デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

リボフ編11 帰国

2019-10-07 11:51:31 | 
今日も人形劇を見に行く。今日はハンガリーのオブジェクトシアター。いろいろなアイディアが折り込まれ、それを9人のアクターの動きでまさに変化自在な世界が現れる。人形劇というよりはクラウニングといってもいいかもしれない。クリューコフ親子はかなり気に入ったようで、クリューコフは公演後カンパニーのマネージャーと会って、名刺をもらっていたコメディアーダに招待したいという。コメディアーダにはぴったりかもしれない。ただ人数が多いが、これは調整できるだろう。公演後自宅近くまで戻り、ナージャを乗せてサーカス場へ。今日はサーカス博物館の支配人でもあり、サーカスの副支配人でもあるオレグと面会。開口一番新ディレクター就任後のサーカスの現状について、かなりの危機状態にあるとクリューコフ夫妻に訴える。チケット販売システムに対して茶々を入れられ、チケット販売が思うようにいかないこと、そして番組も落ちている、それはすべて新しいディレクターが就任してからおきたことで、入場者は去年に比べて大幅に減っているという。かなり状況は切実、また深刻なようだ。こんな話しを聞いたあと、サーカス博物館とサーカス学会の交流についていろいろ提案するのもなんだったのだが、持ってきた資料をとりあえず寄付。オレグはとても喜んでくれたし、提案があればよろこんで検討するし、交流はやっていきたいということでみんなで記念写真。
このあとサーカス場の向いにあるクリューコフ夫妻お気に入りの海鮮レストランというか貝(ムール貝)料理レストランでランチ。今日はクリューコフは自分を空港まで送っていかないといけないので飲まないというので、ナージャが付き合ってくれる。貝は確かに美味かったが、実が小さい。窓の外をみていたクリューコフが「あっ」と声をあげる。雪が降っているという。確かにみぞれのようなものが一瞬降ってきた。
家に戻り、まずは荷造り。今回は新しいスーツケースで、前のよりは少し大きめなので、なんなくパッキング。ナージャが見送りの乾杯ということで、食堂で待っていた。またウォッカを注いでくれて乾杯。20時に家を出る。家族全員が見送りに空港にきてくれるという。余裕かと思ったらなんと大渋滞に巻きこまれ、結局22時半すぎに空港着。オンラインチェックインをしていたので問題なくチェックイン。三人の家族と記念写真を撮ってお別れ。

23時40分離陸。ここで熟睡したかったのだが、あまり寝れなかった。定刻より30分前にドーハ空港着。ここでの乗り継ぎが短いので心配だったのだが、余裕だった。6時45分ドバイ発。朝飯を食べたあと「恋人たちのパレード」を見る。いくつか発見があった。武田泰淳の本も途中まで読んだのだが、今回はいろいろ中身が濃い旅になったので、字を読むのが辛くなってきた。カタール航空に乗るのは初めてだったが、乗り継ぎなどはドバイよりは楽だし、全体的に悪くはないのだが食事があまり美味しくない。夕飯は残す。
定刻通り到着。荷物も思ったほど遅くなく出てきた。帰りの電車は当然混んでいるだろうということで、スーツケースは宅急便で送ることに。エアーポート急行に乗れて、冨岡には12時半過ぎに到着。帰宅するとまるちゃんがお座りして待っていた(?)ようにお迎え(たぶん本人的にはちがうと思うのだが)。風呂に入って就寝。

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