ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

九州・山口の皆さん、判断材料として、まずバンダジェフスキー博士の講演を。鉛・セシウム健康被害について

2013-06-24 | 放射能汚染

日本近海の有害重金属分布

  http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/ocean/zenkoku/seajapanPb.htm

 

ブログ読者の方は、ご存知と思いますが、

現在、福岡県苅田町三菱マテリアルにおいて、香川県豊島から鉛やヒ素を含む汚染土壌が三菱マテリアルに運び込まれ、福島県勿来火力発電所からの石炭灰などといっしょにセメント焼成されています。

【参考】

【がれきの次は】香川の産廃汚染土が苅田三菱マテリアルで焼却されてしまいます【宇部の対岸】

【不安】苅田三菱マテリアル汚染土受け入れ問題~毒物もうすめて焼いて飛ばして?セメントに【ヒ素・鉛】

苅田三菱マテリアルの測定検査を請け負う会社は九州テクノリサーチ(新日本製鐵の100%子会社)

香川汚染土受入れ問題~地元説明会はなんと1回だけ(人口36,084人中40人・区長役員のみ)

福島県いわき市勿来火力発電所の石炭灰は、苅田町の三菱マテリアルにも来ていた!電凸

【証拠有り】宇部市対岸の苅田三菱マテリアルで東北の火力発電所からの石炭灰が燃やされています。

 

高温焼成は焼却と同じ化学変化で、元素がなくなるわけではありません。電気集塵機のみの集じん装置で日々、環境中に重金属や放射性物質を含む可能性のある煙を垂れ流しているといった状況です。海沿いに立つ工場の煙突から出る煙はなんの障害物もなく、偏西風で越境し、風下の山口県へ。 環境中に漏れ出た目に見えない金属微粒子は「塵も積もれば山」となり、公害が発生するのではないでしょうか?検査データも一般公開iされていません。

環境中の鉛による健康影響について (内山 巌雄、東 賢一)

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM0904_01.pdf  より

一般に、鉛による臨床症状は、70μg/dL の血中鉛濃度で発現するようになる。しかし、重要な障害の多くは、さらに低濃度で起こる。例えば、聴覚に対する刺激で誘発された脳電位の電気生理学的異常、末梢神経の伝導速度の低下がある。小児を対象とした疫学研究において、認識力、注意力、言語機能の障害が、以前は無害と考えられていた鉛の濃度で確認されている。

信頼性の高い実験および解析方法を用いた大規模な研究では、これらの影響は、10μg/dL 未満の血中鉛濃度で見いだされている。相対的な影響は、さらに低濃度にある。近年、認識力に関する影響よりも、行動に関する影響が注視されている。鉛への曝露が、注意力に関する機能障害、攻撃性、非行に関連していることが確認されてきている。鉛への曝露は、心血管への影響、内分泌や免疫機能の変化に関与している。

 

「鉛」と「セシウム」の複合汚染の影響について、バンダジェフスキー博士の著述の中に

以下のような部分があります。 

引用ここから

  チェルノブイリ原発の原子炉火災の消火の際に、ヘリコプターから大量の鉛が原子炉に投下され(2400〜6720トン)、その結果生物圏が著しく鉛に汚染されたことは知られている通りである。その後の年月ゴメリ州では穀物および飼料植物中の鉛の含有量が衛生基準の1.5〜3.2倍となった。家畜の飼料中の鉛の含有量の増大は、家畜の乳、筋肉組織、肝臓および腎臓中の鉛含有量の増加につながった。 これらの地域に住む子どもの血液中の鉛が増えたことも明らかになった。

  第1群は、ベラルーシの工業の中心であるゴメリ市に定住し、鉛を含むガソリンの排気多数の工場から出る廃棄物の影響を受けた子どもで構成されることを指摘したい。体内に入った鉛は重大な代謝障害をもたらす。鉛の毒性作用は、Ca2+イオンが関与する多くの化学反応、フリーラジカルの発生、多くの酵素の活性の阻害に関係する。鉛は、赤血球内の嫌気性エネルギー回路を損傷、赤血球溶解をもたらすとともに、ステロイドホルモン、特に副腎皮質ホルモンの一つであるコルチゾールの合成に関わる酵素複合体チトクローム450の成分であるポルフィリンの合成を阻害することが分かっている。このように、鉛はセシウム137と共にエネルギー供給を阻害し生命維持のために重要な臓器の細胞の壊死を促進する。 

