蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『おり戸そば切り・やぶ@大塚』さんの「自家製あん肝」

2014-12-23 13:50:00 | 東京23区(豊島区)

所用のため朝から東京都内へと出掛けた天気の良い天皇誕生日。

所用はお昼過ぎに終了したことから、昼食を兼ねてビールでも飲んでから帰ろうと思い、「祝日営業」かつ「通し営業」で更に「休日でもあまり混雑していない場所」という条件でお店を検討し、JR山手線・大塚駅から徒歩5分程度の所にある『おり戸そば切り・やぶ』さんの暖簾を潜ってみることにしました。

駅から人通りの少ない通りを進み、シャキッとした暖簾を潜ってみると、お酒を飲みながらのんびりくつろいでいるご夫婦など、3組のお客さんがマッタリした昼下がりの一時を思い思いに過ごしています。

そんなマッタリした空気が流れる中、2人掛けテーブル席に着いて蕎麦前の料理とお酒をお願いしたところ、「広い席でゆっくりお酒飲んで行って下さい。」と4人掛けテーブル席への移動を勧められます。

しかし、2人掛けテーブル席でもけして狭くは無く、一人で使用するには十分な広さであることからこのままでも十分と思いましたが、混雑しないだろうと思われる14時という時間であることから、お言葉に甘えて4人掛けテーブル席へ移動させていただくことにしました。


清潔感の漂うゆったりした4人掛けテーブル席に着いて菊正宗樽酒を飲み始めたところで、最初の料理「板わさ」が運ばれてきます。

「板わさ」は、「待たずに出てくる一品」としていただくことの多い料理ですが、今日に関しては「厚み(歯応え)のある蒲鉾が食べたい!」という思いが強かったことからいただくことにしましたが、その思いに十分応えてくれる納得の「板わさ」でした。なお、添えられていたワサビは風味の良い美味しいワサビでした。


続いていただいた「玉子焼き」は、甘い玉子焼が好みの方に喜ばれそうな、甘過ぎない程好い甘さがなかなか好印象の玉子焼でした。


さて、マッタリした昼下がりを気分良く過ごすことが出来ているので、もう少しお酒と料理をいただこうと思い、飲んだことの無い新潟県の地酒「特別純米・五十嵐川」と、店内に貼られていたメニューの中から「自家製あん肝」を追加でお願いします。


いただいた濾過軟水仕込みの「特別純米・五十嵐川」は、「キリッと辛い」という程ではありませんが、淡麗でスッキリした辛口の美味しい日本酒でした。

また、「自家製あん肝」はネットリした食感とほんのり臭みがありますが、酒飲みが好みそうなネットリ感と臭みで、とても旨いです。

う~ん、「板わさ」パスして「自家製塩辛」をいただいてみれば良かったかな?。


美味しい蕎麦前をいただきながらのんびりくつろいでいると、14時過ぎという中途半端な時間にも関わらず家族連れ(おじいちゃん、おばあちゃんを含めたそこそこの大人数)が訪れるなどボツボツとお客さんの出入りが見られ、地元にしっかり根付いている様子が伺えます。

そんな居心地の良い雰囲気に浸っていると、ついつい「自家製塩辛」もいただこうかな?と心が揺れてしまいますが、蕎麦前を十分いただいたので蕎麦をお願いすることにします。

お願いした蕎麦は「せいろう」で、「おり戸やぶ」という文字が書かれた薄く丸い形状の蒸篭に蕎麦が盛られ、運ばれて来ます。


その蕎麦を、まずは蕎麦汁を付けずにいただいてみると、「硬い」のでは無くしっかりしたコシのある蕎麦で、蕎麦汁を付けずに食べても十分美味いです。また、蕎麦汁はやや甘目の印象ですが、蕎麦を美味しく引き立ててくれる蕎麦汁で、蕎麦の盛り(量)も満足するものでしたが、食べ終えた時に「もう少し食べたい。」という思いを抱かせてくれた、美味しい蕎麦でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『おり戸そば切り・やぶ』さんは、接客にも料理にも丁寧さの感じられる、接客良し、料理良し、酒良し、そして蕎麦はかなり良しの、何一つとして不満の無いお蕎麦屋さんで、お店にも地域にも失礼な表現ではありますが、「休日に営業していて中休みの無い、こんな素晴らしいお蕎麦屋さんがこんな所にあるなんて・・・。」とついつい思ってしまう、そんな素晴らしいお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。


