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湯の丸高原の花達 ;“オオカメノキ” → 別名 “ムシカリ”

先日 湯の丸・「花高原」のツツジ平を歩いていて、真っ白い花の咲く一際目立つ樹がありました

その隣の方に“ヤマサクラ”が花開いておりましたが、その白さは桜よりも眼だっていました

近づいてパチリ!!し、名前を調べた所、どうも“オオカメノキ(=別名:ムシカリ)”らしいと分りました

“オオカメノキ”は、スイカズラ科 ガマズミ属で、亜高山帯にかけて生育する高さ2~5mの落葉小高木です

葉は対生に生え、6~20cmくらいになり、形はちょっとハート型亀の甲羅に似ています                                    これから“オオカメノキ”の名前がついたのでしょうか!?                                                     葉の表面脈上に毛がありますが、他の部分は無毛で、葉が大きくなると虫によく食われているものが多いので、“ムシカリ(=虫狩)”の別名があります

見かけた“オオカメノキ”はまだ若葉が出たばかり・・・、虫達もまだ気がついていないのか虫食いの痕は見られませんでした

   向って左の緑は、“カラマツ”の若葉です  中央奥の白い幹は、“白樺”です 

    右手前が“オオカメノキ”  右奥・茶赤色の葉をした樹は“ヤマサクラ”です

まだ朝早い時間でしたから、カラマツ林から郭公(かっこう)の声がし、“レンゲツツジ”の群落からは「ウグイス」の鳴き声が聴こえてきました

“オオカメノキ”の花は枝先から散房花序を出し、花の中心部は小さな両性花をつけています                                           周りは直径3~4くらいの白く大きな装飾花が取り巻いています                                                                                           

“アジサイ”の花に似ていますが、“ヤブデマリ”の花 がそっくりです                                                            見分ける方法は、“オオカメノキ”の装飾花はほぼ同じ形に5深裂するけれど、“ヤブデマリ” の花冠は不ぞろいに5深裂し、一つ小さい花びらがあります                                                          装飾花は実のならない不稔花で、その中心は申し訳程度の痕跡的な雄しべがあります

中心の両性花は稔性のある正常花で、花径6~8mmくらい、花弁は5つに分かれ、短い雄しべが5本あり、中心部に雌しべがあります

 “オオカメノキ(別名:ムシカリ)”の花言葉は、 「 以心伝心 」  です

「以心伝心」とは、「黙っていても通じる私の心」の意味ですが、「花高原」に咲く“オオカメノキ”は以心伝心・早春の山を感じさせてくれました・・・ちょっとこじつけぽいかな    

 

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