日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
真っ白な“石楠花”の花が咲いてました
この所猛暑が続いています
夜も蒸し暑くエアコンの使用もかくばかりかと思える程の厳しい暑さで、蝉の声も急にボリュームが上がって聞かれます
先週群馬・赤城山麓の「赤城自然園」・セゾンガーデンエリアの石楠花園内を散策中、真っ白く咲く “石楠花” の花を見つけました
“石楠花”はツツジ科ですので、開花の時期は4月中旬~5月一杯といったところですから、こんなに暑くなった時期に咲いているなんてびっくりです
緑陰の中で真っ白な“石楠花”の花を見つけたときは、とても不思議さを見た想いでした
“石楠花”の花はツツジの仲間ですから、種類も多く更には改良品種も増えており花色も豊富です
白色の“石楠花”は、“シナシャクナゲ” と呼ばれる品種かなと思うのですが、花期も違うので改良品種なのでしょうか
ちょっと“ヒカゲツツジ”にも似た花で、“西洋ツツジ”の様にビッシリではなく一個一個楚々とした趣で咲いていました
近づいて、花の香りをかいだら、薄いけどとても甘い香りがしました・・・“石楠花”って、こんな香りがあったかな
“シラネアオイ”の「実」は実に可愛い
群馬・赤城自然園を散策していて、とっても面白い実が生っているのを見つけました
その実は “シラネアオイ” の実です
他の地でこれをみたら、これが“シラネアオイ”の実だとはわからなかったかもしれません
自然園の散策コースのここで、以前“シラネアオイ”が群落になって花を咲かせていたのを知っていたから、もしかしたらと思いました
緑陰の木漏れ日を浴び、手のひらを拡げる様に“シラネアオイ”が沢山植えられていました
“シラネアオイ”は落葉樹林内に生える多年草で、地下に太い根茎があり増えていきます 葉形はカエデのように切れ込んで葉柄の葉が2枚、丸めで葉柄のないのが1枚
葉軸の元から、にょっきりまるで雨蛙のような姿で、あっちこっちから顔を出しています
“シラネアオイ(白根葵)”の花言葉は、「 優美 」、「 完全な美 」 です
そんな“シラネアオイ”が結んだ実の形は、とてもユーモラスな姿です
“サルビア・ウルギノーサ(ボックセージ)”の花色はいいなぁ~
先日立ち寄った花屋さんの花棚で、花穂にさわやかなスカイブルーの小花を咲かせている鉢花を見つけました
名札は、“ボックセージ”とありました “ボックセージ”の名はハーブとして呼ばれる名で、花として呼ぶときは、“サルビア・ウリギノーサ”と呼ぶのだそうです 尚、“ボックセージ”とは「湿地に咲くセージ」という意味だそうです
“サルビア・ウリギノーサ”は、シソ科アキギリ属で、南アメリカ原産、夏の暑い日(7~10月)に爽やかな色で開花する様子は涼しさを感じさせます
“サルビア・ウリギノーサ”はスラリとした花姿をし、ぐーっと茎を伸ばして、草丈は1~2mにも生るそうですが、茎は細いにもかかわらず強風にも耐えるほど、頑健らしいです 空色の群落をつくり、風になびいて咲いていたら、さぞ見事だろうなと思いませんか!?
