Keiママのお料理ノート

お料理大好きなKeiの日々の食卓、趣味の日記。

「素敵な日本人」

2020-01-18 22:52:39 | 趣味

東野圭吾氏「素敵な日本人」
ちょっと頭を休めようかな、と思い、
東野氏の短編集を。

全然違うテイストの短編はどれも面白かった。
難解な部分もなく、すんなり読める感じ。
一日の終わりに、空いた時間で読むにはちょうどよい。
けど、やっぱり私は長編が好き。
こんがらがってダンゴになっちゃうような、複雑なミステリや、
ドロドロに重たい人間関係とか、
そんな本に、かき回されたいの。



本日、センター試験初日終了。
ねーさんは今日は午後からなので、
お天気は心配してなかったけど、
予想外に午後も冷たい雪混じりの雨。
でも大雪でなければいいの。

ご本人様はまったく平常で、
「緊張感まるでなし」とか言ってたけど。
会場まで車で送り、
「頑張ってね」と送り出す側の気持ちというのは、
まったく何度経験しても、慣れるものではない。
寿命が縮んじゃう(~_~メ)

時に「熱すぎる」「真面目過ぎる」
と、家族からもドン引きされる私の性格(笑)
その私から見ても、ねーさんのこの一年の頑張りは、
文句のつけようがない。

本当によくやった、
と心の中で盛大に拍手し、
その背中を見送る母でした。







「上と外」

2020-01-13 21:18:33 | 趣味

恩田陸氏「上と外」
離婚している両親と、15歳の長男、小学生の長女が、
南米G国を旅行するところから始まり、
それぞれの角度から交錯する思いが描かれていく・・・と、
思いきや、旅行中にクーデターに巻き込まれ、
乗っ取られたヘリから子供ふたりだけ落ちて密林へ。
そこからはもう、怒涛の展開。

導入部が長くて、お疲れモードだった先週は、
数ページ読んでは寝落ちしていたけど、
展開し始めたら思い切り加速して、
思いもよらない方向に全力疾走!っていう感じ。
息もつかせぬ恩田ワールド。
読み進めるのに、ものすごいエネルギーが必要で、
なんか、読後、脱力・・・。

飛行中のヘリの扉がガ―っと開いて、
グラグラ揺れながら低空飛行する臨場感とか、
何か不穏な空気が漂う地下に続く道を、
ドキドキしながら降りる瞬間、とか、
そんな描写が果てしなくリアルで、
映像を見るようにドキドキと、手に汗握る感覚はいつものこと。
そして古代文明や遺跡、クーデターなどの政治的背景、
ジャングルや市街地の描写も、膨大な知識がないと書けない話。
さすがだなぁ。

恩田氏の話に登場する子供は、全体的にかなり大人びていると思う。
中学生と小学生の子供が、ジャングルに落とされて、
畳みかけるように襲い掛かる試練に、果たして耐えられるのか?
こんなにも逞しく生きられるだろうか。
その辺はやや疑問。
私には大学生くらいの行動力に感じた。
でも面白かったです。疲れたけど。


先日、朝ゴミを出しに行って戻ると、
家中の電気が消えてて。
ブレーカー落ちちゃった、と思って上げるとまた落ちる。
一つずつ確認しつつ上げていくと、どうやらガスオーブンのブレーカでダウンする。
我が家の家電の中で最高値であろう大容量ガスオーブン。
このコが壊れたら、私はどうしたらいいの・・・。
と、ビビりながらとりあえずブレーカーを下ろし、
数日経過した今日、おそるおそる上げてみたら、
大丈夫だった・・・ほっ。

液晶部分の電気系統が、若干不調気味だったから、
そのせいかな。





ライブストラップ

2020-01-03 20:41:13 | 趣味


感謝祭の時の銀テで、ストラップ作りました♪
スモーキーピンクのスエードの端切れを見つけて、
今回はピンク、と思って買ったけど、
実際合わせてみたらやっぱりビビットな色の方がいいね、
って感じで、以前に買ったフェイクレザーを使用。
スエードは、また何か他の時に使おう。



