家族みんながそれぞれで夕食を取ることになった土曜日、東急田園都市線・つきみ野駅から徒歩5分程度のところにある『蕎麦・天麩羅 ほりのうち』さんを訪れてみました。
お店は、閑静な住宅街にあることから、昼食時と夕食時を外せばのんびりした一時を過ごすことができるだろうと思い、17時少し前に暖簾を潜ってみると、静かでゆったりしたモダンなフロアに先客の姿は無く、思った通り憩いの一時を過ごすことができそうです。
そして、花番さんの笑顔に迎えられながら、まるでバーのカウンター席のような、少々高さのあるカウンター席に着いて早速メニューに目を向けますが、メニューはカードケースになっている物や冊子になっている物など複数あり、蕎麦だけではなくお酒や一品料理もなかなかの品揃えです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b6/167d923b43a16b6b23c403289409974a.jpg)
蕎麦前をいただく場合、多くは時間の掛からない料理としっかりしたメイン料理とを組み合わせてお願いしますが、今日はお店も空いているし夕食であることから、初めから空腹を満たしてくれるしっかりした料理をお願いしようと思い、生ビールと一緒に「合鴨肉のロースト」をお願いします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/16/1c9728c288a1a5013c2162b5752e3ef0.jpg)
いただいた「合鴨肉のロースト」は、硬過ぎず柔らか過ぎずの歯応えがなかなか良い感じで、鴨肉そのものはやや甘めの味付けではありましたが、粒マスタードと柔らかいネギを挟んでいただくと甘さも薄れ、ついついビールが進んでしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4a/6c5c74ae23aa4761119ebb80c332b619.jpg)
今日は、時間が早いためか貸切状態が続いていることから厨房もそれ程忙しくは無いだろうし、どんな料理をお願いしてもさほど時間が掛からず出てきそうなので、複数の料理をまとめてお願いすることはせず、一品終えたところで次の料理をお願いします。
ということで、次の料理は・・・。
最初にメニューを眺めた時に決めてあった新潟の郷土料理「山古志の棒だら」をお願いすることとし、お酒は、新潟の地酒がズラリと並ぶラインナップの中から、このお酒があるなら迷わずいただく純米吟醸雪洞貯蔵酒「緑川・緑」をお願いします。
なお、余談ではありますが、「純米大吟醸・麒麟山」(ブルーボトル)が一合で1500円とのこと。
さずがに、一合1500円のお酒は好きでもそう簡単に飲めませんが・・・・。
しかし、この「純米大吟醸・麒麟山」(ブルーボトル)、夏休みに飲もうと思って現在自宅の冷蔵庫で冷やしている最中なんですよね。そうですか、一合1500円クラスのお酒なんだ・・・。楽しみ、楽しみ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/2f/113e6f1ab3a6468e1bff8279d4a46082.jpg)
ちなみに、口コミサイトの投稿の中に、「店名は御主人の出身地(現在の魚沼市)から付けた。」というような投稿がありました。そのため、特約店しか卸されない新潟県魚沼市の地酒「緑川・緑」をはじめ新潟県の地酒や郷土料理が充実しているということのようです。
そして、その「緑川・緑」ですが、サッパリした穏やかな旨みがとても美味しいです。
また、「山古志の棒だら」は、干した棒だらを戻して甘辛く煮付けた料理とのことですが、ほんのり甘い味付けがまずまずの、日本酒との相性がとても良い料理でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/90/8f9506aa8b7a1b27c2f2c9986b3addbf.jpg)
さて、そろそろ蕎麦かな?と思いましたが、時間が早いこともあってか店内に混雑する様子が無いことから純米吟醸雪洞貯蔵酒「緑川・緑」をもう1杯いただくことにします。そして肴ですが、何だかとっても気分が良いことからちょっと贅沢に「鱧の天麩羅」をいただくことにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/73/3feeb0a2a0656008cf719ceea86e0a8b.jpg)
いただいた「鱧の天麩羅」は、カラッとしているというより、どちらかというとサクサクっとしている食感でしたが、それでいて中の鱧がフンワリしているという、質の高いとても美味しい鱧天でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3b/1626e2db8e8cd0fb531665137bdb4a98.jpg)
さて、しっかりした料理ばかりをいただいたこともあってか、蕎麦をいただく前に満腹という感じですが、蕎麦をいただかない訳にはいかないことから、「せいろ」をお願いします。
なお、メニューを見ると「あがり蕎麦」というお酒を飲んだ後にいただく量の少ない蕎麦もありましたが、やはり普通の「せいろ」をいただくことにします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d4/6eb780b3ffad19180c0abf1c31a162cd.jpg)
いただいた「せいろ」は、普通に美味しい太目の蕎麦でしたが、辛さの抑えられた控えめな蕎麦汁が美味しく、蕎麦湯を注いでもしっかりした旨みの感じられる美味い蕎麦汁でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b1/3ffe44327a67a68510891394a4734247.jpg)
今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『蕎麦・天麩羅 ほりのうち』さんは、閑静な住宅街にある普通のお蕎麦屋さんでしたが、気分良く食事が出来る雰囲気を作っていた親しみ易い花番さんの接客がとても好印象で、心地良い雰囲気に浸りながら、美味しい料理とお酒をいただくことのできるお蕎麦屋さんでした。
そして、土日祝日はお昼前から夜まで通し営業となっていることから、新潟の郷土料理を肴に純米吟醸雪洞貯蔵酒「緑川・緑」をいただきながら昼下がりのまったりした時間を一人のんびり過ごすことの出来る、良いお店に出会ったかな?という高い満足感を得ることの出来たお蕎麦屋さんでした。
ごちそうさまでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/4f/0c69971cdb62b59e49f48e5a26a7fc2e.jpg)