ダンポポの種

備忘録です

夏の大会、近づく

2014年06月30日 18時02分00秒 | 日記・雑記
きょうで6月が終わります。
今年も半分が過ぎ去りました。早いものです。



夏の高校野球  京都大会は7月12日開幕!

第96回全国高校野球選手権・京都大会は、7月12日(土)に開幕する予定です。(決勝は7月26日予定)
また、アツイ夏が、めぐってきますな~。
今年春のセンバツを制した龍谷大平安には、当然、全国からも〝注目〟が集まるのでしょうね。
平安の選手のみなさんにはプレッシャーでしょうけれども、ドーン!と立ち向かってほしいと思います。

7月12日開幕 京都大会は、出場78校。 その対戦組み合わせは、すでに決まっています。
シード校は8つ。
龍谷大平安のほか、塔南、立命館、京都成章、峰山、立命館宇治、京都外大西、鳥羽 です。
センバツにも出場した福知山成美が今大会はシードから外れているのですが…、さて、どんな展開になりますやら。

わが母校… 京教大付ですが、今大会も元気に出場してくれるようです。何より素晴らしい
組み合わせ抽選により、昨年に続いて、今大会も「2回戦」からの出場です。(→この時点で、すでにベスト64です
試合日程は、7月16日(水)、舞鶴球場での第三試合(14時開始)「京教大付 vs 北 稜」です。

16日かぁ…
その日は、京都ヘッドの毛筆稽古日なんだけどなぁ。 「ちょっと、ナニがありまして…」と言って休む?
ただ、舞鶴球場っていうのが…、ウチからは遠いな~
状況が許すようであれば母校の応援に行きたい、という気持ちはあるんやけどね。



赤いラピートに乗って<後篇> (関空→なんば、 スーパーシート乗車)

2014年06月29日 11時40分20秒 | 鉄 道
赤いラピートに乗って…、の後篇です。

関西空港駅で折り返して、赤いラピートのスーパーシート車両でなんばまで戻った際の画像を貼っておきます。
6月25日(水)撮影。



↑関西空港駅、改札口。






↑午後3時半ごろです。
 15時35分発のラピートβなんばゆきが、引き上げ線からホームへ入ってきました。
 50000系(ラピート車両)のヘッドライトは、こんなふうに点灯するんやね







↑乗降口のところに、号車番号に符合する数字がデザインされていました。 これ、結構カッコよかったです。



↑プラグドアなので、ドアが開くと〝数字〟は隠れてしまうけれど…





↑5号車に設けられた特別座席を、窓越しに覗いてみる。



↑南海電車ホームページの文言をコピペしますと…、
 『5号車(スーパーシート)に「ミネバ・ラオ・ザビ」「フル・フロンタル」「アンジェロ・ザウパー」各専用席を設置。
 運行期間中、同列車のスーパーシートをご利用のお客さまにご自由に写真撮影などをお楽しみいただきます。』

 この、レッドとグリーンの座席のことです。
 乗客の写真撮影用に、前後のシートを含めてこの一画は座席が開放されていました。
 ヘッドレストの〝座席カバー〟もネオ・ジオン調ですが、これは布製ではなく紙製でした。





↑乗客のみなさんも〝この列車〟に乗る以上は、当然、この特別席の存在をご存じだったようです。
 みなさん、次々とやって来て、写しまくりでした



↑一列手前のシートからは、座席カバーが通常タイプに戻りますが、ここも、頭上の荷物棚(ハットラック)に貼り紙がしてあって、
 「写真撮影 待合席」として さらにスペースが確保されているという念の入れようです。



↑K氏に写してもらいました。



↑後方の壁面に「05」の数字がデザインされていますが、その上のほうに「AE」と書かれたステッカーが見えます。
 壁の隅っこに貼られていて見落としそうなステッカーです。私は全く反応していなかったけれど、K氏はこれを見逃しませんでした
 ガンダムに登場するモビルスーツを製造する会社「アナハイム・エレクトロニクス社」のマークなのだそう。(劇中に登場する架空の会社)
 ガンダムとのコラボということで、細部にまでこだわって作り込まれていることが、窺えます。
 テツ的には、AEと言うたら「エアポート・エクスプレス」しか思い浮かびませんけど (←空港特急ラピートにぴったりやん)