いつもテープを分けてもらったりしてるので、
友の分も作る。
ライブの事を思い返しながら、ストラップを作る時間は幸せ。

感謝祭のセトリに「IT'S ONLY LOVE」があって。
ライブ中、口ずさみながら聴いていたんだけど、
「またひとつ波が思い出さらって」の歌詞の「波」が「風」になってて。
その時はああ、風だったっけと思いながら流して聴いていたけど、
後になってBROS.のTwitterを検索しているときに、
「東日本大震災以降は、波を風に変更して歌唱されてます。
8年経った今もです・・・。私は福山雅治が好きです」
というtweetを見て。
ああ、そうか。
そういうことなんだ。
と思った。
私たち一人ひとりに寄り添う歌を唄い続けるましゃは、
きっとこれからもずっと「風」と唄うのだろう。

そういうましゃが、
私も本当に好きだなあ、と思う。
そして私も、そんなましゃのさりげない愛に、
しっかり気付けるBROS.にならなきゃダメじゃない、と思う。




ネットを検索したら、
また今回のテープも売りに出てた・・・。
残念。

私は絶対に売らないし、買わないけど。






しばらく途切れていた読書を再開。
今年一冊目は、恩田陸氏「蛇行する川のほとり」

夏という季節は、とりわけ若い人には特別な季節だと思う。
夏のはじまりとともに、わくわくする期待感が沸き起こり、
その短い季節を駆け抜けるように色々な経験をし、
大人になる季節。
私はもうとっくにそんな時代は終わってしまったけど、
少女たちの心の揺れや関わりが、
とても眩しく、緻密に描かれている。
キラキラ生きる少女たちの生活と、
そこに絡んだ謎めいた事件の空気が、一層読者の心を惹き付ける。
恩田ワールド、さすがだなぁ。

表紙絵と、表紙をめくった最初のページの挿絵は、
このお話の世界観そのもので、見入ってしまう。



福山☆冬の大感謝祭 其の十九

2019-12-28 19:59:33 | 趣味

12月27日は私のライブ納め。
昨日は、ぼっち参戦でした。
いつもと同じ時間に起床してお弁当を作り、
講習最終日のチビを送り出して夕飯の支度をし、
都内で所用を済ませてからパシフィコ横浜へ。

強風だったけど快晴で、夕焼けがきれいに撮れそうだたったので、
デジイチ持参で。
震えながらしつこく撮影(笑)




今年は、写真の腕を磨こうと思っていたのに、
あまり撮れなかったな。
悔いのない一年目指して、ガンバロウ。



とりあえずは気が済んで、会場入り。



ズラリと並んだ祝い花の列の、一番入口に近いところに、
ましゃの同期のとねちゃん達からのお花があって、和む。


私は、10月末に風邪をひいてから体調不良が長引いて、
元気じゃないといろんなことがうまくゆかず、日々いっぱいイッパイで、
一時は27日のチケットは、
FCのチケット譲渡システムに出そうかと思ったりしたけど。
せっかく当たったましゃのライブ、行かないで私は何のために生きてる?
と思い直してくぐったゲート。



き、き、キターーーー!!!
久々の神席!
発券された座席チケットの南A6を見た瞬間、ひとりで泣いた(T_T)
前から9列目。しかも南ブロック・・・。
やっぱり、来て良かった。
今までで最高じゃなのかってくらい、めっっちゃステージ近い。
ライブ仕様のTシャツ一枚になったら鳥肌が引かず、
寒くてまたコート着る。

嬉しさを共有する人がいないよ~
どうしてこんな神席の時にひとりなのぉ~
と会場にいるであろう友にLINEしたら、
自分の席からすっとんで来てくれた。

良かったねー良かったねー楽しんでねー。
って。ありがとねー、ありがとねー。
もう、開演前から胸がいっぱいで、ゆらゆら視界がぼやける。

ましゃが、めっちゃ近かった。
超至近距離で、ガンガン放出されるオーラを痛いほどに感じながら、
キラキラの空気を吸い込み、今年一番の幸福の瞬間に浸る。
コーラスの英子さんの、エレガントな立ち居振る舞いも、
じっくり見られて幸せ。
暗転したステージ上で、次の曲のギターの練習をするましゃ、
ジャケットを脱いで、髪を直してもらうましゃ。
遠くからは見られない、曲の合間のましゃをガン見して。