『利久庵@日本橋』さんの昼の一品料理「カツ煮」

2014-12-20 11:00:00 | 東京23区(中央区)

東京・青山で行われる社会人ラグビーの試合観戦前に訪れた『日本橋・利久庵』さん。

雨の降る生憎の天気であり、午前11時の開店時間ということもあって先客はいないだろうと思いながら扉を開けてみると、既に2組4名の方が席に着いていて、先客はいないと思っていただけに少々驚きです。

なお、お店は1階が蕎麦屋で2階が定食屋となっていて、「定食なら2階へ、蕎麦なら奥どうぞ。」と花番さんに案内にされ、1階一番奥の4人掛けテーブル席(椅子は3つしかありませんが)に着きます。

席に着いて早速メニューに目を向けると、カードケースになっている品数の限られたメニューのみが用意されていて、「やはり昼は忙しく、蕎麦前はNGなのかな?。」という感じです。確かに、先客4名のお客さんはノンアルコールで蕎麦を食べており、後から来店したお客さんも蕎麦や丼物のみを頼んでいます。

そんな、何となくのんびり出来ない雰囲気ではありましたが、せっかく雨の中やって来たのだし、まだまだ空席も見られることからやはり軽く蕎麦前をいただこうと思い、時間が掛からず出てくるであろう「板わさ」と、空腹を満たしてくれるであろう「カツ煮」を、プレミアムビールと一緒にお願いします。

まずいただいた「板わさ」は、もう少し厚みがほしいかな?という少々薄切りの蒲鉾ではありましたが、タップリ添えられていた山葵漬けがとても美味しい「板わさ」でした。


「板わさ」を食べ始めてからそれほど待つことも無く運ばれてきた「カツ煮」は、厚みのある立派なカツが辛さの抑えられた汁で煮込まれていて、これだけで十分満腹になるまずまずの「カツ煮」でした。


さて、次々とやって来るお客さんの姿に、「早く席を空けないと。」というプレッシャーを感じてしまったことから、蕎麦前をササッと終わらせ、「もり」をお願いします。

「もり」をお願いするとまず薬味と蕎麦汁と、そして伝票が置かれます。
蕎麦と一緒に伝票が来ることはありますが、蕎麦が来る前に伝票が来るのって・・・。
と、そんなことを思っていると色白の蕎麦が運ばれてきます。

「どれどれ。」と思いながらいただいてみると、細くやや柔らかい印象の蕎麦でしたが、甘口の蕎麦汁に絡めてツルツルっと喉越し良くいただくことのできる蕎麦でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『日本橋・利久庵』さんは、お客さんが次々にやって来るお蕎麦屋さんでしたが、その多くはノンアルコールで蕎麦や丼物を食べている食事のお客さんということもあり、「休日に、お蕎麦屋さんでのんびりお酒をいただきながら憩いの一時を過ごしたい」と思っている者にとっては少々落ち着かない雰囲気のお蕎麦屋さんだったように思います。

やはり、銀座や日本橋のお蕎麦屋さんは仕事帰りの夜に立ち寄るのが良いのかもしれませんね。
ごちそうさまでした。

なお、余談ではありますが・・・。

江戸時代、日本橋十軒店(じっけんだな)という人形を売る店が軒を並べていた場所(現在の日本橋室町)があり、季節になると大通りに露店が出るなどたいそう賑わっていたとのことです。