 ちなみに、ラピートの車両(50000系電車)は、東急車輛(→現在は総合車両製作所)で製造されています。




↑私たちは、6号車(スーパーシート)に乗車しました。



↑途中駅でも、ホームの乗客がカメラを向けてくるシーンが、幾度もありました。







↑走行中に撮影。
 写真撮影の人波も引いて、ガラーンとしていました













↑通天閣と、あべのハルカスの両方を見られました。



↑終点、なんば到着。
 列車は、また関西空港へと折り返していきます。

 ここでも大勢の人たちが撮影していました。私が思っていた以上に、赤いラピートは〝人気〟があると感じました。
 「ただ単に、ラピートが赤いから…」だけでは言い尽くせない気がしました。
 ガンダムの人気はすごいんやね。 恐れ入りました。



赤いラピートに乗って <前篇> (なんば→関空)

2014年06月28日 17時09分10秒 | 鉄 道
去る6月25日(水)、青年部会でお世話になっているK氏とふたりで、南海電車の特急〝赤いラピート〟に乗ってきました。

4月に〝赤ラピ〟が走り始めて以後、ガンダム・フリークであるK氏から 「赤いラピートに乗りに行きましょう」と誘われていたもの。
「そのうちに乗りに行こう!」「ぜひ乗りに行こう!」などと言っているうちに、気が付けば6月末の期限が迫ってきました。

◇               ◇               ◇

当日は、K氏と私と、近鉄電車で大阪難波まで行きました。
ひる12時過ぎに大阪難波駅に着いて、そのまま南海なんば駅へ移動しました。

もちろん、「赤いラピート」の運行時刻は、事前に調べておきました。

私たちは、なんば12時30分発のラピートβに目星を付けて、この時刻に〝なんば入り〟したわけなんだけど、
特急券発売窓口で尋ねてみると、すでに同列車のスーパーシートはほぼ売り切れており(二人席に並んで座れない。二人で乗ろうとすると席がバラバラになる)、
今さらながら、赤いラピートの人気ぶりを思い知らされました。

そこで、ひとまず、なんば12時30分発の〝レギュラーシート〟に乗って関西空港まで行き、関空で一憩したのち、
関西空港15時35分発のなんばゆきラピート(←赤ラピ。スーパーシート特急券確保した)で大阪へ戻って来ることにしました。



以下、なんば→関西空港の「行き」の車内で写した画像など、貼っておきます。
肝心の、赤いラピートの画像が少なめですが、関空からの「帰り」の列車でたくさん写してきましたので、また後日貼ります。



↑この画像のみ、再掲。
 なんば駅にて。







↑乗降口のそばには、特急ラピートの20周年を示すマークも付いていました。



↑なんば駅の特急券発売窓口で、ごくふつうに注文して、買いました。
 私たちからは 特にリクエストしなかったんだけれど、窓口では自動的に(?) 「関空トク割ラピートきっぷ」として発売してくれるんですね
 通常価格でいうと、なんば~関西空港間は乗車券920円+レギュラーシート特急券510円=1430円 ですが、
 それが「関空トク割ラピートきっぷ」であれば、300円安い 1130円 になります。(スーパーシート用の きっぷもあります)




























◎関西空港駅にて













赤いやつ

2014年06月24日 23時55分20秒 | 動画・music,音
いま、南海電車に「赤いラピート」が走っているとのことで、話題になっていますね。〝ガンダム〟とのコラボやね。
4月下旬からの期間限定運行で、今月末日まで、なんば~関西空港間を走るそう。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) エピソード7『虹の彼方に』の公開と、南海の「空港線開業&ラピート運行開始」から20周年を、記念して、
機動戦士ガンダムUCと南海電気鉄道の夢のタイアップが実現した、とのことです。



シャアの声優・池田秀一さん 赤い彗星ラピートセレモニー!機動戦士ガンダムUC | Mobile Suit Gundam Unicorn Full Frontal Char's Voice Actor



南海50000系特急『ラピート』20周年記念 "赤いラピート"登場



シャア 名セリフ集




私自身は、ガンダムについての思い出や知識や興味や情熱は…、どれもかなり乏しい立場なので、何も言えねぇという感じです

空港線とラピートが デビューから20周年を迎えるというのは、歳月の経過をズシッと感じますね~。
ラピート(50000系)がデビューしたとき、そのあまりにも個性的な外観に、私も大変驚いたのを覚えています。
ここまで20年間、毎日 こつこつと走り続けているんやね。



3000系

2014年06月22日 21時47分17秒 | 日記・雑記


きょう、青年部会の集会に出席です。
京都市内へ出ております。
出町柳にて撮影。




↑これも、出町柳にて。



◎帰宅後に追記


↑青年部会の集会のあと、みんなと 晩ごはん(飲み会)食べに行きました。
 そのあと、帰り道、叡山電車の車内で撮影。これは1両編成タイプの電車でした。



夏至 ジャ

2014年06月21日 22時44分30秒 | 本・雑誌

きょうは、6月日、夏至です。
そして、鉄ジャの日




鉄道ジャーナル 2014年8月号。 通巻574号。
税込定価:1,000円
今号の特集:「寝台特急物語終章」
表紙写真は、寝台特急「北斗星」の牽引機EF510形(515号機)。


寝台特急の現状と課題についての考察は、「鉄ジャ」の特集の〝定番〟のひとつと言ってもいいぐらい、これまで幾度も取り上げられてきたテーマです。
それがとうとう〝終章〟を迎えることになりそう…、という、寂しい現実が目の前にあります。



空と、山と、ミ号

2014年06月15日 22時49分30秒 | 日記・雑記
◎在庫画像1点

↑今月1日、善峯寺近くの山中へ「業務上美化活動」(ブログ内呼称)に出かけたときの、ミ号です。
 善峯寺駐車場にて撮影しました。駐車場料金は500円でした。
 青い空と、緑の山々と、ミ号





さて、きょう(6月15日)も、いい天気の一日でした。
京都南部も、暑かったです。

早くも、明日からは〝6月後半〟です。
夏至が近づいて、めっちゃ「日が長い」時期やね。
夕方の、いつまでも しぶとく 明るさが残っている時間帯…、私は大好きです。
(と言いながら、その時間帯は、通常業務で出歩いていることが多いけどね


たば休1350
本日で、第193週・1350日目を迎えました。
1350日というのは、3年8ヶ月と10日ほど…、です。



人前でお話するのは、やっぱり難しい…

2014年06月14日 22時44分40秒 | 日記・雑記


緊急業務の対応は、きょうで無事に終わりました。

今回に限らず、緊業においては、一連の業務中に、お集まりの皆さんを前にして私が〝お話〟をさせていただく場面が必ず巡ってくるのですが、
このお話っていうやつが、なかなか… いつまでたっても、私には 容易なことでは あらしまへん のどす。

無事に緊業を終えて帰宅したあとには、
きょうの 私のお話は、あれで十分だっただろうか  きちんと 言い尽くせていないような気がして ならない…』
という不安に襲われるのが、常であります。
いつになったら、『きょうのお話は、自分でもナットクの出来具合だった!』って、思えるようになるんだろうか。


もっともっと勉強しなくては なりません。

業務上青年部会で取り組んでいる「おはなし会(研鑽会)」にも、是非、参加を続けたいと思います。



緊業入りました

2014年06月13日 22時46分30秒 | 日記・雑記
きのう夕方、緊急業務の連絡を受けました。
4月下旬以来の緊業です。

北海道へ出かけているときに重ならなくて良かった…』と、やっぱり、そういうふうなことを考えてしまいますわ。
緊急の業務ですから、ホンマに、いつ発生するか分からないものなんです。


きのう、きょう、あすの三日間にわたって、緊業対応します。
今回はご自宅緊業。 ワンマン対応ではなく、サポート・メンバーに入っていただきます。

わし、明日の土曜日は、もとから業務予定があったんだけど…、こういう事情なので、キャンセル断行ー!
関係する皆様方のご理解に支えられて、いつも、こうした〝ドタキャン〟を許してもらっています。ありがとうございます。


さて…、これで、夏にかけてしばらく、土曜や日曜の業務スケジュールが さらに込み合ってくることになりそう

頑張って、仕事しま~す



ノリマ (日高本線・東北本線・津軽線・東北新幹線)

2014年06月11日 14時02分20秒 | 旅のあと
ノリマ (乗車距離まとめ)です。


今回の北海道旅行で「初乗り」を果たした区間を、集計しておきます。

・日高本線(苫小牧~様似。 全線)  146.5km〔JR北海道〕
・東北本線(宝積寺~新白河 のみ)   64.2km〔JR東日本〕
・津軽線(中小国~三厩 のみ)     24.4km〔  〃  〕
・東北新幹線(盛岡~新青森 のみ)  178.4km〔  〃  〕

 以上、合計距離は 413.5kmです。


●旅行1日目の晩、上野から「北斗星」に乗って札幌を目指したのですが、その際、東北本線の未乗区間(宝積寺~新白河)を通過しました。
 ちょうど、仲間たちと〝部屋飲み〟をしていた最中に、その区間を通り過ぎていたことになります
 全然、車窓風景など眺めていなかったわけですけれど… (夜だから、そもそも車窓風景は見えなかったという面もある)
 しかしながら、この区間に「乗った!」ことには変わり無いので、今回、ノリマに計上しておきます。
 宝積寺~新白河間は、今後また、昼間に乗る機会が巡ってくると思うので、車窓風景を楽しむのは、そのときに!

●北海道に唯一残っていた未乗線区の日高本線を走破できたことは、今回の旅行の一番の収穫でした。
 これによって、JR北海道エリアの全線乗車を達成できました。

●これで、東北本線・津軽線・東北新幹線については、未乗区間が無くなりました。



◎JR各社エリアごとの乗車済み距離や完乗率など。(本日現在の数値です)

JR北海道
 総営業キロ:2457.7km
  乗車済み距離:2457.7km
  未乗の距離:0km
  完乗率(達成率):100%

JR東日本
 総営業キロ:7353.2km
  乗車済み距離:4038.8km
  未乗の距離:3314.4km
  完乗率(達成率):54.93%

JR東海
 総営業キロ:1970.8km
  乗車済み距離:1953.1km
  未乗の距離:17.7km(名松線の家城~伊勢奥津間のみ未乗。災害不通区間)
  完乗率(達成率):99.1%

JR西日本
 総営業キロ:4991.4km
  乗車済み距離:4923.4km
  未乗の距離:68.0km
  完乗率(達成率):98.64%

JR四国
 総営業キロ:855.2km
  乗車済み距離:855.2km
  未乗の距離:0km
  完乗率(達成率):100%

JR九州
 総営業キロ:2273.0km
  乗車済み距離:2121.7km
  未乗の距離:151.3km(九州新幹線の博多~新八代間のみ未乗)
  完乗率(達成率):93.34%



津軽線 と 東北新幹線

2014年06月10日 18時35分00秒 | 旅のあと
【北海道旅行のまとめ/ その6 <最終回>】

5月29日(木)  ≪旅行最終日です≫

急行「はまなす」号で 青森へ到着

↑前夜札幌からの 急行「はまなす」号の、短い一夜が明けました。
 定刻5時39分に、青森へ着きました。 北海道をあとにして、JR東日本エリアへ戻ってきました。
 同じ寝台車に乗っていた団体様ご一行も、みなさん元気に、青森駅で下車されました。
 ご一行は、青森で4分接続の特急「つがる2号」(秋田ゆき)に乗り継いで行かれました。 なかなか、タフなスケジュールだな~



↑今の季節なので、空は、もうすっかり明るくなっています。
 昨日の北海道は〝霧〟がすごかったけれど、今朝の青森は いい天気。 そして何より、肌寒さが感じられませんでした。


◇               ◇               ◇               ◇               ◇


それで…、ここから先への乗り継ぎは、どうするか??


このあとの予定は 『京都へ帰るだけ』 なのですが、せっかく、こうして〝早朝の青森駅〟に降り立ったわけだから、
この際、“ついで”と言ったら何だけど…、「津軽線」で終点の三厩(みんまや)まで往復してこようと思います。(=津軽線の走破です)

三厩まで往復したあと、新青森駅から東北新幹線「はやぶさ」で東京へ向かい、東京からは「のぞみ」にリレーして京都へ帰る-、
という乗り継ぎプランを、きのう以来、道々考えながらやって来ました

このたびの〝4泊5日〟も きょうが最終日です。 どうあれ、今日じゅうに京都まで帰り着かなくてはいけません。
朝のうちにサッと津軽線に乗り終えて、新青森から京都まで〝びゅーっ〟と 新幹線で帰ることにします

津軽線の始発列車(普通 蟹田ゆき)は青森6時14分発なので、急行「はまなす」(青森5時39分着)から乗り換えるのに“もってこい”です。
それまでの待ち合わせ時間を利用して、私は青森駅のみどりの窓口を訪ねました。
新青森から新幹線で帰るにあたって、手持ちのきっぷの乗車経路を変更しておく必要があったからです。



乗車券の 経路変更をしました

青森に到着した時点で 私が持っていた切符は、再三ご紹介してきた 『苫小牧→京都市内』の乗車券 (往復乗車券の かえり券) です。
この乗車券で そのまま京都まで帰れば良さそうにも思えるけれど、これは寝台特急「北斗星」の利用を前提にした乗車券だったので、
青森から盛岡までの経路が〝目時経由〟(青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道 経由)になっていたのです。
これだと、新青森から新幹線に乗ることはできないはずなので、経由変更をお願いするべく窓口を訪ねた次第です。

青森から 新青森回り・新幹線経由で東京まで、そして東京から新幹線経由で京都まで- の乗車券に作り直してもらいました。

もとの乗車券には往復割引が効いていたことや、『苫小牧→京都市内』のうち 青森までは乗車済みだったことや、第三セクター線も絡んでいたことなど…、
いろんな要素があって、窓口氏も必要項目を確認しながら慎重に切符を作ってくれました。(経由変更で、ちょぴっと運賃差額が生じました)
それと合わせて、新青森から東京までの特急券(新幹線)もここで買っておき、準備完了です。
旅の最後を飾って… とか思って、「はやぶさ」のグリーン券を買ってしまいました
(グランクラスは、また今後のお楽しみに 残しておきますわ



さきほど乗ってきた線路を逆戻り…
青森 → 蟹田 → 三厩 (津軽線)


↑津軽線は、青森~三厩(みんまや)を結ぶ55.8kmの線です。
 青函トンネルの開通によって、北海道へのアクセスという役割も持つようになった線です。
 途中の 中小国(なかおぐに)から海峡線が分岐していて、北海道へ通じています。
 三厩を目指す私ですが、青森から中小国までは、さきほど急行「はまなす」号で乗ってきた線路を再び逆行することになります。



↑青森6時14分発、普通 蟹田(かにた)ゆき。 701系電車でした。
 三厩まで往復する運賃については、別途乗車券を買いました。





↑青森を発車すると、まもなく奥羽本線の線路とわかれて、続いて車両基地のそばを通り抜けました。
 ここから、津軽半島を北上していきます。



↑ほどなく、広い田園地帯に出ました。
 遠くに見えている〝どこまでも続く 白い構造物〟は、北海道を目指して延伸工事中の「新幹線」の高架です。



↑どこまでも広がる水田と、どこまでも伸びていく新幹線の高架橋。
 新幹線の高架、ホンマにまっすぐビューッと伸びていますわ。



↑車内はガラガラでした。
 これは 下り列車(青森市から遠ざかる方向へ走っていく列車)だからかな。





↑中沢にて、対向の普通電車とすれ違い。



↑郷沢(ごうさわ)にて、対向の貨物列車とすれ違い。 北海道からの貨物列車です。



↑右の車窓に、海が見えてきました。



↑陸奥湾です。



↑この列車の終点、蟹田に着きます。
 三厩へは、この駅で乗り換えとなります。



↑蟹田にて。 8分の待ち合わせで、三厩ゆきに乗り換えです。







↑蟹田7時07分発、三厩ゆき。 キハ40形の単行。 ワンマン運転ではなく、車掌もいました。
 いま乗ってきた電車(ホーム隣りに見えている車両)は、折り返し青森ゆきになります。 早速、蟹田からどどっと通勤・通学の人々が乗り込んでいました。
 私が驚いたのは、今から乗る三厩ゆきのほうにも、通学の高校生たちが何人か乗り込んだことでした。
 『 えっ、この子たちは、青森方面じゃなくて三厩方面へ通学するのか
 まったく私の認識不足でしたが、三厩方面へ向かってそういう人の流動があるとは思っていませんでした。驚いて、すみません。



↑キハ40、三厩へ向けて走り出しました。



↑中小国に停車。 ここからも通学の生徒さんが乗ってきました。
 この駅から、青函トンネル・北海道方面へ向かう「海峡線」が分岐しています。(当駅から海峡線方面へはJR北海道の管轄です)
 ここから先へ、三厩までの区間が、私の未乗区間でした。





↑中小国を出て、しばらく進むと、右手へ海峡線の線路が分岐していきました。
 海峡線は、そのまま青函トンネルへ続くので、ここからは複線電化の立派な線路です。
 一方、わが津軽線は、ここから先、非電化区間(単線)になります。



↑並走していた海峡線が、さらに大きく右へカーブしていく地点。
 そして、この場所で突然現れる、真新しい大きな高架橋。(画面奥)
 もちろん、あれは、建設中の新幹線!



↑海峡線の高架が ちっぽけに見えてしまうぐらい、新幹線の高架橋はごっついです。
 『 新幹線…、デカ過ぎるやろ』 って思うぐらい、迫力の光景です。





↑大平(おおだい)から津軽二股(つがるふたまた)までの一駅区間は、結構距離がありました。
 山のなかを 通り抜けて行きました。



↑しばらく車窓に見えなくなっていた 海峡線と新幹線(建設中)が、また見えてきました。



↑津軽二股 付近にて。
 ここで、海峡線・新幹線(建設中)と 再び ぐぐっと接近します。
 津軽線の津軽二股駅のそばには、並走する海峡線の津軽今別駅がある、という奇妙な位置関係になっています。
 只今、この場所に「新幹線の駅」が造られているわけですね。 奥津軽いまべつ駅、という駅名になるそうです。







↑三厩のひとつ手前、津軽浜名(つがるはまな)。7時42分ごろです。
 全部で10人ぐらいだったと思うけれど、通学の高校生たちは、みんなここで下車していきました。
 あとで地図を調べてみると、津軽浜名駅の近くに、青森県立今別高校というのを見つけました。ここの生徒さんたちだったんやね。



↑高校生たちが居なくなり、ガラ~ンとした車内になって終点三厩を迎えます。








◎終点、三厩へ着きました。 津軽線の走破完了!












↑三厩での滞在時間は、7分。
 竜飛岬(たっぴみさき)まで行ってくる時間もありません。
 いま乗ってきた列車の折り返しに乗り、すぐさま蟹田へ向けて戻っていきます。
 何をしに ここまで来たんだ、と言われそうだけど、今回は、これで いいんです
 竜飛岬…、またいつか、見学に行ってみるか。(うそぉ) ( そればっかりやな)


◇               ◇               ◇               ◇               ◇


というわけで…、
これにて、「北海道旅行のまとめ」記事は おしまいです。
画像の羅列で、ウンザリされたことと思いますが、ご覧いただき ありがとうごさいました。

北海道へ旅行できる機会というのは、なかなか巡ってくるものではないのですが、
そこは〝まだまだ長い人生だ!〟と見込んで、
きっとまたいつか、北海道を訪ねるチャンスがやってくるように-、と願ってやみません。
山さんのところへも遊びに行かないといけないし()、次回の北海道行きを楽しみに待ちたいと思います。


◇               ◇               ◇               ◇               ◇


線路はつづくよ どこまでも/東京放送児童合唱団



〝とどめ〟ですが、帰路、三厩から東京までの区間、引き続き 車窓風景などを撮りましたので、それも貼っておきます。


三厩 → 蟹田 →(スーパー白鳥14号)→ 新青森
新青森 →(はやぶさ14号)→ 東京 →(のぞみ39号)→ 京都



↑折り返しで、7時53分、三厩を発車~。





↑海峡線を行く貨物列車が見えました。

















↑蟹田から新青森までは、特急「スーパー白鳥14号」。 JR北海道789系特急電車。















↑東北新幹線、新青森駅ホームにて。
 9時52分発「はやぶさ14号」東京ゆき に乗りました。





↑座席にすわるや、デジカメとスマホの充電開始ー  電池残量、かなり危うい状況でした







↑七戸十和田、通過。 10時04分撮影。













↑八戸停車。 10時16分発。



↑盛岡停車。 10時50分発。











↑仙台停車。 11時30分発。











↑郡山、通過。 11時56分撮影。





↑宇都宮付近。 12時17分撮影。



↑大宮停車。 12時38分着。



↑埼京線の電車と遭遇。 12時48分撮影。 (どこの駅だろう…









↑上野駅へもぐり込む直前…、必死のパッチで写した、東京スカイツリー。 ほら、見えるでしょう?
 12時56分撮影。





↑東京へ着きました。 13時04分到着。



↑東京駅にて。 長野ゆき「あさま」の、E7系。 この形式、初めて見ました



↑のぞみ39号で、京都へ到着したところ。 16時27分着。
 無事に、帰ってきましたー

 東京駅での新幹線乗り換えに、ちょいと時間を要してしまったので、この時刻に京都到着となりました。
 この到着時刻から言うと、三厩から京都までの所要時間は、約8時間半です。 (東京駅の乗り換えを手早く済ませたら、30分ほど短縮できます)


(おわり)



日高本線に乗る & 急行「はまなす」号

2014年06月09日 23時44分50秒 | 旅のあと
【北海道旅行のまとめ/ その5】

ひたすら 画像を貼りまくっております。
みなさん飽き飽きしているかもしれませんが、お許しを。m(_ _)m
頑張って付いてこい、とは言いませんので  どうぞ ご自由に


5月28日 続き
様似 →(日高本線)→ 苫小牧


↑様似から苫小牧までが、JR日高本線です。 営業キロ146.5kmの線です。



↑様似駅前。 朝9時半に帯広を発って、路線バスを乗り継いで、ここへ14時20分に着きました。
 バスに乗っているだけ… でしたが、やっぱり疲れるものです
 けれど、ここでゆっくり休んでいる暇はなく、引き続き、日高本線の列車に乗り込みます。





↑終着駅 様似、の駅名標。



↑様似14時34分発の苫小牧ゆき列車。 キハ40の単行で、ワンマン運転です。
 気合を入れ直して、乗り込もう 様似から苫小牧までは〝約3時間20分〟かかります。(行くでぇー
 車両の正面、運転席窓の下のところに、何やらマークが描かれていますね。
 山々をイメージした図柄に〝お馬さんの顔〟が重ねてあるみたい。 漢字で「優駿浪漫」とも書いてあります。
 日高本線の沿線は、わが国屈指の 競走馬の育成地(=牧場が多い)として知られているところです。



↑様似駅の窓口で、札幌までの乗車券を買って乗りました。 4320円なり
 補充券タイプというか、こういう乗車券を久しぶりに手にしました。
 「北斗星」から「はまなす」に変更したこともあり、日高本線に乗り終えた後は、苫小牧からもう一度札幌へ行こうと思います。
 もとから私の手元にある「苫小牧→京都市内」の乗車券(復路券)は、今夜「はまなす」に乗る段階から使用します。 



↑様似駅を定刻に発車しました。 乗客は6~7人でした。 ほぼ全員、先ほどのJRバスからの乗り継ぎだったと思います。
 乗客同士、お互い、別に言葉は交わさなかったけれど、よく考えてみたら、ずうっと一緒に行動していることになるんやね



↑青空が見えてきました。 こういう風景には、やっぱり青空が似合います。
 海側のボックス席に座ることもできたんだけど、さっきのバス車内でずうっと海を見てきたので、ここでは山側のボックス席に陣取りました。



↑サクラが咲いている…??
 道中、何度か、こういう風景を目にしました。 5月末という時期に お花見ができるんやねー。



↑また、霧が出てきました。 霧→晴れ→霧→晴れ…、の繰り返しですな。






↑東町(ひがしちょう)。 乗り降りはありませんでした。 
 話し声もしない静かな車内には、ディーゼルエンジンの音だけが響いています。



↑浦河(うらかわ)、14時57分に発車。 坦々と進んでいきます。







↑あっ、馬がいました。



↑線路のすぐそばに牧場があるんやね。





↑上から読んでも 下から読んでも… な、「えふえ」という駅に止まりました。
 漢字で書いたら「絵笛」です。







↑本桐で、対向列車とすれ違いました。



↑田んぼです。
 まだ、田植えをしたばかり、という感じでした。 水田の風景も、いいねぇ



↑晴れ間が現れても、さらにその向こう側は、また 白い煙のようなもので覆われているのが見えます。



↑そしてまた、霧のなかへ飛び込んで行くのです



↑相変わらず、エンジン音とジョイント音だけが響いている車内です。
 各駅停車だけど、列車は それなりのスピードを出して、結構軽快に走りました。







↑野焼きの煙がただよっているのでは ありません。 何度も言うけれど、霧です。
 〝霧のかたまり〟がいくつもに分かれて、次々に流れ込んでくる、という感じなんですね。
 京都南部のうちの近所では、こういう気象状況は あまり目にすることがありません。





