goo

湯の丸・花高原の花達 : “猩々袴”&“岩鏡”&“筆竜胆”

先週から、「湯の丸高原」の花散策に行って、見かけた花を紹介しています                                              出かけて一週間経ってますから、花達の様子も変わってきているかもしれませんので、少々慌てています

そんな事で、今日は写真だけでもと思い、まとめて3種類紹介します

まずは“ショウジョウバカマ(猩々袴)”です

ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草で、北海道から九州までの、やや湿った場所に生えます

生育の垂直分布は広く、人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えているそうですが、私は亜高山の山の中でしか見た事がありません

湯の丸では、色の違った二種類(?)の“ショウジョウバカマ”を見かけました (下画像  )

 

下の画像は、“イワカガミ(岩鏡)”です

イワウメ科イワカガミ属の多年草で、高山帯から亜高山帯に分布し、草地や岩場に群生しています                                 “イワカガミ”の名は岩場に生えることと、光沢のある葉を鏡に見立ていることに由来しているそうです                                                                    

花期は春から夏で、10~15cmほどの花茎を伸ばし、4~6輪くらいの花をややうつ向き気味につけます                                                                                           花色は鮮やかな淡紅色で、花弁は5つに分かれ、先端はひだの様に細かく裂けています

 

下の画像は、“フデリンドウ” です

“フデリンドウ(筆竜胆)”は、リンドウ科リンドウ属の越年草で、亜高山帯以下の草地や明るい林に生える小指の高さほどの“リンドウ”です                                                                         普通の“リンドウ”は根性葉がありますが、“フデリンドウ”は無いので識別の目安になるようです

花期は4~5月で、青紫色の花を、茎の上部に1~数個、上向きにつけます                                   花は日を受けて開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態に閉じています                                                        花冠は筒状で長さ2cm程度、先は5裂なのですが、副裂片があるので沢山裂けているように見えます

 

「湯の丸高原」で見たこれらの花はみんなとても小さな花達で、足許を注意しないと踏みつけてしまいます                                                                                  写真  撮りも、周りの花を踏まないよう結構気を使いました                                                          この次来る時も又見れるといいな

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )