蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『前三三@横浜・港南台』さんの「鴨のスモーク三種盛」

2013-08-25 11:30:00 | 横浜市(栄区)

子供達がそろって不在となった日曜日、公共交通機関を使用して訪れるには少々難があるように思われる、JR根岸線・港南台駅と本郷台駅の中間にある『和肆楽粋 そば 前三三』(わしらくすい そば ぜんさんさん)さんへうちの奥さんと2人で行ってみました。

今日は道路が空いていたことから予定よりも早くお店に着き、お店の前で「今日は臨時休業じゃないよね?。」と少々不安を抱えながら暖簾が掛かるのを待ちます。

実は、こちらの『和肆楽粋 そば 前三三』さんを訪れるのは今回が3回目ですが、過去2回はたまたま「臨時休業」に当たってしまい、蕎麦をいただくことが出来ませんでした。

そんなことを思いながらガラス越しに店内を覗いているとライトが点き、開店時間の11:30に暖簾が掛かります。
そして落ち着いた大人の雰囲気漂う店内に入り、4人掛けのテーブル席に着きます。

席に着いて紙に書かれているメニューを眺めていると、ご主人がコップに入ったお水を持ってきてくれます。
今日は朝から小雨が降っていて、暑さを感じる陽気でもありませんでしたが、お水ですか・・・。

まぁ、それはそれで良いとして、数ある一品料理の中から「そば豆腐」と「鴨のスモーク三種盛」、そして「つけ鴨せいろ」と「野菜さまざま天せいろ」をノンアルコールでお願いします。


注文後、何の説明も無く黙って待たされること30分。
「野菜さまざま天せいろ」の天婦羅だけが、「お蕎麦、茹で上がり次第お持ちします。」という言葉と共に運ばれてきます。注文してから30分経過しているのに「茹で上がり次第」って、もしかしたら暖簾を出してから蕎麦を茹でるためのお湯を沸かしているのでしょうか?。

だとするならば、「お湯を沸かすので時間が掛かります。」と最初に一言あっても良いように思いますが・・・。

また、30分待たされるにしても、その間に一品料理の「そば豆腐」と「鴨のスモーク三種盛」をつまんでいれば何ら問題は無いように思います。
まぁ確かに、注文時に「料理を先にお願いします。」とお願いしなかった方が悪いのかもしれませんが。


そんなことを思いながらポツポツ天婦羅をつまみ始めたところでようやく蕎麦が運ばれてきます。
品数が減った天婦羅を添えて写真を撮り、やや硬めの蕎麦をいただき始めたところで「そば豆腐」と「鴨のスモーク三種盛」が運ばれてきます。


まずは「そば豆腐」。
箸を豆腐の中央に入れてみると思っていた以上に硬く、弾力の感じられる豆腐です。


次に「鴨のスモーク三種盛」。
普通のスモーク(右)に味噌味(左)と胡椒味(中央)が加わった三種盛でした。


今日、蕎麦と料理をいただいた『和肆楽粋 そば 前三三』さんは、年配のご夫婦お二人で切り盛りしているようで、女将さんの丁寧で物腰の柔らかい接客はとても好印象でしたが、他にお客さんがいない状態で料理の待ち時間30分は長いように思います。

そして、注文してから待ち時間30分+食事時間20分の計50分が経過した12:20、会計を済ませてお店を後にしました。ちなみに、開店と同時に入店し、そこからお店を出るまでの50分間に訪れたお客さんは、年配の女性客1名とお店を出る時にすれ違ったご夫婦2名の計3名のみでした。


『深山@横浜・本郷台』さんの「ハモの天ぷら」

2013-07-13 11:05:00 | 横浜市(栄区)

家族みんながそれぞれの予定で出掛けてしまい、一人取り残された3連休初日の暑さ厳しい土曜日。
お台場にある日本科学未来館で開催されている「サンダーバード博」にでも行ってみようかと思いましたが、暑さもあって遠出する気持ちにならず、結局、近場のお蕎麦屋さんへビールを飲みに・・・、ではなく昼食を兼ねて蕎麦を食べに行くことにしました。

