日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
“ヤマボウシ” & 「蜘蛛」
玄関先に植えてある “ヤマボウシ”の花 は、真っ白に開いた花が茶色ぽく変色し、もう終わりになってきました
“ヤマボウシ(山法師、山帽子 )”は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木で、各地の山野に生えています
樹高は5~10mほどになり、葉は対生し、花は初夏(5月下旬~6月中旬)に咲きます “ヤマボウシ”の花は4枚の白い総ほう片が花弁のように見えますが、実際の花は真ん中のいがぐり頭の様に見える、数十個の小花が集まったものです
毎日早朝ウォーキング をしていますが、朝出るときに“ヤマボウシ”の花をなんとなく見ていました
真っ白い総苞片が、鮮やかと云える程に大きく拡がって、中央の黄色みを帯びた集合花が少し咲き始めたある日、苞片の上に、緑色の「蜘蛛」が一匹留まっていました この日は前夜に雨が降り、苞片は露の球が沢山ついていました
毎朝ウォーキングに行く前、なんとなく“ヤマボウシ”の花を見て出かけました
何故か毎日他の花には移動する事なく同じ花にいます
この「蜘蛛」の名前は分りませんが、姿からは「蝿取り蜘蛛」の仲間ではと思うのですが・・・
それにしてもネバリ強く、獲物を狙っています
下の画像 は、見かけてから四日目の姿です
中央の集合花が大分花が咲き、蜜を吸いに来る虫を待っていると思うのですが、こんなで獲物が取れるのでしょうか??
雨が続いて、つい「蜘蛛」君のことも、“ヤマボウシ”の様子も見ないでいました
気がついたら総苞片は、茶色に変わって、集合花は緑色した集合果になろうとしていました
そして「蜘蛛」君の姿が見えなくなっていました
さすがに、待てども餌がとれなかったのでしょうか!? それともべつな狩場に行ったのかな
“ヤマボウシ”のこの果実 はこれから次第に成熟し、9月頃には真っ赤に熟します
万葉集に、作者不詳ですが、“ヤマボウシ”の果実を詠った歌がありました
「この夕(ゆうべ) 柘(つみ)のさ枝の 流れ来(こ)ば 梁(やな)は打たづて 取らずかもあらむ」
柘(つみ)とは、“ヤマホウシ( 山法師)”の事です
歌の意味;
「この夕べに、仙女が化したという柘(つみ)の枝がもし流れてきたならば、梁(魚を捕る仕掛け)を打つような手荒な捕らえ方をしないで、それを取れないものだろうか」
“ヤマホウシ”は、今日6月15日の誕生花です
そして、花言葉は、「 友情 」 です