そして、その様子を描いた江戸絵巻が東京メトロ銀座線・三越前駅の地下通路に飾られており、時間があったので興味深く眺めていると、ありました、大通りの真ん中で雛人形を売っている露店の後ろ、同じく雛人形を売っている人形店の隣に「二八」の文字が。

解説によると『二八蕎麦饂飩屋・三河屋』という蕎麦&うどん(饂飩)屋さんとのことで、きっと酒を飲みながら蕎麦を食べる客で賑わっていたのでないかと思います。

江戸時代に描かれた浮世絵を眺め、「二八」の文字探しをするのも楽しいかもしれません。


『千花庵@古都・鎌倉』さんの焼き目が香ばしい「竹虎」

2014-12-10 11:00:00 | 神奈川県(鎌倉市)

取得率を向上させるために取得した有給休暇。
溜まっていた雑用は午後に行うとして、平日でなければ出来ない所用を朝一番で処理し、その後、昼食を取るために古都・鎌倉にあるお蕎麦屋さんへ再び足を運んでみました。

この日訪れたお蕎麦屋さんは『手打そば・千花庵』さんで、古都・鎌倉のお蕎麦屋さんの中でも人気が高く、平日であっても多くの観光客が訪れるだろうと予想できるお蕎麦屋さんです。

ということで、開店時間の11時少し前に訪れてみると、民家を改装したかのようなこじんまりとしたお店に開店を待つお客さんの姿は無く、少々時間を潰してからこの日の1番客として暖簾を潜ります。

「人気店といえどもさすがに平日の開店時間は空いているのか・・・。」と思いながらメニューを眺め、時間が掛からず出てくると思われる「板わさと一寸」と、あればいただきたい「だし巻玉子」をお願いします。
また、飲み物はビールをパスして最初から地元・湘南の地酒「天青」をお願いします。


注文を終え、メニューを閉じたところで観光客と思われる年配の女性2人組がお店の扉を開けます。
「女性2人組ってところが鎌倉らしいかな?。」なんてのん気に思っていると次の一組が扉を開け、席に着くと続いて次の女性客が・・・。といった驚きの展開となり、開店10分後には予約席を除いて20名程度で満席となるお店はほぼ女性客で埋め尽くされてしまいました。

そして開店15分後に訪れたお客さんから空席待ちとなりましたが、十割蕎麦に前菜の盛り合わせと飲み物、そして甘味まで付いた平日10食限定のサービスランチを注文しているお客さんも多く、また、前菜の盛り合わせを肴に蕎麦前を楽しんでいるお客さんも見られるなど、美味しい蕎麦前と蕎麦を楽しむことの出来るお蕎麦屋さんではありますが、席待ちの時間が長くなってしまうお蕎麦屋さんなのかもしれません。

そんな、開店早々なのに席待ちのお客さんが発生している状況の中、申し訳無いと思いながら湘南の地酒「天青」をいただいてみると、程好い旨味とサッパリした後味が心地良く、何度飲んでも美味しいです。
なお、「天青」と一緒にお猪口が3つ入った籠が運ばれてきて、好きな猪口を選ぶことが出来ます。


さて、最初に運ばれてきた料理は「板わさと一寸」でしたが、写真を撮っている間に「だし巻玉子」が運ばれてきたので、温かい玉子焼を先にいただくことにします。

神奈川県産の地卵で作った「だし巻玉子」は、甘さの感じられない、フンワリ柔らかい食感でありながら箸で持ち上げても崩れることのないしっかりした玉子焼でした。なお、注文時、オプションで鎌倉のしらすをのせることができるとのことでしたが、しらすはのせず、純粋に玉子焼だけでいただきました。


先に運ばれてきていた「板わさと一寸」は、小田原・鈴廣さんの蒲鉾と昆布の盛り合わせでしたが、ほんのり味の付いた昆布が美味しく、サッパリした「天青」と一緒に美味しくいただきました。


