自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

★割込企画「北海道異聞」特

2007年08月25日 | ⇒トピック往来

 北海道旅行で撮った写真から、何点かを紹介する。題して、北海道の写真グラフ3題。

         ◇

 クマどころじゃないよ… 北海道三笠市の桂沢公園。ダムの完成によりできた大人造湖があり、湖の周囲は62キロもある。原生林に囲まれ、道立自然公園に指定されている。桂沢湖周辺は化石の宝庫として知られ、アンモナイトや生物の化石が多数発見されている。この太古の化石発見を記念して、高さ5、6㍍の恐竜の像が置物として公園の中ほどにドンと鎮座している。

 キャンプ施設もあるのだが、最近、ヒグマが出没して、ここで泊まろうという勇気のある人は少ないらしい。もともとキャンパーが残した食べ物をあさりにヒグマが出没してる。クマ注意を呼びかける看板には「生ゴミの容器などは放置しないで」と書かれている。でも、この看板と恐竜の像が妙に面白くて上記のタイトルをつけた。
                   
 えっ、またクマの看板が… もう一つクマの話題。昔、北海道の森に住んでいたと伝えられる、森の知恵者「ニングル」をテーマにしたミニテーマパークがある。「新富良野プリンスホテル」横の深い森に広がる「ニングルテラス」がそれ。作家の倉本聰氏のプロデュースのもとつくられたという。

 ここにも「熊出没注意」の看板が。ところが、この看板をよく見ると、本来明記されているはずの看板の発信元がない。つまり、土産物なのだ。北海道ではクマ出没が、野生的な北海道らしさをイメージさせる売りとなっている。それにしても紛らわしい。

 こんなに公衆電話はいらない、それより… 最後に千歳空港の搭乗口の待合ロビーでのこと。壁側に公衆電話がズラリと並んでいる。そこで30分間観察していたが、利用した人はゼロ。ということは、ここにこれだけの数の公衆電話を置く経済的理由はないと判断してよいだろう。

 というのも、パソコンデスクを探したのだが、これが一つもない。この公衆電話のせめて半分でもパソコンデスクになっていればどれだけ便利か、と考えたのがこの写真を撮影したモチーフだった。

⇒25日(土)夜・金沢の天気  はれ  


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1 コメント

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そうでしたか!! (高桑)
2007-08-30 20:09:28
知りませんでした!

そんなところにダムが造られているなんて!

ヒグマもかわいそうですね!!

人間が勝手に自然環境を破壊して、クマを追いつめている様子が分かります。北海道は、ヒトがいないので勝手な建設がまかり通っているようですね。

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