一分、一秒を全力で輝いて生きるましゃが大好き。
ライブの、この空気に浸るために私は頑張ってる。

神席、ありがとう。



久々に自力で捕獲したテープ。
ましゃが会場出口に銀テープお譲りBOXを設置してくれたおかげで、
ライブ中も全体がお譲りモードになり、
もっさり降ったところから横へ、前へとテープが譲られて行く。
そんな光景を見るのも心地よい。


ああ、シアワセ~。
とHappyな気分でライブは終わり。
スマホを確認する・・・と、
東京ドームのJUMPのライブのグッズプレ販に先輩と行ってるチビから、
LINEが入ってない。
ライブ開演直前に、
「今学校出てドームに向かってるから、ちょくちょく連絡入れておくね!」
「わかった、入れておいてね!」
とやりとりして、当然何か入ってるだろうと思って開いたら、
それきり3時間、音沙汰なし。

急に心配になり、LINEしても既読つかず。
電話してもコール鳴るだけ。
家に電話しても留守電のまま。

パシフィコを出て友達と合流し、
事情を話すと友も心配そうな顔になり、
駅に向かって歩きながら何度か電話するも応答なし。
時間も時間で心配は募るばかりで、
塾が終わる時間になったねーさんに、
家に帰って留守電確認するようお願いして、
とにかく、帰ろうと電車に乗って小一時間ほど経過した頃・・・
「先輩とスタバでお茶してて話こんじゃった」
「そろそろ帰るね」
とチビからLINE来て、
ズコーーー!
っと。
ひっくり返りそうになった・・・(;´Д`)

まったく、やってくれるよ相変わらず。
先輩には会ったことがないから、よくわからなかったけど、
先輩二人もチビも、スマホ片手にお茶するような今時のタイプではないらしく、
鞄にしまい込んだまま、着信も一切気付かず、
チビは自分が連絡入れとくねー、と言ったことすら忘れていたらしい。

いいけどぉ。何事もなかったンだから。

私のライブの余韻を返して(笑)

その後の帰り道、色々チビがやらかしてくれたことや、
ライブのこと、体調不良から始まった数々の負の連鎖について、
友に話まくりながら帰宅し、
私の夢の一日は終了。

もう、ほんとに、チビには勘弁してよって感じだけど、
昨日終了したデッサン講習、結構頑張ったから許す。



半日のハンデを乗り越え、完成したデッサン。

今頃は先輩と、ドームでJUMPのライブを楽しんでいるはず。

パシフィコでは今夜も熱い夜が繰り広げられているはず。
あの、エネルギッシュなステージを、二日連続。
ましゃはやっぱり、スゴイな。





SJY6

2019-12-25 23:37:58 | 趣味

福山☆冬の大感謝祭 女性限定ライブ聖女夜♡
昨日終業式のチビと出かけました。



いつも前日の夜に焦ってネイルして、
乾ききらないうちに重ねて塗って、失敗するので、
付け爪にデコって当日ネイルグルーでつけみた。
グルーの加減がわからず、会場到着までに一個なくなってたけど。
こっちの方がラクかも。次はしっかり接着しよう。


私たちより早めに会場入りした友の情報で、
フードはカレーとお蕎麦は空いてるけど、
タピオカが激混みとの情報。
やっぱりね。
でも長崎産の茶葉使用のミルクティ。
ましゃプロデュースならおいしいに決まってる、
ので、うねうねの列に並んで買いました。
正確にはチビに並んで買ってもらって、私はその間、
デジイチでビシバシ撮影(^-^;






ミルクティ、ほうじ茶ラテ、抹茶ラテ3種類の中から、
ほうじ茶ラテをチョイス。



700円也。
タピオカのもっちり度は専門店にはちょっとだけ負けるけど、
ラテの味は全然勝ってる。甘さ控えめで私好み♪
ストローが紙製なのも、さすがましゃ。
タピオカ飲んで、
福山大明神様にお参りしてから会場入り。

今年もイブをましゃと過ごせるシアワセ・・・。
それだけで何もいらないハズなのに、
人間と言うのは実に欲深いもので。
昨年よりも若干後方にずれた席に「えーー・・・」
とガックリ項垂れるワタシ。
神席への期待度が半端なかっただけに、後退は凹む。

