蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『調布清水@調布』さんの柔らかく美味しい「霧島黒豚の西京焼き」

2019-01-14 11:30:00 |  東京都(調布市)

うちの奥さんと所用で府中へ出掛けたその途中、昼食を取るために、京王電鉄・調布駅から徒歩3分程度のところにある『手打ちそば割烹・調布清水』さんに立ち寄ってみました。

お店は、ゲゲゲの鬼太郎に登場する妖怪たちがオブジェとしてあちこちに設置されている天神通り(鬼太郎通り)にあり、それら妖怪の写真を撮りながら11時半の開店を待ち、開店と同時にお店の中へと案内されます。


お店に入ると、カウンター席を中心としたフロアとなっていますが、1階はほぼ厨房のためにあるようなフロアで少々手狭かな?という印象ですが、案内された2階はこじんまりとしているものの狭さを感じない静かで落ち着いた空間になっていて、なかなか居心地が良さそうです。


席に着いただけで「なかなか良い店」だと感じるその心地良い雰囲気に浸りながらメニューに手を伸ばしてみると、料理はカードケースになっている「一品料理」というメニューの他に、日付の入った(前日の日付でしたが・・・)「本日のオススメ」メニューが用意されていて、日本酒の品揃えも含め蕎麦前が充実しています。


そんな充実した一品料理の中からまずいただいた「いたわさ」は、昆布巻きのような蒲鉾と焼き蒲鉾との組み合わせで、2人でつまむにはもう少し量がほしいかな?と思うしっかりした歯応えの美味しい蒲鉾でした。


次にいただいた「だしまきたまご」は、甘さの感じられないどちらかというとアッサリした味わいでしたが、出汁の効いたなかなか美味しい上品な玉子焼でした。


テーブル席が並ぶ2階フロアは開店直後から満席に近い状況でしたが、騒がしいと感じるような声も聞こえず、ジャズがBGMで流れているものの静かでとても居心地が良いです。

ということで、「霧島黒豚の西京焼き」と福島県の地酒「生もと純米・田村」を追加でお願いし、もう少し蕎麦前を楽しませていただくことにします。

旨味がほんのり感じられる飲み易い「生もと純米・田村」と一緒にいただいた「霧島黒豚の西京焼き」は、歯応えを感じない程柔らかく、時間が経過して少々冷めても美味しさの変わらないとても美味しい一品でした。


落ち着いた雰囲気と美味しい料理に気分も良く、もう少し料理とお酒をいただきたくなってしまいますが、飲み過ぎてしまいそうなので蕎麦をいただくことにします。

いただいたのは「花巻そば」で、これはこれでもちろん良いのですが、うちの奥さんがいただいた「かもせいろ」が素晴らしく、特に、軽く炙られた鴨肉と鴨団子の入った鴨汁が見事で、なかなかの逸品でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打ちそば割烹・調布清水』さんは、丁寧な接客と静かで落ち着いた雰囲気も申し分なく、加えて料理良し、お酒良し、蕎麦も良し、と何ら違和感も不満も感じない、とても良いお蕎麦屋さんでした。

ごちそうさまでした。


『湧水@深大寺』さんのそば豆腐を使用した「湯豆腐」

2018-10-28 10:15:00 |  東京都(調布市)

夏以降、休日にうちの奥さんと二人で出掛ける機会が増えており、併せて二人でお蕎麦屋さんを巡る機会も増えています。そして10月最後の日曜日も、これまで訪れたことの無い東京都調布市にある深大寺を夫婦二人で訪れ、お昼ご飯をいただくために深大寺手打ちそばをいただくことのできる『そば処・湧水』(ゆうすい)さんへ向かってみました。


事前にインターネットで確認したところ、休日を中心に多くの方が訪れる人気の高いお蕎麦屋さんであるとのことから、開店25分前の10時過ぎにお店に到着してみると・・・。

お店の前には既に10人程度のお客さんが列を作っていましたが、お店の外に置かれているメニューなどを眺めているうちにその列は更に長くなり、店内への案内が始まった開店15分前には何人の方が並んでいるのか数えきれない程、その列の長さは長くなっていました。


案内された席に着いてメニューを眺めながら、混雑する人気店であることから蕎麦前をいただいて良いのかどうか迷いましたが、「せっかく訪れたのだから・・・」と思い、「にしんの甘露煮」と「湯豆腐」と「あなご天」を、「深大寺ビール」と一緒にお願いします。

それにしても、ほとんどの料理が300円から500円程度の価格で提供されており、なかなか良心的な価格設定ではないかと思います。


まず運ばれてきた「にしんの甘露煮」は、柚子胡椒(かな?)の風味がなかなか好印象です。
また、併せていただいた「深大寺ビール」は、名水仕込みのピルゼンタイプで、冷え具合も程良く、美味しくいただきました。


追加でお願いした純米冷酒「佐渡の湧水・真野鶴」と一緒にいただいた「湯豆腐(そば豆腐)」は、そば豆腐だからなのかしっかりした歯応えを感じることのできる豆腐で、夫婦二人でいただくにはもう少し量がほしいかな?と残念に思ってしまう、美味しい「湯豆腐」でした。


最後にいただいた「あなご天」は、ふっくら柔らかく揚っていて、納得の天婦羅でした。

なお、天婦羅をいただきながら改めて賑わう店内の様子を眺めてみると、お酒をいただいているお客さんは少ないものの、湯豆腐やたぬき豆腐(鍋)を頼んでいるお客さんの姿も見られ、お客さんそれぞれが思い思いの一時を過ごしているようでした。

また、若い花番さんの姿も見られましたが、接客もソツなく好印象で、気分良く蕎麦前と蕎麦を楽しむことのできるお蕎麦屋さんといった印象です。


まずまずの「湯豆腐」と「あなご天」をいただき満足したところで、赤城深山ファーム産の北早生夏新そばを挽いて打った細麺の九割蕎麦「湧水もりそば」を、売切れ次第終了の「山菜炊き込みご飯」と一緒にいただき、初めて訪れた深大寺散策が終了となりました。

ごちそうさまでした。