蕎麦前で憩う

お蕎麦屋さんで蕎麦前をいただきながら憩いの一時を過ごさせていただきました。

『石の森@町田』さんの昼の「ほろ酔いセット」

2015-03-06 13:35:00 | 東京都(町田市)

平日に所用で外出したことから、日頃訪れる機会の少ない場所にあるお蕎麦屋さんへ行ってみようと思い、外出先から更に足を遠く伸ばして、JR横浜線&小田急電鉄・町田駅近くにある『手打そば・石の森』さんの暖簾を潜ってみることにしました。

お店に到着したのはお昼時を過ぎた13時半過ぎということで、先客は一人で蕎麦を食べながらビールを飲んでいる初老の男性2名と、おしゃべりに夢中になっている買い物帰りの年配女性1組2名のみで、蕎麦前を楽しみながらのんびりくつろげそうな雰囲気です。

そして、陽の当たる座敷席に案内され、カードケースになっているメニューに早速目を向けると・・・。
見つけてしまいました、特別サービスメニューの「ほろ酔いセット」。


仕事帰りに立ち寄ったお蕎麦屋さんでお酒と料理と蕎麦がセットになったメニューを見掛けることはありますが、その多くは夜のお徳なメニューになっています。

しかし、ここ『手打そば・石の森』さんでは「平日は13時より」となっていて、昼時の忙しい時間が終わったら昼営業終わりの15時までゆっくり飲んでいって下さいという嬉しいサービスになっています。

ということで、まずはその「ほろ酔いセット」をビール(中瓶)でお願いします。
セットは、「そば豆腐」と「そば味噌」と「3点の肴(3点盛り)」というおつまみ3品に、中瓶のビールまたは地酒一合と「せいろ」が付いて1400円というお得な内容になっています。

そしてこのセット、あまりにもお得な内容であることから料理は少量ずつ多品種かと思いましたが、「そば豆腐」にしても「そば味噌」にしても立派な一品料理で、中でも「3点の肴」の中の一つ玉子焼は出来立てのアツアツをいただきたいと思ってしまうほど美味しい玉子焼でした。


なお、「ほろ酔いセット」の「平日は13時より」という記述の解釈ですが、土・休日は昼でも混雑するので夕方からで、平日は混雑する昼時を外した13時からいただけると解釈しましたが、何気なく壁に貼られていた張り紙を見ていると、「土・休日以外は1時まで有りません」とのこと。これって、平日は13時からだけど、土・休日は11時の開店と同時にいただけるという解釈も出来ますが、そういうことなんでしょうか?。


さて、お昼なので「ほろ酔いセット」のビールと料理だけで十分な蕎麦前でしたが、次の予定まで少々時間があるので、豊富な一品料理の中から「江戸前天盛り」をお願いし、併せて拘りの感じられる日本酒のラインナップの中から三重県の地酒「純米吟醸・作」(ざく)を追加でお願いします。


蕎麦汁をベースにして作られた(のかな?)天汁と添えられていた塩でいただいた見た目も美しい「江戸前天盛り」は、キス、ハゼ、メゴチ、穴子、野菜といった充実した内容の天婦羅盛り合わせでしたが、キスにしてもハゼにしてもメゴチにしてもホンワカふっくら肉厚で、とても美味しいです。

また、天婦羅と一緒にいただいた「純米吟醸・作」は、サラリとスッキリした辛口でしたが、旨味のある日本酒らしい日本酒で、これまた高い満足感を感じさせてくれる美味しいお酒でした。


やや小さ目の丸い「せいろ」2枚が、重ねられているのではなく横並びで運ばれてきた締めの「せいろ」は、多くの方々が違和感なく美味しくいただくことの出来る、食べ易く喉越しの良い美味しい蕎麦でした。

また、辛さの抑えられた蕎麦汁はしっかりした旨味の感じられる蕎麦汁で、サラッとした蕎麦湯を注いで薄めても、美味しくいただくことの出来る蕎麦汁でした。


今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『手打そば・石の森』さんは、お酒をいただくお客さん慣れした(?)花番さんが作る居心地の良い雰囲気に浸りながら、そして美味しい天婦羅とお酒をいただきながら平日の昼下がりを気兼ね無く一人のんびり過ごすことのできるお蕎麦屋さんでした。

また、今日は「そば豆腐」、「そば味噌」、「3点の肴」に加えて「江戸前天盛り」を肴に瓶ビール(中瓶)と三重県の地酒「純米吟醸・作」をいただき、最後に「せいろ」で締めるという充実した蕎麦前&蕎麦となりましたが、お得なセットメニューをいただいたということもあって、充実した内容でありながら3000円でおつりがくるという、コストという点でも高い満足感を得ることの出来た蕎麦前&蕎麦となりました。

いや~、満足、満足!。ごちそうさまでした。