本日模試のチビ。
終了後、ダッシュで向かったのは、
郷土を描く児童生徒美術展 中央展覧会。
県展であります。
県内の小中学校の44万点の応募作品の中から選ばれた、
知事賞120点を含む1010点の作品の展示。
昨年逃した県展行き、今年は叶って良かったね、
と話していたら、何と知事賞受賞の連絡が。
一年生の時に、
知事賞の作品を見て、すっごいな~と
ため息ついたのがつい昨日のことのようだけど。
最後に憧れの賞に入れて、
頑張れば頑張るだけの甲斐は、やはりあるではないか。
中学生の知事賞受賞作品はどれもコントラストが強くて、
くっきりと細部まで写実的に描かれているものが多く、
そんな中、チビの作品は若干アピールが弱い気が。
そこは、母の指導の影響かも(^-^;とか思いながら見たり。
水彩画で、例えば風景の中の鉄塔とか電線までも
くっきりと見たままに描くのは私は良しとしない。
水彩の特徴を生かして、
一番描きたいところ、見せたいところははっきり、
その他の部分や、構図の中で奥にあるものはぼかしたり、
にじんだように描く。
写真とは違う、水彩でしか表現できない世界観を描け。
とか、隣でわーわー言う母は、
さぞかし煩わしかったことであろう(笑)
何度も塗り直しを命じられ、
時にはなじられながら、
食いついてきたチビは結構根性ある、と思う。
その根性で、今後は自力で頑張ってくれたまえ。
絵は、みんな同じじゃつまらない。
作風については、それぞれ違っていいと思うけど、
この美術展は、割と
くっきりと力強く描いた作品が多く入賞しているかもね。
描きたいものを描きたいように描くのではなく、
その展覧会やコンクールがどんな絵を求めているのかを良く考え、
コンセプトに合った作品を送り出すのもすごく大事なんだなぁ。
と、3年間チビのいろんな展覧会やコンクールを見て来て思った。
それにしても、
精魂込めて描き上げた絵を見るのは、
なんと清々しい・・・。
心が洗われるようだわ。
もう、遠すぎるよぅ、と思ったけど、
片道2時間近くかけて出向いて良かった。
私も、油絵が急になりたくなった~。
けど私の場合、やり出したら止まらないからな。
80歳になるあるおばあちゃんとの話をしていたのは、
ましゃだったかな。
「私は60歳の時にバイオリンを習いたいと思ったけれど、
60にもなって、とその時は諦めてしまった。
でもあの時始めていれば、
それから20年も習う時間があったのに」って。
ほんとに、そうだよねぇ。
やりたいこと、やらなきゃ。