ダンポポの種

備忘録です

ひのとりの後は、普通で…

2021年11月23日 18時36分00秒 | 旅のあと

おととい11月21日(日)、近鉄特急「ひのとり」に乗って名古屋まで行きました。

名古屋に着いたあとは、折り返して、近鉄電車で京都府へ帰ってきました


以下、名古屋からの帰り道に写した画像を貼ります。



↑再掲。近鉄名古屋駅の改札口。
 「ひのとり」で名古屋へ着いた私は一旦改札口を出て、こんどはICOCAをタッチして改札を入りました。



↑名古屋からの折り返しは、特急ではなく〝普通電車〟に乗ろうと思います。
 13時31分の伊勢中川ゆき普通電車。これに乗ります。
「<ひのとり>で13時05分に名古屋へ着いたばっかりやろ? 13時31分で、もう帰るん?」
「うん。名古屋には何も用事が無いので」



↑1番線で発車待ちしている、13時31分発の伊勢中川ゆき普通電車。
 車両ナンバー「1111」号車です。ゾロ目~
 3両編成、ロングシート、トイレ無し。ふつうの通勤型電車やね。
 名古屋から伊勢中川まで78.8km・所要2時間16分の〝各駅にとまる旅〟です。

 なお、当ブログでも以前に、読者から指摘を受けたことですが…、
 名古屋線系統の近鉄電車では「各駅停車」という言い方をせずに「普通電車」と呼びます。
 今から私が乗るのは、伊勢中川ゆき普通電車です。



↑乗降ドア横に広告付き。結構目立っています。
 京都線では見ない広告です。名古屋線沿線にあるLPガス会社だそう。



↑乗り込むと、いつも乗っている京都線の雰囲気と変わりありません。
 日曜日の昼下がり。名古屋ターミナルとはいえ、普通電車に乗ってくる客は多くなかったです。
 定刻13時31分に発車しました。
 さっき乗った「ひのとり」とは雲泥の差!?ですが、「行くぞ、伊勢中川まで全駅停車!」



↑八田(はった)付近にて。高架線から街並みを眺めながら進みます。
 名古屋を出て数駅は、駅間距離が短めです。



↑伏屋(ふしや)。ナンバリング「E06」。
 始発の近鉄名古屋駅が「E01」です。順番に数字が大きくなっていきます。



↑13時44分、戸田で80000系とすれ違いました。
 時刻的には名古屋ゆき「ひのとり」(営業中の列車)ではなさそう。回送列車かな。



↑蟹江(かにえ)で4分停車して、宇治山田ゆき急行と接続しました。
 急行は普通よりも10分遅く名古屋を発車して、最初の停車駅・蟹江で普通に追いつくダイヤです。
 京都線の新田辺で見られるのと同様の、普通・急行の緩急接続シーンです。



↑電車がいっぱい止まっている車両基地。富吉検車区の車庫です。
 13時53分に富吉(とみよし)に着きました。



↑富吉の駅で他の乗客はみんな降りてしまい、車内がガラ~ンとしました。
 検車区があるだけの駅かと思っていたけど、富吉って乗降が多くて大きな駅なんだなぁ。



↑弥富(やとみ)でも、待避線に入って4分停車。
 鳥羽ゆき特急<アーバンライナー>が通過していきました。
 80000系<ひのとり>がレギュラーになったことで、<アーバンライナー>は名阪以外にも展開中
 名古屋~伊勢(名伊特急)の運用に<アーバンライナー>が結構使われています。



↑弥富から次の長島まで、駅間3.4km。途中で木曽川を渡ります。
 並行する国道の橋を突き抜けて、遠く(画面奥)に遊園地ジェットコースターらしきものが見える。
 ナガシマスパーランドですね。スチールドラゴンっていうやつかな。



↑木曽川を渡ったところで〝白い電車〟とすれ違い。アーバンライナーです。
 これは、五十鈴川から走ってきた、上り名伊特急。



↑14時05分、長島に停車。



↑長島から次の桑名まで、駅間4.2kmです。このあたりは駅間距離が長めです。
 この区間では長良川・揖斐川を一気に渡ります。近鉄線で一番長い鉄橋です。
 前方から、名古屋ゆき急行が接近。



↑桑名を過ぎて3駅目の、川越富洲原(かわごえとみすはら)で待避線に入って4分停車。
 14時20分ごろ、大阪難波ゆき特急「ひのとり64列車」が駆け抜けていきました。
 「この<ひのとり>は名古屋14時00分発。富洲原まで約20分で到達するんやな



↑14時32分、四日市に着きました。名古屋出発からほぼ1時間です。
 その後、途中駅から乗ってくる客がいたけれど、四日市に着くと乗客はみんな降りていきました。
 四日市で下車する人や、急行に乗り換える人たちです。
 この普通電車に乗り続ける人は少なかった。



↑四日市では13分間停車し、急行と特急に先を譲ります。
 急行・特急からの乗り換え客が加わって、わが普通電車の乗客も回復
 先に松阪ゆき急行が出ていき、その4分後に賢島ゆき特急が出ていきました。
 松阪ゆき急行は、後刻、賢島ゆき特急に追い抜かれる運命です。
 京都線の新田辺でも、特急通過と急行接続の〝2本待ち〟をする各駅停車があります。
 四日市の場合は特急も停車するのがカッコイイね。
 それにしても、13分停車は長かった 
 四日市14時45分発。



↑15時08分に白子(しろこ)に着きました。待避線に入ります。(1分遅れたな
 上り線停車中の「アーバンライナー」と離合。大阪難波を13時30分に発ってきた名阪乙です。
 「わが普通電車の名古屋発とほぼ同時刻に難波を発った特急が、もう白子へ到達してる



↑白子では所定7分停車です。ここでも特急・急行の2本待ち。
 先に、大阪難波ゆき乙特急「アーバンライナー」が出ていきました。
 そのあと、松阪ゆき急行が出ていきました。これが最後の待避です。
 松阪ゆき急行が出たあとは、伊勢中川までこの普通電車が先に着きます。
 「合計、名古屋からここまでで特急4本と急行3本に追い抜かれました」
 白子15時14分発。



↑15時23分、豊津上野(とよつうえの)に停車。
 普通電車しか止まらない駅です。私も、この駅で停車するのは初めて。
 「読み方、今まで私は〝ほうづうえの〟だと思い込んでいた とよつ…と読むのか」
 特急で通過しているばかりでは、なかなか気づけない部分やね。



↑15時32分、津に到着しました。名古屋から2時間です。
 「往路で乗った<ひのとり>は、津から名古屋までノンストップ42分だった」 
 近鉄津駅は、幅広ホームの1面2線です。待避線はありません。



↑津にて。さっき「ひのとり」からも写したけれど、隣接するJR津駅を撮ってみた。
 JRホームの駅名標は、平仮名の「つ」が大きくて、その下に漢字の「津」が書いてある。
 遠目に眺めると「?」に見える、…と、しばしば話題になります。



↑津から伊勢中川までの区間は「急行」も各駅に止まります。最近のダイヤ変更でそうなったんよね。
 それに伴って、名古屋方面からの普通電車は津新町(つしんまち)で終点になるものが増えたようです。
 こうして伊勢中川まで〝通し〟で走る普通電車は、以前に比べると少なくなりましたね。
 久居の手前で、鳥羽からの上り名伊特急とすれ違いました。



↑15時42分、久居(ひさい)。



↑15時44分、桃園(ももぞの)。ステーションナンバーはE43。
 桃園が最後の途中駅。次が終点伊勢中川です。
 「ここが名古屋から数えて43番目の駅。全部の駅に止まって、やって来たぞ!」



↑桃園を出ると、きょう一番の加速でぐんぐんスピードを上げました。唸るモーターが良い!
 そして、対向の伊勢志摩ライナーとすれ違いました。
 賢島からの名伊甲特急。伊勢市を出ると津・名古屋の順に止まるノンストップ系統です。
 名伊甲特急って、京都府に暮らす私には一番乗る機会が無さそうな列車です。乗りたいな



↑スピードをキープしたまま、雲出川の鉄橋を駆け抜けました。



↑名阪特急が通る中川短絡線が分岐します。



↑終点伊勢中川に着きます。
 名古屋から44番目の駅です。
 ここまでのステーションナンバーで言えば「E44」になるべし…、ところなのですが、
 伊勢中川駅には大阪線からのナンバーが当てられているので、ここだけ「E61」となっています。



↑15時47分、定時到着。名古屋から2時間16分の旅でした。
 「ひのとり」は大阪難波~名古屋間2時間05分なので、それよりも長い時間だった
 「3両編成の普通電車、お疲れさま~」 
 ホームに降り立つと、車体側面の行先表示はすでに「普通名古屋」に変わっていました。
 このあと、また〝普通〟で名古屋まで戻っていくのか…。ご苦労さん
 
