日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ブラックベリーが美味しそう
先だって買い物の道すがら立ち寄った産直の花木コーナーで、鉢植えされたブラックベリーに果実が生っているのを見かけました
ブルーベリー二本をマイ畑に植えてあるのですが、モグラが発生して木に勢いがなくなりここ2年ほど実が生らなくなりました
このため楽しみのジャム作りができなくて、ちょっぴりつまらなく思っていましたから、ブラックベリーでも植えはじめてみようかなと思いながらパチリ!! してきました
ブラックベリーというのは、北アメリカの原産で、バラ科キイチゴ属の低木およびその果実をいいます
ブラックベリーの歴史は古く、古代ギリシャ時代~約200年間の間人々は野生種を収穫していましたし、北アメリカではネィティブアメリカンが数千年にわたり、野生種を食していました
ヨーロッパからの初期の移住者たちも、野生のブラックベリーがたくさん自生しているのを見つけ、生食、保存食として利用していたそうです
ブラックベリーは、多年生で2年生のシュート(茎)を持っています
1年目のシュートはよく伸び、2年目の初夏に果実をつけ、結実後このシュートは枯れてしまいます ・・・ 即ち毎年新しいシュートが出来、結実が終わり枯れたシュートの再生になります
苗木の植え付けは11月または3月に行い、高さ20cm前後で切り返して植えてやります
ブラックベリーは品種によって樹姿が、直立性、半直立性、ほふく性に分かれます
鉢植えされたブラックベリー ・・・ ビッシリならべていますが、半直立性かな
「キイチゴ」の仲間には、他にラズベリーがありますが、ラズベリーより耐寒性が劣るので、関東地方以西での栽培に適しているようです
果実には赤紫色と黒色の品種があり、生食のほか、ジャムや果実酒などにも利用されます
ラズベリーには1年に2回収穫できる二季なり品種があるようですが、ブラックベリーは一季なり品種のみだそうです
但し自家結実性があり、1本でも結実するので受粉樹は必要としません
産直の花木コーナーで見たブラックベリーの実は赤紫色でした
産直の鉢コーナーでは黒色の果実が生っているのを見つけました
果実はラズベリーと同じように種を包んだ小さな粒が沢山集まって一つの実になっています
鉢植えで育てる場合は、6~7号鉢に苗木を植え付け、あんどん仕立てにするのが普通で、収穫は40~50果が目安のようです
花棚に並んだブラックベリーの鉢植えされた果実
野生のブラックベリーが、古代ギリシャ時代から利用されていましたが、その最も大きな理由は、突出したビタミン含有量と風味の良いことが、高く評価されていたからです
ブラックベリーはアントシアニン色素を含む、ポリフェノールが豊富で、抗酸化能力がとてもあるとわかっています ・・・ ブルーベリーに次いで抗酸化能力が高いです
ブラックベリーの健康に良い、植物科学物質は種子に豊富に含まれています
種子には、エラグ酸(フラボノイドの一種で、シミやソバカスの原因となるメラニン色素の生成を抑制する美白有効成分)を多く含み、食物繊維が多くあります
エラグ酸は、老化を抑制し、がん細胞の増殖を抑える効果があることで、広く知られているそうですから、ブラックベリーは、健康増進の更なるチャンスを与えてくれると考えられます
収穫は果実全体が濃く色づいて、やわらかくなった頃に行います
果実はいっぺんには成熟しないので、収穫時期になったものから順次、「ヘタ」ごと摘み取って収穫していきます
ブラックベリーの果実 アップです
自家栽培する場合、ブラックベリーの剪定は夏季(6月)と冬季(12~2月)に行います
夏季剪定では、果実をつける側枝を増やすため、直立性の品種の場合、今年伸びたシュート(株元から出る枝)を株元から1~1.5mで切り返します ・・・ (半直立性品種・ほふく性品種の場合は1.5~2m)
冬季剪定では、込み合う部分の枝を間引き、側枝を1~2節残して切り返します
結実した枝は枯死するので、株元から切り取っておきます
仕立て方は株仕立て、垣根仕立てなどが向いています
畑に1本植えてみようかな
ムラサキシキブの花咲く
産直の花木コーナーは今緑が一杯になっています
先だって、国道R254を走っていて、産直を見かけて覗いてきました
ちょっと薀蓄(うんちく)調査です・・・
国道R254は、東京文京区(本郷3丁目交差点)から埼玉、群馬県を経由し、長野・松本市(平瀬口交差点)へ至る一般国道です ・・・ 陸上距離=223.6 kmです
R254は東京都心から埼玉県西部を結ぶ道路という事もあり、古くから川越街道 - 児玉街道 - 信州街道 - 富岡街道として、「江戸道」「川越道」などとも呼ばれました
中山道より行程距離も短く、通行者も多かったため、五街道に準ずる脇往還の1つといわれます
産直の花木コーナーで、ムラサキシキブの花が咲いていました
緑一杯の中で、小さな紫色の花が咲いている様子はとっても新鮮に見えました
ムラサキシキブ(紫式部)はシソ科の落葉低木で、日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培されています
ムラサキシキブの花咲く

ムラサキシキブの名の由来は、平安時代の女性美人(?)作家「紫式部」から来たようです
