ことわざとか、いろいろ人口に膾炙している言葉には、本当のこともあるだろうが、的外れのこともある。とうぜん鵜呑みにしてはいけないことが多いのだが、それでも、判断の材料になることも多いのも事実である。
権力は腐敗するという。政治権力は、とりわけ大きな金を動かし、人命をもその材料にしてしまうこともあるのだから、最強の権力だろう。
その座に長くいると、人間だんだんとおかしくなってきて、すき放題にやろうとする。謙虚だった人も、どこか横柄になり、議論などしないで、それは「あたらない」とか、「見解がちがう」などと、まともな議論などしない。
時間がすぎれば、採決すればいいと思っているので、議論など不要なのだ。そして、その選挙といえば、民意の反映など価値観のなかにはなく、どうやれば、少ない支持率であっても権力を握れるかを考えているので、小選挙区制で、偏った世論を土台にしながら、議席を獲得しようとするのである。
土台価値観そのものが、国民や人々の暮らしのことなどに関心がなくなるので、自分たちの利益、お友達の利益のために、ゴソゴソし始めるのである。
怪文書といい、従わないものや、攻撃対象には、個人攻撃を加え、スキャンダルらしきものに、とびつき、大手マスコミまで動員するのである。腐敗臭に満ち満ちてきた。
憲法を変えて、自衛隊を正式軍隊とすれば、徴兵制も可能だし、反対すれば、不満分子として共謀法がその対策ツールとして動き出す。警察権力は商売繁盛となる。そして、民主主義は息絶えるのである。