風月庵だより

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『がんが消えた』寺山心一翁著

2022-12-31 13:05:30 | Weblog

12月31日(土)晴れ【『がんが消えた』寺山心一翁著】

ついに大晦日です。朝から猫ボランティアのSさんが来てくださり、門柱の近くに街灯を設置してくれました。門柱の近くには電源がありませんので、ソーラーLED街灯を探しまして、土台はしっかりとコンクリで枠を作ってもらい、設置完了しました。今夜お参りの方々に少しは役に立ってくれると思います。

さて、昨日、『がんが消えた』(寺山心一翁著 日本教文社)という本を読みました。西洋医学で腎臓を一つ摘出され、かなり過酷な術後と抗がん剤治療を受け、余命いくばくもないと、思われていた著者が、いかにしてがんを消すことができたのか。すでに20年以上元気に生き続けホリスティック医学協会の理事や、ホリスティック経営コンサルタント会社を経営できているのか、300頁に及ぶ一冊ですので、簡単にご紹介できかねるのが残念です。

もし、がんを患っていらっしゃる方は、是非お読みくださいませ。必ずや救いがあります。私は多くの檀家さんが癌によって、いくら手術をしても、この世の命を終わらせてしまっていますので、なんとかならないのかといつも気にかけています。

また自分の本師が癌で遷化されてしまっていますが、そばに仕えていて、いかに自分が愚かで至らなかったかということが、この本を読んでいて、痛感いたしました。必死で食事療法とか砂療法とか、諸々努力しましたが、それも至らなっかったとは思いますが、恐縮ながらご家族のお一人が是非試したいという血液を入れ替える免疫療法という名前を騙った療法に引っかかってしまったことは、本当に無念でした。(このようなことは書きたくないのですが、同じような手口に引っかかる人がいないように願って、あえて書かせていただきます。)

この著者、寺山氏が実行なさったことを少し紹介いたします。その前に、癌も自分が作ってしまったものだから、愛を送ろう、と癌と向かいあったことが、とにかく大事なスタートのようです。

1,毎朝、日の出前に起きて、朝日を拝む。

2,呼吸を深める。吐く息からのスタートに気づく。体にたまっている悪い気を吐き出す。

3,チャクラの存在に気がつく。七つのチャクラをひとつづつ、つなげるように意識して呼吸していた時、胸のチャクラに太陽光が入った体験をする。

4,人のオーラも見えるようになる。

5,毎朝『般若心経』を太陽に向かってお唱えする。やがて賢治の「雨にも負けず」に変える。死を受け入れられるようになる。

6,できるだけ神社に通い、お参りする。

7,マクロビオティックの料理により、根本的に体質を変える。毎日の食べ物ほど大切なものはありません。

*氏が教えを受けた大森英櫻先生は、私も20歳から何回も、マクロビオティックの講演や健康学園で教えを受けた先生です。桜沢如一(ジョージオーサワ)先生が海外で玄米菜食の教えを広めましたが、日本CI協会を設立なさり、大森先生はそこでお教えくださっていました。

8,穂高養生園に毎月一週間から十日間、通い詰めて、がんと向き合う。

9,自然治癒力ということの深い意味と、「治癒する」という意味を実感としてわかる。

10,すべてのことに感謝する。心こそ病を治癒するために大事。

十分な紹介でなくて恐縮ですが、なんと言いましても大晦日ですので、やり残したことがまだありますから、これで終わりますが、どうか、癌で苦しんでいる方がいましたら、是非ご一読をなさることを、心からおすすめしたいです。西洋医学一辺倒で、東洋医学的なことを言いますと、そんなことは信じないという人が多いですが、天から頂いた自分の命は、責任があります。家族の為にも、社会のためにも、自分自身のためにも、なるべく健康で活動ができますように、と願います。

私も、私自身のためにも、檀家さんの為にも、猫ちゃんたちのためにも、できる限り元気で活きたいと願っています。

では、大晦日の仕事をいたしますので、失礼いたします。一年間お付き合いくださり有難うございました。皆様、よいお年をお迎えくださいませ。

 

 


