自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

★寒々しいニュースあれこれ・・政治資金問題を一喝した人

2023年12月11日 | ⇒ニュース走査

   きのう、おとといと気温は20度まで上がり暖かさを感じたが、きょうは一転して寒々しく、最高気温は12度の予想だ。金沢の2週間予報は、15日に再び気温が上がり22度に、そして17日からは雪マークが連日並ぶ。春に向かう「三寒四温」とは逆に、「四寒三温」で本格的な冬に向っている。

   政治も寒々しい。連日、メディア各社が「安倍派五人衆」を報じている。自民党「清和政策研究会」の政治資金パーティーをめぐる問題で、松野官房長官、西村経産大臣、萩生田党政調会長、高木党国会対策委員長、世耕党参院幹事長の5人の名前が上がっている。岸田総理は役職を交代させる意向を固め、近く内閣改造・党役員人事に踏み切るようだ(10日付・朝日新聞ニュースWeb版)。

   久しぶりに元気のいいおばさんの声を聞いた。田中真紀子氏。田中角栄元総理の長女で衆院議員を6期、外務大臣などを務めた。名言がある。もう四半世紀前のことだが、自民党総裁選に立候補した小渕恵三氏を「凡人」、梶山静六氏を「軍人」、小泉純一郎氏を「変人」と評して話題となった。その真紀子氏が8日に国会内で記者会見し、松野官房長官が「差し控える」と釈明を繰り返していることに言及。「差し控えるというのは、やましいから答えられないんでしょ」「国民はばかじゃない。差し控えてはいけない。だったら、議員になるのを差し控えた方がいい。そんな、すっとぼけた言葉の使い方をしたら、だめだ」と一喝した。   

   詐欺がグローバル化している。水戸市で開催されていたG7広島サミット関連会合「内務・安全担当相会合」=写真=の最終日の10日、共同声明を採択した。NHKニュースWeb版(10日付)でその内容をチェックすると、主要な項目の1つとなったのが、国境を越えて行われる組織的な詐欺への対策だった。イギリスでは組織的な詐欺の年間の被害額が日本の特殊詐欺の去年1年間の被害額の11倍にあたる4100億円余りにのぼるほか、アメリカではインドなどでの「コールセンター」を拠点にした詐欺で、年間1400億円余りの被害が出ているという。

   今後さらに生成AIの技術が詐欺などの犯罪に悪用される可能性があることを各国が認識した上で、情報共有と捜査機関の対応能力の強化を行う。また、経済安全保障の観点から政府機関や企業から先端技術や情報が流出するのを防ぐための連携強化を共同声明に盛り込んだ。犯罪のグローバル化とテクノロジー化の対応が急務になっている。

⇒11日(月)午前・金沢の天気    くもり


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