北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

湯倉神社~再掲~

2024-05-12 16:18:53 | 函館

 

市電「湯の川」電停側にある「湯倉神社」へ行ってきました。

タイトルに「再掲」とあるように、以前も何度か行ったことがあるのだけど、函館でも、札幌の「札幌諏訪神社」のように、行きつけにできる神社を見つけたいなと思っているので、ここはどうかなと思って行ってみました。

 

 

湯の川温泉発祥の地 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

今日で正月休みも終わり。函館は、穏やかな三ヶ日の終わりです。この、青い空と穏やかな雰囲気。このまま今年一年が、穏やかで、かつ、明るい話題の多い一年であってほしい...

goo blog

 

 

 

後程書きますが、ここは、現在の湯の川温泉に当たる温泉が発見された場所としても知られています。

御祭神は、医療・温泉の神、開拓の守護神であり、五穀豊穣や漁業の守護、交通安全、商売繁盛、家内安全、厄除開運、縁結びなど幅広い御利益があるとされる「大己貴神(おおなむちのかみ)」、医療・酒の神として全国的に祀られている「少彦名神(すくなひこなのかみ)」、穀物の神、とくに稲の精霊とされ、全国のお稲荷さんの祭神である「倉稲魂神(うがのみたまのかみ)」の三柱です。

 

 

「手水舎」。

花手水ではありませんでしたが、来たからにはここで手を清めてから参拝します。

 

 

境内に、目を引く大きな木があります。

御神木でしょうか。

 

 

やはりそうでした。

「湯の川一の古木」「樹齢約三百七十年」とあります。

同じような古木はあちこちで見かけますが、何百年にせよ、それだけ長い間、しっかりと手をかけて守られ続けていることが素晴らしいと思います。

 

 

 

おや、この模様は。

 

 

兎さんでした。

先程触れた御祭神三柱のうち、「大己貴神」は、因幡の白兎伝説にも登場する神様で、そのことから、この湯倉神社もまた、「兎の神社」として知られており、卯年(兎)であった昨年は、干支にあやかりたいと考える参拝客が多く来ていたそうです。

 

 

 

他にも、このような兎さんの石像が。

 

 

そう、これは「なでうさぎ」なのです。

先程も書いたとおり、幅広い分野の御利益がある神社ですが、欲張ってあれもこれもというのはよくないと思うので、予め「これ!」という願いごとを決めて参拝し、なでさせていただくのがよいのだろうと思います。

 

 

こちらに行列ができています。

何があるのかな・・・。

 

 

 

 

開運祈願の小槌でした。

一寸法師を思い出しながらしっかりと振って祈願したいところですね。

 

 

小槌に因んだおみくじも用意されています。

 

 

伝説によると、1453年頃、一人の木こりが家に帰る途中、小高い丘の沼澤地で温泉を発見し、後にその木こりが関節痛を患った際、その温泉を思い出し湯治したところ完治したことから、これを感謝して薬師如来を刻んだ小さな祠を建てて安置したのが、この「湯倉神社」の起源とされています。

こちらの本殿は、神社の代表的な建築様式の一つである「流造」で建てられたもので、昭和16年(1941年)に造営されました。

 

 

こちらは、赤い鳥居が何本か連なっています。

 

 

「豊受稲荷大神」という境内神社の一つです。

 

 

御鎮座の経緯や時期の詳細は不明なながら、古くから湯川地区の衣食住の神様として篤い信仰を集めていたそうです。

言い伝えによると、稲荷神社の「稲荷」とは、 「稲成る」若しくは「稲生る」の意味とされており、商売繁盛、五穀豊穣などの御利益があるそうです。

 

 

社務所の前にも多くの参拝客がいます。

 

 

御守をはじめ、兎をモチーフにした物が多くあるようです。

次に行くとき、細かくチェックしてみたいと思います。

 

 

最後に、境内の隅にあるこの石碑を。

 

 

 

そう、ここが、現在に至る人気温泉地「湯の川温泉発祥の地」なのです。

温泉地としての湯の川温泉の歴史は、明治18年(1885年)、石川藤助という人物がボーリングを試み、翌年毎分140ℓの温泉を掘り当てたことに始まるそうで、熱源は、約5万年前に噴火した、「銭亀沢(ぜにがめさわ)火山」のマグマの余熱とされています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする