魔法の言葉

仕事の合間にたまたま読んだコラムで印象に残った文章。

「『申し訳ない』は、必ずしも謝罪を意味する言葉ではない」

少し引用すると、自分がミスをしたりして、明らかに相手に不快な思いをさせたりした場合には、当然、謝罪の意味で「申し訳ない」と言わなければならないけど、そこまで行かない場合、例えば相手の希望に添うことができなかったり、相手の気持ちに応えることができなかったりする場合でも、この一言はとても有効であり、「ありがとう」と同様、人間関係を円滑にする、魔法のような言葉だと言ってもいいと、そこには書かれていた。

で、実際私も、読んでいて、そのとおりだよなあと感じた。
例えば、相手が無理難題を持ち込んできた場合、明らかに無理なんだから、それに応えられないことに対して、いちいち、「申し訳ない」などと言う必要はないという見方もあるのだろうけど、無理だというのは、あくまでも受ける側の考えであって、お願いしてくる方はそこまで思っていない、あるいは、無理だとわかっていつつも何とかお願いしたいという切実な事情があったりすることもあるのだろうから、そこはやはり、どんな事情があろうとも、一言「申し訳ない」と添えておけば、後々角が立たずに、相手と良好な関係を続けていけるということもあるのだろう。

そしてもう一つ、これはそのコラムには書かれていなかったけど、「申し訳ない」という言葉を用いる場合、それで終わりにはせず、何らかのフォローが必要だということもあるだろう。
フォローと言っても、別に難しいことじゃなく、例えば、仕事で「○時頃打ち合わせしたいんだけどどう？」と聞かれて、たまたまその時間帯が都合が悪かったりした時に、「×時頃なら大丈夫だけど」と答えるといった程度で十分だと思う。
私もそういう対応をしたことがあるけど、話を受ける側としても、そういうフォローがあったりすると、「ああそうなんだ」と納得できると思うし。

今日読んだのは、職場での人間関係に関するコラムなんだけど、公私に関係なく当てはまることばかりだと思うので、もっとじっくり読んで、実践できるところは実践してみたいです。