「天青」が無くなった頃には、席を待つお客さんの姿がお店の外でも見られるようになっていましたが、「竹虎」はどうしても食べておきたい料理だったことから、何度も何度も申し訳ないと思いながらもその「竹虎」と、黒板に書かれていた石川県の地酒「手取川」を追加でお願いします。

4つの猪口が入った新しい籠と共に運ばれてきた石川県の地酒「手取川」は、「天青」同様サッパリした味わいの美味しい日本酒でした。


どうしても食べたいと思っていた「竹虎」は、厚揚げに付けた網焼きの模様を虎に見立て、そして緑の葱を竹に見立てた料理で、江戸時代の代表的な蕎麦屋の肴とのことです。

その、「竹虎」をちょっぴりピリ辛の特製タレに付けていただいてみると、外側は硬いと言ってもよいほどパリパリなのに、中はまるで絹ごしの豆腐のように柔らかくフンワリしていて、運ばれてきただけで辺り一面に漂うこんがり焼けた香ばしさが何とも言えない美味しい料理でした。


料理とお酒に満足したところで蕎麦をお願いします。
こちらの『手打そば・千花庵』さんでは、異なる2種類の蕎麦を常時用意しており、「食べ比べ」というメニューでその2種類を十割蕎麦でいただくことが出来ます。

なお、「食べ比べ」メニューには、天婦羅付き、鴨せいろ、せいろ等種類があり、更に量の違いによる「殿方」と「御婦人」(「御婦人」は量が少なめ)の2種類があることから少々心が揺れ動きますが、やはり十割蕎麦の食べ比べということなのでオーソドックスに「せいろ蕎麦の食べ比べ」(殿方)をいただくことにします。


まずは、群馬赤城産「常陸秋そば」が、薬味、漬物、蕎麦汁と一緒に運ばれてきます。
蕎麦汁は、知りませんでしたが、季節限定(11月~2月の間のみ)で「冷」と「温」の両方が付いていて、産地を比べるだけではなく、「冷」と「温」の食べ比べも出来るなかなか楽しめる食べ比べとなっています。

さて、一枚目にいただいた群馬赤城産の「常陸秋そば」ですが、ツルツルっとした喉越しの良い蕎麦で、違和感無くいただくことのできる食べ易い蕎麦でした。


一枚目の蕎麦をいただいてから、さほど待つことも無く運ばれて来た二枚目の蕎麦は信州で、表面にホシの見える、十割蕎麦らしい風味の美味い蕎麦でした。

なお蕎麦汁ですが、「冷」は濃い目で「温」は優しい薄目といった感じでした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打そば・千花庵』さんは、料理もお酒も蕎麦も美味しく、また、席待ちのお客さんがいる混雑している状況にも関わらず、蕎麦前をいただくお客さんにも親切丁寧で、その人気の高さが納得できるお蕎麦屋さんでした。

ただ、その人気は開店10分で満席となり、その後アッと言う間にお店の外まで席待ちの列が出来きる程で、「観光地のお蕎麦屋さん」という印象の拭えないお蕎麦屋さんでもありました。

ごちそうさまでした。


『いし川@古都・鎌倉』さんの滑らかで優しい「ごま豆腐」

2014-12-06 10:55:00 | 神奈川県(鎌倉市)

先月、訪れることが続いた古都・鎌倉のお蕎麦屋さんですが、訪れてみたいお蕎麦屋さんがもう何軒かあることから、混雑することが予想される天気の良い週末ではありますが、朝から所用で出掛けたついでに再び鎌倉へ足を運んでみることにしました。

訪れたお蕎麦屋さんは、鶴岡八幡宮近くにある『手打ち・いし川』さんで、JR横須賀線・鎌倉駅から観光客で賑わう小町通りを抜け切り、更に観光客の流れに逆らいながら北鎌倉方面に向かって進んだところにある、まるで息を潜めているかのようにそっと静かに佇んでいるお蕎麦屋さんです。

