安倍政権の本質というか、何をやろうとしているか、その考え方の傾向がようやく解ってきたということか、支持率が急落したという。だが、そうなると、自民党内で、忠告者がでてきて、なにやら新陳代謝が始まる気配もある。
自民党はこうして、全体として権力を維持してきた。党内野党の存在である。だが、その本質は、普通の国になることだとしたら、国民にとって、危険なことは変わりがない。油断できないのである。
およそ、権力が変わると、不変のものと思いがちな価値観が大替わりする可能性がある。最近は、ことにその傾向がある。トランプなどは論外と思えるほどだが、そんな大統領が登場してしまう。アメリカの場合は、安倍一強のような現象は起きず、機能が働いて、簡単に無茶苦茶路線が暴走できないようだが、それでも、相当な危うさがある。
日本の場合は、強いものになびく習性があって、こいつが問題である。だが、高級官僚の一隅から、反撃らしきものがでてきたことはいいことである。追い詰められて、「窮鼠猫を噛む」ということだろうか。
国民が主人公として、自覚をもち、政治家や官僚に舐められているようではいけない。国民はややこしい宗教や、デマやウソや、あれやこれやに騙されがちである。子々孫々がしっかりと生き抜いていけるようにまずは、その頭をしっかりと鍛えなければならない。