JR根室本線の「大楽毛」駅。
難読地名のためか、ローマ字表記の看板が設置されています。
現在は無人駅ですが、平成13年(2001年)までは委託業務で切符販売が行われていました。
近距離の切符は、券売機で購入することができます。
ワンマンの普通列車しか止まらないけれど、駅によってはこれすらなく、路線バスのように、整理券を取って乗車し、下車時に料金を支払うということも多いのだけど、その点この駅は便利です。
釧路までは片道290円ですか。
有人だった頃の切符売り場が現在もこうして残されています。
鉄道ファンの中でも、駅に重点を置く「駅鉄」と呼ばれる方々にとっては、こういうのもたまらない魅力なのでしょうね。
本数は少ないけれど、朝夕の通勤通学に利用する人も多いようです。
駅舎を出て、ホームまでは、人道橋で連絡しています。
人道橋から、帯広方面へ向けて。
小さな駅だけど、大きな集落にあって利用客もそこそこ多いためか、雨除けの屋根も設置されているのが有難いですね。
「大楽毛」駅は、明治34年(1901年)7月20日、北海道官設鉄道の駅として開業したのが最初。
現在はJR根室本線のみですが、かつて、旧阿寒町において採炭作業が最盛期だった頃は、ここと炭鉱とを結ぶ馬車鉄道も運行していたそうです。
駅舎とホームを結ぶ人道橋は、昭和53年(1978年)11月に完成しています。
「大楽毛」という地名は、アイヌ語の「オタノシキ」(砂浜の中央)に字を当てたものとされています。
ちょうど列車がやって来ました。
13時発の釧路行き普通列車です。
たまには普通列車の旅もよさそうですね。
暖かくなったら乗ってみようかな。
最後に、駅舎内にある絵を一枚ご紹介。
この絵に描かれている光景の意味は、また次の記事で。
(「大楽毛駅」はこちら)
大楽毛駅懐かしく拝見しました。
「駅鉄」って言うのですね。勉強になります。
ほぼ、同時にイイネいただいて有難かったです。
これからも、楽しみに拝見させてください。
そうなんです。「駅鉄」と呼ぶんだそうです。
私も小学生の頃、「ケイブンシャの大百科」シリーズで、国鉄や私鉄の駅の百科を買って愛読していたことがあるので、今でも、地方の小さな駅なんかには興味があったりしています。
「こんなところにこんなものが」的な発見ができたりするのが楽しいので、今後も機会を作ってあちらこちらと回ってみたいです。