“サルビア・ウリギノーサ”の花は、小花を花穂に咲かせます
穂にはたくさんの花が付きますが、下の方から2回に分けてまばらに咲いていくので、花穂自体はかなり長く楽しめるようです
性質は“サルビア”の中でも、かなり強健な部類に入るそうで、気温が下がり葉を落とし茎だけで冬を越し、春に残った茎の下の方もしくは直接地面から新芽を出すそうです
“サルビア・ウリギノーサ(ボックセージ)”の花言葉は、「 永遠の友 」 です
スカイブルーの花色はぴったりの感じです
緑陰の中で、“チダケサシ”が明るく咲いていました
先日、群馬・渋川の「渋川総合運動公園」に行った折、園内の松林の縁で、“チダケサシ” の花が咲いているのを見つけました
“チダケサシ”はユキノシタ科で、草丈50~70cmほど、北海道を除く地域に分布し、栄養分のやや多い湿原、林縁、湿った草原などに生育する多年草です
榛名山・沼の原湿原で以前8月初め頃よく見かけたのですが、山麓で今頃みかけるのははじめてです
“チダケサシ”の葉は、2~4出(=2から4回葉軸が枝分かれする)に羽状複葉(=葉軸に沿って小葉が並ぶ)を出します 小葉の縁には、荒い鋸歯があります
夏(7~8月頃)に、花茎を真っ直ぐ伸ばし、花茎の下部から順に上部に向かって小さく枝分かれさせ円錐塔状の花序になります 分岐した花茎のまわりに小さな淡いピンク色の花をびっしりとつけます
“チダケサシ”の花は、下から上に咲きあがり、雌しべから先に現われ、花柱(雌しべの先)は2つです
がく片は5枚、花弁も5枚です
“チダケサシ”の花言葉は、「 落ち着いた明るさ 」 です
“チョコレートコスモス”の花が咲きだしました
昨日は当ブログの検索用システムのサービスメンテナンスでした 事前に原稿を作っておけば慌てずに済んだのですが、パソコン開いて初めて『あぁ休みなんだ』と知りました
いつも画面を睨みながら書いていますから、途端にパニックで、それから今日はお休みなんだと、じわ~とのんびり感がでて・・・結局何もしない一日でした
去年もいま頃だったかな(・・・?)、スーパーの花棚で見かけた“チョコレートコスモス” を、先日買い物時に立ち寄った花屋さんで見つけました
周囲に色々並んだ緑の中で、エレガントさを目立たせて咲いていました
“チョコレートコスモス”は、キク科コスモス属の多年草で、草丈は40~50cm・8~10月にかけて黒紫色の一重咲きの花を付け、チョコレートのような香りがするのが特徴だといわれています
ところで「チョコレート」は、カカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料とし、これに砂糖、ココアバター、粉乳などを混ぜて練り固めた食品です
「チョコレート」が好きな私ですが、チョコレートの香りってどんな香りだったかなとふと今考えています
分っているようでわからないことってありますね・・・これって加齢の性なのかな
アップして撮った“チョコレートコスモス”ですが、花色は赤紫に撮れちゃいました
画像の色合いというのは難しいですね
ところで発見なんですが、蕊(しべ)の色までチョコレート色なんですね
黒い葉・黒い実の“トウガラシ”がありました
昨日久しぶりに買い物ついでに寄ったスーパーの中の花屋さんで、鉢植えになった黒葉・黒実の“トウガラシ”を見つけました
最近は割にチョクチョク黒色の色んな植物を見ますが、“トウガラシ”は初めてです
鉢の横につけられた名札には、“トウガラシ・ブラックパール”とありました
“トウガラシ・ブラックパール”は、原産地が熱帯アメリカのナス科トウガラシ属の多年草(日本では春まき一年草)です
“トウガラシ・ブラックパール”は、黒葉で赤い実がなるトウガラシで、葉は若い株の時は緑がかっており、生長すると艶々した黒色になります 実は若い内が黒で、熟すと赤くなります・・・私は何故か熟すと黒になるのかと思っていました
“ブラックパール”の草姿はよく分枝するブッシュ形となり、丈は40~50cmくらいになります
“トウガラシ・ブラックパール”は勿論トウガラシですから、食用となり料理に使えますが、色の珍しさもあって、観賞用として他の植物と寄せ植えにして鉢植えや屋内で育てることが多いようです
なんせ2006年のオールアメリカセレクションズ(全米草花品種審査協会)で、金賞を受賞した品種だそうで、一株で、紫・黄緑・赤と様々な色合いが楽しめるのですから、食べちゃうのは勿体無いという事なのでしょうか!?
