芸能人の方も足を運んでいる(らしい)表参道にある『青山・川上庵』さん。
表参道という場所柄とオープンテラス席のあるお洒落なお蕎麦屋さんということから、一人でのんびりお酒をいただくお蕎麦屋さんではないかな?という勝手なイメージを作ってしまったことから、何となく足を運ばなかったお蕎麦屋さんではありますが、所用で青山へ行く機会が生まれたことから訪れてみることにしました。
お店は、国道246号線からほんの少し路地に入った所にあって、フロアをまとめている男性も、「花番さん」という言葉の似合わない女性スタッフも、みな黒を基調とした服で統一されていて、お蕎麦屋さんというよりカフェという雰囲気ではありますが、堅苦しさの感じられないカジュアル感がなかなか良い感じです。
そして、案内された窓際の4人掛けテーブル席についてメニューを開いてみると、創作料理やカタカナで書かれた料理がズラリと並んでいるかと思いましたが、「自家製ぬか漬けの盛り合わせ」や「だし巻き玉子」といった和風の料理が並んでいます。
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ということで、まずは「お昼の一品料理」というページから「鴨たたき」と「ニシンの煮付け」をお願いし、お酒は、お店の雰囲気に合わせて「琥珀の時間」(生ビール)をお願いすることにします。
最初に運ばれてきた「鴨たたき」は、柔らかい歯応えと臭みの無い旨味がなかなか好印象で、上品な辛さのワサビを添えて美味しくいただきました。
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続いて運ばれてきた「ニシンの煮付け」は、ふっくらした柔らかい食感の鰊で、ネギと一緒にサッパリ美味しくいただきました。
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さて、来店するお客さんも多く、何となく一人でのんびりする雰囲気でもないことから早めに蕎麦をお願いしようと思い、メニューの「冷たいお蕎麦」というページを開きます。
メニューを見ると、多くのお客さんが注文している天婦羅付きのせいろに添え書きされている「当店自慢の一品」という文字に目が止まります。確かに、目の前を通り過ぎて行く天婦羅を見ると、メニューに添え書きされている通り「サクサクの食感」であることが伺える美味しそうな天婦羅です。
しかし、やはりここは基本の「せいろ」をいただくことにしようと思い、「半せいろ」から「三段せいろ」まで4段階ある「せいろ」の中から、「二段せいろ」をお願いします。
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いただいた「せいろ」は、よく冷えた腰のある細麺で、蕎麦汁を付けなくても十分美味しい蕎麦でした。
また、蕎麦だけでパクパクと食べてしまったことからあまり使わなかった蕎麦汁は、辛口で雑味の感じられないクリアな味わいのスッキリした蕎麦汁でした。
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今日、蕎麦前と蕎麦をいただいた『青山・川上庵』さんは、原宿・表参道にある、「蕎麦前」とか「花番さん」という言葉が似合わないオープンテラスのあるお洒落なお蕎麦屋さんでした。
そして、正直、「まぁ、蕎麦は普通だろう。」なんて失礼なことを勝手に思っていましたが、いざいただいてみると、思わず「お~!」と唸ってしまう程美味しい蕎麦で、やはり天婦羅付きにすれば良かったかな?と良い意味で後悔させてくれた蕎麦でした。
ごちそうさまでした。
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