そんな私にチビ、
「同じ空間で、生歌聴けるんだよ。それだけでいいじゃん。
ここで残念と思っちゃったら、もう楽しくなくなっちゃう。
ママが残念だって言うと、こっちも残念な気持ちになっちゃうよ。
せっかくなんだから、楽しもうよ」
って、確かにそうだね。本当にその通りだよ。
さすが、Johnny’sのライブにハズレまくってる人は悟ってる。
今、ここにこうしていられる時間を、最大限楽しまなくてどうする?
チビの一言で、一瞬もやっとした気分が吹き飛び。

そしてチビは、この一年でとても大人になった・・・。

と、思ったら着席前、開演前からもう涙が出るワタシ(笑)

ライブは、言わずもがな。
夢のような時間だった。
「タオルの綿埃さえも、粉雪のように見える今夜の甘い空気」
と仰るましゃの、一挙手一投足があまりにも神々しく。
叫んで、泣いて、思い切り笑って、
ドキドキして。
普段なら絶対言わない言葉を言って(と言うか言わされて)
言った後に照れるましゃが、かわいくて。

どんな本を読んでも、どこに行ったとしても、
私の魂を、こんなにも揺さぶることは出来ない。
私のネジを、
完全に外すことができるのは、ましゃだけ。

昨晩のことが、ずっと遠い夢のように感じるけど、
それでもなお、余韻だけは体全体に浸透していて。
これでまた当分、頑張れる。
チビも
「すっごく楽しかった!やる気出た」と。



ライブテープは、拾えなかった私たち。
残念!でもいいや~、と思っていたら隣の席の方が、
金銀一本ずつテープくれました。
自分で拾うより、嬉しかった。
Bros.最高!



ましゃのクリスマスカード、
来年も欲しいな。

ほんとに、欲しがりだなぁ。

と、ましゃにも言われたっけ。










「名前探しの放課後」

2019-12-14 23:03:48 | 趣味

辻村深月氏「名前探しの放課後」

以前借りたけど、上下巻の長編で、
忙しく時間がなくて読めないまま返却した本。
それからずっと気になっていたけど、やっと読めた。

すごく、良かった・・・。

現実には起こりそうもない設定でありながら、
登場人物の心理描写はリアルに現実的で。
読後の爽快感は「かがみの狐城」に通ずるものがある。
泣けた・・・。

そして週末であります。
まだ火曜、まだ水曜・・・と思いながら、
毎日いっぱいイッパイに忙しいけど。
一週間は過ぎてみればあっと言う間。

チビは昨日、テスト最終日。
仕事から帰宅したら、リビングの床に転がって寝てた。
風邪気味だったけど、ひどくならなくて良かったこと。

夜は、先日番組協力に行ったJohnny’sJr.の番組(録画)を見てた。
色々あって、OAはもう見ないのかなと思ってたけど、
この辺にいる、とか指さしながら。

めっちゃカッコ良かった。
でもこの日はショックが大きすぎて、あまり楽しめなかった、
と呟く。
そんなふうに話すのを聞くだけで、
母は胸が痛くなるのであるが、
ちょうど帰宅したねーさんが、
塾の担任の先生がJr.の誰それが好きなんだけど、映ってる?
とか聞いて二人で盛り上がっていたので、もう大丈夫なのだろう。

またいつか、行ければいいね。



週末の定番、今日はチョコバナナマフィンで。
いい加減、違うの作ろうよって感じだけど。
いろいろ考えたり、材料を揃えてる時間がないの。

あわあわと家事を済ませ、今日はチビと買い物。
先輩と行く、JUMPのライブに着ていく服を買いに。
以前からチビが好きそうだな、
と目をつけていたお店に連れて行ったらドンピシャで。
パンツ1点、ブラウス3点、計4点お買い上げ。
そうよ、ガウチョじゃダメなんだもんね!
いざという時、かわいいパンツがないと。



ウロウロして、3COINSで加湿器購入。
さすがに300円ではなく、2000円したけど。
充電式でどこでも使えるコンパクトサイズ。
もう少し小さくて1500円のもあったけど、大は小を兼ねる。

ねーさんに塾に持って行きなさいよと言ったら、
若干引いてたけど、イヤとは言わなかった(^-^;




