日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
「つるし飾り」の展覧会を見ました・・・色々な手作り人形が見られました
パソコンの具合がよくありません
先だって電機屋さんに持ち込み点検修理をしてもらったのですが、エラー表示が出てインターネットにうまくつながりません
処理する知識がないので、よく分かりませんが復元操作で動かしています
また再点検修理をしなくてはと思っていますが、手許にあるうち書き込みしようと始めました
10日ほど前、関越道藤岡ICにある「道の駅ララン・花の交流館」内の展示場で「雛のつるし飾り」展が催されていました
道の駅の産直を覗きにいって気が付き、撮った画像です
「雛のつるし飾り」とは、縮緬などの着物の布を解いて作った細工物を紐で繋げて、竹等で作った輪に吊るして飾りにした物です
その起こりは江戸時代とされており、細工物一つ一つに長寿や健康などを願う意味が込められ、飾られたものとされています
飾られ出した当初は、雛人形はとても高価なものなので特別裕福でない家庭においては、雛を手作りし飾り始めたものと思われます・・・庶民の雛壇代りと云えます
飾り方も地域によって多少の違いがあるようですが、通常桃の節句や端午の節句に、お雛様に代って細工して飾るようです
色々な細工物を吊って飾っています・・・「吊るし雛」ではなく、縁起物と云うので、「つるし雛」と書くのがいいそうです
彩り鮮やかな細工物 ( 長寿を祈願する物、喜寿や米寿のお祝いの物としての細工、つるす数も意味があるそうです )
作られる「つるし雛」は、ただの可愛いお人形ではなくて、それぞれにちゃーんと意味があるようです
「つるし雛」は、全体として「衣食住に困らないように」との願いを込めて飾られるものの意味もありますから、細工物として作られる対象はさまざまです
因みに、動物や花、衣服、遊び道具や野菜など、いろいろなものが見られます
整理してみると、桃(長寿)、猿っ子(魔除け)、三角(薬袋香袋)を基本として50種の細工があるそうです
つるす形は、これらを5列の赤糸に各11個の細工をつるし、計55個にそろえ、これを対で製作することにより110個の細工がつるされたものが基本型とされています
一般的には、直径30cmの下げ輪に170cmの長さで吊るされ、飾りの数は3、5、7、9などの奇数で組み上げられるのだそうです
この理由は、縁起物だと云う事で、割り切れる数字(偶数)を避けてのことだそうです
造られ、下がっている細工物の願いをちょっと考えてみました
狐の嫁入り雛
六地蔵様と嫁装束
つるし雛だけでなく、同様の御飾りの意味を含めて色々の手芸細工が造られ展示されていました
花が細工されていました
河津桜とツバキ
河津桜は本物花と細工花が混ざっています
細工物のツバキ花です (葉は本物です)
「雛人形」は、宮中の殿上人の装束(平安装束)を模して造られなかなか細工が難しい高価なものです
時代の流れで、日ごろから手作りの人形で祝うのはとても身近で気持ちが温まります
鉢植えの春 フクジュソウ&フキノトウ
先日産直の花棚で、鉢植えされた春を見つけました
フクジュソウ(福寿草)の鉢植えです
フクジュソウは、キンポウゲ科の多年草で、別名、ガンジツソウ(元日草)といいます
日本原産で、山野の落葉樹の下などに自生し、自然環境下では2月下旬~4月に開花します
地面からにょっきりと花茎を出して、その先端に径3cmほどの丸い花を1~数輪、真上に向いて咲きます
包に包まれた短い茎の上に黄色い花が咲き始めていました
フクジュソウは江戸時代より多数の園芸品種も作られている古典園芸植物です
フクジュソウの花はパラボラアンテナのようにゆるいお椀型になっており、日射しを中心部分に集めて空気を温め、受粉をしてくれる虫を誘ったり、虫の動きを活発にする役割があるのではないかと言われています
鮮やかな黄色い花は、太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)します
福寿草という和名は太陽を象徴して、新春を祝う意味でつけられた名のようです
このため売られているフクジュソウの鉢は、正月用の小さな化粧鉢にフクジュソウを植えつけたものなのかもしれません
植え付けの際に根を大幅に切りつめる必要があり、開花後に衰弱してしまうので、できれば地植えして鑑賞するのがよさそうです
フクジュソウの 花言葉は、 「幸福」、「幸せを招く」、「永久の幸福」、「回想」、「思い出」、「悲しき思い出」 です
フクジュソウ鉢の隣に並んで、フキの鉢植えがあり、フキの花が咲き出していました
フキはキク科フキ属の多年草で、日本原産で近縁種の少ない独特の野菜の一つです
フキの名は、冬に黄色い花をつけることから付いた「冬黄(ふゆき)」が略されたものだそうです
開花時期は通常2月初めから3月末頃までです
春一番にフキの地下茎から、花芽と葉がでてきますが、花のつぼみをフキノトウと呼んでいます
即ちフキノトウはつぼみの部分にあたり、この花が咲いた後には地下茎から伸びる葉(=ふき)が出てきます
フキノトウもフキの葉も春の季節を表現する、山菜食材です
特にフキノトウは天ぷらにすると絶品で、毎年畑に植えたフキノトウ採りが楽しみです・・・以前は山に採りに行ったのですが、段々面倒になり畑に植えました
フキノトウが割れ、花が顔 (^^♪ を出し始めています
フキノトウの 花言葉は、「 待望 」、「 愛嬌 」、「 真実は一つ 」、「 仲間 」 です
コブシのつぼみが膨らみ始めたかな!?
