EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

北紀行15~白鳥を偲ぶ旅1/特急つがる2号~

2014年09月07日 | JR

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14_08_16_8989 8月16日土曜日。長い北海道の鉄活動を終えて…旅行というには厳しい内容でした…この日は青森から帰阪しました。ただ帰阪するだけではなく、日本海縦貫線を延々と下って帰阪するというとんでもない内容での帰阪です。しかも安上がりではなく、特急を延々と乗り継いでいくので高コストです。特急白鳥を偲ぶ旅ということで企画してみましたが、特急料金を見て、改めて白鳥のありがたみを感じた次第です。第1走者は青森から秋田まで特急つがる2号です。E751系を使用します。青森発5時43分ですが、5時39分着の急行はまなすを撮影するために早めに青森駅に着きました。前日も遅くまで撮影していたのに、翌朝も4時30分起きとは我ながらよくやります。特急つがる2号は指定席を確保していたので、座席に荷物を置いて、急行はまなすの到着シーンを撮影。はまなすは3分遅れで到着。

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14_08_16_8999 この影響で特急つがるは青森駅を7分遅れで出発しました。意外に北海道からの連絡客は多く、白鳥~連絡船以来の伝統的な乗り継ぎは健在なようです。もっともこの乗継の新幹線開業とともに発展的解消を迎えることでしょう。青森出発後はゆっくり走り、新青森に到着。早朝だけに新幹線連絡客は少なく、新幹線に送り込む方の利用が若干あっただけでした。新青森駅も開業時より周辺が開けてきているので、新青森からの利用も若干はありました。次の津軽新城で701系普通の行き違い待ち。いきなり単線での行き違い待ちで特急が待たされました。7分遅れて出発した割に行き違い待ちは存在するのかと思いながら奥羽線の旅を楽しみます。北常盤では今度は701系普通を待たせて通過。五能線を分岐する川部からは複線になり、軽快な走りになりました。弘前には10分延で到着。ここではかなりの乗降があり、自14_08_16_8274
由席は混み合ってきたようです。指定の方はまだ30%程度の乗りでした。思えば世間は帰省客のUターン真っ盛りだったんですね。若干浮世離れした北海道遠征をしていたのでその認識がなかったので、人の多さにちょっと驚きを感じました。弘前を出ると石川で701系普通と行き違い、単線区間に入ります。弘南鉄道の高架をくぐって山の中を走り、大鰐温泉に11分延で到着。遅延が拡大しています。はまなすの3分が11分に拡大するとは…秋田でのいなほ8号への乗継にはたっぷり時間があったので問題ありませんが、いなほ8号が遅れるとそのあとの乗継が厳しいので、遅れには敏感にならざるを得ません。その点直通運転の白鳥であれば、こんな心配は不要ですから、やはり長距離乗車には直通列車の運転が欲しいですね。もっともこんなに長時間乗車する物好きはなかなかいないので、長距離列車の必要性は皆無に近いのでしょうね。
14_08_16_8287青森を出てからずっと曇天模様でしたが、大鰐温泉あたりから少し晴れ間がのぞくようになりました。長峰から再び複線になり、碇ヶ関を通過し、峠越えに入っていきます。京阪神や関東圏などの平野部では県境がなかなか分かりにくいところですが、通常の県境越えは昔でいえば国を越えることになるので山越えして県境を越えるというケースは少なくありません。御多分に洩れず青森と秋田の間にも山があります。山間の小駅津軽湯の沢駅を通過すると矢立峠を長いトンネルで抜けて秋田県に入ります。このあたりは複線化とともに線路が付け替えられたと思われ、新幹線並みに高規格の線路になっています。複線区間でもその体をなさないほど列車密度が低いので、明らかに過剰投資と思われます。こういう投資が国鉄の弱体化を生んだのでしょうね。有名撮影地の陣場~白沢間を通過して、山から下りて大館に到着。さすがに主要駅だけに出入りがあり、指定席も埋まってきました。EF510貨物が停車中でした。お盆なのに日本海縦貫線では貨物列車が動いているのでしょうか。
14_08_16_8308大館を10分延で出発。ここから単線になります。花輪線の築堤が頭上を越し、次の早口で701系普通と行き違い、再び複線となって鷹ノ巣に到着。秋田内陸縦貫鉄道の連絡駅ですが、乗り換える人はパラパラいる程度でした。多少遅延回復して9分延で出発。鷹ノ巣から単線となり、前山からまた複線に戻る。複線区間や線形にいいところでは100㎞/h超の運転もしてますが、基本的に緩い走りです。E751系も特急はつかりとして東北本線をかっ飛ばしていたころからすると物足りない走りです。二ツ井からは多少の利用があり、秋田までちょっとずつ利用者を増やしていきました。濁流の米代川を渡り、複線区間で普通とすれ違って、鶴形からまた単線となりました。秋田こまちの故郷とあって広い田園地帯が車窓を埋め尽くします。東能代14_08_16_8317
では7分延程度で出発。徐々に遅れを取り戻しつつあります。同駅でかなりの乗車があり、乗車率は50%を超えるほどになります。おそらく自由席はもっと混み合っていたことでしょう。森岳では特急つがる1号と行き違い。あっちは結構空いていました。ここから再び複線となり、鹿渡からまた単線に・・・。右手には八郎潟の干拓地が広がっています。八郎潟を6分延で出発。ここから複線となり、羽後飯塚でまた単線に・・・。めまぐるしく複線と単線が入り混じっています。男鹿線が合流する追分からは複線となり、秋田までラストスパート。土崎工場、秋田貨物ターミナルと鉄っちゃんには嬉しい車窓が続き、終点の秋田にはラストでかなり回復して4分延で到着。白鳥を偲ぶ旅第一ランナーの特急つがる2号で無事に秋田まで来ることができました。

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