世の中は、どう進むのかといえば、過去の出来事の積み重ねで、今があり、今のことが未来につながるのであって、当たり前といえば、そうであるが、やはり、その意味をよく自覚しておくことが重要であると思う。
小生宅に、子供の頃から、いや小生が生まれる前から、一本の樫の木が庭にある。その幹の中ほどに、エクボが二つある。それは、小生が小学生の頃、木製の野球バットで、木の幹をスイングして傷つけたものである。そのときの様子は、今も思い出される。
コツンと叩くと、簡単に木の皮がむけて、中の、白い、肌が見えた。いたましいという感じはあまりしなかったが、どこかに、ヒッカカルものがあったようには思う。傷は二箇所あり、二日にわたってスイングしたのだった。
二度目のときには、そのイタミが明確に自覚できた。誰に注意されたというのではなく、自分で、もうしないと、はっきり気持ちを決めた記憶がある。
以来、家を出て、学生時代、就職、転勤などあって、今自宅に戻っているわけだが木のエクボは、今も、くっきりとある。全体の幹は太くなっているが、その傷の部分が復活することはない。大きく凹んでいるのである。
人生、世界、すべてがそうである。今のいま、どうするかが、未来に影響する。未来が開けるような、そんな行動を、心がけなければならない。傷を見るたびに、そう思う。
小生宅に、子供の頃から、いや小生が生まれる前から、一本の樫の木が庭にある。その幹の中ほどに、エクボが二つある。それは、小生が小学生の頃、木製の野球バットで、木の幹をスイングして傷つけたものである。そのときの様子は、今も思い出される。
コツンと叩くと、簡単に木の皮がむけて、中の、白い、肌が見えた。いたましいという感じはあまりしなかったが、どこかに、ヒッカカルものがあったようには思う。傷は二箇所あり、二日にわたってスイングしたのだった。
二度目のときには、そのイタミが明確に自覚できた。誰に注意されたというのではなく、自分で、もうしないと、はっきり気持ちを決めた記憶がある。
以来、家を出て、学生時代、就職、転勤などあって、今自宅に戻っているわけだが木のエクボは、今も、くっきりとある。全体の幹は太くなっているが、その傷の部分が復活することはない。大きく凹んでいるのである。
人生、世界、すべてがそうである。今のいま、どうするかが、未来に影響する。未来が開けるような、そんな行動を、心がけなければならない。傷を見るたびに、そう思う。