インフルエンザが大分流行ってきたようです
二年ほど前インフルエンザにかかって一週間ほど休んだ事があります
何故か「馬鹿は風邪をひかない」と云う事を言われていますが、それまでインフルエンザなんて罹ったことのない私が罹りました
あの時お医者さんからインフルエンザ用の吸入剤治療をうけ、たちまち治りました
最近の医学はすごいなと感心したものです
毎日頑張って早朝ウォーキングをしていますが、コブシ(辛夷)の樹に花芽が大分膨らんできたのに気が付きました
朝日をあびて輝いているコブシの冬芽(花芽)
コブシ(辛夷)はモクレン科モクレン属の落葉広葉樹の高木です
早春(➝3月早々くらいから)に、他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせ、別名「田打ち桜」ともいいます
樹高は15m、幹直径は概ね30cmほどになるそうです
果実は5~10cmの集合果で、にぎりこぶし状のデコボコがある形で、この果実の形状からコブシの名前の由来になったと云われています
枝は太いですが折れやすく枝を折ると、嗅いだことがないのですが 、芳香がするそうです
樹皮は灰白色から帯黄灰色、ほぼ平滑で、煎じて茶の代わりや風邪薬として飲まれます
見上げてコブシをパチリしました
コブシの冬芽は、厚い毛皮のコート(鱗片)に包まれ冬越ししますが、ほとんどが花芽のように見えます
花芽の芽鱗の毛は立ち、葉芽はねた毛で覆われ伏生しています
但し花芽の脇にある小さい芽は、葉になる芽ですから、一体になって毛に覆われているのが冬芽と云えます
モクレンやハクモクレンの枝と冬芽が上向きで付くのに対して、コブシの枝には水平に近い角度で冬芽が付きます
冬芽をつけた枝間が、まるで幾何学模様に見えます
コブシの花の開花は農作業を始める目安としている地区が多いそうです
このため「田打ち桜」とか、「田植え桜」、「種まきザクラ」等とも呼ばれています
「糸桜」と呼ぶこともあるようですが、これは麻のタネを播くことからきているそうですし、鹿児島ではこの花が咲くと、サツマイモを植えるといいます
今年は私も、サツマ植えはこれをさんこうにしてみようかな
尚 多くの植物がそれぞれ決まった時期に花を咲かせるのは、1日の昼間(夜間)の長さを知ることができるからで、植物がそれぞれの特性にあった正しい季節に開花することは子孫を確保する上で不可欠であるとみられます
何気ない自然の営みですが、どうやって判断しているのか不思議です
冬早朝の様子を久しぶりに眺めてきました
早朝ウォーキングを再び始めてますが、なかなか続きません
再チャレンジとは難しいものですね
メタボ対策で丸2年有余続いていたウォーキングが、昨年夏の暑さで畑作業をするために早朝するようになったら、簡単にそれまで続いたウォーキングの習慣が薄らぎました
夏が過ぎたのに、台風が来たからとか、日中畑をすればメタボ対策になっているからとか、我が身勝手にウォーキングをサボるようになりました
孫がやってきて、『爺ちゃんは、お相撲さんに負けなくなったね』と、気にしていた事をズバリ!!
体重を量ったら、なんと増えているし、お腹周りも確かにXcmプラスです
2年有余かかって維持してきたのに・・・『参った・参った』です
12月に入ってやっとまたゥォーキング開始したのですが、寒いし、朝は暗いしで、なかなか床の中から離れがたくなりました
お正月の御餅もたくさん食べ、お酒を美味しく楽しんだら、またまた体重が増しました
一大決心で、気合を入れ、またウォーキングを始めました
久しぶりに歩いたら、寒いけどいい気持ちです
見慣れていた筈の朝日の輝きが、新鮮に見えました
日の出間近の高圧送電線高架 ( 高架線の鉄塔群と新幹線の高架に朝日が当たりはじめています )
鉄塔の幾何学模様がとても印象的に見えました
朝日に照らされ始めた高圧送電線高架の向こうに、お月様が残って見えました
少し明るさが増してきました
朝の活気が出て来て、通勤電車が走ってきました
慌ててシャッターを押しました
準備なしなので、何が何やら…
冬早朝の景色 (向かって左:走り来た通勤電車、 上の高架は新幹線、 中央奥:浅間山、 右高架は上信越道)
元の体重とお腹周りになるのには、また少なくとも2年はかかるのかな
そうは思わず、初めてメタボ対策始めたつもりでチャレンジです
まずは1ヶ月継続が目標ですね
我が家の柿で、「干し柿」を作ってみました
我が家の庭には、実生の柿が3本ほどあります
スーパーで買って食べた美味しい柿の種を、家で食べられたら…と、庭に蒔いたら芽が出て、いつの頃からか生り始めました
甘柿だと思ったのが、実はこの柿・渋柿でがっかりしてました
でも物知りの友人に聞いたところによると、甘柿でも実生から育てると、渋柿なのだそうで、ある頃から甘柿になるのだそうです
本当かな!?
