北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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メルヘンの丘

2020-08-02 19:06:44 | オホーツク地方

 

美幌町の隣に「大空町」という町があります。

平成18年(2016年)3月末に「女満別(めまんべつ)町」と「東藻琴(ひがしもこと)村」が合併して誕生した、まだ歴史の浅い町です。

 

 

その大空町の国道39号沿いに、何やら興味深いスポットを見つけました。

 

 

収穫を目前に控えた小麦畑と、その先にある樹木の眺めが素晴らしいと思います。

晴天だったらなおのこと良かったんですけどね。

 

 

 

小麦畑の隣は・・・何だろう?馬鈴薯かな?

 

 

国道に沿って通路が整備されています。

 

 

 

 

この時期だけでなく、四季折々で綺麗な景色を見ることができるのが魅力のようです。

 

 

 

 

いつまでも見ていたい、心落ち着く風景ですね。

 

 

 

すぐ近くにある道の駅にも、同じ名前が付けられています。

「そらっきー」ですか。これまた可愛らしいキャラですね。

 

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美幌駅

2020-08-01 18:16:32 | オホーツク地方

 

先週金曜日(24日)は北見市内に泊まったので、翌朝は、まず、隣町の美幌町へ行ってみました。

JR石北本線の「美幌」駅です。

 

 

 

「美幌」という地名は、多くの清流が合流して水量が豊富なところから、アイヌ語の「ピ・ポロ=水多く・大いなる所」が転訛して名付けられました。

明治初期までは、カタカナ「ビホロ」と表記していましたが、明治8年5月に漢字の「美幌」に統一されました。

(美幌町公式HPより)

 

 

駅舎の中。

待合室は割合広いのですが、驚いたのは、特急列車(札幌~網走間の「オホーツク」と、旭川~網走間の「大雪」)が停車する駅にも関わらず、無人駅だということ。

規模的に同じくらいの町にある駅で、普通列車しか停車しない、弟子屈町の「摩周」駅は有人ということを考えると、どういう基準があるのかなと思ってしまいます。

 

 

 

 

40年前、4歳から7歳のときまで北見に住んでいたことがありますが、この駅で乗り降りしたことは恐らく一度もないと思います。

昨年11月に、網走から北見まで普通列車に乗りましたが、次回(もしあれば)は美幌駅で降りてみるのもいいかなと思いましたね。

 

 

 

 

駅前にある石像。

谷口百馬という、地元美幌町出身の彫刻家の作品で、アイヌ民族の酋長の像だそうです。

 

 

これは・・・何かな・・・?

 

 

一応念のため書きますが、「君の名は」とは、数年前一世を風靡した人気アニメ映画ではなく、昭和27年(1952年)から同29年(1954年)にNHKラジオで放送され、後にテレビ化、映画化、舞台化もされた作品のことです。

昨年5月、東京で、このドラマゆかりの地を見てきましたが、美幌町でも、この駅前や美幌峠でロケが行われていたんだそうです。

 

 

これが主題歌なんですね。

今旬の古関裕而氏の作曲というのもさることながら、ニシパ(「紳士」「旦那」「金持ち」などを意味するアイヌ民族男性の敬称)という言葉が入っているのが驚きです。

 

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はっか公園

2020-07-29 21:25:44 | オホーツク地方

 

旧常呂町エリアから北見市内へ向かう道中に、興味深い公園を見つけたので、寄ってみました。

北見の特産品である「ハッカ」に関する公園ということなのでしょう。

 

 

公園があるのは、北見市郊外の「仁頃(にころ)」という地区。

「木々の多い沢、または川」を意味するアイヌ語の「ニコロ」に由来する地名です。

 

 

公園の中に、何やら歴史を感じさせる重厚な雰囲気の木造建築物があります。

 

 

 

「旧五十嵐邸」。

どういう建物でしょう。

 

 

お、近代化産業遺産にも選定されているのですね。

 

 

ということで、この建物は「ハッカ御殿」という建物です。

 

 

展示物はそれほど多くありませんが、古い電話機の数々が気になりました。

 

 

黒電話。懐かしいですね。

そういえば、先週の「発見!タカトシランド」で紹介されていたお店のカウンターに黒電話が設置されていたのを見て、「素晴らしい!」と思いました。

 

 

 

昔の作業で用いられていた用具かなと思ったら、「國防資材」とのことでした。

「陸軍省」っていう役所が戦前にはあったんですよね。

 

 

 

かつてのハッカ栽培の風景を撮った写真が展示されています。

歴史的資料として大切にされていることが窺えますね。

 

 

これはまた立派な欄間ですね。

 

 

最近は欄間のある和室というのも珍しくなってきているのでしょうかね。

私の自宅にも和室はありますが、こんな立派なのはさすがにありません。

 

 

再び公園内を散策。

何やら蛇口のようなものが見えます。

 

 

 

 

何かなと思ったら、湧水を汲むことができる施設でした。

実際に汲みに来ていた方がいて、その方が汲み終えたのを見計らって写真を撮りました。

 

 

この建物は・・・何かな?

