自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆続・イタリア行

2006年01月25日 | ⇒トピック往来

  「イタリア行」は、金沢大学が国際貢献と位置づけているフィレンツェの教会壁画の修復プロジェクトの現状を取材するのが目的だ。旅程を終え、22日に帰国した。後日、金沢大学の社会貢献情報誌「地域とともに」(3月発行予定)でリポートを掲載する予定だ。以下、イタリアで考えことや見聞したことをシリーズで。

  目的地のフィレンツェを前にローマを訪れた。写真は円形闘技場「コロッセオ」から見た凱旋門だ。ローマは遺跡の向こうに遺跡が見える、街そのものが歴史だ。この凱旋門は、312年に「ミルヴィオ橋の戦い」で勝利したことを記念して315年に作られた凱旋門だといわれる。凱旋門の高さは25㍍。帝政ローマ時代の凱旋門の中では一番大きい。フランスのエトワール凱旋門のモデルにもなっていて、ユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つである。

  そしてローマの街を歩くと、その広告が面白い。 写真はバイクのレンタルの広告だが、図柄は何かの美術書で見たことがあるものだ。指先を軽くタッチする、映画「ET」のモデルにもなったといわれるあの名画、ミケランジェロの「アダムの創造」である。名画のモチーフが普通に使われていて、ある意味で奥深い。

  ローマの街には石畳の道路が多い。これが風情でもある。ただ、トランクのキャスターが時々、石と石の間にはさまり不便さをかこったりもする。そんなことを差し引いても、ローマの街は魅力的である。

⇒25日(水)夜・金沢の天気  くもり

コメント (2)
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