もともとは「ムラサキシキミ」と呼ばれていたらしいが、なまって「シキブ」となったと思われます
「シキミ」とは、重る実=実がたくさんなるという意味です
ムラサキシキブの丈は3mほどになり、小枝はやや水平に伸びて、長楕円形の葉が対生します ・・・
葉の長さ6~13cm 、鋭尖頭(先端が少し突き出すこと)で細かい鋸歯があります
葉は黄緑で洋紙質、薄くて表面につやはありません
花は淡紫色の小花が散房花序をつくり、葉腋から対になって出て、6月頃から咲きます ・・・ 花期 6~8月
散房花序で咲く淡紫色の小花

見るほどに、淡紅紫色の可愛い花です
花冠は長さ3~5mm、上部は4裂し、裂片は平開しています
雄しべは4個、雌しべは1個
秋に果実が熟すと紫色になります
果実は核果で、直径3mmほどの球形をしています
栽培品種には白実のものもあります
咲き始めたムラサキシキブ

群馬・藤岡にある「八塩アジサイの里」に行って来ました
梅雨が真っ盛り・・・です
この時期の花と云えば、何といってもアジサイでしょう
数日前ふと思い立って、群馬・藤岡浄法寺にある「八塩アジサイの里」に行って来ました
藤岡には名湯として知られる「八塩温泉」があり、その周辺には、約5,000株のアジサイが植栽され、「アジサイの里」として観光スポットになりつつあります
「八塩温泉」というのは明治20年に発見され、塩の湯口八カ所と言われたことから「八塩温泉」の名前がつき、鉱泉として利用され始めました
鉱泉の泉質は塩分濃度が高い食塩アルカリ性炭酸泉、泉温は15度程度です
効能は神経痛をはじめ切り傷、やけど、慢性皮膚病、婦人病などによく効くそうです
「八塩温泉」入口から、「アジサイの里」へ踏み入っていきます
八塩地区を流れる神流川右岸から弁天池を経て大黒滝に至る散策道には、(6月中旬から7月上旬にかけて)色とりどりのアジサイが見ごろになっていました
「八塩アジサイの里」は車ならば、関越自動車道本庄・児玉IC~20分、 上信越自動車道藤岡IC~20分のところにあります ・・・ 所在地は藤岡市浄法寺地区です
アジサイの森公園のように森林となっている樹下に各種アジサイが植え付けられ、見事なアジサイ森林を形作っていました
陸橋下に咲くアジサイ
彩り鮮やかなアジサイ
竹林の生い茂る小川沿いの散策コースや日本庭園風に数寄屋作りの休憩所も作られ、心和みました
ここのアジサイは鎌倉のアジサイ寺(明月院)から株分けしてもらったアジサイもあると聞きました・・・どれがそうなのかは分かりませんでした
色とりどりの見事なアジサイが百花繚乱状態でした
山底を埋め尽くすように咲くアジサイ
里には幾つか泉が湧き出しており、涼感一杯でした
鉱泉の源泉になっているのかもしれません
カワセミなどの野鳥も集まり、6~7月にはホタルも鑑賞できます
里には、野鳥やホタルの観察地もありました
ヤマアジサイと思われますが、30cmはあるような大きなガクアジサイです 下図 2枚
アジサイの花色は土地の地質で色が変わると言われますが、色だけでなく形も含め色々なアジサイがあるものですね
真っ白な花房の「白い貴婦人」と呼ばれる “アナベル” もありました 下画像 2枚
やや薄赤色がかった柏葉アジサイの花も咲いていました
源泉広場の吊橋から(西上州を流れ下る)神流川までの南沢沿いには沢山のアジサイと、弁財天・毘沙門天・福禄寿・恵比寿天等々八福神石像が並び(アジサイを見に来た)目を楽しませてくれました
南沢とは大黒滝から流れ下る川の呼び名です
アジサイで囲まれた遊歩道は良く整備され、気持ち良い空間を演出していました

石像やアジサイを観賞しながら、竹林の生い茂る沢沿いに歩くと、遊歩道の片方の終点の「滝展望台」に出ます
滝の名は「大黒滝」・ひんやりとした冷気に包まれた滝場で、小さいながら深山幽谷の感じ十分でした
竹林の緑と足元に覗く滝壺の透明感は、日頃のストレスを癒してくれました
「滝展望台」から見た 「大黒滝」 ・・・ 後方の竹林が深山幽谷をイメージさせてくれました
群馬県の片隅の藤岡八塩地区にある「八塩あじさいの里」は、アジサイは勿論、滝あり、八福神あり、清水ありの一度は見たいお薦めの綺麗な「アジサイ公園」です
ニチニチソウはキョウチクトウの仲間だって
梅雨真っ盛りともいえるこの時期、あっちこっちの花屋さんには、 ニチニチソウ(日々草)が沢山売られています
先日買い物に出た折、産直の花棚で 見かけたニチニチソウの花を紹介します
ニチニチソウは、西インドが原産のキョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草です
初夏から晩秋まで次々に花が咲くので、「日々草」という名が付きました
なんと原種は匍匐する傾向がある小低木で、草ではないようですが、一般には一年草として扱われています
日照りや乾燥に強いので、花壇などに植え付けると永く楽しめると人気のようです
草丈50~60cmの高性種、20~30cmの矮性種、ほふく性種など、用途によって異なる3系統の園芸品種があります
葉は長楕円形で、対生します
花の咲く時期は7~9月と猛暑にも耐えて咲きます
長く造られた花棚一杯に並べられたニチニチソウの花ポット ・・・ どの色の花を選んだのかな!?