赤い“ヤマアジサイ”の花が咲いています
昨日はまたまた休み癖が、ムクムク・・・朝目を覚ましたら久しぶりの涼しさで、すっきり気分でパソコンの前に向ったのですが、何故か気が乗りません
毎週囲碁の大会に参加しているので、この所撮り貯めた写真も無くなり、話題欠乏症になりお休みしちゃいました
今朝も涼しい朝です マイ写真を繰っていたら、先週撮った“ヤマアジサイ”の花を見つけました
“ヤマアジサイ” は、“サワアジサイ”ともいい、ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属で“アジサイ”の変種で、花、葉がアジサイよりも小さめのものを云います
花は通常6月から7月に、周辺の花弁状の萼を持つ装飾花が開いて目立つようになり、その後、中心部の両性花が開きます
両性花は小さいので見にくいのですが、5枚の三角形の花弁があり、雄しべは10本です
花の色は様々で、青色の清楚なものから、ほぼ白色、紫色あるいは紅色を帯びるものなど個体によって変異が大きいです
撮った画像は、真っ赤な装飾花をした“ヤマアジサイ”で、とっても鮮やかな花色です
“アジサイ”の装飾花は、色々に色が変化します
この“ベニヤマアジサイ”も、初めから紅かったのではないのかも知れません
まるで可愛い踊り子のような風情の装飾花です
“アジサイ”の七変化の最後の色はどんななんでしょう 知らない方がいいのかな
“ヤマアジサイ”の 花言葉は、「 会える幸せ 」 です
“ねじ花”の花の捩れで、色々思いました
近所の公園を歩いていたら、足元の芝生混じりの草地に、沢山の “ネジ花” が咲いているのを見つけました
ネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草で、別名を“モジズリ(綟摺)”とも呼ばれています
明るい草地に生え、6月中旬~7月中旬に、小さな花が多数細長い花茎に真っ直ぐ上に向かってらせん状に咲きます
「捩れた花序をつける花」ということで、「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」といった和名の由来になっています
なんで捩れるように花が咲くのかちょっと不思議です
皆同じ方向に花が開くと、茎が重くなり頭を下げるので、虫たちが集まりにくいという事なのでしょうか!?
周りの芝生などから少しでも高く生えるためには、ネジって育つと姿勢よく上に伸びます まさに機械部品のネジと同じ理屈なのですが、自然に身についたこの植物の性質に分けもわからず感心しています
捩れには、右巻き左巻きが約1対1になるようで、生長の時にどちらに捩れるかどんな条件があるのでしょう
“ネジバナ”を単独で鉢植え栽培をしようとすると、栽培がかなり難しいといいますが、捩れ理由と合わせなんか面白い事がわかるかも・・・
“ネジバナ”の根は、菌根(=菌類が植物の根に侵入して形成する特有の構造を持った共生体)となって菌類と共生しているそうです
この“ネジバナ”に共生する菌根菌(いわゆるキノコとして知られている生物を含むグループ)として知られるもののひとつは、植物遺体を分解して生活する担子菌だそうですから、“ネジ花”が咲くところはキノコも生えやすい環境下といえるのかもしれません
“ネジ花”の別名“モジズリ(綟摺)”は、「もじれ乱れ」るから呼ばれて名前のようで、百人一首で歌われた中での言葉「もぢずり」は、“ネジ花”の「もじずり」とは違っているようです
百人一首の歌を元に、『伊勢物語』初段の有名な歌があります
『みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし われならなくに』
歌の意;(陸奥のしのぶもじ摺りのように、つれないあなた故そ、 私の心は千々に乱れています)
“ネジ花”の 花言葉は、「 秘密の思い出 」、「 思慕 」 です
“ネジ花”の捩れは、色々の思いがありますね こんな句を見つけました
『 ネジバナや あれやこれやの ねぢりかな 』 ( ネット句から )
「ボタニックガーデン」で見た“ポンテデリア・コルダータ (長葉水葵)”
先日ちょっと小雨降る日でしたが、ジョイフル本田の「ボタニックガーデン」 に行ってきました
群馬・太田にある新田ジョイフル本田の「ボタニックガーデン」に来たのは久しぶりです
緑が深みを帯び始めた中、「ジョイフルガーデン」の噴水が雨に負けずに水面を打っていました