因みに甘柿と渋柿とはと調べて見ましたら・・・次のような事が分かりました
甘柿は、成熟すると樹上で果実の渋が抜けますが、渋柿は、完全に軟くなるまで渋いままです
渋みの原因はタンニン物質に寄ります
甘柿は、果実の成長後半にタンニン物質が固まり、水に溶けないため、舌に渋味を感じなくなっています
渋柿は何故か理由は分かりませんが、成熟してもタンニンが固まらなかったり、部分的にしか固まらなかったりするために渋味を感じます
ただし、渋柿でも過熟して、いわゆる熟柿(じゅくし)になると渋が抜けますから、成熟時の気温の関係があるのかもしれません
なお、甘柿には、種子ができるとそのまわりにゴマといわれる黒褐色の斑点ができて渋が抜ける不完全甘柿と、種子ができるできないに関係なく渋が抜ける完全甘柿とがあります
不完全甘柿には、西村早生(にしむらわせ)、禅寺丸(ぜんじまる)などの品種があり、完全甘柿には、富有(ふゆう)、次郎などの品種があります
また、渋柿にも、種子ができるとそのまわりだけゴマができるが、果肉の一部あるいは大部分が渋い不完全渋柿と、種子ができるできないに関係なく渋が抜けずゴマもできない完全渋柿とがあります
不完全渋柿には、平核無(ひらたねなし)、甲州百目(こうしゅうひゃくめ)(別名:蜂屋(はちや)、富士)などの品種があり、完全渋柿には、西条(さいじょう)、愛宕(あたご)などの品種があります
我が家の柿は一体どれか分かりませんが、不完全渋柿の様に思えます
一昨年の時は、沢山生ったので、樽柿ふうに焼酎で渋抜きして食べましたが、どろどろに(➝表現悪いですね!!)熟してしまい、大半は庭に来るヒヨドリやメジロにやりました
昨年は少し量は減りましたが、そこそこなりましたので、熟した順に採っては食べていました
でもとても食べきれるものではないので、「干し柿」を作ってみようと思い立って挑戦しました
「干し柿」は柿の果実を乾燥させた食品で、ドライフルーツの一種です…別名:ころ柿(枯露柿、転柿、ころがき)、白柿(しろがき)とも呼びます
「干し柿」は渋柿を乾燥させることにより、渋柿の可溶性のタンニン(カキタンニン、シブオール)が不溶性に変わって(渋抜きがされて)渋味がなくなり、甘味が強く感じられるようすることでつくります・・・(➝その甘さは、砂糖の約1.5倍とも言われます)
何の「干し柿」つくりの知識はないまま、皮をむいて、布団干しにぶら下げて作りました
150個くらいの渋柿を、へたをつけて果皮を剥き、枝と柄のT字型の部分を10個ぐらいを一本の紐で結びつりさげました
雨露を避け、通風をよくするために、蒲団干しを物陰に移動し囲って干しました
約1ヶ月様子を見ながら仕上げました
カビが生えたり、味見をしたりで数が減って、最終は製品歩留り60%ほどでした・・・到底売り物にはなりませんが
完全に乾燥させずに、水分を十分に残して果肉がまだ柔らかい状態でも、渋味がなくなるため、この状態で結構食べました
売り物の干し柿は、後で知ったのですが、カビが生えたりしないために、果皮を剥いたら熱湯に潜らせたり、ある程度乾燥したら硫黄で燻蒸したりするのだそうです
よく乾燥すると柿から、「柿霜」と呼ばれる白い粉がでてきます・・・これは、柿からの糖分(➝ブドウ糖)です
日本に柿が伝わったのは弥生時代といわれていますが、文献では平安時代に干し柿の存在が確認でき、927年に完成した『延喜式』に祭礼用の菓子として記載が見られるそうです
お蕎麦を入れてあった箱に並べて、孫達にお正月にお菓子としてふるまいました
正直なかなか手を出してくれませんでしたが、私の労作を知って一番下の孫娘が、甘くて美味しいと云ってくれほっとしました
来年はもう少し『見てくれも味の内』と、上手に作ってみようかな
尚、「柿霜」は、体内摂取すると疲れを取り、脳の働きを高めてくれますから、好きな碁を打つ時のおやつにはいいかなと密かに思っています
黄葉&紅葉のメカニズムをちょっと勉強しました
紅葉・黄葉はもうすっかり群馬の辺では終わりになってきました
周囲の山々は雪景色です
昨日は全国高校駅伝がテレビで放送されていました
舞台は京都です
秋日和、黄葉のまだ残ったイチョウ並木の中を女子高生が走っていきました
群馬の常盤女子高が優勝候補の一角だったようですが、 果たしてどうでしょう・・・残念ながら3位でした・来年に期待ですね
黄葉&紅葉は、京都を過ぎ目下南下中のようです
先だってまだ紅葉&黄葉が盛んな時、群馬のあっちこっちの紅葉・黄葉をパチリして来ました
群馬・高崎の植物園の紅葉&黄葉散策路です
近所のお寺の境内です ・・・イチョウの黄葉に混じって、サクラの紅葉葉が入り混じっています
寺の鐘楼の下は、銀杏の黄葉で敷き詰められていました
冬が近づくと植物は、葉を落とすための準備として葉と枝の境に離層を形成し、この離層によって、葉の中で光合成によって作られた糖分は枝の方に移送されるのが妨げられ、葉の中に残ります
葉緑体の中には、緑の色素「クロロフィル」と、黄色の色素「カロチノイド」が含まれています
「クロロフィル」の量は「カロチノイド」に比べて8倍とはるかに多いため、春夏は緑の葉に見えています
秋になると、葉の中の色素の「クロロフィル」が分解されると緑色が消え、隠された「カロチノイド」の黄色が表にでてくるため葉は黄色くなります
葉に残っていた糖分は、「アントシアン(アントシアニン)」という赤い色素が形成され、この過程でいろいろな紅葉・黄葉になります
尚、褐色になる(=褐葉)場合も赤色と同じ仕組みで、「フロバフェン」という色素ができるためです
真っ赤になった“モミジ“です
植物の種類により、紅葉・黄葉のなり方は異なっており、変化の過程の中で、緑から赤紫、赤、橙、黄、褐色というように様々な色が形成されます
紅葉がより美しくなる条件としては、1.夜間の急激な冷え込み、2.大気の乾燥による地中水分の減少、3.直射日光(紫外線)の強さと言われています