ニチニチソウの花は、平らに開いた5弁化で、花径3~5cmです
花色は、鮮明な白、赤、ピンクなどがあり、中央が赤い白、アプリコット、紫などがあります
それぞれの花は、1日花ではなく、3~5日は楽しめます
咲き終わると自然に落下するので、常にきれいな状態を保ったまま花を咲かせ続けます
可愛らしい花姿のわりに性質は強健で、残暑が厳しくてほかの花が萎えているときでも元気に生育します
花の咲く様子を見ると元気が出ます
ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド」と総称される、10種以上のアルカロイドが全草に含まれています
因みに、「アルカロイド」は窒素原子を含み、ほとんどの場合塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称で、微生物、真菌、植物、動物を含む様々な生物によって生産されます
多くのアルカロイドは他の生物に対して有毒ですが、薬理作用もあり、医薬や娯楽のための麻薬としてや、幻覚儀式において使用されます
ニチニチソウの中にある「アルカロイド」の内、「ビンクスチン」、「ビンブラスチン」には細胞分裂阻害作用があり、抗がん剤として用いられるそうです
但し、脱毛などの副作用・毒性があるので、素人の利用はとても危険で、単に食べただけで、中枢神経刺激作用、心機能障害、痙攣、筋肉麻痺、嘔吐を引き起こすそうです
ニチニチソウを育てるにあたって・・・
その植え替えはちょっと難しいようです
性質は割に丈夫なニチニチソウですが、一旦植えたら移植は出来ないと考えたほうがうまく育てられるようです
これはニチニチソウが直根性で、太い根が一本だけ生えており、その根を傷つけてしまうと弱るか枯れてしまうためのようです
プランターにしても、庭植えにしても、苗ポットからはずしたら苗の土を崩さずにそのまま置いて周りから土をかぶせてやるのがこつのようです
土をギュウギュウと押さえつけたりしないでください
更にニチニチソウには連作障害があるそうです
庭植えにする場合、過去3年以内にニチニチソウやキョウチクトウ科の植物を育てた場所では植え付けをしないでください
勿論プランターや鉢植えの場合も土を全て入れ替えて下さい
ニチニチソウの花アップ
ニチニチソウの花アップ
ニチニチソウの花言葉は、「 若い友情 」、「 生涯の友情 」、「 楽しい追憶 」、「 優しい 」 です
次から次へと新しい花を咲かせて、みんなを楽しませてくれる、そして、永遠に花が咲いているかと思わせるニチニチソウにふさわしい花言葉ですね
群馬・甘楽町にある「楽山園」に行って来ました
群馬の絹産業群が世界遺産に登録されて以来、製糸場のある富岡周辺はすっかり有名になりテレビなどで見る機会が増えました
こうした中、先日富岡の隣にある甘楽町・「楽山園」に行って来ました
甘楽町小幡にある「楽山園」は、2000年(平成12年)3月30日国指定名勝指定庭園になりました ・・・ 指定面積は、23,437.33平方メートル
小幡藩二万石の藩邸内に造られた群馬県内唯一の大名庭園です
「楽山園」の名の由来は、『論語』の「智者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ」の一文から取ったものといわれ、織田信長の次男・織田信雄の築庭だそうです
当園は、江戸時代当初の姿への復元へ向けて整備事業が永年行われてきていましたが、2012年に工事が完了しました
事業中は仮入園が許可されて下りましたが、現在は正式に開園されています ・・・ 私が訪れたのはまだ開園前の事ですから随分変わっただろうなと興味津々でした
楽山園へは、中門隣に造られた番所で入場券を買って入りました ・・・ 開園時間は9時~17時(3~10月期) 、観覧料は大人300円(中学生以下無料)
「楽山園」中門 ・・・ かっては武士の公式出入口だったそうです ( 高さ7m*門柱巾4.5m )
いただいたカタログによると、
「楽山園」は、池泉回遊式の借景庭園で、「戦国武将庭園」から「大名庭園」へと移行する過渡期の庭園と位置付けられ、京都の桂離宮と同じ特色があるのだそうです
どの点が同じなのか分かりませんが、景石(けいせき)の置かれた池を中心として、「中島」や「築山」を築いて起伏のある地形を造り出し、「梅の茶屋」や全国的にも珍しい五角形の形状をした「腰掛茶屋」など複数の茶屋を配し、それらを巡る園路にも工夫を凝らされています
中門を潜り藩邸と庭園を区切る庭門に向かいます ・・・ 園内には藩主の許可がないと入れなかったようです
白い土塀を張り巡らした庭門