梅雨のせいか訪れる客も少なく、静かなガーデン散策が出来ました
ガーデン内にあるキングフィッシャーレイク(=凄い名前ですね)では、青紫色の水生植物が沢山今を盛りに咲き出していました
初めて見たこの水生植物は、“ポンテデリア・コルダータ (和名=長葉水葵)”といい、北アメリカ~南アメリカが原産のミズアオイ科で、淡水の湿原・沼地などに自生します 日本では最初切り花として普及し、苗の形で出回るようになったのは最近だそうです
“ポンテデリア”の特性は、水中の土の中にある根茎から葉柄を伸ばして、光沢のある葉が水面に突き出て生育し、高さは60~90cmになります
5月から10月ごろと割に永めに穂状花序がでて、淡い青紫色の小花を穂状に咲かせます 花穂の長さは15cm前後になり、小さな花は一日で萎んでしまいます
“ ポンテデリア・コルダータ ”が、青紫色の小花を穂状に付けて次々と咲く姿は、とても涼感が漂う感じがします
“ポンテデリア・コルダータ (和名=長葉水葵)”の花言葉は、 「 軽率 」、 「 同情 」 です
ちょっと補足です
名前の“コルダータ”はcordata「心臓形」の意味ですが、葉がそんな形です
麦秋後・・・すっかり水田になりました
早朝ウォーキングを5月から始めて約2ヶ月経ちました
このところようやく自然に歩くような習慣になりつつあります
でもそうは云っても、すぐ怠けたくなる意志薄弱の小生は、こうやって止めない様に公言歯止めを行う事にしています・・・もう止めたのとは云われたくないですからね
ただ続いている理由が一つあります それは早朝歩いていて、周囲の風景の変化に季節を色々感じ、とても新鮮に感じられる事です
6月の初め、周囲は一面の 「麦秋」 でした
6月中下旬台風4~5号が襲来したのですが、台風一過直後の歩きの風景 です
この風景の2~3日前は一面の「麦秋」、それがまだ刈り株が残った麦畑がありますが、「麦秋」は消えていました
正面奥の山は、「榛名山系」です 手前高架は「関越道」です
正面山並みは、「赤城山系」です
7月に入ると共に、今はすっかり田植えも終わり、水田に早や変わりです
毎年6月21日頃が夏至ですが、夏至から数えて11日目頃(=7月2日頃)を「半夏生」と呼び、この頃は梅雨の末期で、半夏(=烏柄杓<カラスビシャク>ともいう)という毒草が生える多湿で不順な時季とされています・・・夏が半分生まれるという意味ではないのは事実です
この為農家の人達はこの日までに田植えを済ませ、どんな気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣があったのだそうです
この水田風景をみると、こんな風習が確実に伝わっているのですね
白い“ウツギ”の花・・・万葉から咲く花です
昨日に続いて・・・公園の片隅で、白い“ウツギ”の花が咲いているのを見つけました
“ウツギ(空木)”はユキノシタ科の落葉低木で、“ウノハナ(卯の花)”とも呼ばれるように、5~6月が旬の花の季節です 今日から7月ですから、花の時期はちょっと終わりかけていますので慌てて載せました
実は「ウツギ」という名前の語が付く樹は、何種類かあります ちょっと薀蓄(うんちく)にしようと、調べてみたら、以下の種類があると分りました
①、「ユキノシタ科」 : 「ウツギ」、「バイカウツギ」、「マルバウツギ」など
②、「ドクウツギ科」 : 「ドクウツギ」
③、「スイカズラ科」 : 「ツクバネウツギ」、「ハコネウツギ」、「タニウツギ」など
④、「フジウツギ科」 : 「フジウツギ」、「コフジウツギ」など
見つけた“ウツギ”の花は、ユキノシタ科のまさしく“ウツギ”です
“ウツギ”は、樹高2~4m・分枝を良くします 樹勢には力があり、枝は横に広がっていきますので、♪ 卯の花の匂う垣根に~ ♪ と歌われているように万葉の頃から生垣にも使われる樹木です
枝先に円錐花序をつけ、5弁の白い(=ややクリーム色もあります)花が、密に咲きます 香りも甘い感じで、蜜も沢山出るのか沢山の昆虫が花の周りに集まってきます
“ウツギ”の花は花弁は直径は1cmほどで、注意してみると、10本ある雄しべの花糸が幅広く、翼状になっています 雌しべは基部から3(~5)本に分かれ遅くまで残るようで、蜜の分泌の多い理由になっているのかもしれません
万葉集で、卯の花を歌ったものが多く見られる事を知りました
