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「つるし飾り」の展覧会を見ました・・・色々な手作り人形が見られました

 パソコンの具合がよくありません

先だって電機屋さんに持ち込み点検修理をしてもらったのですが、エラー表示が出てインターネットにうまくつながりません

処理する知識がないので、よく分かりませんが復元操作で動かしています

また再点検修理をしなくてはと思っていますが、手許にあるうち書き込みしようと始めました 

 10日ほど前、関越道藤岡ICにある「道の駅ララン・花の交流館」内の展示場で「雛のつるし飾り」展が催されていました

道の駅の産直を覗きにいって気が付き、撮った画像です

「雛のつるし飾り」とは、縮緬などの着物の布を解いて作った細工物を紐で繋げて、竹等で作った輪に吊るして飾りにした物です

その起こりは江戸時代とされており、細工物一つ一つに長寿や健康などを願う意味が込められ、飾られたものとされています

飾られ出した当初は、雛人形はとても高価なものなので特別裕福でない家庭においては、雛を手作りし飾り始めたものと思われます・・・庶民の雛壇代りと云えます

飾り方も地域によって多少の違いがあるようですが、通常桃の節句や端午の節句に、お雛様に代って細工して飾るようです

色々な細工物を吊って飾っています・・・「吊るし雛」ではなく、縁起物と云うので、「つるし雛」と書くのがいいそうです

     彩り鮮やかな細工物 ( 長寿を祈願する物、喜寿や米寿のお祝いの物としての細工、つるす数も意味があるそうです )  

作られる「つるし雛」は、ただの可愛いお人形ではなくて、それぞれにちゃーんと意味があるようです

「つるし雛」は、全体として「衣食住に困らないように」との願いを込めて飾られるものの意味もありますから、細工物として作られる対象はさまざまです

因みに、動物や花、衣服、遊び道具や野菜など、いろいろなものが見られます

整理してみると、桃(長寿)、猿っ子(魔除け)、三角(薬袋香袋)を基本として50種の細工があるそうです

つるす形は、これらを5列の赤糸に各11個の細工をつるし、計55個にそろえ、これを対で製作することにより110個の細工がつるされたものが基本型とされています

一般的には、直径30cmの下げ輪に170cmの長さで吊るされ、飾りの数は3、5、7、9などの奇数で組み上げられるのだそうです

この理由は、縁起物だと云う事で、割り切れる数字(偶数)を避けてのことだそうです

造られ、下がっている細工物の願いをちょっと考えてみました

犬(いぬ):犬のお産が軽いことにあやかり、「子宝・安産・健康」に恵まれますように、との願いを込め、子守り・厄除けにあやかるといわれます
 
花(はな):花のように可愛く育ちますように願っています・・・花は縁起のいい紅梅・白梅を表現したものも多く、吊るされたお人形の間に配置されるなど、より華やかに演出させています
 
羽子板(はごいた):女の子の生まれた家に贈られる縁起物で、悪いものを跳ね飛ばすともいわれ、「災厄を払い、無事に成長して幸せを招くように」との願いが込められています
 
唐辛子(とうがらし):「可愛い娘とお雛様に悪い虫がつかないように」の意味があります・・・実際に、昔は、虫から雛人形を守るために、収納箱へ唐辛子を入れて保管していました

    狐の嫁入り雛                       六地蔵様と嫁装束

 

 つるし雛だけでなく、同様の御飾りの意味を含めて色々の手芸細工が造られ展示されていました

花が細工されていました

     河津桜とツバキ   

   河津桜は本物花と細工花が混ざっています            細工物のツバキ花です (葉は本物です)

 

「雛人形」は、宮中の殿上人の装束(平安装束)を模して造られなかなか細工が難しい高価なものです

時代の流れで、日ごろから手作りの人形で祝うのはとても身近で気持ちが温まります

 

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