これらの条件が揃うことにより、紅葉の過程、つまり、離層の形成、糖分の蓄積、葉緑素の分解などがより強力に促進されるとみられています
空気が澄み、昼と夜の寒暖差が大きいところでは色がより鮮やかになるといえます
〝モミジ″と″銀杏″の降り積もった散策路・・・高崎植物園にて
紅葉・黄葉の違いは植生条件(気候条件、地理的条件、山の北斜面南斜面など)によると考えられています
山の北斜面では、南斜面に比べて、赤でも淡い色の赤を見ることが出来ますが、これは直射日光(紫外線)の当たり方の違いによるものと考えられています
このように同じ種類の植物でも生育条件差やまた個体差などの違いなどから赤、橙、黄色などが形成されると考えられます
なお、葉緑素が残って光合成で赤くなる場合は、最初緑から紫色に代わり、葉緑素が抜けて行ってやがて真っ赤になることもあります
イチョウなどの黄葉は、葉に含まれている「カロチノイド」色素によって起こります
イチョウの黄葉
イチョウの黄葉 ・・・ギンナンがいっぱいなっていましたから、雌木と思われます
イチョウはなぜ黄葉だけで、紅葉しないのでしょう
紅葉は、葉で作られた糖分が葉に残って、それがアントシアンに変化して赤くなるのですが、イチョウの場合、葉で作られた糖分が幹の方に吸収されてしまい、葉に「カロチノイド」だけが残り、黄葉します
なお、クヌギやケヤキなどの褐色は「タンニン」の働きによってなります
ドライになったフジバカマ・・・早朝ウォーキング再開してます
寒波襲来です
北海道は960パスカルの低気圧で台風のような風と共に雪が降っているそうです
今年の冬は暖冬の筈ではなかったのでしょうか
先だってより(11月末~)早朝歩きを再開しました
半年間ほど歩きに変えて、朝畑作業(草取り、策切りなど)をしようと切り替えて以来、習慣は切り替わってしまいました
でもちゃんと、畑をしていたのは夏の内だけで、いつの間にか天候にかこつけて、畑往きをやめていました
途端に運動不足で、メタボ復活です
メタボ監視のクリニックからちゃんと対策どおりしているかチェックが入りました
恥ずかしいので再開したのですが、寒くし、夜明けの暗さもあって起きるのに一苦労です
私の決めたウォーキングの一つで最も短い距離から始めています
久しぶりに歩いたコースでは、麦が芽出しし、フジバカマがドライになって咲いていました
麦畑の端で咲くフジバカマ・・・目いっぱいにドライ花です
フジバカマ(藤袴)は、キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物で秋の七草の1つです
原産は中国ともいわれるが、万葉の昔から日本人に親しまれてきました
開花時期は、10月初め~11月末ごろまでですが、種が風で飛ばないと画像のような姿で冬の花のように咲いたままでいます
花はうすい藤色の混じったピンク色で、花弁の形が袴の様になっていることから、フジバカマ(藤袴)の名が付きました
フジバカマは生草のままでは無香ですが、乾燥するとその茎や葉に含有されている、クマリン配糖体が加水分解されて、オルト・クマリン酸が生じ、桜餅の葉のような芳香がします
この香りを好んだ平安時代の女性は、フジバカマを干した茎や葉っぱを水につけて髪を洗ったそうです
こんな歌を見つけました
「 藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたへず 野辺(のべ)の秋風 」 ( 金槐和歌集 源実朝 )
ドライフジバカマのアップです
若いオリーブの果実をかむとものすごく痺れます
先だって、産直の花木コーナーで、オリーブの木に沢山の果実が生っているのを見つけました
オリーブは、モクセイ科の常緑高木で、中近東・地中海沿岸・北アフリカが原産と考えられています
葉が小さくて硬く、根は地面の比較的浅い位置に張っているので、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています
人類との関わりは非常に古く、クレタ島ではで紀元前3000年頃に栽培されていたと言われています
オリーブの枝は、ハトとともに平和の象徴とされています
これは、『旧約聖書』ノアの箱舟のくだりで
「神が起こした大洪水のあと、陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきた。これを見たノアは、洪水が引き始めたことを知った」との一節に基づいているのだそうです
日本には1860年代に渡来(➝オリーブの実はスペイン国王から秀吉に一樽贈られた記録があるそうです)し、栽培は瀬戸内海の小豆島や岡山県、兵庫県で行われています
直径2cm位のオリーブ苗ですが、果実が沢山生っています
オリーブの葉は細く先が尖った楕円形をし、葉の表面は光沢のある濃緑で裏面はより銀白色を帯び、対生しています
この時期花は見れませんが、初夏にモクセイに似た白色~黄白色の4弁花の地味な花が咲きます
花は芳香をもち、花形は品種によって異なります
果実も球形やタマゴ形など品種によってことなります
最初は濃緑色で、次に黄緑色になり、10~11月頃完熟して黒紫色になります
但し、オリーブの実が生るためには、違品種を2種以上揃える必要があるそうです
熟したオリーブの果実です
果実の中には1コ(まれに2コ)のタネが入っています
果実には、オレウロペインという苦み成分が含まれており、若い果実は生のままでは渋くて食べられません(➝ 一口噛んだだけでも数時間、口の中が渋みでしびれた状態が続き、味覚も低下するそうです)
果実は塩漬けにして食用とされ、熟した果実はつぶしてオリーブ・オイルを採ります
塩漬けするには、渋抜きが重要です・・・緑色のオリーブ果実をそのままかじると、2時間は舌がしびれたままになりますから、用心です
熟したオリーブアップ・・・触ってみたら結構固いので熟しているかは???です
オリーブの 花言葉は、「 知恵 」、「 平和 」、「 勝利 」 です
タラノキって黄葉するんだ!?