 ホーム向かい側には、この先へリレーする賢島ゆき普通電車(2両)が待っています。
 この電車に乗り換えようかと一瞬思ったけど、やっぱりやめておきました。
 私は京都府をめざして、大阪線の電車に乗り換えることにします。



↑15時53分。伊勢中川6番線から撮影。
 さっき降車した1番線から、地下通路をすすんで6番線へ移動してきました。
 4番線に大阪上本町ゆき特急(左奥)が停車中のところ、5番線を京都ゆき特急「しまかぜ」が通過-。
 ここでは、徐行運転みたいなノロノロ走行で通過していきました。
 しまかぜは、伊勢市から大和八木まで止まりません。
 「特急が特急を追い抜く、珍しいシーンと言えます。しまかぜは別格かな」



↑15時58分、名張からの普通電車が6番線に到着しました。2両編成です。
 当駅が終点で、折り返し、名張ゆき普通電車となります。
 「名張ゆき」だったので、私もこれに乗りました。普通電車の旅を続行
 これが東青山ゆきだったら、普通電車はパスして、伊勢中川から特急に乗って帰ったと思います。

 なお、この電車に乗り込むと、車内放送の自動音声のやつは「名張ゆき各駅停車です」と言っていました。
 車掌の肉声案内は、「名張ゆき普通電車」と言っていたように思います。
 この車両は、大阪線に所属しているんやね。大阪線系の仕様になっているのだろう。
 短い停留ののち、16時03分、名張へ向けて発車しました。



↑東青山では待避線に入り、3分ほど停車。特急通過待ちのため。
 16時22分、下り賢島ゆき特急「伊勢志摩ライナー」が駆け抜けていきました。



↑同じく16時22分、上り大阪難波ゆき特急(ビスタカー連結)が通過しました。
 「特急電車は速いなぁ



↑16時49分、終点の名張に着きました。
 ホーム向かい側に、大阪上本町ゆき急行がスタンバイしています。9分の待ち合わせ。
 でも、もう日も暮れたし、疲れたので、ここからは特急で帰ろうと思います。
 上本町ゆき急行よりも先に〝8分待ち合わせ〟で京都ゆき特急が出ます。



↑名張駅ホームの特急券発売機で買いました。
 賢島から走ってくる京都ゆき特急に、名張から西大寺まで乗ります。
 京都ゆきなので、八木で乗り換えなくていいのです。
 「1号車だ…。一番後ろの号車だな」



↑京都ゆき特急は「2両+ビスタカー」の6両編成でした。
 前寄りの車両もかなり座席が埋まっていて、私の座席は最後尾の1号車でした。
 30000系ビスタカーの先頭車両(最後尾)で、喫煙室が付いているクルマです。
 同じ号車に喫煙室があるけれど、座席では、タバコのにおい漏れなどは全然感じませんでした。



↑背もたれのモケット…、何かを取り外して、穴埋めしたような痕跡があります。
 これは「吸い殻入れ」の痕跡かな? まさか、カップホルダーの跡??
 喫煙室が造られて分煙化される前、客室全体が喫煙車(喫煙席)だった時期が、ありましたね。
 その当時の「吸い殻入れ」の跡なのかな?と思いました。
 でも、近鉄特急の吸い殻入れは、肘置きの先端に格納されるやつだったっけ。



↑この車内で、きょう「ひのとり」カフェスポットの自販機で買ったグッズを並べてみた。
 ひのとりキーホルダーと、ひのとりハンカチタオル。
 またそのうちに、使いたいと思います。
 「ハンカチタオルは、広げたらどんな絵柄なの?」
 「自分で買って、広げてみるんだな
 「なんで、そこだけ不親切やねん

京都ゆき特急は順調に走り続けて、ほぼ定刻(17時47分)に大和西大寺へ到着~。
名古屋13時31分発から計算すると、西大寺まで、所要4時間16分!でした。
ただただ電車に乗っているだけだったけど、私はとても楽しかったです

西大寺で京都線の各駅停車に乗り換えて、無事に地元の駅へ帰り着きました。
改札口を出るときICOCAをタッチしたら、ピッ!と鳴って瞬時に精算完了。
当たり前のことなんだけど、きょうは名古屋から乗って帰ってきたからな。
名古屋からの運賃精算も、ピッ!と鳴って即完了でした。すごいと思った


〔おわり〕



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