と思ってはみたものの、身近な所に、訪れたことの無いそそるお蕎麦屋さんが無くなってきたことから、「大船・鎌倉あたりまで行かないとダメかな?。」と迷いましたが、大船駅の1つ手前、JR根岸線・本郷台駅前に北海道幌加内産の蕎麦粉で打った手打ち蕎麦を食べることの出来る『そば処・深山』さんというお蕎麦屋さんがあることを思いだし、ビール1本飲むためにわざわざ電車に乗って本郷台まで行くことにしました。まぁ、ひまだし。

お店に到着して扉を開けて店内に入ると、座敷あり、囲炉裏風の7人程度が座れる大きなテーブル席あり、4人掛けのテーブル席あり、2人掛けのテーブル席ありと、思っていた以上に広いです。


そして、一人で訪れたことから相席のできる大きなテーブル席に案内されるかと思いましたが、特に席を指定されることも無かったことから、2人掛けのテーブル席に座ってカードケースのメニューに目を通します。

料理についてはカードケースのメニューのみならず壁にもベタベタと色々貼ってあり、更にはお勧めメニューなのか黒板まであって、何となく居酒屋の雰囲気です。

それら一品料理のメニューを見ていると、食事の「おかず」というよりお酒の「おつまみ」という印象の料理が多いことから、「これって昼から食べることが出来るんだろうか?。もしかしたら一品料理は夕方から?。」という不安が湧いてきたので、お昼でも大丈夫か確認してから、「冷奴」、「ハモの天ぷら」、「焼鳥(タレ)」をお願いします。

ビールを飲み始めると、まず「冷奴」が運ばれてきます。
「冷奴」は、水を張った器の中に豆腐が入っていて、網でお皿にすくい、薬味を乗せていただくという「冷奴」の一番好きなスタイルで登場です。


「冷奴」が食べ終わらないうちに運ばれてきた今日一番の楽しみ「ハモの天ぷら」は、価格が380円という低価格(というより、ほとんどの料理が380円均一です。)だったことから、正直、あまり期待せず待っていましたが、いざ抹茶塩でいただいてみると、肉厚で、熱々で、そしてハモのフワフワ感がなんとも言えず良い感じの、とても380円とは思えない美味しい天ぷらです。


「ハモの天ぷら」を美味しくいただいていると「焼鳥」が運ばれてきます。
焼き鳥屋さんの焼鳥(串焼き)だったら少々残念ではありましたが、串焼きではないお蕎麦屋さんならではの「焼鳥」だったのでホッと一安心です。ちなみに、「焼鳥」は塩とタレの選択でしたが、お蕎麦屋さんでいただく「焼鳥」なので、やはり、蕎麦汁の基となる「返し」で作るといわれているタレでいただきたいです。

ここで、丁度ビールが無くなったので、長野県の「自然酒・菊秀純米」(冷酒)をお願いします。

どれどれ、と思いながら「焼鳥」を一ついただいてみると、トロミのある濃い目のタレですが、まずまずです。
そして、「焼鳥」に合わせていただいた長野県の「自然酒・菊秀純米」(冷酒)は、やや辛口の口当たりですが、まろやかな味わいで美味しいです。


11:30を過ぎてお客さんがポツポツと増えてきたこともあり、また、お酒と料理を楽しませていただいたことから、そろそろ蕎麦をいただこうと思い「鴨せいろ」をお願いします。

いつもなら「せいろ」をお願いするところですが、『そば処・深山』さんの「鴨せいろ」は単純な鴨汁ではなく、厚切りの鴨肉に、素揚げした茄子とピーマンと椎茸がトッピングされた器と蕎麦汁と蕎麦とが別々になっていて、色々な味と食べ方が楽しめそうな「鴨せいろ」です。