中略・・・・・・放射性セシウムと追加的な外的要因(おそらく鉛)の作用が組み合わさり、甲状腺ホルモンの代謝への影響も通じて心臓の細胞へのエネルギー供給が妨げられる。 

中略・・・・・・放射性セシウムと鉛化合物の影響下では十分な量のエネルギーが産生されない。心筋細胞のカルシウム過負荷は、筋原線維の過収縮という条件下で心停止の原因となりうる我々はこの状態を急死した複数のゴメリ州住人で観察した。

 引用ここまで

 今後の日本の子供たちへの健康影響を考えると、現在行われている放射性廃棄物の拡散政策は完全に誤りであると言わざるを得ません。九州・山口にはセメント工場が多く立地しています。

政府の廃棄物政策の言い分を丸呑みするのではなく、まずは、周辺住民の多くの方が、バンダジェフスキー博士の貴重な研究成果を知ることで、公害を防止し、未来の子供の命を救うことができるのではないかと思います。

運営上の困難さもあり、バンダジェフスキー博士は今回の来日で最後になってしまう可能性もあるそうです。

ぜひ、九州山口の方に、現在の日本の置かれている深刻な状況を判断する材料にしていただくために、福岡講演にご来場いただきたいと心から思います。

 

バンダジェフスキー博士 2013年 日本講演 公式HP

【7/12(金)バンダジェフスキー博士福岡講演 with木下黄太】

こくちーず事前予約=前売り扱いを始めました。

場所:福岡市立早良市民センター 大ホール 福岡市早良区百道2丁目2番1号 

http://www.shimin-s.com/SWCC_Access.html 

地下鉄藤崎駅前至近

時間:開場18時  開演19時 21時15分終了予定

前売:1200円 当日:1500円

※前売が事前に完売した場合、当日の販売は行いませんのでご了承ください

こくちーず経由の申込みも、前売り料金扱いで会場対応致します。

必ず確認メールの画面をプリントアウトか携帯画面でお示し下さい。人数限定の対応です。お急ぎください。

こくちーず申込http://kokucheese.com/event/index/98019/

お申込⇒PC用購入ページリンクURL

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002102855P0050001P006001P0030001

(イープラス画面操作などの問合せ番号0570-06-9911)
携帯用購入リンクURL

http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002102855P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

問合せ先 infohukuoka@gmail.com

 

 

 


レベル7の原発過酷事故が起こった国では人々はどうなるのか、グラフを見て覚悟する。

2013-06-24 | 放射能汚染

 

 日本とロシアは原発過酷事故=シビアアクシデントが起こった国です。国際原子力事象評価尺度レベル7

原子力事故の中でも最も深刻な事故と位置づけられています。 世界から、大惨事=カタストロフィーと呼ばれています。大量の核分裂生成物が環境中に放出され、いたるところに無管理のまま漂っています。そして、日本は未だに収束していません。

 

1986年にチェルノブイリ原発事故が起こった旧ソ連では、平均寿命が8年間下がり続けました。
ロシアも日本も大惨事が起きた国。日本もこれから同じ道をたどるのです。たとえ信じたくなくても。

総務省統計局人口推計 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/201306.pdf より

 

人々の健康はどうなっていったのでしょうか?被曝の影響は甲状腺がんや白血病だけではありません。

 


 昨日今日、健康に変化がなくても、毎日、放射性微粒子を吸い込み、「食べて応援」と言って基準値以下の汚染食品を毎日食べていると内部被曝は進みます。排出も追いつきません。塵も積もれば山となるのです。 ポジティブ思考だけで、あるいは気合だけで乗り越えられる危険ではありません。私は日本に住むすべてのお母さんはこの事実を直視して欲しいと思います。 事態が悪くなればいいと願って言っているのでもなければ、恐ろしがらせたくて言っているわけでもありません。

バンダジェフスキー博士インタビュー記事 より

低線量の被曝は問題なのでしょうか?