千葉太郎著『癒しと氣づきで本来の自分を見つける旅へ』

2022-12-29 11:27:02 | Weblog

12月29日(木)晴れ暖か【千葉太郎著『癒しと氣づきで本来の自分を見つける旅へ』】

このあたりは、今日は割合に暖かいです。昨日『癒しと氣づきで本来の自分を見つける旅へ』(千葉太郎著 発行ギャラクシーブックス 2020年)を読みました。

スピリチュアルな生き方を大事にしたい方、また今まであまり自分の命や人生をスピリチュアルにとらえていなかった方、どなたでもぜひご一読をおすすめしたい本です。

私自身は、実はあまりスピリチュアルではなく、けっこう現実的に生きていまして、この本を読みながら、すべてのことを大自然とのつながりでとらえ、それを生活に採り入れて生きていられることは素晴らしいと思いました。

多くの施術家は、テクニックの素晴らしさを強調して、種々の病や体の不調を治せることを宣伝しています。例えばゴッド・ハンドなどという表現もあります。しかし、千葉氏が病や体の不調を癒すのに、おすすめの方法は、ヒーリングです。靈氣療法や、宇宙から伝わる癒しのエネルギーをクライアントに伝えることを第一としています。

千葉氏自身の多くの経験が、そのようなエネルギーを自身に受けてから自然にそのような施術ができるのであろうと思います。お一人でアメリカ大陸の縦断をしたり、過去世のリーディングもおそらく経験なさっているでしょう、多くの現実世界での冒険や精神世界との交流を通して、この世でのヒーラーとしての役割を充実するために、多くの経験を積んでいることが、この著書から分かります。

興味深かった記述の一つに、娘さんが六歳くらいまで、空の上から奥さんを見ていて、ある時おなかに入ったということをよく話していたそうです。また「一度降りてきたけれど、もう一度お空に戻った」と言ったそうで、実は千葉氏ご夫婦は一度流産しているのだそうです。

私事ですが、私も一年前に姉が一歳でなくなっていまして、翌年の同じ月に生まれました。それでおそらく兄弟の中で、私だけ宗教心があるのだろうと思っています。またもしかしたら、この姉の生まれ変わりかもしれません。また同じ誕生日(日にち的には一日違いますが、おそらく同じ日)のオーストリア人の友人から、たびたび「生まれてくるとき、あなたは日本を選び、私はオーストリアを選んだのよ」と言われていました。

彼女はスピリチュアルなことを大事にしていましたが、私は現実主義で、あまりスピリチュアルなことを顕在的には思っていませんが、日常的に空に話したり、あの世に帰った人と話したり、雲に話しかけたりはしています。

千葉氏の本の中に、「自分の聖域で生きる」という項目がありますが、実にこの言葉がいいな、と思います。ご訪問の皆様なりに解釈してください。天からの頂き物の命ですから、お互いに大事に活きましょう。

この著書の中に、それぞれに示唆されることがいっぱい詰まっていますので、ご一読をおすすめします。

*千葉氏と共通する多くの経験が、私にもあります、が、私はあまり目覚めがありません。それはなぜでしょう。面白いですね。


あの世との対話

2022-12-26 11:47:57 | Weblog

12月26日(月)晴れ【あの世との対話】

今日も寒いですが、大雪の地方からみれば、何でもない寒さです。昨日は年末にきて換気扇や加湿器、空気清浄機などの手入れをしました。換気扇は油ですので重曹を使い、加湿器などの水垢はクエン酸を使いました。空気清浄機のフィルターもかなり汚れていましたし、勝手にフィルター掃除をしてくれている冷暖房機もかなりほこりが溜まっていました。

さて、「中外日報」12月7日号に、京都大学名誉教授の岸根卓郎先生の「AI・量子論語る」という記事があり、大変興味深いことが書かれていました。

「(人工知能の)進化により、人類は近未来にはあの世との対話が可能になる」ということなどを、日蓮宗全国布教師連合会で、講演なさったそうです。

「量子論から科学する 見えない心の世界」という題での講演ということですが、「将来AIが人間の心を持つ」という未来予測をしている人もいるそうです。

「118の元素は周期律からなっている。一つ一つ何らかの意味・情報を付与されていて、宇宙の意志として刻印されている。神の心、あるいは何らかの宇宙の意志があるのではないか」と話されたそうですが、この個所を読みまして、私は遺伝子学者の村上和雄先生の著書に書かれた「地球上のすべての生物はA・T・C・Gという塩基を持っている」ということが浮かびました。