そして、さほど待つことも無く運ばれてきた「鴨せいろ」。


まずは、野菜と柔らかい鴨肉をいただきながら、鴨肉の旨味がタップリ出た汁に蕎麦汁を少々加え、その汁に蕎麦を付けていただきます。


次に、野菜と鴨肉を食べ終えた器に蕎麦猪口から蕎麦汁を注ぎ、「せいろ」としていただきます。
蕎麦汁は、辛いというより少々しょっぱいかな?という印象ですが、蕎麦との相性も良く、蕎麦を美味しくいただくことのできる蕎麦汁です。また、若干細めの麺は、適度な歯応えの感じられるいかにも手打ちらしい麺でした。


今日訪れた『そば処・深山』さんは、堅苦しい雰囲気を感じることもなく、蕎麦前と蕎麦を手軽にいただくことの出来る町中のお蕎麦屋さんでしたが、おつまみ(一品料理)の品数も多く、また、ビール・日本酒・焼酎のいずれか1杯とおまかせおつまみ4品、そして蕎麦(せいろ または かけ)がセットになった「ほろ酔セット」(夕方4時から。1300円。)というセットがあるなど、どちらかというと、昼食をいただくお店というよりも、夜、仕事帰りに軽く1杯いただきたくなるお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。


『青々庵@横浜・港南台』さんの濃厚な「手作り豆腐」

2012-11-04 23:34:51 | 横浜市(栄区)

子供達が不在となった秋晴れの日曜日、うちの奥さんと二人で買い物ついでに蕎麦を食べに行きました。

今日、蕎麦をいただいたお店はJR港南台駅から徒歩20分程度と、公共交通機関で訪れるには少々不便な住宅街にある『手打蕎麦・青々庵(せいせいあん)』さんです。

お店に到着したのは11:50頃で、お昼時ということもあって「さすがに混んでいるかな?。」と思いましたが、交通の便があまり良くないこともあってか運良くお店は空いていて、「お好きな席にどうぞ。」と案内されます。
しかし、これから混んでくるかもしれないと思い遠慮しながら2人掛けのテーブル席に座り、「鴨のくんせい」と「手作り豆腐」を注文すると、「こちらの広い席へどうぞ。」と4人掛けのテーブルへ案内されます。

お昼時に2人で4人掛けのテーブル席を使ってしまい恐縮していると、さほど待つことも無く「鴨のくんせい」が運ばれてきます。運ばれてきた「鴨のくんせい」には山葵が付いていて味にアクセントを付けることが出来ますが、鴨肉にネギを巻くだけでも十分美味しくいただくことが出来ます。


次に「手作り豆腐」ですが、注文を受けてから土鍋に豆乳を入れ、にがりで固めて作る手作り豆腐ということで、温かく濃厚な味わいがとても美味しいです。いや~、本当に美味しいです。


そして最後にいただいた「せいろ」。蕎麦そのものは普通と思いますが、やや甘辛の蕎麦汁が美味しいです。
よくある「いかにもカツオ出汁」という感じではなく、そのまま飲んでも美味しい蕎麦汁で、蕎麦湯を何杯も飲める程の量を出してくれるところも嬉しいです。


今日訪れた『青々庵』さんは座敷の無いテーブル席のみのお店ですが、1つ1つのテーブルもテーブルとテーブルの間隔も広く、ゆったりした静かな空間の中で美味しい料理と蕎麦をいただくことが出来ます。
また、女性店員さんの対応がとても親切丁寧で、なかなか感じの良いお店です。

更にもう一つ良い所を付け加えさせてもらうならば「トイレ」。
清掃の行き届いたフローリングのトイレで、清潔感の感じられる綺麗なトイレで少々驚きです。

と、良い事ばかりのお蕎麦屋さんですが、あえて残念な点を上げさせてもらうならば「お酒」。
メニューを見ると「日本酒」、「冷酒」、「ビール」と並んでいますが、「飲みたい!。」と思うそそるメニューではなく少し残念です。

そんなこともあり、今日はノンアルコールでしたが美味しい料理をいただくことが出来てとても満足です。

ごちそうさまでした。