そんな、静かで清潔感の漂うお店に到着したのは開店時間の11時少し前でしたが、既に「営業中」となっていたことから早速お店の扉を開けると、お客さんがいつ来てもよいようにずっと扉の前で立っていたのか、真っ直ぐこちらを向いている奥さんの姿が目の前に現れます。

そして、「いらっしゃいませ、どちらでもどうぞ。」との明るい声と笑顔に迎えられながら、20名程度で満席になってしまうこじんまりとした店内一番奥の4人掛けテーブル席に着きます。

席に着いて差し出されたメニューを眺めると、一品料理はあまり手が掛からないかな?と思われる料理数種類に限られていますが、日本酒については「雪中梅」や「幻の瀧」といったなかなか美味しいお酒が並んでいて、夜営業の無い夕方までの営業ということを踏まえるならば、十分な内容と思います。


さて、お店は人通りも疎らなところにありますが、そうは言っても紅葉シーズンの古都・鎌倉であることからあまりのんびりしているとお店に迷惑が掛かるかと思い、蕎麦前はササッと軽く短時間で終わらせるつもりで、ビールは飲まずに最初から新潟県の地酒「雪中梅」をいただくことにします。

料理とお酒をお願いすると、他にお客さんがいないこともあってか待つことも無く「雪中梅」とお通しの「豆」が運ばれてきて、写真を撮る間も無く、追って「板わさ」と「ごま豆腐」がほぼ同時に運ばれてきます。

ということで、結局、全てが揃ったところで蕎麦前のスタートとなったことから、今日は写真も「蕎麦前一式」としてみました。


まず最初につまんだのは「板わさ」に添えられていた山葵漬けで、控えめな辛味の、穏やかな味わいがなかなか美味しいです。なお、蒲鉾はしっかりした歯応えの感じられる嬉しい厚みの蒲鉾でした。

また、蕎麦汁で作られた(と思う)汁が掛けられた「ごま豆腐」は、小さくしようと思い箸を入れてみたところ、どっしりした重みと箸を押し返してくるような弾力感が感じられましたが、いざいただいてみると、滑らかな口当たりとクリーミーで優しい味わいの、とても美味しい「ごま豆腐」でした。

料理と「雪中梅」が無くなったところで蕎麦をいただくことにします。
蕎麦についても天婦羅が無いなど一品料理同様メニューは限られていますが、これについても何ら問題は無く、メニューの中からオーソドックスな「もり」をお願いします。

そんなに速く出来てしまう?と思ってしまう程待ち時間無く運ばれてきた「もり」は、艶やのある表面の中に星が見える綺麗な蕎麦です。


その蕎麦をまずつまんで一口いただいてみると、「細い!」と明確に感じる細打ちですが、やや硬めのもっちりした歯応えが感じられます。また、蕎麦汁はキリッと引き締まった口当たりではありますが、甘みのあるまろやかな蕎麦汁で、コシのある細麺と一緒に美味しくいただきました。

なお、薬味ですが、ワサビは香りも辛味具合も程良くなかなか美味しいです。そして、ネギはしっかりほぐされているようで、丁寧に仕事をしていることが感じられるネギでした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打ち・いし川』さんは、同じく鎌倉の鶴岡八幡宮近くにあるお蕎麦屋さん、「段葛・こ寿々」さんで修行を重ねたご主人が2012年春にオープンさせた、綺麗さと清潔感がとても好印象の清々しいお蕎麦屋さんでした。

また、人気のある観光地「古都・鎌倉」にあるお蕎麦屋さんではありますが、観光客を相手にしているお蕎麦屋さんという印象は無く、町中にそっと静かに佇んでいる普通のお蕎麦屋さんという印象で、近くにある観光バスの駐車場から鎌倉の中心部に向かって店の前をゾロゾロと歩いて行く団体さんがやや気になるものの、美味しいお酒をいただきながら静かにそっと憩いの一時を過ごすことの出来るお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。