山菜の王様と云われる タラノキが黄葉するのを初めて知りました
冬を迎えるタラノキは落葉してしまい、黄葉姿はないと思っていました
先月下旬、街なかにある荒れ地に沢山のタラノキが群落をなして生えているのを見つけました
この荒れ地は大分前に住んでいた人が、タラの芽でも採収しようと植えておいたのかもしれません
黄葉が始まったばかりなのでしょうか!?
緑と黄色が織り重なるように、優しい葉色で、埋まっていました
黄葉し始めたタラノキ
タラノキはウコギ科の落葉低木です
樹の高さは2~4m程度、あまり枝分かれせずにまっすぐに立ち、葉は先端だけに集中しています
樹皮には幹から垂直に伸びる棘が多くあります・・・見つけたタラノキは思ったほど、棘は少ないので、「雌(女)木」なのかもしれません
葉は奇数二回羽状複葉で、全長が50~100cmにも達する大きなもので、全体的に草質でつやはありません
葉柄は長さ15~30cmで基部が膨らんでいます
小葉は卵形~楕円形で長さ5~12cm・裏は白を帯び、葉の全体に毛が多くありますが、次第に少なくなり、柄と脈状に粗い毛が残るだけになります
夏に小さな白い花を複総状につける花序を一つの枝先に複数つけ、秋には黒い実がなります
葉柄も黄葉したタラノキ ・・・ 下の方から黄葉し、落葉するように見えましたが、何でかな!?
タラノキの葉は二回枝分れする2回羽状複葉という形態の葉で、樹木の葉としては、羽状複葉のタイプ葉では世界最大級の葉の大きさなんだそうです・・・世界最大だなんて本当でしょうか!?
ちなみに、分割していない単葉タイプの葉で最も大きいのはホオノキだといわれていますが、理由なくこちらは納得しています
タラノキの黄葉をみながら、ふと今まで黄葉を見なかったのは、タラノキが雄の木だけだったのかもしれないと思いました
とにかく私の知るタラノキは、黄葉せずに落葉し、場合によっては枯れていましたから・・・
落葉したら、低い位置で切り戻し、越冬させます
株もとを覗きこみ、黄葉を味わいました
黄葉が終わり、冬芽がでて、来春新芽が出たら、こんなに一杯のタラの芽どうするのだろう
よそのお宅のタラの芽だけど、山菜好きの私には気になりました
メタセコイアの黄葉・・・球果を見つけました
最近メタセコイア(➝別名:曙杉、イチイヒノキとも云います)をあちこちでよく見かけます
メタセコイアはヒノキ科(またはスギ科)メタセコイア属の針葉樹で、1属1種です
メタセコイアの化石が、1939年に日本の関西地方の第三紀層で、常緑種の「セコイア」に似た落葉種の植物遺体(化石の1種)として発見されました
発見者は、「セコイア」に「のちの、変わった」という意味の接頭語である「メタ」をつけてメタセコイアと命名し、1941年に学会へ発表されているようです
この時は絶滅種の樹木として考えられていたようですが、数年後の1945年に中国四川省磨刀渓村(現在は湖北省利川市)の「水杉(スイサ)」が同種樹木として現存することが確認され、「生きている化石」と呼ばれるようになっています
1950年頃から、種子からの実生が、日本の各地に配られ、公園や街路樹として植栽されたようです
各地で見られるメタセコイアの巨木は、この時のものが多いようです
メタセコイアは、樹高が20~30m、直径50cm~1.5mほどにもなる落葉高木です
樹冠は円錐形になり、とてもスタイルの良い樹木で、樹皮は赤褐色で縦に粗く裂けてはがれ落ちます
若枝は赤みを帯びた緑色で、無毛、のちに褐色~灰褐色になります
黄葉したメタセコイア
メタセコイアの葉は側枝に、モミやネズに似て線のように細長く、長さは約3 cm、幅は1~2 mm程度で、羽状複葉のように対生しています
秋に赤茶色に黄葉した後、側枝ごと落葉し、冬には綺麗な三角錐の樹形を見ることができます
冬芽は長さ2~4mmの卵形、芽鱗が12~16個あり、葉痕は微小です
新緑の緑も、秋の黄葉も明るく綺麗で、街路樹に好まれ、メタセコイアの並木が名所のところがあるようです
花期は2~3月です
雄花は枝先に総状花序、あるいは円錐花序となって垂れ下がり、雌花は緑色、短枝の先に1個ずつつきます
メタセコイアの黄葉 ( 穂状に垂れ下った雄花が沢山見られます。 雌雄同株だから、雌花もあるはずだが、どれかは分からない )
球果は直径約1.5cmのやや長い球形をしています
果柄は長さ約2cmほどで、10~11月に熟します
果鱗が開いて種子をだしたあと、多くは落下しますが、そのまま枝に残っているものもあります
種子は果鱗に5~9個つき、長さ4~5mmの倒卵形で、広い翼があり、秋から冬にかけて無数の種が地表に落ちます
メタセコイアの球果 ( 数個しか見当たらないから、とても貴重に思えました )
メタセコイアに花言葉があるなんて思ってもいなかったが、ありました
メタセコイア「生きた化石」の 花言葉は、「 平和 」、「 楽しい思い出 」 です
観葉植物・スパティフィラムが花咲くのを見つけました
昨日に続いて・・・
群馬・高崎の植物園に行った折、見つけたスパティフィラムです
スパティフィラムは、サトイモ科、スパティフィラム属で、分布は中央アメリカや南アメリカの熱帯域が中心です
主に森林の湿地に自生しています
スパティフィラムの葉はササのような形で、光沢のある深緑色をしており、真っ白いアンスリウムにも似た花を咲かせます
