ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

昭和新山で地球の息吹に接して、ここは道の駅「ルスツ230」(2015/8/27)

2015年08月27日 | 2015/7-8 北海道のたび 2
 道の駅「なとわ・えさん」、昨夜はかなりの風で車が揺れた。道の駅の影に隠れるような場所に駐車したが、クルマのフロントガラスやサイドは潮の飛沫で白くなっていた。今朝は恵山がガスに覆われて見えない。


 朝食を済ませて次女のリクエストの恵山温泉旅館に向かう。旅館に到着して、出てきたおかみさんと思しき人に「日帰り入浴をお願いします」と言ったのだが、「下のセンターがやってますよ」とか、「ちょうど今センターが開いたところですから」とか、「うちは石鹸が使えませんよ」だとか、入浴させたくない雰囲気で一杯。これは一体何なの??
 大丈夫、先日入ったからと言って\300払って何とか入れてもらった。お湯は8月24日の記事の通りだが、次女もいたく気に入ったようだ。

 恵山から椴法華を回って噴火湾沿いに走る。途中のしかべ間欠泉公園に立ち寄ってみた。旧国道278号のすぐ横にあるが、これを見るためだけに\300必要。十数分毎に噴出するが、それまで足湯に入って待つことができるようになっている。
  

噴出口のパイプの中が沸騰を始めてからしばらくすると、噴水のように吹き上げてくる。高さ5メートルくらいのところにストッパーの鍋蓋のようなものがあって、周囲に飛散しないようにしていたが、これが制限なしに噴出するのを見たかったと思う。

 八雲からは道央道を使って洞爺湖にきた。高速を走っていると単調なので眠気が出て困る。なんとか抑えてやっと洞爺湖だ。



 そして、昭和新山。ここには昔来た時に駐車場で不愉快な目にあったので敬遠していたが、今日は非常に親切に駐車場所まで案内してバックの誘導までしてくれた。普通車扱いで\500。


 改めて見ると中腹まで緑が這い上がっている。中腹の一部で噴気が出ているが、この先どうなるのかな。
新山の反対側は有珠山で中腹までロープウェイが運転していた。この山も定期的に大噴火して大騒ぎする山だが、噴火の予知がかなりうまくいっている山としてもよく知られている。

 ということでついでに有珠山の火山科学館\600にも立ちよってきた。


 蛍の光まで火山科学館にいてもう時間いっぱい。少し走って道の駅「とうや湖」から洞爺湖を見下ろす。


さあ、今日の車中泊は道の駅「ルスツ230」だ。ところがルスツの街の中にはスーパーマーケットが見つからない。道の駅まで来てとうきび、ながいも、スナップえんどうなどを買って手持ちの材料と合わせて夕食にした。

コメント

函館夜景から見放された(2015/8/26)

2015年08月26日 | 2015/7-8 北海道のたび 2
 朝の立待岬駐車場。


 そして湯の川方面の眺め。かなり風が強い。遠くに駒ケ岳が見えている。


今日の朝ごはんは朝市だ。朝市駐車場はキャンピングカーは入場不可。となりにある函館駅前の駐車場に入れて早速朝市に向かう。横を見ると摩周丸が係留されている。学生時代に青函連絡船に乗って北海道を訪れた記憶がちょっとよぎる。


 7時前、朝市はまだまだお客さんは少ない。一通り回ってから勧められるままに「どんぶり屋」に入った。




三色丼はねたが選べる。うに、あわび、サーモン\1,500、うに、あわび、いくら\1,500。
 

おいしかったよ、朝から贅沢なことだ。

 今度は元町の観光駐車場に車を入れて、元町レトロ散歩。取り敢えず解説なし。
  

  

  

  

 

 金森赤レンガまで歩いて行った。こういう時は奥は元気だ。


  

 少し早いが昼食はラッキーピエロで。


 
チャイニーズチキンバーガーとミルクコーヒー(これは甘すぎた)。バーガーは鳥の唐揚げに甘酸っぱいソースがかかってこれだけでもビールに合いそうだ。残念!だが、ビールは我慢。

 今度は五稜郭。雨が降ってきたが元気に城内に出発。
  


城内に当時の砲の実物が展示されている。両方とも砲丸の直径はほぼ同等の前装式でライフルのある砲。左の太めの砲はイギリス製で1865年製の陸砲、全長2.55メートルで射程1,000メートル。右の細身の砲はドイツ・クルップ社製、1860年製の艦載砲で全長2.85メートルで射程3,000メートル。当時からクルップの鋼鉄は優秀だったということかなと思った。

 五稜郭タワーには次女が上がってきて写真を撮ってきてくれた。


 いよいよ函館山ロープウェイに乗るためにかなり早めの14時半に再び元町観光駐車場に行った。半分位の入りだ。やれやれ今日はセーフだ。近くの谷地頭温泉まで歩いて行く。
 谷地頭温泉は褐色の食塩泉、成分総計が18.1グラム/Kgでかなり濃い温泉だ。塩化ナトリウムの他に炭酸水素イオン、硫酸イオン、カルシウムイオン、カリウムイオンがそれぞれ0.5グラム以上あってそれ一つでも立派な温泉だ。露天風呂が五稜郭の形を模した五稜星型で面白い。

 谷地頭温泉からの帰り道にロープウェイの乗り場を覗いてみたら、なんと本日は強風のため運行休止!

