自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆能登地震の災害ごみ 大量陸送する「連結トレーラー」

2024年08月02日 | ⇒ドキュメント回廊

  まさに「ブラックマンデー」(1987年)のような動揺だ。きょう2日の東京株式市場は、日経平均株価の終値は前日より2200円余りも値下がりした。おそらく政府の面目丸つぶれではないか。貯蓄から投資へと、政府は投資で得られた利益が非課税となる少額投資非課税制度「NISA」の枠を今年から拡大して、株式や投資信託への投資を煽った。これをきっかけに株式投資に手を染めた人たちも大勢いるはずだ。投資は自己責任とは言え、新NISAがまだ8ヵ月目のホヤホヤな時期でこの大きな下落はタイミングが悪すぎる。

  話は変わる。能登の基幹道路である自動車専用道路「のと里山海道」や国道249号を走っていて、目につくのは「連結トレーラー」だ。大型トラックの荷台が二つ連なり、大容量の荷物を運ぶ。一般的なごみ収集車の積載能力は2㌧から4㌧とされるが、連結トレーラーは16㌧積める。これが、能登を行き来している。

  きょう能登町宇出津の港に行くと、連結トレーラーが待機していた。港のヤードには公費解体で発生した木くずが山と積まれていた。この木くずがクレーン車で連結トレーラーに積み込まれていた。

  地震で発生した災害ごみを244万㌧と石川県は推計していて、このうち38万㌧の木くずを海上輸送で28万㌧、陸上輸送で10万㌧に分けて県外に運ぶ計画を進めている。木くずのほか、金属くずやコンクリート片など120万㌧については、県内で製鋼原料や家電部品、復興の建設資材に再利用する。また、可燃物13万㌧、不燃物73万㌧は県南部の処理場へ搬入する。県は2026年3月までの処理完了を目標としている。

⇒2日(金)夜・金沢の天気    はれ

 

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