勿論白い花のペラペラした部分は花びらではなく「仏炎苞」で、花の中心にあるブツブツした棒は「肉穂花序」です
スパティフイラムは株分けや実生によって増やすことができ、多くは観葉植物や切花用に栽培されます
やや乾燥に弱く、特に小さな株は水分が少なくなると葉がしおれますが、この場合はすぐに水を与えると数時間で元に戻ることができるようです
日照不足には強いが、花を多く咲かせるには肥料と光を与える必要があり、日陰から急に日向に移すと葉焼けを起こしやすいようです
光沢のある緑の葉と白い苞のコントラストが美しく、条件がよければ年中開花します
スパティフィラムの花咲く姿です
スパティフィラムの仏炎苞は開花後もすぐには枯れ落ちず残ります
常緑多年草で、根茎か短い地上茎を有しています
スパティフィラムの「肉穂花序」をアップしました
花はどこにも見えません
ゴツゴツした青い粒の先端に枯れた花の跡が見えます
あれが花なのかもしれません
チャンスがあったら、もっと観察してみたいものです
スパティフィラムは、12月23日の誕生花です
スパティフィラムの 花言葉は、「 清々しい 」、「 清らかな心 」 です
ヨーロッパナラの長命にびっくりしています
先日近くの花屋さんを覗いたら、オークのポット苗(➝丈は30cmほどでした)が、黄葉して売られているのを見つけました
オーク(英:Oak)はブナ科 コナラ属(学名:Quercus)の植物の総称で落葉樹である「ナラ(楢)」と常緑樹である「カシ(樫)」の総称です
苗には、ヨーロッパナラ(小さくイギリスナラ・コンコルディア)と名札に有りましたが、ヨーロッパナラはヨーロッパから小アジア、カフカース、北アフリカの一部に原生する広葉落葉樹で、コナラ属の代表樹だそうです
ヨーロッパナラは森林に生え、その樹高は25~35m(➝40mにも達するものも)になり、葉はカシワに似た特徴的な形をしています
黄葉したヨーロッパナラのポット苗達
ヨーロッパナラの葉は、切れ込みのある殆ど無柄(➝短い主軸のある)で、長さ7〜14cmほどの大きさです
雌雄異株で、開花は4月~5月、果実は「どんぐり」と呼ばれ、9月~10月熟します
「ドングリ」は長径2〜2.5cmの卵形の堅果で、3〜7cmの柄から1〜4個生ります
イギリスナラはヨーロッパナラの園芸種で、更にイギリスナラ・コンコルディアはイギリスナラの黄金品種です
新葉はライム色で成葉は黄緑になりますが、萌芽から遠めにもわかる鮮やかな色合いです
新芽とともに出てくる花穂も黄金色になります
さらに秋には赤みを帯びた黄金色の紅葉も楽しめ、枝は割に横に拡がらないので、狭い場所や街路樹として植えられているようです
シンボルツリーとしてもオススメだとか・・・ちょっとPRしすぎかな
ちょっとポット苗を大樹に見立て仰ぎ見たててパチリ!! してみました
黄葉したヨーロッパナラの葉 (背景の黄葉はケヤキです)
ヨーロッパナラはとても長命な樹木として知られています
自然に数世紀を生きるのだそうですが、整枝したりして手入れをすれば、十数世紀を生きるそうですからすごい樹です
現存し知られているヨーロッパナラの最高齢は、リトアニアのスタルムジェーにある樹齢1500年(おそらくはヨーロッパ最古のオーク)だそうです
他にもデンマークのイェーアスプリス の 「Kongeegen (王のオーク)」は樹齢1200年、スウェーデンのクヴィッレーカン には1000年以上の周囲14mに達するものがあるそうです
枝打ちされていない自然樹ではドイツのイーフェナック のものが最古で、この木と近隣の木の年輪により推測された樹齢は700から800年だそうです
この長命さは信じられない永さです
色々な歴史を乗り越えての現在は、単なる永さに感動するだけでなく、如何なることを意味しているのか考えさせられます
あの山野草は今どんなかな!? あのとは、「吾亦紅」と、「烏瓜」です
群馬・高崎の植物園をのぞいた時、散策路に植えられたワレモコウがすっかり草紅葉になっていました
草紅葉と云っても、ワレモコウは枯れ色の草紅葉で、草褐葉(➝こんな熟語はないかも)と云えます
ワレモコウ は、バラ科・ワレモコウ属、山野でごく普通に見られる植物です
冬は地上部が枯れて、根の状態で越し、春に再び芽を出して生長する多年生草本です
地下茎は太くて短く、根出葉は長い柄があり、羽状複葉で、小葉は細長い楕円形をし、縁に細かい鋸歯があります
ワレモコウには、いろんな漢字があてられています
「吾木香」とかきますが、この漢字は根が「木香」に似ているからですが、「木香」とはインド原産の菊科の根のことをいいます
尚この根には、強い芳香があり健胃剤、防虫剤として薬効があるとされています
「 吾木香 すすきかるかや 秋草の さびしききはみ 君におくらむ 」 若山牧水
「吾亦紅」は、和歌、俳句などで一般的に使われ、『われもまた紅い』の意味です
「 吾も亦(また) 紅(くれない)なりと ひそやかに 」 高浜虚子
「割木瓜」の字は、「木瓜(もこう)」が鳥の巣と卵を表し、漢民族の丸い模様のことで、ワレモコウの小花の形が、割れ目を入れた「木瓜」の模様に似ているからつけられたとされています
「割木瓜」を使った和歌、句は何故か見つかりませんでした・・・詩情性がないと云う事なのでしょうか!?