 他に上にあがる方法もないではないが、ここまで不運に見舞われると行く気が失せた。残念ながら運に見放された気分がする。

 さあ、気を取り直してあす以降のことを考える。明日は次女の希望で恵山温泉に入ることになった。珍しい温泉に入りたいということだそうだ。それでまた道の駅「なとわ・えさん」に車を走らせた。到着は18時過ぎ、やっとビールだ。
本日の走行は63.6キロ、燃費は8.8Km/Lだった。



 


コメント

トラピスチヌ修道院には行ったけど函館夜景は明日(2015/8/25)

2015年08月25日 | 2015/7-8 北海道のたび 2
 道の駅「なとわ・えさん」では昨夜は結構な数のキャンカーが車中泊していたようだ。



恵山方向も雲が出て険しい風景だ。



 今日はゆっくり目に函館に出て、まずは洗濯。コインランドリー「新洗組」というところに行った。



それから買い物をして函館空港に。
実は次女が午後の便で東京からやってくる。しばらくは3人のたびになる。空港で無事にピックアップしてトラピスチヌ修道院に。







 そして近くの温泉「函館乃木温泉なごみ」\430に行く。


ここは日帰り温泉センターで設備は整っているし、いいお湯だ。淡い緑白色の半透明のお湯は等張性中性高温泉で成分総計が8.9グラム/Kg、食塩泉だ。塩素イオン3.7g、ナトリウムイオン2.2g、ほか炭酸水素イオン0.9g、硫酸イオン0.8gなどだ。

 夕食を早めにする。次女のリクエストで函館の回転寿司を食べたいということで、地元で人気の函太郎 宇賀浦本店に。



 楽しく食べていたらすっかり暗くなってしまった。いよいよ本日のメインビューの函館山夜景を見ようとして、7時半にロープウェイの駐車場に行ってみたら、満車。隣の観光駐車場も満車でごめんなさいをされてしまった。う~ん、残念。 気を取り直して明日また出直そう。こういう時はキャンカーの自由度が高い点だ。あす以降の予定を少し練り直したらリカバリーはすぐできる。

 急いで立待岬の駐車場に行く。ここの道は20時には通行できなくなるようだ。行ってみたらバンコンが一台先着していた。ここから見る湯の川方面の夜景も綺麗だ。



そして津軽海峡側に出てみるとイカ釣りの明かりや、大間方面の明かりが見える。



窓から夜景を見ながらビールを飲んで一息つく。

本日の走行は72.9キロ、燃費は9.2Km/Lだった。




コメント

トラピスト修道院に立ち寄り、道の駅「なとわ・えさん」にやってきた(2015/8/24)

2015年08月24日 | 2015/7-8 北海道のたび 2
 道の駅「しりうち」の朝は元気だ。曇り空の下で8時半に北島三郎の歌が始まった。奥はものも言わずに買い物にすっ飛んで行った。


 昨夜はJR貨物列車の走行音がうるさいのではないかと心配していた。しかし夜中に小さくゴー~~・・としばらく音がしただけで、カタンコトンの車輪の音はなかった。多分海峡線は新しい路線なのでレールに継ぎ目のないロングレールなどを使っているのだろう。

 知内から津軽海峡沿いに東に進むとやがて函館山が見えるようになってくる。


 それから何やら帆船のモニュメントのようなものが置いてある公園があった。


 船首を見ると咸臨丸とある。なんでも咸臨丸は榎本武揚の脱走事件の際に途中で座礁し、結局新政府に取り押さえられて輸送船となっていたとのこと。ところが明治4年に仙台藩白石城家臣団を北海道開拓のため小樽に送る途中、ここのサラキ岬沖で座礁して沈没したということでここにモニュメントが作られている。ちなみに乗客乗員は全員救助されたそうだ。


 なおも函館方面に向かうとさらに風も波も大きくなってきた。


 そしてこの並木の先に灯台の聖母 トラピスト修道院。









ここからは函館は通り越して恵山に向かう。行き先は恵山温泉。
恵山の火口のすぐ下にある温泉だ。


この恵山温泉旅館、\300だ。ごく薄い赤ワイン色のお湯は酸性・含鉄-アルミニウム-硫酸塩泉(酸性低張性温泉)と表示があった。酸性といってもPHが2.27で湯口のお湯をちょっとなめるとかなり酸っぱい。それでも刺激的な酸味ではなく円い甘くないすし酢のような味だった。成分総計が5.1グラム/Kgで硫酸イオンが2.7g、硫酸水素イオンが0.9gさらにアルミニウムイオンが0.3gというのは、これまで経験がないと思う。建物のあちこちに「酸性の明礬緑礬泉につき石鹸は使用できません」と書いてある。