園内 ( 向かって右手 「腰掛茶屋」
庭門をくぐると、「楽山園」庭園が広がっています
「楽山園」は、複数の茶屋を設け、「庭園と茶事」を巧みに演出した庭園です
信長が千利休を見出し、茶事を日本文化に大きく寄与させた事は知られるところですが、「楽山園」で「織田氏と茶事」との関連を深くうかがうことができました
歴史的・文化的にも高い価値がある庭園なんだなと納得です
楽山園庭園 向かって正面:「昆明池」 、 右上手前 「腰掛茶屋」、右上奥 「梅の茶屋」
広い「昆明池」は、周囲の山々を借景に、48のいろは石を景石に配しています
「楽山園」は、借景庭園としても秀逸です
庭園の西側にある雄川(おがわ)をはさんで紅葉山、南方の連石山(れんせきざん)、熊倉山などの山並を借景として取り込み、豊かな広がりを演出している空間構成は、庭園美の極みといえます
「昆明池」には、雄川から小堰を巡り往時のままの流路を通って流れ込んでいます
「昆明池」南方から見た茶屋 中央奥 「梅の茶屋」 右手 「腰掛茶屋」
「腰掛茶屋」はとても珍しい五角形をしています
「梅の茶屋」は庭園全景を見渡せる高台に建てられています
屋根は萱葺き、へりはコケラ葺きです
「梅の茶屋」からの展望 中央奥;長岡記念ギャラリー
「梅の茶屋」から「昆明池」を見おろす
梅雨の合間でお天気はあまりよくなかったけど、静かなひと時を味わえました
今度は雄川の取水口などを訪ねてみようかな
チェリーセージもブルーサルビアもサルビアの仲間です
サルビアというと、広い意味では『シソ科サルビア属』の植物すべてを指し、ハーブとして知られるセージ(薬用サルビア)もその仲間に入っています
その総数は、500種以上と言われているそうです
単に夏・秋花壇、プランター植えでよく見られる緋色のサルビアしか知らなかった私には、数を聞いて変に感心させられました
花屋さんの花壇植え用の棚に、花開いた「セージ」が売られていました
良く知っていたチェリーセージとブルーセージです ・・・ 尚、ブルーセージとは、ブルーサルビアの英名で、ブルーサルビアの方が呼びなれています
これらもサルビアの仲間だったのですね
チェリーセージは観賞用のセージで、目の覚めるようなチェリーレッドの花を春から秋まで休みなく咲かせ、花の少ない季節もガーデンを明るく彩ってくれます
チェリーセージの学名は、『サルビア・ミクロフィラ』と呼び、シソ科サルビア属で、メキシコ原産の半常緑低木です
花も葉も甘くすばらしい香りがします
生の葉や花びらを、飲み物に浮かべたり、サラダに散らしたり、クッキーに貼り付けて焼く、などの楽しみ方ができるそうです
花棚で咲くチェリーセージの花
チェリーセージは真っ赤な舌状花を穂状に咲かせますが、なんとなく花は控えめな印象です
性質は野生的で丈夫で乾燥にも強いので、全体的に野草ぽい雰囲気があります
高さは1.5mほどになり、形もこんもり大きく茂ります
茎の先端から花穂を伸ばして、ちらほらと花を付け、1度に咲く花数は少ないですが、茂ってくるとたくさんの花穂を出し、初夏~秋までと永く咲き続けます
園芸品種はマゼンタや紅など赤系統の花色が多いですが、白、ピンクなどの花を咲かせるものもあります
マイ庭では、緋色と白のツートンカラーが可愛らしいホット・リップスが咲いています
マイ庭のホット・リップスは友人に分けてもらって挿し木で増やしたものです
挿し木は春の5月~6月頃、暖地では秋の9月下旬~10月頃にも行えるようです
チェリーセージの花アップ
チェリーセージの花言葉は、「 燃ゆる思い 」 です
隣の棚では、ブルーサルビアの花が咲いていました
ブルーサルビアはシソ科アキギリ属の多年草で、学名は『サルビア・ファリナセァ』で、ブルーサルビアとも呼びます
アメリカの南西部、テキサス州からニューメキシコ州、それにメキシコに分布し、わが国には昭和時代の初めに渡来したそうです
ブルーサルビアは、夏から秋(=5月~10月)の花壇を彩る、青色から紫色の花色が涼しい「サルビア」として人気があります
高さは60cmほどになります
葉は卵形から線形で対生し、縁にはわずかに鋸歯があります
花は茎頂や葉腋から輪散花序をだし、青色から紫色の花を咲かせます
見上げるように咲いていたブルーサルビア
ブルーサルビアには白色の品種もあります
花は夏に開花した後、3分の2ほどに切り戻すと、秋にも花を楽しめるようです
ブルーサルビアの花言葉は、 「 永遠にあなたのもの 」、「 尊重 」、「 知恵 」 です
バーベナは美女桜(びじょさくら)とも呼びます
これは花屋さんの路上販売で見つけたバーベナという花です