私達の研究では、低線量の放射能、非常に低線量の放射能でさえが、人体組織に取り込まれると、健康にとって大変大きなリスクを持つ要素であることを確認しています。それに対してウクライナ、ロシア、そしてベラルーシ政府は、閾値(しきいち)があると主張し、閾値以下ではまったく危険がないとしています。私達の研究はそれとは逆の結果を示しています。特に深刻なのはセシウム137です。脳も含めたすべての組織に侵入するからです。放射性セシウムは細胞エネルギーのバランスをかく乱します。そして人体組織のバランスが崩れるのです。

つまり汚染地域に住む人々の健康は脅かされていると言うことですね?

残念ながらそう言うことです。子供達は心臓や血管の問題を起こしています。汚染地域に住む人々が放射性物質に汚染された食品を消費しているのならば(それは毎日起こっていることですが)、特に子供たちは絶対に医療検診を受け続けなければなりません。これは医者達にはよく知られている基本の病理プロセスです。このグラフを見れば何故子供たちが病気なのかわかるでしょう。

 


ゴメリ地方の解剖(1997-1998)を元にした人体組織へのセシウム137蓄積量
緑=成人 赤=子供
1.心筋 2.脳 3.肝臓 4.甲状腺 5.腎臓 6.脾臓 7.骨格筋 8.小腸


 

10ベクレル/kgの食事でも痛み ⇒http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2512.html

 

 

レベル6のウラル核惨事 ではどうなったのか動画をご覧下さい。

 

ムスリュモボ村の教師 ホメジアロフさん

「マヤークの影響を受けた第2、第3世代のいる家では、必ず誰かが死んでいる。みんな身内をなくしてる。これは異常なことです。年金をもらうまで生きて、老衰で死ぬ人なんて、ここには殆どいません。これは川のせいです。皆、白血病や癌で死ぬ、皆殺される。」

 

 

【ジュネーブ】国連人権理事会 サイドイベントの合間にて井戸川克隆氏(福島県双葉町 前町長)の話書き起こし。

恐ろしいのは、福島県の事で恐ろしいのは、いわゆるエートス運動とか、いろんなのがはびこっちゃって
『放射能の話は、もうやめよう』とか、『ひどいことの話は、やめよう』とか、『頑張ろう』とかっていうムードを作られちゃたんですね。

それに誰がそういうことをしたかっていう事を、県民の皆様、もう一度考え直して頂かないと......­。

ちゃんと原因者がいるはずですから。誰かが、先導している者がいるはずですから。
それが、あえて『もうその話は、やめましょうよ。』とか、『それをすると駄目なんだよ。』と言うのが犯人ですから。

県内のみなさんが放射能の中で暮らし続けさせるための、犯人達ですから。だからそういう事を言う人間は、警戒して付き合ったほうがいいと思います。逆です。

本当のことを言う人は、少ないかもしれません。度胸がなくて......『福島に住むな。』と言う人は少数かもしれませんけど、
それは50年100年のサイトから言ったらば、絶対正しい事ですから。

ちょっと話変わりますけども、バルト三国訪れました。
そのひとつの国の、チェルノブイリの収束作業にかり出された人達の団体の会長さんと、­お会いしました。
向こうから会いに来てくれてね。で、あの方が言うには、

5000人出て行って、1000人がもう死んでいるそうです。
あとの残りの方は何らかの補償を貰っているそうですけど。
27年前ですね、1000人亡くなって、残りの方は、いろんな制度、補償の中で暮らしているそうです。
だから、
ほとんど病気だそうです。病気をしているそうです。

だから、いま恐ろしいのは、福島県内の除染......無防備ですからね。
全く放射能の事を知らない素人の方に、やらせてますけど、あの方たちの健康っていうか、人生をね、どういう風になっていくのか......非常に心配ですね。やるんであれば完璧なことをやって欲しい。完全な防護の中でやってくれればいいですけど、ひどい状況ですよね。

もうひとつは、

子どもたちがマスクもしない、外部被曝も内部被曝も......

~マスクしている方が白い目で見られるっていう~

それが、エートス運動なんですよ。

いわゆる原子力ムラの、税金と権力といろんな力を使った宣伝に晒されてるんですよ。