夕食を食べてから帰宅することが予め決まっていた平日。
いつもなら「どこで食べようか?。」とあれこれ楽しみながらお店を決めますが、今日は出張帰りということで帰宅時間が定まらないことから、「17時を過ぎた時点でその場近くのお蕎麦屋さんで夕食を取る。」とだけ決め、蒲田かな?、関内まで来てしまうのかな?なんて考えながら帰宅の途に着きました。
ところが、予想より早い時間の帰宅となってしまい、17時の時点で自宅にほど近いJR根岸線・磯子駅近くまで来てしまったことから、磯子駅近くの『そば處 戸隠・磯子亭』さんで夕食を取ることにしました。
そして、時間も早いのでもしかしたら先客はいないかな?なんて思いながら扉を開けてみると・・・。
予想に反して店内奥中央に初老の男女10人程度の団体さんがワイワイガヤガヤ宴会中です。
また、お店の隅には1人で訪れている老人が料理をつまみながらお酒(日本酒)を飲んでいます。
その様子に少々驚きながら「昼時を過ぎたら居酒屋か・・・。」と思っていると、元気の良いチャキチャキのおばちゃんに「食事ですか?。お飲みになります?。」と聞かれ、「飲みます。」と応えると「おすすめ料理」が書かれたホワイトボードが席まで運ばれてきました。
ホワイトボードを見ると、お酒一品(ビール、日本酒、焼酎)に焼き鳥3本と選べるおつまみ2品が付いて1000円というとてもお得なハッピーセットというセットがあり、「お徳です!。」と強く勧められましたが、焼き鳥は不要なので生ビールと一緒に「宮崎産黒毛和牛のたたき」と「舞茸天ぷら」を単品でお願いします。
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「馬」(馬刺し)にしようか「牛」(牛たたき)にしようか迷った結果、どちらかというと食べる機会が少ないかな?と思い選んだ「宮崎産黒毛和牛のたたき」は、個性的な臭みと味わいですが、食感も柔らかく、もう少し食べたいと思ってしまう、美味しいたたきでした。
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続いて、蕎麦汁をベースにしていると思われる天汁でいただいた「舞茸天ぷら」は、素材の味が活かされていて、サクッと軽く揚がった食感も良く、良い意味で予想の外れたとても美味しい天婦羅でした。
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さて、予想以上に高い満足感が得られたことからもう少しお酒と料理をいただこうかと思いましたが、何となく「鴨せいろ」をいただきたい気分になっていることから、料理の追加はせず、腹に余裕がある状態で「鴨せいろ」をいただくことにします。
いただいた蕎麦はやや柔らかめで普通という印象でしたが、鴨肉が多く出汁の旨味がしっかり感じられる鴨汁が美味しく、これという特長は無いのかもしれませんが普通に美味しい納得の「鴨せいろ」でした。
なお、蕎麦をお願いすると直ぐに熱々の蕎麦茶が運ばれてきて、最後にサラッとした蕎麦湯が運ばれてきましたが、どちらも自然な味わいで美味しく、既に居酒屋状態になっている店内ではありますが、ここが蕎麦屋であることを主張していたお蕎麦屋さんらしい蕎麦茶と蕎麦湯でした。
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今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『そば處 戸隠・磯子亭』さんは、好みによって印象と評価は大きく分かれると思いますが、元気の良いおばちゃんが居心地の良いのんびりくつろげる雰囲気を作っている「町のお蕎麦屋さん」で、近所のおじちゃんおばちゃん、そして仕事を終えたサラリーマンが三々五々集まってみんなでワイワイガヤガヤと楽しくお酒と料理を楽しむことのできる、居酒屋のようでありながらも随所にお蕎麦屋さんらしさがしっかり感じられたお蕎麦屋さんでした。
ごちそうさまでした。
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