バーベナの花の名は、ラテン語で「宗教に用いる枝」という意味や、ヘブライ語では「良い植物」という意味なのだそうです
伝説では、イエス・キリストが十字架に打ち付けた釘から生まれたと言われているそうです
別名は、「美女桜(ビジョサクラ)」、「十字架の薬草」、「聖なる草」と呼ばれています ・・・ 私には美女桜が一番なじみがあります
バーベナはクマツヅラ科バーベナ属の一年草または多年草で、主に南北アメリカの熱帯から亜熱帯に分布しており、約250種の野生があります
花色は赤、赤紫、紫、薄紫、ピンクと豊富で、立ち性とほふく性があります
花屋さんで見つけたバーベナはほふく性のようです
花は晩春から夏まで長い間咲き、その咲き方はまとまって一見手まり状になります ・・・ これって品種によって違うのかも
一個一個の花はサクラソウに似ています
茎は地面をはい、枝分かれして直立しています
葉は対生し、長楕円形で縁にぎざぎざがあります
ヨーロッパで改良された品種が多く、本来は多年草ですが、耐寒性がないことから園芸的に一年草とされる品種と、比較的耐寒性があり多年草となる品種があります
一般的には耐寒性があまりない一年草扱いの品種が店頭には多いようです
バーベナの花 ・・・ 鉢から這いだそうとしています
房状にまとまって咲く5弁花は、豪華な印象です
葉は品種によって羽状のものと楕円形のものがあり、細かな毛が生えています
バーベナの花 アップ
バーベナの 花言葉は、「 魅了する 」、「 魔力 」、「 家族の団らん 」、「 勤勉 」、「 忍耐 」 です
産直の棚は、アンゲロニアが花さかりです
昨日に続いて・・・
産直の花棚では、花穂を直立させて群生しているように、鉢植えアンゲロニアが今を盛りに咲いていました
別名は、エンジェルラベンダーといいます
アンゲロニアはゴマノハグサ科の常緑多年草(春まき一年草扱い)で、中央アメリカ、西インド諸島に約30種分布しています
草高は30~45cm、茎は直立し、葉は対生し、葉身は濃緑でやや細長い披針形で、縁には細かいギザギザがあります
葉腋から横向きに淡い藤色から紫、青、ピンク、白色などの花を咲かせます
園芸品種も豊富で、暖地では周年開花するそうです ・・・ 通常の開花期は5~11月
鉢植えで売られているアンゲロニア
アンゲロニアは高温多湿に強く夏の花壇に使いやすいので、流通が増えているそうです
こんな歌をネットで見つけました
『 暑さには めっぽう強く 夏花壇 彩り飾る アンゲロニアは 』 ・・・ 成程です
花は香りがあり、総状花序を出し、ゴマノハグサ科特有の花を穂状に咲かせます
株は根元から枝分かれして自然にまとまります
花径は1cmくらい、 花冠は5つに裂け、喉の部分には模様が入っています
英名はサマースナップドラゴン(summer snapdragon)と呼ばれます
「スナップドラゴン」はキンギョソウのことで、種小名の angustifolia は「細葉の」を意味しています
アンゲロニア の花アップ (白)
アンゲロニア の花アップ (赤紫)
アンゲロニアの 花言葉 は、「 過去の恋人 」、「 片思いの恋 」、「 可憐な恋 」 です
人工衛星の木とは、とてもユニークな名前です
買い物に出た産直の花棚で、実に変わった呼び名のタグをつけた鉢植えを見つけました
タグには、人工衛星の木とありました
人工衛星の木とは、何ともユニークな名前です
この呼び名は、タニワタリノキ(=谷渡りの木)の別名のようです
タニワタリノキはアカネ科タニワタリノキ属の常緑木で、山地の谷間や湿地帯に自生しています
「谷渡り」の名の由来は、隣の谷地に向かって枝を伸ばしていく姿から付けられたそうです
タニワタリノキは幾つか種類があるようですが、どれも共通して人工衛星の木と呼ぶようです
花はいずれも 初夏~晩秋にかけて、球状の珍しい花を咲かせます
花棚に並んだ人工衛星の木の鉢植え
この人工衛星の木は、花の咲く様子からアメリカタニワタリノキと思われます
ふつうのタニワタリノキは8~10月に花を付けますが、この木は7~8月が花期のようです
アメリカタニワタリノキの和学名は、タマガサノキです
細い枝がよく分枝し、小さな株でもたくさんの花が咲きます
葉は革質で艶があり、互生し、狭長楕円形をしています
枝先の葉腋から出る頭状花は、淡黄色の5mm程度の小さな花が集合したものです
集合花の中の一つ一つの小さな花の花冠は4裂し、長く突出する花柱が目立ち、球形の花序で四方に放射状に広がって、たいへんにユニークな花姿に見えます
この姿が人工衛星に見えるのですかね ・・・ 長く飛び出したシベがさしずめアンテナだという事でしょうか!?
