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「麦秋」と呼ぶ季節です

5月初めから始めた早朝ウォーキングも何とか続いています

始めた頃の田んぼ道ウォーク風景は、麦がまだ青々していましたが、気づくと周りの麦畑はすっかり枯れ色になり始めています 

道端で咲く野草たちもすっかり花が終わり、大分表情を変えてきました

 6月6日は「芒種(ぼうしゅ)」といって、「芒(のぎ)」のある穀物を稼種する季節になった事を意味するそうですから、いつの間にか季節が巡っているのですね

尚「 芒(のぎ)」とは、稲穂などの穀に付いている刺状のもののことです

今の時期を象徴する言葉で、「麦秋」という言葉があります・・・読み方は「ばくしゅう」・「むぎあき」とも読みます

「麦秋」とは夏の季語で、初夏の麦の刈入時を指しているそうです                                                         「秋〈あき〉」という言葉には、百穀成熟の意味があり、気象的にも空気が乾いて気持のよい陽気という意味で秋と共通性が多いことからそう呼ばれるようです

    向って右は新幹線高架です ・ 正面の建物はJA脱穀場です

    向って左奥の山並みは榛名山系です ・ 早朝でもあり、かなりの距離ですが良く見えます

 「麦秋」というと、秋のイメージですが、俳句では麦の穂が黄色く色付く時期、即ち夏の風物ともいえる黄金色に染まった麦畑をいうのですから、この言葉はちょっと文学性を感じます

こんな句を見つけました

    麦秋や子を負ながらいはし売      (小林一茶)  ・・・好物の鰯かじって麦を見る

    野の道や童蛇打つ麦の秋        (正岡子規)  ・・・おおこわ!蛇が出てくる季節かな 

    麦の秋十勝平野の黄絨毯        (作者不明)  ・・・麦の秋上州でも見事なり

    麦の秋絵文字のやうな飛行機雲    (作者不明)  ・・・飛行雲梅雨明けに見えるかな

    真つ直な道の暮れゆく麦の秋      (作者不明)  ・・・キラキラと早朝に見る麦の秋

 右のは私の感想です  

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