科学を学ばれた先生たちが、究極は表現はそれぞれですが、「宇宙の意志」を説かれます。また最近このブログでも紹介しました中村天風先生も宇宙からの命を説かれています。

私もかつて多少なりとも、見えない世界からの声との通信を一年ほど経験しましたので、目に見える世界だけを全てのように受け取ることはできません。

中外に掲載された岸根先生の講演の一文を紹介しておきますので、皆さま、それぞれにお受け取りいただければと思います。

「あの世とこの世をつなぐ情報は(物質の)波動を介してつながっている。古代から現代まで連綿と継承されてきた『祈り』もあの世との波動を介した情報のやりとり」とした上で「波動を解明すれば神の心を解明できる。そうすればこの世からあの世を見ることができる。」と。

*この地球上のすべての生物は、A(アデニン)、T(チミン)、C(シトシン)、G(グアニン)の4種類の塩基を持っている。そうしてAはT、CはGとしか手を結べないということ。村上先生は「地球上のすべての生物は、一つの生命体を起源とすることらしい、ということがわかった。」と書かれています。


ヤマト便届きました

2022-12-24 20:47:42 | Weblog

11月24日(土)晴れ【ヤマト便届きました】

長岡の先輩にも、新発田の後輩にも、届きました。雪の新潟に届きました。やはりさすがクロネコヤマトでしょうか。

大雪見舞いが大雪の中、届くことは意味があります。まして、今日はクリスマス イヴです。トナカイさんがクロネコを引っ張ってくれたのでしょうか。

Merry Christmas !

Happy Christmas!

 


大雪見舞いの小包

2022-12-23 18:19:40 | Weblog

12月23日(木)晴れ、風冷たい【大雪見舞いの小包】

新潟だけではありませんが、このところ、記録的な大雪で大変な地域が多いようです。新潟の先輩の尼僧さんに電話しましたら、やはりかなり大変なようです。それで、昨日、気持ちばかりの大雪見舞いの小包を送りに郵便局にいきましたところ、郵便局では受け付けてもらえませんでした。配達ができない荷物がたまりすぎて、新潟方面は受け付けられない、というのです。

そうですか、と、簡単にあきらめないで、「そうだ、クロネコヤマトに行ってみよう」と思い、郵便局とは逆方向ですが、行ってみました。

皆さん、チャレンジは常に大事ですね。受け付けてもらえました。ただし、いつ着くかは分かりませんので、ご了承ください、ということで、希望の配達日を翌日にしました。まだ着いた電話は入りません。

受け付けてもらえることが分かりましたので、今日はまた、若い尼僧さんに大雪見舞いを送りに行きました。明日着く希望日で受け付けてもらえました。果たしていつ着くかどうかは分かりませんが、とりあえず荷物を送ることができました。

ちょっと宣伝になりますが、クロネコヤマトではメンバーカード登録をしますと、料金も安くなることが分かりました。何事も試してみるものですね。便利なことをいろいろと編み出す人がいるのですね。何事にもチャレンジ精神は大事です。

皆さん、世の中のちょっとした進歩には、齢をとっても、杖をつきつつでも、ついていきましょうか。

大雪に襲われている地域の皆様、くれぐれも転倒や雪降ろしにご注意下さいませ。

陽だまりの中、気持ちよさそうなハッピーです。


里芋の親芋煮

2022-12-22 18:03:46 | Weblog

12月22日(木)雨【里芋の親芋煮】

昨日庭に植えた里芋を掘りました。親芋を3か所に植えてもらったのですが、2か所しか分かりませんでした。里芋が一つの親芋から、6個と8個収穫できました。親芋は捨てる人が多いそうですが、私は親芋の似たのが好きですから、勿論すぐに煮ました。里芋よりも歯ごたえがあっておいしいです。