いくつか見つけましたので、紹介します
「ほととぎす 来鳴き響(とよ)もす 卯の花の 共にや来(こ)しと 問はましものを」
万葉集 石上堅魚(いそのかみのかつお)
「卯の花も いまだ咲かねば ほととぎす 佐保の山辺に 来鳴(きな)きとよもす」
万葉集 大伴家持
「五月山(さつきやま) 卯の花月夜 ほととぎす 聞けども飽かず また鳴かぬかも」
万葉集 (作者不詳)
「卯の花の 咲き散る岳(おか)ゆ ほととぎす 鳴きてさ渡る 君は聞きつや」
万葉集 (作者不詳)
「卯の花」と「ホトトギス」を歌ったものが、何故か万葉では多いようです
“ウツギ”の花の咲く様子から、見た目が雪のようだと 「雪見草」(ゆきみぐさ)と呼ぶ事もあるそうです
“ウツギ”の花言葉は、 「 謙虚 」 です
“ドクダミ”の花各種
この所大分涼しくなっています
6月も明日で終わりとなり、梅雨もまもなく終わるでしょう
マイジャングル庭では、梅雨の代表花・“ドクダミ”がどうやら終わりに近づいています
雨の合間に撮った“ドクダミ”の花姿を見てください
“ドクダミ(蕺草)”はドクダミ科ドクダミ属の多年草で、日陰の湿った場所を好む草で、野山や空き地などいたる所に自生し地下茎を伸ばし群生しているのを見る事ができます
全草に悪臭があるので、嫌がられる面もありますが、梅雨時に真っ白な花が、ちょっと暗陰で咲いている姿はなかなか綺麗です
でも実は“ドクダミ”の花は白くは無いのです
開花期は5~7月の梅雨時、“ドクダミ”の花は茎頂に4枚の白色の総苞(=花弁に見えますが)の中央に棒状の花序に淡黄色の小さな花をびっしり咲かせます この小さな花が本来の花姿で、花弁もがくもなく、雌しべと雄しべのみからなっています
こんな分解解説するよりも、“ドクダミ”の花は白い花だと見たほうがロマンがあっていいですね
“ドクダミ”の葉はハート形をしており、時として葉色も紫色に色付きます
ハートの葉に真っ白な花は絵になります・・・ちょっと匂いが気になるかな
“ドクダミ”はまぎれもない雑草扱いの花ですが、葉に乳白色の斑が入るものもあり、最近“ゴシキドクダミ”と呼んで珍重され、結構産直の野草コーナーなどでも、売られてきています
先日買うのはやめたのですが、パチリ!! してきたので見てください
“ドクダミ”も真っ白な総苞片をたくさん付ける八重咲きのものもあり、下の画像はマイ庭で昨年植えたものです
普通の“ドクダミ”と混じらないように目下鉢植えなのですが、もう少し増えたら地植えにしたいと思っています でも、普通の“ドクダミ”と混じったら消えてしまうのでしょうかね!?
“ドクダミ”という和名は、「毒を矯める・止める」という意味を持つとか、あるいは「毒や傷みに効能がある」という意味の「毒痛み」に由来すると言われています
最近私は“ドクダミ”茶を飲んでいます
何か体に利くような気がしますが、気のせいかな!?・・・なんせ単細胞の私ですから、何を飲んでも利くのです
“コアジサイ”が咲く石段街の温泉・・・伊香保温泉
群馬・伊香保温泉は、草津温泉と並んで県を代表する名湯で、県内の郷土紹介に作られた上毛かるたでは、「伊香保温泉日本の名湯」と歌われているほどです
伊香保温泉といえば、鉄分の多いお湯の泉質は勿論、急傾斜地に作られた石段の両側に、温泉旅館、みやげ物屋、射的・弓道等の遊技場、飲食店などが軒を連ねている温泉街としてしられています
界隈の石段は「石段街」と呼ばれ、結構上るのに楽しくいい運動になります
365段ある石段を一歩一歩上がって、途中の横道に入ると、石垣が緑で覆われほっとさせてくれます
石垣の上の方で、一面の“コアジサイ”の花が咲いているのを見つけました
“コアジサイ(小紫陽花)”は、ユキノシタ科 ・アジサイの仲間です 別名をシバアジサイ(芝紫陽花)といい、樹高は1~2mの落葉低木です
葉は鋸歯のハッキリした楕円形をして、長さ1~4cmほどの葉柄があり、枝に対生し、花はアジサイの特徴である装飾花は無く、両性花だけが枝先に多数咲かせます
花期は6~7月・径5cm程の散房状に花序がつき、白色から淡青色の5弁花が密集させて咲いている様子はとても幻想的に見えました
普通の“アジサイ”の花言葉は、「移り気」 です “アジサイ”の花は侘び寂び性があり、好きな花だけど、融通性の無い私にはちょっといい印象を受けない言葉です
勝手なようだけど、“コアジサイ”の花言葉 《 忍耐強い愛 》 はなんとも素晴らしい花言葉に思えます