 

 

 

ハッカを蒸溜するための設備が再現されています。

これもまた、「近代化産業遺産」に選定されています。

 

 

園内にあるもう一つの建物。

こちらの建物では、資料展示の他に、ハッカ製品の販売コーナーもあります。

 

 

そうなんですよね。「ハッカ(はっか)」って、漢字では「薄荷」って書くんですよね。

「チコちゃんに叱られる!」で「チコリ(正解)」が出たときの漢字問題で出されそうな気が・・・。

 

 

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霧雨のサロマ湖畔

2020-07-27 21:34:48 | オホーツク地方

 

「ワッカ原生花園」の後は、隣の「佐呂間町」へ足を延ばしてみました。

町の特産品であるカボチャをモチーフにしたキャラクターが描かれています。

 

 

国道238号沿いにある、「道の駅 サロマ湖」。

小雨模様のあいにくの天候でしたが、四連休ということで、ドライブ客で賑わっていました。

 

 

特産品であるカボチャを使用した、パンプキンのソフトクリーム。

人気ナンバーワンの商品だそうです。

甘さ控えめで、カボチャの濃厚な味わいが楽しめます。

 

 

道の駅は、名前とは裏腹にサロマ湖には面していないのですが、少し離れたところに、観光客向けのこのようなモニュメントがあります。

 

 

サロマ湖は、面積約152㎢と、国内では、琵琶湖、霞ケ浦に次ぐ三番目の面積の湖で、海水と淡水が混ざる汽水湖としては、国内最大の面積となります。

 

 

湖の名前は、アイヌ語の「サル・オマ・ペツ」(ヨシ(葦)が生える川)に由来するとされていますが、「川」とあるとおり、本来は、流入河川の一つである「佐呂間別川」を指した地名であり、現在のサロマ湖の方はただ「トー(湖)」と呼ばれていたそうです。(Wikipediaより)

 

 

サロマ湖は、ほたての養殖でも全国的に知られています。

非常に微かな記憶なんですけど、北見に住んでいた小学生の頃、同級生で、お爺ちゃんだかどなただかが、ほたて養殖をしていたという話を聞いたことがあったような・・・。

 

 

ほたては、刺身や寿司ネタもいいですが、私はバター焼きで食べるのが好きです。

 

 

その隣にはこのような碑が。

昭和60年(1985年)ということは、現在の上皇ご夫妻ということですね。

 

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ワッカ原生花園

2020-07-26 21:01:44 | オホーツク地方

 

面積の広い北見市の、オホーツク海に面したエリア、旧常呂町(平成18年(2006年)3月に合併)にある「ワッカ原生花園」という場所に寄ってみました。

 

 

晴れていて、花が満開の時期にはこうだよという、「ブラタモリ」でおなじみの写真がありました。

この日(24日)は、予報では午後から雨だったんだけど、何とか傘を差さなくても大丈夫な空模様でしたので、このまま歩いて出発することにしました。

 

 

出発地点にある「ネイチャーセンター」。

物産店や休憩所としてのほか、レンタサイクルもあります。

 

 

「ワッカ」とは、アイヌ語で「飲み水が・ある・ところ」を意味する「ワッカオイ」が略され、付近一帯の広域地名となったものとされており、この場所は、オホーツク海とサロマ湖に挟まれた長い砂州に広がる、国内最大規模(約700ha)の海浜植物の一大群落地となっています。

平成13年(2001年)10月に、北海道遺産に選定されています。

 

 

早速出発ですが、まだ時期じゃないのか、花は点在している程度のようです。

 

 

 

なので、所々に咲いている花に注目して何枚か。

これは、「エゾタンポポ」ですかね。

 

 

「ハマナス」ですね。

 

 

これは、「エゾフウロ」という花のようです。

 

 

しばらく歩いて行くと、こんな看板がありました。

 

 

ちょっと読みずらいですが、「竜宮街道」という名前は、大正10年(1921年)にこの地を訪れた「大町桂月」という文豪によって名付けられたのだそうで、マラソンの瀬古利彦さんがオリンピックを目指して走ったということでも話題になった場所だそうです。

 

 

その看板の向こうには、海が広がっていました。

 

 

 

こういう砂浜は久しぶりに歩きました。

このずっと先は、サハリン(旧樺太)の南東部のようです。

 

 

散策路に戻ります。

 

 

竜宮街道の案内表示から2kmほど歩いたところに、大きな橋が見えてきました。

 

 

 

 

 

ここは、サロマ湖とオホーツク海を結ぶ、河口ならぬ湖口だそうです。

 

 

こちらがオホーツク海(進行方向右側)。

 

 

そしてこちらがサロマ湖です。

 

 

橋の上から見ると、その景色の雄大さが分かります。

 

 

 

花が期待していたほど見られなかったのは残念だったけど、久しぶりに自然の中を思いっきり散策して、リフレッシュすることができました。

でも、徒歩じゃなく自転車を借りればよかったかな・・・。次回はそうします。

 

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