北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

ベイエリアを歩こう

2008-05-24 19:51:52 | 函館
四国冒険記が終了したので、次の道外冒険までの間、函館市内冒険記を再開したいと思います。
今日の舞台は、函館ベイエリアです。





「ベイエリア」と聞くと、やはり東京や横浜を想像する人が多いと思う(戦隊ファンにとっては、某兄弟戦隊の本拠地か?)けど、決してそれだけではない。
函館は港町だけあって、海に近いエリアにも、有名な観光スポットが軒を連ねています。





まず目に入ったのは、「金森赤レンガ倉庫」と書かれたゲート。
「赤レンガ倉庫」というと、やはり横浜が有名(ロケ地巡りに行かなきゃと思いつつ行けていない・・・)だけど、実は函館にも、負けず劣らず(と思いたい)素晴らしい赤レンガ群があるのです。











いかがでしょう?
3枚一気に紹介しましたが、雰囲気は掴んでいただけたかと思います。

この金森赤レンガ倉庫の歴史は古く、明治2年(1869年)、長崎から箱館(現在の函館)に渡って来た財界人、渡邉熊四郎が、この地に「金森洋物店」を開業したところから始まります。
やがて渡邉は、明治20年(1887年)より営業倉庫業に乗り出し、明治23年(1890年)頃には海運隆盛の動きに比例して預り貨物量が増大し、倉庫が不足するほど、隆盛を極めるようになっていきました。

明治40年(1907年)8月、市内より出火した火災により、金森倉庫は6棟を類焼する被害に見舞われ、大損害を蒙りますが、直ちに不燃質倉庫の再建が行われ、明治42年(1909年)5月には建物が完成、翌明治43年(1910年)には利益をあげるまでに回復していきました。

昭和後期に入ると輸送形態の変化や北洋漁業縮小などの諸事情によって倉庫業はかつての勢いを失っていきましたが、その一方で建造物としての金森倉庫が注目されはじめ、その姿が映画やテレビ、CMなどを通して、市民のみならず観光客の目にも止まるようになり、やがて昭和63年(1988年)に、商業用倉庫として生まれ変わり、現在に至っています。
1988年という年を聞いて、ピンと来た方もおられるかと思いますが、そう、今年は、倉庫街が現在のような姿となってから20年という記念の年なのです。





これは、「金森洋物館」という建物。
「洋物」というだけあって、中では、外国のブランドやお菓子などが多数展示販売されています。





この「函館ヒストリープラザ」は、函館の古い歴史に関する展示物や、レトロ感覚溢れる販売店などが並んでいます。





「はこだて明治館」。やはり歴史感覚溢れる建物ですが、函館名産の海産物やお菓子なども販売されています。





倉庫街の一角でこんなものを見つけました。
何ゆえ樽なのかはわかりませんが、水がひっきりなしに流れていて、見ていて心が落ち着きます。

いかがでしたでしょうか?
今回は「金森赤レンガ倉庫」を中心に紹介しましたが、函館ベイエリアには、他にも数多くの観光名所があるので、また機会を見つけて紹介していきたいと思います。

ということで、今回はこの辺で。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 珍しいものが手に・・・ | トップ | いつか行く日のために »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
好きな風景 (Mint)
2008-05-29 18:06:56
函館に行ったら必ず金森倉庫には寄ります。
ここには沢山のお店が入っているので
どこから見ようか迷ってしまうくらいです。
お土産屋さんもあれば、面白い雑貨など置いてるお店もあり、レストランもあるので
この場所だけで1日中遊んでいられますよね。
それに、この直ぐ近くにある西波止場がとても好きなんです。
札幌からでは直ぐに行けるところではありませんが
何度行っても楽しめるところだと思います。
返信する
新しい発見を楽しみに (ナナマガラー)
2008-05-29 22:13:38
Mint様

こんにちは。
金森倉庫は、私も観光客として何度も行っていますが、市民として行ってみると、また違った感覚で見られるように感じました。

Mint様は西波止場がお好きなんですね。
私も、これまで何度となく行っていて好きな場所の1つです。
追ってレポートしようと考えていますが、ここから出航している遊覧船も、なかなか楽しめます。
ぜひ、また機会があれば行ってみてください。
何度来ても、常に新しい発見が得られる場所だと思います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。