群馬・伊香保温泉で見た野草 ; “ユキノシタ”&“クリンソウ”
昨日に続いて・・・「伊香保温泉」記事です
早朝の温泉街の散策で見つけた山野草2つを紹介します
温泉街で榛名ロープウェイ駅近くに、1890年(明治23年)、宮内省が「伊香保御料地」を買い上げ1893年に御用邸が造営した跡が、現在は「群馬大学伊香保研修所」として立地されています
散策の時、「伊香保研修所」前を通りました 入り口には「御用邸跡記念碑」が建てられ、所内へは石垣沿いに踏み石がずっと続いています
石垣一杯に、“ユキノシタ”が満開に花開いていました
“ユキノシタ”は湿った半日陰地の岩場などに自生する常緑の多年草で、伊香保の温泉街の石垣は今の時期、“ユキノシタ”の花が一杯でした
“ユキノシタ”は5弁花で、上3枚の花片には小さく濃紅色の斑点があり、基部に濃黄色の斑点があります 下2枚の花片は白色で細長く、約15~20mmほどあります 花弁の上3枚は約3~4mmくらいです
石段街のてっ辺から河鹿橋の方に歩いたところで、“クリンソウ”が沢山咲いていました
“クリンソウ(九輪草)”は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、山間地の、比較的湿潤な場所に時に群生します
花期は6~8月で、ロゼッタ状になった葉の中央から高さ50cmほどに花茎を伸ばし、茎を中心円状に花を上の方からさかせませす 温泉街で見た“クリンソウ”は、一杯ツボミがついて、花はこれからでした
何段にも花が重なるように咲く様子が、仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから、“クリンソウ”の名前の由来となっているそうです
“クリンソウ”の花言葉は、「 物思い 」、 「 幸福を重ねる 」、 「 物覚えのよさ 」 です
“ノビル”の花って知ってますか!?
早朝ウォーキングしながら、鉄路の土手でちょっと面白い花が咲いているのを見つけました
見かけた野草は、実は“ノビル”です
ノビル(野蒜)はユリ科(植物分類体系ではネギ科)ネギ属の多年草で、日本全国で見られます
地下に小さなラッキョウほどの鱗茎(球根)があり、食べられるので、私はたまに摘んで、酢味噌でビールのつまみにしています
秋に長さ20~30cmほどの細い葉を出し、春先球根が育っている頃がたべごろです
今頃花茎のでる季節になると、葉は垂れるような形になりますが、花茎は立ち上がって頂端にネギ坊主状の花序ができます
“ノビル”が、沢山生えていました
葉は雑草に紛れてちょっと目立ちませんが、花茎は背丈(50~60cm位になる)が伸びて、頭の花序が風で揺れる様子は可愛い気です
“ノビル”は農耕地などの周辺に多く、自然性の高い場所にはほとんど生育しません
こんな処から、農耕の伝来とともに渡来した「史前帰化植物」であると考えられています
ノビルは万葉の時代からあったといわれ、伝来は不明だが古代人もノビルは食べていたらしい
ノビルは初夏に花茎を出して頂端に花序を形成します
花序には2つの形態があり、花を形成せずに無性芽である「むかご」のみを形成するものがほとんどですが、花を付けた後に「むかご」を作るものがあるそうです
「むかご」とは、花の一部または全部が、「養分をためるところ」という事のようです
花茎先端の坊主頭の花序・・・まだ出来たばかりです
これが出来始めると地下の鱗形は硬くなるので、収穫は急がないと・・・です
花茎の先端に出来たイガイガ状に集まった散形花序から、花柄を伸ばし花の長さ数mmの楕円状の6弁花が咲きます
“ノビル”の花は、初めて見たけど、野趣一杯の花です
“ノビル”を食べたというのは、万葉集(巻16)にも見つける事ができました
《 「醤酢(ひしはす)に 蒜(ヒル)搗き合てて 鯛願う 我にな見えそ 水葱(ナギ)の羹(あつもの)」 》
歌の意味を我流解釈では、
『 醤酢(ひしす)は“ひしお”のようなものなのだろうか!?
酢と一緒に野蒜(ノビル)を合わせていると、鯛を食べたくなる
葱(ネギ)のお吸物なんか見たくもない 』
鯛を食べた万葉人とは、なんとも贅沢です
“ノビル”は酢味噌でなく、酢醤油なのか!?・・・酢味噌の方が美味いと思うけどな
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