ワレモコウは秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐な花をつけます
花穂は短く、楕円形になり、暗紅色に色づいています
花は渋い赤色で、花びらに見える部分は萼(がく)で花びらは退化しています
通常小花を穂状に付ける植物の場合、穂の下から先端へ向かって咲き進むものが多いですが、ワレモコウの場合は「有限花序(ゆうげんかじょ)」といい先端から下に向かって咲き進んでいきます
草丈は70cm~1mです
ワレモコウの褐葉…秋が深まりました
ワレモコウの褐葉は葉が枯れ始めるのと、色付くのが同時のため、あまり綺麗とは見えません
よく見ると、黄色から赤褐色へ変化し、黄葉を感じさせてくれます
花穂も形を崩さず、秋が深まっていきます
ワレモコウの 花言葉は、「 変化 」、「 移り行く日々 」、「 もの思い 」、「 明日への期待 」 です
ワレモコウの褐葉姿は、「移り行く日々」なのか、「明日への期待」なのでしょうか!?
丘陵の雑木林の縁に、笹竹に絡まったカラスウリ が紅い実を生らしてぶら下がっていました
カラスウリはウリ科の植物で、つる性の多年草で、林や藪の草木にまきひげをからませて成長します
ヤブ草の中で、生っているカラスウリの果実
ハート型をし、表面は短い毛で覆われた葉は、枯れて、代って丸い形のウリが生っていました
若い果実は緑色で、白っぽい縦筋の模様があります
葉が枯れてくるに従い、白っぽい縦筋は赤味を帯び、熟すと全体が朱赤に変わっていきます
実がつくのは10月から11月・ 雌花の咲く雌株にのみ果実をつけます
美味しそうに生っているカラスウリ・・・食べるといくらか甘みがあるようです
俳句では、「烏瓜の花」は夏の季語、「カラスウリ(烏瓜)」は秋の季語です
カラスウリと云えば、赤い実を知っている人はいても、花を知らない人が結構多いのではないのでしょうか!?
冬に枯れた蔓にぶら下がっている紅い瓜の姿は、周囲の褐色の中でとても目立っています
しかしカラスウリの花は夏の夜にひっそりと咲きます
一夜花で、真っ白いレースを思わせる神秘的でとても繊細な花が、朝にはみる影もなくしぼんでしまいます
その為か、カラスウリと言えば、果実のことを指し、この美しい夢のような花を見た事がないか、忘れられているからでしょう
確かに、秋深まるころ、葉の枯れた蔓にぶら下がっている朱紅色の実が、陽に映えている態はとても詩的で、秋の風物詩を感じさせます
カラスウリの花の句を、ネットの中から幾つか見つけました・・・前も載せた句とダブってます
「 花見せて ゆめのけしきや 烏瓜 」 ( 阿波野青畝 )
「 烏瓜 咲きはまつて もつれなし 」 ( 深見けん二 )
「 月かげを 紡ぎて烏 瓜の花 」 ( 山田弘子 )
「 つき当たる 杜のくらさや 烏瓜 」 ( 斉藤道子 )
カラスウリの歌、句も見つけました
「 赤らかに 雑木の垣の からす瓜 なびくつる引き 君まつわれば 」 ( 与謝野晶子 )
「 からす瓜 風にふるへば 思はれぬ 高く尖れる 屋根に鳴る鐘 」 ( 与謝野晶子 )
「 行く秋の ふらさかりけり 烏瓜 」 ( 子規 )
「 蔓切れて はね上りたる 烏瓜 」 ( 虚子 )
「 ぶらさがつて ゐる烏瓜 は二つ 」 ( 山頭火 )
「 余念なく ぶらさがるなり 烏瓜 」 ( 夏目漱石 )
「 溝川や 水に引かるる 烏瓜 」 ( 一茶 )
「 夕日して 垣に照合ふ 烏瓜 」 ( 村上鬼城 )
真っ赤に熟れたカラスウリ
カラスウリのこの紅さはどうやってなるのでしょう
ウィンターコスモスは初冬によく似合っています
次第に寒くなってきました
小雪(新暦11月22日)が過ぎたので、雪も降るという知らせも不自然に聞こえない時節です
先日近所の花屋さんを覗いたら、こんな時節にピッタリの花が花棚にポット植えで並んでいるのを見つけました
花の名はウィンターコスモスと云います
ウィンターコスモスは、名前はコスモスとされていますが、コスモス ではなくキク科のセンダン草の仲間です
またウィンターコスモスの名は和製英語で、開花時期が9~12月で、コスモスに似た5枚の舌状花を咲かせるのでつけられたようです
和名では キクザキセンダングサというようですが、ウィンターコスモスの方でよく知られているようです
ポットの中で咲くウィンターコスモス
ウィンターコスモスは、日本へは園芸用に導入され、現在栽培されているものは、主にフェルリフォリア種とラエビス種の2種があります
フェルリフォリア種はメキシコ原産で、茎が立ちあがるものと這うように伸びていく2タイプがあり、コスモスに似た5枚の舌状花を持つ黄色い花を咲かせます