尚タニワタリは常緑の小高木ですが、アメリカタニワタリは落葉低木で5~7mです
果実は8~11月ごろ暗褐色に熟します
食べると、どうも有毒だそうです
挿し木で活着し育ち、寒さに強い事から地植えにしても2年後ぐらいには開花することから、珍しさもあり鉢植えのネット販売が好調のようです
人工衛星の木の花 アップ ・・・ ちょっと呆けましたが、筒状の4弁花で、長いシベが目立っています シベのない球形はツボミの集合です
タニワタリノキの 花言葉は、 「 貴方を見つめています 」、「 はじける想い 」 です
シベの出方が、「はじける想い」なのかもしれません
人工衛星の木と名づけた人はどんな人だったのでしょう ・・・ ふと人工衛星ってどんな形をしてたっけかな!?と考えちゃいました
イソトマは優しい感じの花なのですが・・・
梅雨の時期は、緑が一番元気を増す時です
花屋さんの路上花売り場には、沢山の鉢物が並んでちょっとしたミニガーデンになっています
先だって、上信越道藤岡IC・道の駅ラランにある花の交流館前の路上花売り場で、一見細々しく、弱々しい感じの花が咲いているのを見つけました
草丈は鉢植えですが、20~30cmほどあり、細長い葉の縁にはギザギザがあり、花の咲く感じとは違って強さが感じられます
名札にはイソトマとありました
イソトマは、キキョウ科イソトマ属でオーストラリア、ニュージランドが原産です
初夏から初冬(5~11月)まで長い花茎を伸ばし、花径4cmほどの星形の青紫や紺青色、白、ピンクのさわやかな感じの花を次々に咲かせます
そんなイソトマは茎や根に刺激的なアルカイドを含む液があり、茎や根を切ると白汁が出て、これに触れるとかぶれる人もいますので注意要だそうです
イソトマの鉢植え ・・・ 肥料が少し不足でしょうか!? 元気が今一つに見えます
イソトマは乾燥した温かい気候を好むので、夏の暑さにはとても強い反面寒さに弱く、自生地では多年草ですが、日本では2年目からは花つきが悪くなるので春まき一年草として扱うのが普通です
イソトマの優しげな姿は和風の雰囲気があります
花姿は花冠が筒状で、星形に大きく5裂しています
イソトマの花 アップ
イソトマの 花言葉は、「 優しい知らせ 」、「 強烈な誘惑 」、「 神聖なる思い出 」、「 猛毒 」、「 心を開く 」、「 親善 」 です
色々な花言葉がありますが、イソトマの花言葉はとても強烈です
優しい姿から、猛毒なんて想像できません
美しいものには棘があるだけでなく、毒がある!? ・・・ なんちゃってかな!!
南米原産の果実フェイジョアの花・・・この花は食べると甘いそうです
先だって大型花木店の植木コーナーを覗いた時、初めてみる果樹の苗木に花が咲いていました
実に艶やかな花で、かかっていた名札には、名前と一緒に楕円形の果実の写真が載っていました
果樹の名前は、フェイジョアといい、南米原産のフトモモ科の常緑低木です
とても変わった花なので、パチリ!! していたら、水やりをしていた管理人さんが近寄ってきて説明をしてくれました
果実はパイナップルとバナナの中間のような芳香があり、生食またはジャム、ゼリーなどの加工食品などに利用できるようです ・・・ 果実酒もOKのようです
果実は果皮が硬いので、通常、自然落果したものを更に追熟させてから食べるらしいのです
植木コーナーで生った果実は、水やりしている管理人さんの役得だとか・・・
フエイジョアの花咲く姿
フェイジョアは樹高3~5mほどで、葉は卵状楕円形で互生しています
葉表は濃緑で、葉裏には短毛が密生し銀白色に見えます
熱帯果樹としては、珍しく-10℃ほどまでの耐寒性があるので、、日本でもミカンの育つ場所であれば露地栽培ができそうです
5~6月、径4cmほどの花を咲かせます
花びらは外側が分厚い白色で内側に巻き込んでいます
花弁の内側は暗紫色をし、真っ赤な糸を束ねたような多数の雄しべが花の中心から放射状に伸び、非常に目立ちます
この花びらは、甘みがあって食べる事が出来るそうです
花後には、長さ5cm前後の長だ円形をした果実が枝にぶら下がるようにつきます
果実は最初緑色で、熟すと赤く色づいてきて、中秋~晩秋が食べ頃になります
中はゼリー状で甘みがありそのまま生で食べられ、味は西洋ナシとモモをあわせたような風味と言われています
フェイジョアの花をあっぷしました 下 画像
フェイジョアの 花言葉は、「 実りある人生 」、「 情熱に燃える心 」 です
群馬・伊勢崎にある「赤堀花菖蒲園」に行って来ました
先日友人に教えてもらい、群馬・伊勢崎にある「赤堀花菖蒲園」に行って来ました
「赤堀花菖蒲園」は、国指定史跡「女堀」の史跡保存と活用のため、平成5年水路跡に花しょうぶを植栽されたものです
今では毎年6月上旬から下旬にかけて、30種約24,000株あると云われる花菖蒲が咲く様を見に来園する人は約10万人もいると云われる伊勢崎市内の名所の一つです
「赤堀花しょうぶ園」へのアクセスは、JR両毛線・東武伊勢崎線「伊勢崎駅」からタクシーで10分、 車で行くと北関東自動車道伊勢崎インターから15分です
丁度見ごろだと思って期待して出かけたのですが、残念ながら花はほとんど終わり近くなっており、辛うじて咲き残った花を観賞したに及びました