内湯のみで12疊くらいの浴室に3畳くらいの木の浴槽にじゃんじゃんお湯が入ってきて、縁からざあざあかけ流されている。お湯に入って頭を縁に載せていると、小川のそばにいるみたいな感じだ。ぬるめのお湯なので入っていても疲れないし、お湯から上がっても湯冷めしない気持ちのいいお湯だった。

 ふたたび函館方面に少し戻って道の駅「なとわ・えさん」が本日の車中泊地。奥が早速店に飛んでいったが本日が定休日だった。


すぐ裏が太平洋でかなりの波が打ち寄せている。今夜はこの音が子守唄になるか騒音になるか。


本日の走行は113.4キロ、燃費は10.9Km/Lだった。


 明日、明後日の2日かけて函館を見て、食べる。

コメント

松前城(福山城)の跡を見たあとは道の駅「しりうち」で車中泊(2015/8/23)

2015年08月23日 | 2015/7-8 北海道のたび 2
 道の駅「上ノ国もんじゅ」は静かだ。今朝は8時前までバンクベッドでぐずぐずしていた。バンクの小窓を開けていると風が入ってくる。ここは海岸の崖の上なので風がよく通って気持ちがいい。さらに曇っているので屋根からの輻射熱もない。

 朝食もゆっくり目で、その後は出発前に道の駅の入口まで走って行って国道脇の駐車場で充電。ここからだと道の駅の向こう側に江差が見え、日本海を一望する眺めのいいところだ。


 充電中に、昨日見つけた海岸に降りる階段を下ってみた。かなり急な木製の階段だ。


向こうの岩の上で大型の鳥が営巣しているようだが、まったく動かないのでひょっとしたら岩かなと思ってしまった。自分のカメラではこれが限界だ。


 この階段も中段から下は崖からしみ出す水でどろどろになっていて、残念ながら降りていくことができなかった。でも綺麗な海だ。

さあ、出発だ。ここから日本海を右手に見ながら、小高い丘の上を走っていくルートだ。チラリちらりと横目で見る日本海は波静かで、穏やかそのものだ。時々海岸に向かって降りていく時にはだんだん海の視界が開けてきてワッ!という眺めだ。


 折戸浜というところで海岸まで出てきたが、ここは海水浴場といっても設備は何もない。岩が点々とって磯遊びにはいいところだ、数家族が海水浴を兼ねて遊びに来ていた。今日のような波ならいいな。
 

 この海が松前市街地に入ってくると一変。南東の風が強く、波も出てきた。


松前市街地の海岸端に道の駅「北前船松前」がある。駐車場は海側と国道228号線側の2列で、平らなのはいいがここで車中泊する気分にはならない。でもちょうどお昼時なのでここで昼食。
 

 松前の市街絵図を見ると、城を含む市街地は案外と狭い。


 ここにクルマを停めたまま、桜で有名な松前城を見に行く。見た感じすぐそこだ。


 大手口はここから右に折れるが、真っ直ぐに上がっていく。ここから桜の木だ。それぞれの木に品種を書いた木札が下がっている。どうも多いのが南殿(なでん)という品種。八重の桜らしい。



そして目に付いたのがこの花。これが真っ赤なら本州では彼岸花だが、同じような咲き方をしている。

 松前城は本当は福山城というらしい。この広い草原は福山城の本丸の跡。本丸といっても天守閣ではなく(多分平屋の)御殿だったと思う。


向こうに見える天守閣らしい建物は案外と小さいが、正確にはこれは三重櫓なんだそうだ。そして昔からの現存建物はこの本丸御門で、三重櫓は鉄筋コンクリートの再建。


本丸御門は珍しい造り。石造りの門のように見える。


小高い丘の上とはいえ、堀がある。

ところでここの石垣は整然と積んだ切石だが、なんとなく脆そうな感じがしていた。それで別の場所の石積みを見ると、所々の石が風化したように丸くなっている。平時は指の入る隙間もないので忍び込むのは難しそうだが、戦争になって大砲でどがんとやられたらバラバラになりそうだ。江戸後期だからこんな石が切りやすく、積みやすいのでいいのだろうとも思うが、福山城は外国船への備えだったはずだが。


さらに東に向かう。




道の駅「横綱の里ふくしま」で車中泊と思ったが、街中でなんとなく落ち着かない場所だった。結局もう一つ先の道の駅「しりうち」に落ち着いた。


 道の駅本体はどこかの会社に間借りしているような感じに見える。それでも一応地元産品などはおいていた。そうだすぐ横をJR津軽海峡線が通っている。また深夜の貨物列車がうるさいかな。東大沼キャンプ場よりここの方が線路に近いので心配。

本日の走行は98.3キロ、燃費は11.9Km/Lだった。






コメント