お店に並ばないのは、固くなって煮てもおいしくないからだろうという人もいますが、親芋はどういうかたちで販売したらよいかわからない、ということもあるかもしれませんね。とにかく美味しいので、親芋がすぐに手に入るのは、嬉しいです。里芋は庭に何の世話もしないで、親芋を埋めておきさえすれば収穫できるのですから、地面がちょっとでもあれば、栽培できます。

さて、今日は冬至です。柚子を隣の家から頂きました。お寺のほうに入り込んでいる枝の柚子は、いつも自由にもらっています。今年は、主がいなくなってしまいましたが、天に向かっていただきます、と言いつつ、頂戴しました。

本日は、二人の方に手伝っていただいて、お正月のお参りのご案内を送ることができました。ホッとしています。いつもなにかしら檀務(お寺の用事)があります。

お正月の行事は、私が大変すぎるのでやめにしたいと思っていましたが、檀家さんたちの一年の幸せを祈ることは、大事な役目ですから、まだできそうですから頑張りましょう。

お盆の先祖供養会はあの世の先祖のため、お正月はこの世の人のため、どちらも寺の住職として大事な役目と思っています。お釈迦様はなによりも人々の幸せを願った方です。

皆様、寒いですからお気をつけてください。

 


臘梅咲いて 本師に香る

2022-12-21 21:33:21 | Weblog

12月21日(水)晴れ 風冷たい【臘梅咲いて 本師に香る】

今日は26年前に本師がご遷化された日です。本師は臘梅がお好きでした。おそらく香りがお好きだったのではないでしょうか。と勝手に推測します。小さな黄色の花もお好きだったかも知れません。ご存命ならば百十歳になります。

毎日本師にご挨拶をしていますが、正当月忌は特別な思いがあります。たまたま庭に出ましたら、なんともいえないかぐわしい香りが流れてきて、咲いているよ、と教えてくれました。奇しくも本師の御命日でした。

 


妻を亡くした夫と、夫を亡くした妻

2022-12-20 16:31:54 | Weblog

12月20日(火)晴れ、寒い【妻を亡くした夫と、夫を亡くした妻】

今日も寒いです。新潟はかなり雪がひどいようです。新潟の友人に電話をしました。友人というよりは尼僧の大先輩ですが。毎朝早く起きて、雪かきをしているので、お寺の前の坂道は、雪が積もっていないそうです。そうして牛乳やさんが二日おきに5時には来るので、4時半にはストーブをつけて、お湯を沸かして、手を温めてもらうのだそうです。

塩化カルシュウムの粒を撒くと、凍るのを防ぐことができるのだそうです。「大変だね」と言いますと、「そんつらこと言ってられない」「雪国の宿命だ」「切ないのは自分のとこだけではないからね」と言います。私は「転ばないでね」と言いました。願いました。尼僧の先輩たちは、私も高齢になったようにかなり高齢になっています。用があり、今朝電話を入れました尼僧堂時代の先生は、91歳だそうです。

さて、今日のタイトルは、「妻を亡くした夫と、夫を亡くした妻」ですが、何を言いたいかというと、男性の方が、実にまめにお墓参りにいらっしゃるので感心しているのです。もちろん女性も来ますが、男性の方が、毎月必ず、何年もお参りを続けている人が何人もいます。もちろんご主人を亡くされた女性も来ますが。

これは、思うに、毎日の生活で、奥さんの有難みが、つくづくお分かりになったということがあるのではないでしょうか。女性にとって、生活においては、夫がいなくても、生活費があれば、それほど困らない、ということが言えるのではないかと思います。一面の見方かもしれませんが。

さて、ご訪問の皆様はいかがですか。ご夫婦健在の方は、生きている間、お互いに大事にしあいましょうか。いや、大事にしあわないほうが、失った時の悲しみが薄くてよいのかもしれませんね。


結婚しない若者たち

2022-12-18 16:01:22 | Weblog

12月18日(日)晴れ風強い【結婚しない若者たち】

今日は空は青いですが、風が強いです。年の瀬ですが、このところ法事をなさる檀家さんが多いです。先祖供養は大事ですから、住職は大変ですが、風に吹かれながらも頑張っています。

さて、このお寺も、結婚なさらない若者が多く、お墓じまいしなくてはならないだろうというお墓が増えること数十年後が見えています。

その若者たちは、ご長男のケースが意外と多いです。しかし、それぞれなかなか感じもよいし、どうしてモテないのだろうか、と思っていましたが、実はモテないのではなく、ご本人に全く結婚願望が無いのだとわかりました。親元に住んでいて居て、働いてきたお金はご自分のことに使えますし、食事や洗濯もおかあさんがしてくださる家もあり、実に居心地がよいのだそうです。

結婚して妻となる女性とのいざこざを想像するだけで、ご免だと思ってしまうのでしょうか。仲のよい友人たちも同じような状態で、楽しく遊んでいることができるので、寂しいこともないようです。またヴァーチャルラブということもあるそうです。マンガの中の登場人物に恋をするなど。これでは苦労も全く無いでしょうが。

結婚は楽しいことだけではないでしょうし、おそらく苦労の方が多いかもしれませんが、ご縁があれば、是非ご苦労をして頂きたいものだと思います。

お寺にとっても、墓じまいは残念なことです。どなたかが、若者は恋と革命だ、と言っていたような気がします。そうです、恋をしないのでしょうか。青春の燃えるような思いが無いのでしょうか。

目が眩んで恋をして、結婚をして、数年たったら、目が覚めて、しまった、と思ってもよいのでは、と思いますが、ね。それでも、ともに生きていれば情が湧いてきますでしょうし、助け合いつつこの世を活きていくのも、なかなか乙なものではないでしょうか。と、今はアウトサイダーの尼僧が言っています。

若者よ、恋をしたまえ。


お墓に供える煙草について

2022-12-16 20:44:22 | Weblog

12月16日(金)晴れ、寒いです【お墓に供える煙草について】

煙草が生前好きだったという故人のために、お墓に煙草を供える人がいます。それはやめた方が良いと私は思っています。

今日は一日に40本も煙草を吸っていて、肺がんになった人のご葬儀がありました。麻雀も好きだったというその人のお棺の中に、麻雀のパイを入れようかという声がしました。「ダメだよ、また煙草を吸いたがるから」

とても家族思いの人で、毎年お孫さんを連れて、タケノコ掘りに来ていたり、もう少し人生を楽しめればよかったのに、本人もさぞや残念であろうと、思いました。

どうして体に悪いと知りながら、喫煙をやめられなかったのだろうか、それも40本も。

嗜好品も程よく楽しめばよいと思いますが、度を超すことが多いのが、嗜好品の癖といってもよいかもしれません。お酒も同じことですね。

私は、煙草も好きでしたし、お酒も好きでしたので、その気持ちはよく分かります。しかし、煙草はマインドコントロールをしまして、見事にやめることができました。いかに私の体に喫煙は悪いかということを、心から認識して、よく自分自身に言い聞かせて、この煙草一本吸ったらやめます、と言って、最後の一本を楽しんで以来、全く長い間煙草は吸っていません。煙草を吸う人の声はだみ声の人が多いです。尼僧がだみ声でお経をあげていてはね……

お酒も好きでしたが、今はほとんど飲むことはありません。ごくたまに日本酒ならお猪口に2杯くらい、ビールならごく少量、楽しむことはあります。でも昔取った杵柄ではありませんが、飲めば多少は飲めるかも。でも必要が今はありません。飲んでいては仕事にならないのです。

自分も煙草もお酒もたしなんだことはありますので、やめられない人の気持ちは、多少推察することはできますが、お墓にまで供えることは、全く不要でしょう。人間としてこの世にいたころ、もう十分すぎるくらい煙草は吸ったでしょうし、あの世に逝ってまで、お酒も不要でしょう。

この世で肉体という欲を起こす本体があり、十分にその欲を今生で学んだからには、来世で同じ失敗はしないと思います。そうしますと、この世での失敗は、来世で同じ失敗を犯さないための貴重な経験であった、ということもできるでしょう。おや、来世があるのでしょうか???それはわかりません。

お互いにあまり健康に良くないことは、なるべくやめられると良いですね。今日も寒いです。お酒好きの人は、熱燗で温まるか、などと思うのかもしれませんね。ほどのよいお楽しみを。