ラエビス種はフロリダやテキサスが原産・立ち性で、5枚~8枚の舌状花をもった黄色い花を咲かせます
共に開花期は主に秋~冬で、コスモスに似た花を冬に咲かせます
葉は羽状に細かく裂け、互生しています
園芸品種には、花びらの先端が白くなる「コトヒメ」や「イエローキューピット」、クリーム色の花を咲かせる「アイボリーホワイト」などがあるそうですが、 花棚に並んだウィンターコスモスの品種は…???です
茎が丈夫なので倒れたりせず、他の花との寄せ植えにも合うので、花の少なくなってきた晩秋~初冬の花壇を飾るとして人気があるようです
ウィンターコスモスの花言葉は、「 淡い恋 」、「 忍耐 」、「 美しい調和 」、「 真心 」 です
ウィンターコスモスは、11月20日、12月8日 の誕生花です
秋の里山の黄葉紹介 (ダンコウバイ、トチノキ、夏椿、ハクモクレン)
先だって群馬・高崎の観音山丘陵にある植物園とその周辺を歩いてきました
このところ早朝ウォーキングをお休みしており、できるだけ歩かなきゃとデジカメ片手に出かけてきました
秋の里山の黄葉植物を幾つか見つけパチリ!! ・
しましたので見てください
園内で見つけたダンコウバイの黄葉です・・・黄葉!? …ちょっと褐葉と云った感じです
ダンコウバイは、クスノキ科クロモジ属の落葉小高木で、芽吹き前の3~4月小さな黄色い花が枝に無数に咲きます
春告げの樹の一つのようなダンコウバイは、花後はあまり目立ちませんが、秋になると、美しく黄葉すると云われ庭木によく植えられています
見つけたダンコウバイは、気温の関係でしょうか、ちょっと赤味を帯びて褐葉のような色づき具合です
ダンコウバイ の黄葉
冬芽が枝先に出来てきていました
柔らかそうな毛が少し生えているように見えました
葉芽は、芽燐が4~5枚の長卵形で先が尖ります
花芽は、芽燐が2~3枚で、偏平な球形になるそうです
少し観察不足で、アップした冬芽は葉、花どちらでしょう!?
ダンコウバイ 冬芽 ・・・ 黄葉を透かし見たら紅葉の様に見えました
散策したら、トチノキの葉が枯れ葉を散らし始めていました
トチノキは、 トチノキ科(➝ムクロジ科とも)トチノキ属の落葉広葉樹です
大木に成長し、樹高25m、直径1mを越えるものが少なくありません
枝先に集まって着く葉は非常に大きく、全体の長さは50cmにもなるようです
葉の形は、長い葉柄の先に倒卵形の小葉5~7枚を掌状につけるかたちです…(➝掌状複葉といいます)
トチノキの黄葉(褐葉)
トチノキの花は5月から6月に、葉の間から穂状に立ち上がるように咲きます
初秋の頃実が生り、秋深まると共に熟すと暑い果皮が割れ、種子が落ちます
種子は大きさ、艶、形ともにクリによく似ていますが、丸みを帯び色は濃い褐色で、「栃の実」と呼ばれて食用にされています
長野の安曇野に行くと、お土産でトチモチが売られていますが、私の好物です
トチノキ幹越しにみる観音山丘陵
トチノキの枯れ葉
ナツツバキも黄葉していました
ナツツバキは、ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です
樹高は10m程度になり、葉は楕円形で、長さ10cm程度・秋には黄葉し落葉します
ナツツバキの黄葉(褐葉)
近づいてよく枝先を見ると、果実が沢山ついていました・・・果です
ナツツバキの果は木質で、先のとがった卵形で、熟すと5裂し、果殻は翌年春まで残っています
種子は偏平の楕円形で、中央部が膨らみます
冬芽は紡錘形で平たく、初めは芽鱗が2枚あるが、落ちやすく裸芽の状態が多いです
ナツツバキの果
園内でハクモクレンも黄葉していました
ハクモクレンは言うまでもなく春の到来を告げる真っ白な大型の花ですが、秋の黄葉も大型の葉がこんなに美しくなるとは・・・
ハクモクレンはモクレン科・モクレン属の落葉高木です
葉は大形(長さ10~18cm)の倒卵形で、互生しています
葉には短い柄があり、先はやや丸みを帯び、葉質は分厚く、表面は濃い緑色、裏面には脈上に微毛が生えます
ハクモクレンの黄葉(褐葉)
ハクモクレンは、前年から銀色の毛に包まれていた蕾が春の陽射しと共に開花します
花後袋果ができ、熟すと果皮は自然に裂けて種子が放出されます
ハクモクレンの黄葉と冬芽 ( 向かって正面は花芽(?)、向かって右は葉芽(?) )
ハクモクレンの冬芽は、寒さや乾燥から花芽を守るため、ふわふわとした銀色の毛で花芽を包まれています
この長い毛の密生したふわふわしたコートは、「包(ほう)」と呼ぶそうです
苞は3枚重ねだそうで、一番外の苞は12月ごろ取れて、三番目の苞は開花直前まであるそうです
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