蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『煌味家@浜松町』さんのフンワリした「とちお油揚」

2016-09-23 18:15:00 | 東京23区(港区)

出張帰り等で東京駅に降り立ち真っ直ぐ帰宅する場合、通常は品川駅でJRから京浜急行電鉄に乗り換えますが、「ビールでも飲んでから帰ろうかな?」と思った時は、お蕎麦屋さんが多く京浜急行電鉄に乗り換え可能な日本橋界隈や、新橋・浜松町(大門)付近でお店を探す機会が必然的に多くなります。

ということで、今月2回目の浜松町・大門。

今回、出張帰りに立ち寄ったのはJR山手線・浜松町駅から徒歩3分程度のところにある『手打ちそば・煌味家』(こうみや)さんで、充実した蕎麦前を期待しながらお店に入ってみると・・・。

週末金曜日の18時過ぎということで、仕事を終えたビジネスマンで混雑しているかもしれないと予想しましたが、予想に反して店内に先客の姿は無く、「お好きな所にどうぞ」との案内だったことから店内一番奥の2人掛けテーブル席に着き、生ビールと一緒に、「本日のおすすめ」メニューの中から自家製の「長芋ぬか漬」と空腹を満たしてくれるであろう「焼鴨九条ねぎ」をお願いします。


まずいただいた自家製の「長芋ぬか漬」は、シャクッとした歯応えがなかなか良い感じですが、ぬか漬けらしさはあまり感じられず、サッパリした糠漬でした。


空腹を満たしてくれることを期待してお願いした「焼鴨九条ねぎ」は、程良い食感の鴨肉で、柚子胡椒をタップリ添えて美味しくいただきました。


ビールが無くなったことから日本酒をいただこうと思い、日本酒のメニューを手にしますが、「本醸造」とか「純米吟醸」とかの種類も日本酒度も書かれていないことから、十分な品揃えでありながら「これだ!」という銘柄を選ぶことが出来ません。

そのため、「1000円以上の磯自慢や飛露喜なら間違いないだろう」とか「無難な獺祭50にしようかな」とかあれこれ考えましたが、結局、「新潟」という産地と「飲んだことが無い」という理由で、新潟県の地酒「村佑」(むらゆう)をいただくことにします。

あれこれ考えた末にいただいた「村佑」は、やや甘いかな?という口当たりでしたが、香りも良く、透明感と米の旨味がしっかり感じられるまずまずの日本酒でした。


喉も潤い、空腹もほぼほぼ満たされてきましたが、貸切状態で他にお客さんもいないことからもう少し蕎麦前を楽しませていただこうと思い、枡酒をお願いします。

お酒を目の前で枡に注いでくれた枡酒は、ほんのり香る木の香りが心地良く、感じたままをそのまま表現するなら「新築の家の味がする」(?)という味わいの、とても美味しい枡酒でした。


また、枡酒と一緒に栃尾(新潟県長岡市)名物の「とちお油揚」をいただきましたが、フンワリ柔らかい口当たりの美味しい油揚げでした。

なお、栃尾油揚にはズッシリした食べ応えのある油揚もあるとのことですが、フンワリした油揚しか食べたことが無いので、ぜひ一度、ズッシリした油揚をいただいてみたいです。



さて、料理もお酒も十分いただいたので蕎麦をいただくことにします。
先日、斜向かいの「嘉一」さんでいただいた「ゆず切り」がとても美味しかったので、「ゆず切り」を単品でいただいても良かったのですが、やはり「二色」とか「三色」とかの文字を見てしまうとどうしても気持ちがそちらを向いてしまい、それ程空腹でもないのについつい「三色もり」をお願いしてしまいました。


まず最初にいただいた「ゆず切り」は、予想通り美味しく、満足度がとても高いです。


「ゆず切り」の写真を撮っている間に運ばれてきてしまった「せいろ」は、お酒を飲んだ後でもサッパリいただくことの出来る喉越しの良い蕎麦でした。


最後にいただいた「田舎」は、硬過ぎることもなく、美味しくいただける「田舎」でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打ちそば・煌味家』さんは、先日蕎麦前と蕎麦をいただいた「嘉一」さんと同じ系列のお蕎麦屋さんで、料理と日本酒の品揃えが充実しており、併せて馴染み易い居酒屋の雰囲気であることから、ついつい長居してしまうなかなか居心地の良いお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。



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