以前から噂は聞いていたけれど、道南に住んでいた10年間は大変お世話になったので、寂しさという点では、帯広の藤丸デパートの比ではないと思います。
函館は、駅前の「棒二森屋」に続き、幹線道路である産業道路沿いにある「イトーヨーカドー」、そしてついにテーオーデパートと、大型店の閉店が相次ぎ、町の衰退に拍車がかかることが懸念されます。
写真は函館を離れる直前、平成30年(2018年)の3月のものですが、掲げられている「本」のお店は、既に撤退しているそうです。
恐らくだけど、10年間、函館市内の書店で一番多く通ったのが、テーオーデパートに入っている「文教堂書店」だったと思います。
函館に住み始めてからの四年間は、通勤経路だったこともあり、仕事帰りにも何度となく立ち寄ったものでした。
当時、特撮系の雑誌二誌を毎号購入していたけれど、ここで買ったことが一番多かったと思います。
残業でギリギリになり、どうしてもその日に買いたかったので、タクシーを呼んで滑り込みで買ったこともあったくらいだし。
書店以外では、1階に食料品コーナーがあり、他のお店よりは高かったけれど、ここにしかない物で好きになった物があったので、何度か買って食べたことがありました。
とまあ、思い出は尽きないけれど、本当に残念です。