3月11日(火)曇【桜?】
東日本大震災で、お亡くなりになられた方々、まだ行方不明の皆様の冥福をお祈りいたします。
さて、次の写真の花は桜のように見えませんか。
これは当寺の梅の花です。
白い梅はすでに散りました。紅梅もほとんど散りかかっています。
今この梅が咲いています。
まだお雛様はしまっていません。いつまでもお雛様を飾っておくとお嫁さんにいけない、ということを言うそうですが、老尼には、お嫁は関係ないのでまだ飾っています。
このお雛様は、かつて浦和の浄土宗のお寺の留守番として10年暮らしていた時に、寺子屋に通っていた女性がくださいました。彼女はご両親の介護をしていて、お父さんはすでに見送りまして、今はお母さんのお世話をしてくれています。とても心根の優しい女性です、アルバイトをしたお金で買ってくださったと思います。
いろんな人生があります。みな、それぞれのめぐりあわせで、いろいろな人生の展開を学ばせてもらっていますね。
次の写真は、タヌキではないアライグマです。
境内を東から西に向かって、猛スピードで駆け抜けていく姿を先日も見ました。二匹です。
この時は、一匹はスマホを慌てて取りに戻っても、まだ待っていました。写真に収めることができました。しばらくこちらを見ていましたが、走って消えました。思わず「元気で生きるんだよ」と声をかけてしまいました。捕まえたら殺処分されてしまうのだそうですね。近くの林の中で暮らしているようです。二匹ですから増えているかもしれません。人間にとっては害獣でもアライグマにはアライグマの命と生活があります。人間には向かってきませんし、猫も襲わないようですし、犬に襲われれば闘うでしょうが、犬に追いかけられれば、逃げるでしょう。
畑の野菜をたべるのでしょうか。少しあげてくださると有難い。近所の畑は出荷目的ではない野菜のようです。
以前、猫を捕まえようとしてアライグマがかかってしまったことがあり、てっきり狸と思いました。アライグマとわかったら、どうしたらよかったでしょう。殺処分されることがわかっているのに行政に渡すことはできなかったと思います。実はとても可愛い目をしているのです。