山梨県の石和温泉に宿泊した翌日、一度訪れてみたいと思っていた富士・忍野村(山梨県南都留郡)にある『手打そば・天祥庵』さんに立ち寄ってみました。
混雑するのでは?と予想してお店には12時前に到着したいと考えていましたが、道路の混雑もあり予定より30分程度遅い12時半前の到着となってしまいました。そのため、満席かな?という不安を抱いての訪問となりましたが、天井の高さが印象的な古民家風の店内は混雑しておらず、待つことも無くゆったりと席に着くことができました。
席に着いて早速メニューを眺めてみると、定番メニューの他に「秋冬のメニュー」という数量限定のメニューが用意されていて、お酒をいただきたくなる料理ばかりではありましたが、車で訪れていることからお酒をいただくことはできず、ノンアルコールで、その秋冬限定メニューの「とりモツと手羽元の甘辛煮・味玉添え」と「鴨田舎」(蕎麦)をお願いします。
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料理と蕎麦をお願いしてから、テーブル席と座敷席合わせて50席以上あるのではないかと思われる、思いのほか広い店内を見渡してみるとストーブが・・・。
そして、目の前には足利一茶庵の創業者でもある片倉康雄氏の大きな写真が・・・。
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そんな、山里の素朴なお蕎麦屋さんという雰囲気が漂う店内の様子を眺めていると、国産若鶏を使用した「とりモツと手羽元の甘辛煮・味玉添え」が目の前に置かれます。
いただいた「とりモツと手羽元の甘辛煮・味玉添え」は、辛過ぎることの無いタレと柔らかい食感がとても好印象で、手羽も柔らかく、素材の良さが生かされた美味しい鶏肉料理でした。
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追って運ばれてきた数量限定の「鴨田舎」は、季節の野菜がたくさん入った鴨汁と蕎麦の組み合わせでしたが、蕎麦はもちろんのこと具だくさんの鴨汁も美味しく、納得の「鴨田舎」でした。
なお、インターネット上に公開されている情報をあれこれ読んでみると、美味しい蕎麦を打つために「水」に拘り、敷地内に掘った地下60mの井戸から汲み上げている水を使用して蕎麦を打っているとのことです。
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今日、忍野八海へ向かう前に立ち寄った『手打そば・天祥庵』さんは、古民家の佇まいを内外に残したお蕎麦屋さんでしたが、観光客向けのお蕎麦屋さんという印象は薄く、花番さんの丁寧な接客を受けながら素朴な料理と美味しい蕎麦をいただくことのできるお蕎麦屋さんでした。
なお、うちの奥さんは「つけとろ」をいただきましたが、「久しぶりに美味しい蕎麦を食べた」との感想で、久しぶりの温泉旅行に花を添えてもらったようです。
ごちそうさまでした。
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