「黄昏の百合の骨」

2019-12-06 22:23:50 | 趣味

恩田陸氏「黄昏の百合の骨」

恩田氏の小説が持つ、独特の雰囲気と、
常に背景に流れる恐怖感は言葉で表すことができない。
恐怖と言ってもガツンと身に迫る怖さではなく、
全体に薄くかかるベールのように、
さりげなく、けれども確かにその存在を見せつける恐怖。

「黄昏の百合の骨」の怖さは、
赤ずきんとか、
7匹の子やぎなどの童話に潜む怖さに似ている。

無邪気さを装いながら、実は冷酷な一面もある。
そんな怖さがある。



そして一週間、また終了。
チビは専攻が希望通り油絵に決定。
2年生から油絵、日本画、彫刻、ビジュアルデザインの専攻に
別れて学ぶことになる。
先日、美大とデザイン専門学校の説明会があったようで、
分厚い学校案内を持ち帰って来た。

それを読んでいたら、
なんだかとっても楽しそうだった。
ワクワクした…って、
私が胸ときめいても仕方ないんだけど。

学ぶって素敵。
創るっていいな。

私も何か、しなくては。





「噛み合わない会話と、ある過去について」

2019-11-30 21:48:27 | 趣味

辻村深月氏「噛み合わない会話と、ある過去について」
鏡の狐城で本屋大賞受賞後の第一作であります。
前作とは全くテイストの異なる作品。むしろこちらの方が辻村ワールドが
顕著にあらわれている、と思う。

自分には都合の良い過去が、実は相手にとっては
長年引き摺るほどのトラウマになっていたり、
忘れられない程に嫌な過去だったり。
そんなボタンの掛け違いはよくあることで、
その辺がキレ味鋭く描かれている。

「ポイズンドーター・・・」のすぐ後に読んだのだけど、
人間関係の中で生じる行き違いがテーマと言う点で、
あまりにも似ていて、続き物のような錯覚さえした。

ボイズントーターの方が、事件も絡んだより複雑な設定で、
あらゆる事が悪い方に回っていってこうなった、
と言う展開なのに比べ、
こちらは基本、一対一の会話のやりとりから発生する果てしないズレ。
そういう意味では、より身近で自分にも十分起こりうるという点で、
恐怖感がより深かった。

人間関係は、やっぱり難しいな、と思う。


今日、車で買い物に行く時、ラジオで
「令和元年もあと1ヶ月で終わりです」と聞いて、
チビと二人で「えー!」と叫んでしまった。

チビが、
「一年早すぎる!こんなんじゃすぐに死んじゃうよ!」
だって(笑)

それを言うなら私ですよ。
蕁麻疹が2週間経ってもまだ落ち着かないし、
体力の衰えばかりが気になる今日この頃(^_^;)

ああ、何もしてない。できてない。
私、一年何してた?
気持ちばかりが焦るねぇ。



「ポイズンドーター・ホーリーマザー」

2019-11-26 23:09:27 | 趣味
イヤミスの女王ここにあり。

湊かなえ氏「ポイズンドーター・ホーリーマザー」
読めば読むほどにイヤになり、
さては自分も、こんな風に思われているかも?と考えてしまう。
相変わらずの、ダーク&ベビーっぷり。
それでいてグイグイ引き込まれ、
どんどん読みたくなる面白さって、なんなんだ。

衝撃的な短編集。
6編の話の中でも印象的なのは本のタイトルにもなっている
「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」
一組の母娘がそれぞれ娘目線と母目線から描かれている。

親子と言う一番近しい人間関係は、その近さ故に、
些細なズレなら修復も容易いけれど、
大きなズレが生じた時のダメージも大きい。

お互いの思いが伝わらず、
どんどん噛み合わなくなり、最悪、壊れる。
娘目線だと何て勝手な親?
ポイズンドーターじゃなくて、
ポイズンマザーじゃないの?と腹立たしく思うけど、

親目線になると
見え方が180度違ってしまう。
人間関係て、なんて難しいんだろう。

私が、ひとつだけ間違いないと思うのは、
親の気持ちは、親になってみなければわからない、
と言うこと。

一生懸命になればなるほど、想えば想うほど、
それは、抑圧という名前の歪んだ力に姿を変えやすくなる。
かけられる方は全力で跳ね返したくなる。
時と場合と程度は違えど、
親の想いは完全には、子供には理解してはもらえない。
その気持ちは、親になって初めてわかるものだ。

