蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『わしず@本厚木』さんのサラッとした天婦羅

2013-02-17 22:35:56 |  神奈川県(厚木市)

小田急電鉄・本厚木駅から歩いて10分程度のところにある『手打ちそば・わしず』さん。

このお蕎麦屋さんは大通り沿いにあるお蕎麦屋さんですが、奥行きのある細長い土地の奥側に細長く建っていて、更には大きなマンションに挟まれているため何気なく道路を歩いているとその存在に気付かないかもしれません。

そんなこと無いかな?。建物がピンク色だし・・・。

その、ピンク色の『手打ちそば・わしず』さんの店内に入ると、茶色を基調とした木のぬくもりが感じられる落ち着いた雰囲気の内装で、先客がいないこともあってとても静かです。

2人掛けのテーブル席に着き、お昼時だったことから「一品料理はお昼でも大丈夫ですか?。」と確認したところ大丈夫とのことでしたので、生ビールと一緒に「胡麻豆腐」と「磯辺揚げ」をお願いします。

最初にいただいた「胡麻豆腐」は控えめな味わいではありましたが、添えられていたワサビが良いアクセントになっていて、まずまずの一品です。


続いて「磯辺揚げ」。
一見、普通の竹輪の「磯辺揚げ」ですが、柔らかく弾力のある歯応えと、その温かさがとてもいい感じです。

「珍しい料理でもなく普通の料理なのに美味しい・・・。」と思いながらいただいていると、「良かったらどうぞ!。」と漬物をいただいてしまいました。



今日はビール1杯で軽くつまみ、最後に蕎麦をいただいてサッと帰る予定でしたが、おつまみの漬物が残っているのにお酒が無い状況ってあり得ないので、追加で「銀嶺・立山」(日本酒)を冷でいただくことにしました。

しかし、このペースだと今度は逆に料理が無く、お酒だけが残ることになりそうだったので、「磯辺揚げ」(揚げ物)の好印象を踏まえて酒の肴にも出来る「せいろ天盛」を一緒にお願いすることしました。

早速、1人で接客に当たっていたお店のおばちゃん(すみません。おおらかで馴染みやすい雰囲気からそんな印象です。)に注文すると、「そう来ると思ってましたよ!。」と言わんばかりのにこやかな笑顔が返ってきます。
これって、もしかしたらお店のペースに流されているのかな?なんて思うところもありましたが、時間の流れるリズムがとても心地良いです。

そんな雰囲気の中、「銀嶺・立山」を飲みながらいただく漬物って、これまた美味しいです。


そして「せいろ天盛」が登場。
「えっ?」と思わず驚いてしまうほど蕎麦が多いです。
天婦羅は椎茸、ししとう、海老、イカの4品で、「カラッとした」というより「サラッとした」軽い印象で、「銀嶺・立山」との相性も良く、特に柔らかいイカが美味しいです。

普通盛りなのに大盛りの蕎麦はボリュームタップリの極細麺で、歯応えも良く、なかなか美味しいです。
また、蕎麦汁はカツオ出汁の効いたやや辛目の汁で、蕎麦に負けず劣らずの美味しい汁です。

今日はお店に到着したのがお昼前の11:45頃でしたが、幸いお店は混雑することも無く、おおらかで馴染みやすい雰囲気の「おばちゃん」の笑顔に癒されながらのんびり蕎麦前と蕎麦を楽しませていただきました。

憩いの一時をごちそうさまでした。


『楽食@厚木』さんの「海老入りさつま揚げ」

2012-10-13 23:17:55 |  神奈川県(厚木市)

今日は社会人ラグビーの試合を観戦するために神奈川県の厚木市へと向かいました。
試合は午後からなので試合開始前に昼食を取ろうと思い、事前に飲食店の口コミサイトでグラウンド近くのお蕎麦屋さんを調べてみたところ、厚木の「毛利台ショッピングセンター」というショッピングセンターに『酔蕎庵・楽食(らくた)』さんという高評価を得ているお蕎麦屋さんがありました。

ということで、まずは昼食を取るために「毛利台ショッピングセンター」へと向かいます。
ショッピングセンターにはお蕎麦屋さんの開店時間11:30に到着しましたが、駐車場もショッピングセンターも空いていて、静かな住宅街の中にあるごくごく普通のスーパーです。
失礼な表現ではありますが、こんなところに?。

お店に入って早速メニューを広げてみると、お蕎麦と丼物のセット物など食事のメニューも種類が多く、また、「板わさ」、「玉子焼き」、「そばがき」といった蕎麦屋らしい一品料理や飲んだことも聞いたことも無いご主人拘りの日本酒がずらりと並んでいて、一人静かに昼食をいただきたい方、ガッツリ腹いっぱい食べたい方、そして蕎麦前を楽しみたい方など、幅広い客層に喜ばれそうなお蕎麦屋さんという印象です。

そんな、あれも食べたいこれも食べたいと思ってしまうほど充実したメニューの中から、お蕎麦屋さんで外せない「玉子焼き」と珍味の「海老入りさつま揚げ」をいただきます。


ノンアルコールでいただいた「玉子焼き」はフンワリ感がなかなか良い感じで、また、「海老入りさつま揚げ」は柔らかい歯ごたえと食べたことの無い優しい味わいがとても美味しいです。


そして最後にいただいた蕎麦ですが、なんとなくかき揚げの天ぷらが食べたくなったので、珍しく「かき揚げせいろ」をいただくことにしました。

運ばれてきた「かき揚げせいろ」の「かき揚げ」は、「どうやって作る?。」と思ってしまう程厚みのある「かき揚げ」でしたが、揚げムラ無く中までしっかりサクサクカリカリに揚げられていました。


今日、蕎麦をいただいた『楽食』さんの蕎麦は全て十割蕎麦で、しっかりした歯応えがいい感じです。
また、蕎麦汁は艶のあるやや濃い目の蕎麦汁で、カツオの風味と微妙な甘みが入り混じった、とても美味しい極上の蕎麦汁ではないかと思います。

また、蕎麦には岩塩が添えられていて、振り掛けていただいてみるとそれはそれで美味しいですが、美味しい蕎麦汁なので、やはり蕎麦汁でいただいた方が良いかな?という感じです。

そして蕎麦湯。ややトロミのある、それだけで飲んでも美味しい蕎麦湯ですが、蕎麦汁がしっかりしているので蕎麦湯を加えても汁の味が崩れること無く、まるでスープでも飲んでいるかのようでした。
ただ、出される蕎麦汁が始めから少ないので、蕎麦を食べている時からかなり節約しながら使っても蕎麦湯は1杯しか飲めず、残念です。


ここ『楽食』さんは、蕎麦と一品料理が美味しいのはもちろんのこと、お酒のラインナップにもセンスが感じられ、更には、清潔感漂う店内と店員さんの好感の持てる丁寧な接客も気持ちが良く、蕎麦前を美味しくいただくことの出来る素晴らしいお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。