北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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考えさせられる話だが・・・

2015-06-03 21:52:10 | 日々のもろもろ
「訪問先で出されたお茶は飲まない」って誰が言った? 激論の背景に「先読みできない人」の存在(withnews)


思わず「はぁ?」と思ってしまい、そんなわきゃないでしょと思いながら読んでいくと、やっぱりそんなわきゃなかった。
リンク記事にもあるとおり、一部のマナー違反とされる行為が拡大解釈されてこのような論争を呼んだのかもしれないけど、だとすると、余りにも短絡的と言うか、「先読みできない」と言うより、「物事を額面通り受け取って、真意がどこにあるのかを考えることができない」人が増えているということなのだろうと思う。

自分も、個人の方のお宅、会社、官公庁などを訪問する仕事をしていて、一番多かった時で、一日五~六軒訪問して、その全てで、お茶若しくはコーヒーが出てきたことがあった。
この場合、最後の方では、リンク記事にもあるとおり、慎重に言葉を選んでお断りすることもできたのかもしれないが、記憶に間違いがなければ、全ての所で、量は別にして、飲ませて頂いたように記憶している。
だって、五~六軒回った全てで飲み物を出されて、正直ちょっと・・・というのは、あくまでもこちら側の事情であって、向こうはそんなことは知らないだろうし、そもそもそんなこと想像しろと言う方が酷な話でしょうからね。

そう、結局はね、マナーの問題なんですよ。
「勧められてから飲む」とか、「本題について言葉を交わしている最中は避ける」って言うのは、「『どうぞ』と言われてから入室する」「相手が真剣に話している際、それを遮ったり、無関心と思われても仕方ないような振る舞いはしない」のと同じことだから、そういうことさえきちんと守り、かつ、相手に不快な思いをさせることななければ、とりあえずは飲んで差支えないということなんですね。
ああよかった。もしこれが、飲むこと自体がNGなんだとすれば、これから色々な所を訪問する際、どう振舞えばよいのかわからず、本題以前の所で混乱しちゃいそうでしたよ。

でも、リンク記事の最後にある「相手の気持ちを先読みしたり、空気を読んで行動にうつす、という実体験が最近は少なくなっているのかもしれません」というのは、そのとおりではないかと思うので、今後は気を付けねばと思いました。
「相手の気持ちを読む」言い換えれば、「相手の立場に立って考えることができる」というのは、簡単なようで難しく、ひょっとすると、人にとっては永遠のテーマ、目標と言ってもいいのかもしれませんね。
コメント
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