今年は余程に暑かったためだったのかもしれません
用水堀に植えられて咲く花菖蒲群
花菖蒲の植えられた用水堀は、前橋市石関町から伊勢崎市東町国定までの赤城山麓12㌔にわたって掘られた用水堀跡で、「女堀」と呼ばれています
築かれたのは12世紀中頃で、浅間山噴火によって荒廃した土地を荘園として整備する目的で計画された灌漑用水路とされています
昭和50年代地域の開発にともない発掘調査された結果、全体像が把握され、昭和58年10月に国指定史跡となりました
史跡は前橋市と伊勢崎市赤堀地区(佐波郡赤堀町)にひろがっています
この菖蒲園の特徴は、自然に群生していると思えるほど、景観として広々し、静かです
最も訪ねたこの時は、花の終わり時期のせいだったのかもしれません
アジサイの花が土手の堀に植えられ楽しめました
「女堀」に咲く花菖蒲の句が案内看板にありました
「女堀」は昔の利根川から取水した農耕用水路の跡で、1108年の浅間山爆発で埋没、その後、藤原系淵名氏によって再開発された史跡だそうです
それにしても『女』を冠したお堀とはどういう意味があったのでしょう!?
公園を模したのでしょうか!?・散策路には造園された箱庭風の庭が幾つか造られていました
双胎道祖神がありました
この箱庭は花菖蒲園を模したようです
掘割の中に咲く花菖蒲群生 ( アジサイの花が土手に多く見られ、もう少し増えたらも一つのスポットになるでしょう)
30種はあると云う花菖蒲ですが、花の残っていたのは青紫、白色系のものばかりでした
菖蒲園内には比較的若い株も多数有り、来年には立派な花株に成長が期待されます
今年は残念ながら見ごろを過ぎちゃていましたが、来年はもうちょっと情報仕入れて早めに来てみようかな
菖蒲園の入園料は無料です
但し、しょうぶ祭開演中臨時有料駐車場は普通車300円です
愛称・「目玉の親父」といわれるグロブラリアの花
先だって花屋さんの花棚で見かけたグロブラリアは、愛称・「目玉の親父」と呼ばれています
グロブラリアは、グロブラリア科グロブラリア属で、 地中海原産の半耐寒性常緑小低木で、3種類ほどが知られています
見かけたグロブラリアは、グロブラリア・ブルーアイとか、ルリカンザシ・ブルーアイとして販売されているものです ・・・ 園芸品種のようです
スペインのカナリア諸島にあるグラン・カナリア島の固有種で、標高1500~1600mの玄武岩の崖に生え、地面を這うかほぼ直立します
樹高は50cm~1m位になります
葉は長さ2cmほどの倒卵形で肉厚、茎頂の長さ5~6cmの花柄の上に、直径2.5~3cmほどの頭花を咲かせます
鉢植えで咲いたグロブラリア・ブルーアイ ・・・ 花は終わりに近づいていました
花期は春~秋と永く咲きます
グロブラリア・ブルーアイの開花前は濃青紫色です
花の中心部(=目のような部分)は、多数の花の集合した花序で、花序の直径は2.5cmほど、咲き進むにつれて青い瞳部が少なくなり、「白目」の部分(=淡青色)が増えていきます
花にはちょっとロウバイを思わせるような香りがあります
グロブラリアの花アップ ・・・ ハレーションしてうまく撮れませんでした
グロブラリアの花言葉は、 「 愛の喜び 」 です
愛称の「目玉の親父」からは想像できない言葉です
「目玉親父(めだまおやじ)」とは、水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の主人公「鬼太郎」の父親です
ネットでブロンズ像の写真を見つけました
鳥取境港市にある水木しげるロードに設置された目玉おやじのブロンズ像
スズランのような花の咲く木がありました・・・見た通りの名前でスズランノキ
梅雨の合間に花木店の植木コーナーを散策してきました
この花木店は造園屋さんが幾つか入っているせいか大きな植木コーナーができており、久しぶりに散策がてら覗いてきました
大きな樹木がびっしり植えこまれている造園用コーナーは、緑がぐんと増して、ちょっとした緑の散策路を造っていました
緑が一杯で、花が少ない樹木の合間に、白いちいさな馬酔木のように花をつけた木がありました
付いていた名札には、スズランの木です
スズランノキは二種類あり、これはオクシデンドルムと呼ばれるツツジ科オクシデンドルム属の落葉高木(➝自生地では20mにもなります)のようです
尚もう一つは、ゼノビアといい北アメリカ東部原産のツツジ科ゼノビア属の落葉低木(➝1~1.5m)です
スズランの木というのは、世界3大紅葉樹の一つで、近年庭園樹として植栽されるようになった木だそうです
ちなみに、3大紅葉樹とは、このスズランノキと、ニシキギ、ニッサボクを指します
スズランノキの紅葉の色は赤みの強い赤紫色という感じではあるのですが、眼を見張るような鮮やかな赤ではありません
綺麗であることは間違いありませんが、世界3大紅葉樹とまで形容するには至らないという感じのようです
大木にもならず、他にも美しく紅葉する樹木も多いなか、なぜ世界3大紅葉樹なのかは不思議です
アメリカペンシルベニア州の南部からフロリダ州北西部、イリノイ州の南部に至る地域が原産地だというのですが、これらが相当沢山生えているのでしょうか!?