ならば子供の気持ちは、
親は自分が子供だった頃を思えば理解できるのか。
いや、子供は100人いれば100人それぞれ違うもので、
自分がこうだった、は子供には当てはまらない。
だからズレが生じるのだろう。

そして親もまた、色々な親あり。
これもまた、紛れもない事実である。





ハプスブルク展

2019-11-23 22:59:59 | 趣味

風邪がやっと治りかけたと思ったら、
全身に蕁麻疹がザーッと・・・。
痒いし痛いし、今週も大変な一週間だったこと(^-^;

チビはJohnny'sJr.の歌番組の番組協力に当選し、
今日は「練習」のために渋谷へ。
先日、横浜まで一人で行くことに成功したので、
今回もひとりで行けると自信満々・・・。
けど、渋谷駅東口は今大規模工事中だし、
坂がいっぱいだから横浜よりも迷いやすい。
時間厳守の集合時間に遅れたらそこでアウト、
なので、渋谷駅までお供することにして、早朝から出動。
雨で、寒かった・・・。
予想通り駅前は工事中でゴタゴタしてて、
チビは全然違う方に行こうとするし(笑)
やっぱりついていって良かったじゃないの。

チビと別れて、上野国立西洋美術館のハプスブルク展へ。

寒いし、雨も止まないのでそのまま帰ろうかとも思ったけど、
一度思ったら、やらないと後で後悔するので。
上野うさぎやに寄って、どら焼きを買い、
大した距離じゃないからと美術館まで歩いたら、びしょ濡れになった。

雨だから、ゆっくり見られるかも、
と思ったら大間違いの激混み。
混んでるのは、苦手なんだよね。

甲冑や工芸品などのエリアは人でごった返していて、
私は絵が見られればいいので、そこは飛ばして。

昔、私が見たハプスブルク展は今回よりずっと規模が小さく、
銀座のどこかのギャラリーで開催されていたと思う。
展示作品の数もそんなに多くはなく、
マリーアントワネットの巨大な肖像画を見るのは今回が初めて。

本当に、ため息が出る美しさ、だった。

白いシルクのドレスは、写真だと白くとんでしまいがちだけど、
ドレスの光沢、細かいレースやタッセルの細部まで、
まるでそこにあるように緻密に描かれている。
この絵を見ただけで、来た価値があったと思わせる絵だった。

けど、やっぱり美術館に行くのはあさイチに限るな。

命の洗濯をして、
池袋西武で仁々木の苺大福、ハラダのラスクを買い、
満足して帰ろうと思ったら、予想よりも練習が早く終わったらしいチビから、
「道がわかんない~」のLINE
本番の会場は練習場所とは違うNHKホールなので、
練習終わったら実際に行ってみるように言ったんだけど、
まんまと道に迷ったらしい。

自分がいる位置とGPSの地図の表示がズレてて、
「途方に暮れてる」って・・・。
周りの画像を送らせて、
あれこれ指示してたらそのうち返事が来なくなり、
母も焦る。
警備員さんに道を聞いていたらしく、
その後何とか到着。
ホールへの道を尋ねたら、番組の収録ですか?と聞かれたらしい。
そうですと返したら楽しみですねって言われたと。
チビみたいなお上りさんが、結構いるんじゃないの(笑)

練習は、「もう腕がプルプル」だったと。
まずはキャー!という声援の練習、
セトリに従って手拍子、ジャンプ、振付の練習、
この曲は右手にペンライトを持って振り続ける、
この曲は手拍子しながらジャンプ、
とか細かい指定があるらしい。
チビは最初、手拍子とジャンプのタイミングが合わなくて、
途中でやっと出来るようになったと(爆)

当日は、ステージ後方の階段状のひな壇に並ぶことになる。
練習中、上手な人には、色付きの「最前列チケット」が手渡され、
その人たちが当日の最前列。
チビは番号が振られた「その他チケット」をもらってきた。

ライブはずれまくって、
落選通知の度に凹んでいてかわいそうな位だったけど、
いきなり同じステージ上の超至近距離で会えるなんて、
至福だね。


面倒くさがりで行動力の乏しいチビが、
一人で番協申し込んで、一人で行くと言うんだから
(実際は一人じゃ辿り着けなかったであろうけれども)
やはりJohnny'sの力は偉大だ。