雪が降りだしそうに寒い空の下で、はじける笑顔の波を見て、
今、子育ても一区切りついたような気がしています。
3年前、部活の中で最も忙しいと言われていた吹奏楽部に入部し、
土曜も日曜も一日中練習、練習の日々。
毎日の疲れに反抗期が重なり、
笑顔をなくしてゆくあなたを何とかしたくて、
でもうまくゆかず、
ずいぶん親子でぶつかったこともありました。
そんな毎日があったことが信じられない程、
今、あなたは生き生きと、希望に満ちた目をしている。
まるで蛹が蝶になって飛び立つように、
あっと言う間に変化を遂げ、
大きな壁を乗り越え、
自分の手で開けた扉の前に立っている。
手の中から、空に飛び立った蝶を見上げて無事を祈るような、
そんな気持ちでいます。
それは嬉しく、頼もしくもあり、
少しの寂しさもある。
今はもう、自分の信念を貫く強い意志を持ち、
未来へ進んで行くあなたへ。
これからも同じように見守り、
困難にぶつかった時には支えて行こうと思います。
時には煩わしいと思うようなことを忠告することもあると思う。
今までと同じように・・・。
その時には、お互いに(なるべく)感情的にならずに、
納得するまで話して解決したいと思います。
ずっと長く生きている人生の先輩として、ひとつ言うとするなら、
自分の為だけに使える今の時間を、最大限生かして欲しい、ということ。
これから始まる高校生活が、
振り返った時に、
眩しいくらいに輝いていた、と思える3年間でありますように。
卒業、おめでとう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/4a/d6d84e4200132846bd807725225a9e41.jpg)