スズランノキの花咲く姿 ・・・ 白いベル形小花が下がって涼やかに見えました
スズランノキ・オクシデンドルムは、アセビに似た感じで、白いベル形の花を25cmほどの円錐花序に着けます
紅葉が美しいことで知られ、暖地でも10月頃からやや紫味を帯びた紅色になります
葉は長楕円状披針形で、長さは約20cm、縁には細鋸歯があります
やや赤みを帯び始めたスズランノキ ・・・ 花が今盛りです
スズランノキの花 アップ ・・・ まだ咲き出したばかりか、つぼみが一杯です
スズランノキの 花言葉は、「 恋わずらい 」 です
オクシデンドルムとしての花言葉は見つかりませんでした
因みにスズランの 花言葉は、 「 意識しない美しさ 」、「 純粋 」 です
何か関連性があるのでしょうか!?
ヒメハギの花はとても変わった形をしています
今日は夏至です
「夏至(げし)」とは、二十四節季の第10番目で、一年で最も日照時間の長い日です
地球が太陽のエネルギーをいちばん長く浴びる日だとも云え、季節の転換日に当たります
日本は今ちょうど梅雨の時期・一年の内で雨の多い時期ですが、今年の梅雨はちょっと変わっています
ずっと雨が降り続くという訳でなく、時折晴れ間が見られたと思うと 、急な強い雨が局所に降ったり、場所によっては竜巻などの突風がふくといった異常気象が起こっています
異常気象は大気の不安定さによるものですが、何となく最近の火山活動などの頻発さと合わせると地球が何か変化を起こそうとしているのでしょうか!?
人智の及ぶところでなく、想像すらできそうにありません
こんな場合はまあなるようになれと考えるようにしています ・・・ 長生きの秘訣です
近くの花屋さんで、ちょっと変わった花を見かけました
鉢植えですが、ヒメハギ(姫萩)と名札が付いていました
ヒメハギはヒメハギ科ヒメハギ属の常緑の多年草です
和名の由来は、花がマメ科の萩に似て全体に小さい事からつけられたとみられます
ヒメハギは、明るい二次林の道端や、草地に生えており、小さい植物なので、花が咲いていないと見落としてしまいそうなかんじです
ヒメハギには細い根茎があり、硬い茎は基部で分枝して地をはってのび、上部は斜上して高さは10~30cmになります
葉は長さ1cmくらいの楕円形で互生し、 葉の先とつけ根は尖り、葉の縁と葉の裏面の主脈は紅紫色を帯びています
ヒメハギの花咲く姿
ヒメハギの花期は、4~7月
ヒメハギの花は紫色で、葉腋の上方か葉に対生して、長さ1~3cmの総状花序を出し数輪の花をつけます
花は独特の形をしています
上から見ると両側に羽のように出ているのが側萼片で長さ6~7mmで、残りの萼片3枚は小さくて目立ちません
花弁は3枚あり、その基部は合着して筒状になって、上側の2枚の先端は上側に反り返っており、下側の1枚の先端には白っぽく細裂したヒゲ状の付属体があります
付属体の先端部はさらに細かく2(~3)裂します
この付属体の役目は一体何でしょう・・・どうも虫を集める役割だったように考えられています
雄しべは8本、花弁が樋状になった場所にあり、葯は黄色で、子房は上位で2室あります
ヒメハギの花アップです ・・・ 何とも不思議な形です
ヒメハギの花言葉は、「 隠者 」、「 信じる恋 」 です
「隠者」というのは、一般社会との関係を絶ち(隠遁)生活する人のことですが、不思議なかつ独特な花形とどういうふうに結び付いたのでしょう
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