫の健康にはミネラルが多すぎていけないそうですから、ごくたまに2センチ角くらいあげているのですが、その袋の中には日本の海苔の2枚分くらい入れていましたので、二匹にとっては大量になります。

ホンマオは、日本の海苔よりも糸のような、丁度毛のような繊維?が多い海苔です。

韓国海苔と違い、ごま油も塩もついていませんので、多少は大丈夫かと思っていましたが、十日以上も便がでませんでしたので、これは大変なことだと思い、病院に連れて行きました。

獣医さんは、食物ですし、韓国海苔ではなかったから大丈夫でしょう、と言われて、点滴を二匹にしてくれました。お陰様でタローはすぐに反応があり、翌日、通常のお通じがありましたが、ルナはなかなかありません。猫の病気に関する本を読んだりしまして、ルナのお腹のマッサージを何回もしてみましたところ、二日後に、お陰様で通常のお通じがありました。

もし、二匹とも便秘が続いたら、大変でした。猫を飼っている方々は、うっかり猫が食べてはいけない食物は、出しておかないようにお気を付けください。ホッといたしました。

暮れに来て、大惨事がありましたのに、このような記事ですみません。

一日も早い復興を祈っています。鍋の空焚きが原因とのこと、火を使ったら、その場を離れてはなりませんね。留守中に火を使われるのも怖いですから、ここはプロパンガスですので、電池を抜いてから外出するようにしています。くれぐれも火の用心をお互いに気を付けたいと存じます。

 

#猫

#猫写真

#猫寝顔


トラウマの克服

2016-12-18 21:06:06 | Weblog

12月18日(日)晴れ【トラウマの克服】

「真田丸」最終回を観ました。このドラマだけは観ていました。

しかし、はじめ優勢であった豊臣の軍勢が、徳川方の罠によって形勢が逆転し、結局、史実のように真田信繁(幸村)も壮絶な死を遂げました。

観ていて疲れました。戦いのシーンに疲れただけではなく、やはり「罠」に疲れを覚えます。それだけでも観ていられない状態に自分はなります。

かつて、「罠」にかかって、ある事件の犯人に仕立て上げられたことがトラウマになっているのです。

事件の真犯人は生きていますが、罠にかけた人はすでに亡くなりました。

やはりなかなかトラウマから抜け出せないことを、「罠」が出てくるドラマを観ていて、そのたびに自分の中にそれがあることを自覚します。自分に辛いトラウマのない人は、他のトラウマに対して「なんだ、そんなことなの」と、冷たいかもしれませんが、私は、他人のトラウマに対しても、同情心を持っています。辛いだろうと思っています。

そんなこと、こんなことがあって「人生」なのだと、そう思うようにいたしましょう。そうしてドラマではありますが、幸村や他の武将のように、己の美学のために生き、死んでいきましょう。

「真田丸」は大変に面白いドラマでした。脚本が素晴らしかったと思います。役者さんたちもとても好かったと思います。当分テレビドラマは観ないことにします。充分な気持ちです。ドラマの中の「罠」に疲れるよりも、いまだトラウマを克服しきっていない自分の修行未熟を恥じ入り、「勤心に善法を修習」(『遺経』の教え)いたします。

人間のむき出しの悪意を身に受けた経験をしたことは、僧侶としては得難い経験をしたということにしておきましょう。そのお陰で今がありますし、愛知、長野、群馬、埼玉を行脚しようなどという気も起こすことになりました。ただドラマといえども、罠に苦しむ人にハラハラとしてしまってとても観ていることができないほどになってしまうのです。

私のトラウマなどは、考えてみれば他と比較したならば、たいしたことではないのです。生きていることもできているのですから。

トラウマに苦しむ人たちにも、生きてさえいれば、それだけでも素晴らしいと伝えたいです。

 


師走のおたより 

2016-12-13 11:28:44 | Weblog

12月13日(火)【師走のおたより】

皆様、お元気ですか。私は元気なのですが、とにかく仕事がありすぎて目を回しています。

檀務もありますし、尼僧団の機関誌の編集もしていたり、他にも原稿書きなどですが、この時期は落ち葉掃きもあったり、母の食事の世話など諸々の生活の仕事で手一杯です。猫の家族の食事もありますね。意外と大変なのは、買い出しですね。特に猫の食料はかなり重たいです。

こうして生きていっています。皆さんはいかがですか、とにかく生きていくには、諸々の仕事で、毎日は一杯になりますね。ですから、どんなことがあっても、朝だけでも坐禅をするということに自らを律しませんと、僧侶なのか、忙しがっているおばさんなのか、わからなくなります。(けっしておばさんを卑下しているわけではありません。筆者自身のこととご理解ください。)

この八日で、古希にもなりました。信じがたいほどのことです。子どもの頃は太平洋戦争の開戦、真珠湾攻撃の日と思っていましたが、後にお釈迦様がお悟りになられた日と知りました。そしてこの世に私が生まれた日です。誰しもたった一つの大事な命をいただいてこの世に生まれてきているわけです。誰しもできれば自分の夢を追いかけて生き続けたいものですが、不慮の最後を遂げる命が多く、心が痛みますね。

誰も殺されることを望んでいませんし、できればみずから命を絶つことも心から望んでいる命はないでしょう。はたして自ら命を絶って、あの世で幸せでしょうか、決してそうとは言えません。みずから命を絶ってもあの世の平安はありません。苦しんでいるに違いありません。異論のある方もいるでしょうが、私は経験を通して、このことは伝えたいことです。

殺された方々の場合は言うに及びません。あまり具体的にはお役に立ちませんが、心よりご冥福を祈らずにはおれません。

さて、カジノですが、私は在家の時、澳門(マカオ)のカジノに行ったことがあります。ものすごく面白くて一晩中ルーレットやらカード遊びに興じました。ということは、ギャンブル依存症に多くの人は陥る可能性があることを実体験しています。すでにパチンコがはびこり、北の資本源にもなっているでしょうが、日本にカジノを造ったからと言って、パチンコが減るわけでもないですし、日本には不釣り合いのギャンブル場になると思います。弊害の方が多いのではないでしょうか。どうせ造るなら花札ギャンブル場でも造った方が、日本的だと思いますね。

澳門のカジノで働く女性のディーラーたちは、非常に頭の回転の速い方々でした。そのような人々を養成するスクールもできるのでしょうか。

政治家の皆さん、もっと建設的なことを考えませんか。

安倍首相や政治家の皆さんも、合法ならば、もしかしたらカジノで遊びたいのでしょうか。お尋ねしたいものです。

などなど諸々なんの影響のないことをブツブツと言いながら、師走を生きています。

皆さんも、どうぞ、お忙しいでしょうが、暴走車や暴走自転車や、駅のフォームでも気をつけて(実は、私はいつもフォームではなるべく斜めに立っていました。危険を感じていました)よいお年をお迎えくださいますよう。