芸能人が、ほぼ素顔になって、才能のあるなしを判定される。なかなか、面白いアイデアの番組コンセプトである。とりわけ、俳句の場合は、言葉という誰もが使い、そして、深くはしらなくても、短いから、馴染みやすい。
写真を見て、一句となるわけだが、夏井先生の容赦のない添削、コメントが実に面白い。浜ちゃんのツッコミも冴える。昨日は、梅沢特待生の昇級がかかった場面もあったが、詰めが甘いと現状維持となった。
添削されてみると、なるほどとみんなを納得させてしまう夏井先生の力量。語順が大事であると、一撃をうけたのだが、僕に厳しすぎるとナキをいれる梅沢特待生の嘆きぶりも面白い。こんなに愛しているのに、とツボをこころえたコメント。即座に私はそうではない、と夏井先生。
当意即妙のやりとりには、笑わせられる。芥川賞受賞者も、謙虚なもので、勉強になりました、と言わしめ同じ文字を扱う分野とはいえ、俳句の専門家の言葉への集中力は、小説家を凌ぐようだ。専門領域ということになれば、すごいものだと思う。