↑大きな川を渡りました。 静内川です。



↑15時57分、静内(しずない)に到着。 
 時間帯によって、当駅始発・終着となる列車もあり、日高本線のなかでは核になる駅のひとつです。
 13分間停留して、発車は16時10分。 停留中に対向列車とすれ違いました。
 なお、この駅からは、下校の高校生たちが大挙して乗り込んできて、あっという間に車内が満員になりました



↑静内ですれ違った、対向列車。(ちなみに、あちらは静内駅で30分間停留するみたい



↑大狩部(おおかりべ)。





↑日高門別(ひだかもんべつ)で、またまた対向列車とすれ違い。 あちらは、静内ゆき。
 駅ごとに高校生たちは下車してゆき、賑やかさが失せていきました。もとの静かな車内に戻っていきます。







↑この川を渡ったところが、富川(とみかわ)という駅でした。
 最後まで乗車していた高校生たちも、この富川の駅で降りていきました。ほぼ〝降り尽くした(?)〟という感じです。
 富川あたりまでが、通学圏ということなのかな。
 ただいま、午後5時を過ぎたところなので、静内から富川まで〝ほぼ1時間〟かかっています。 なかなか長時間の通学ですね。





↑鵡川(むかわ)という川を渡りました。



↑鵡川(むかわ)の駅に到着します。17時17分着/24分発です。
 かつて、ここから富内線(とみうち線)という支線が分岐していた…、とのことです。(私は乗ったことがない
 分岐駅だった名残りなのか、たくさん線路が敷かれていて、広い構内です。



↑鵡川にて。
 ここでも対向列車とすれ違いました。 あちらは、様似ゆきです。
 鵡川と言えば、甲子園での高校野球にもしばしば出場する「鵡川高校」の名前も有名やね。
 正しくは、北海道鵜川高等学校という名前だそう。



↑鵜川を出ると、苫小牧まであと一息です。
 朝から バスや列車に乗りっぱなしの一日で、正直言って、私も疲れてきた~



↑室蘭本線のレールが見えてきて、わが日高本線は、そのそばへ寄り添っていきます。
 『 さあ、まもなく 苫小牧に到着だ
 …と思ってからが、結構長かったー
 この、室蘭本線との〝並走区間〟は、かなり距離がありました。



↑いよいよ、苫小牧に着きます。
 様似から3時間20分-、日高本線の乗車完了





↑定刻17時53分、苫小牧到着。 キハ40、どうもありがと~



↑苫小牧駅。



↑苫小牧駅2階改札口付近の窓から、「北斗星」を撮りました。
 当初、私が乗る予定にしていた、上野ゆき「北斗星」です。
 苫小牧18時06分発のところ、この日はちょっと遅れて到着となりました。
 まあ、「北斗星」で上野へ向かうのも一手ではあったけれど、すでに寝台券の乗車変更もしたので、今夜は「はまなす」の旅を楽しもうと思います。


◇               ◇               ◇               ◇               ◇

このあと私は、次の普通列車に乗って、苫小牧から札幌まで移動しました。
札幌駅へ着いたのが19時40分ごろでした。
改札を出て、パセオ(札幌駅のショッピングモール)の飲食店街へ行き、海鮮丼を食べてきました。
枝豆と、ちょこっと お刺身も、あったりして…。 中ジョッキと、あつかん1合も付いていたなぁ (← 注文したんやろが どれがメインだよ)
全部おいしく いただきました

きょう一日、疲れたけれど、無事に日高本線を走破できました。
これで、JR北海道エリアについては全線乗車を達成したことになるのです。 めでたい!
…という流れから、祝宴と言ったら大袈裟だし滑稽だけど、なにか〝節目〟を付けてから京都へ帰りたいなぁと思ったわけなのです。
札幌駅パセオでの晩ごはんを済ませて、すっきりとした気分で、今回は北海道を去りたいと思います



↑この夜、札幌駅でたまたま遭遇した「旭山動物園号」の車両。キハ183系。
 座席カバーが…、楽しすぎる



札幌 →(急行はまなす)→ 青森


↑これも、「北海道と本州を結ぶ夜行列車」です。 毎日運転されています。
 札幌22時00分発、急行「はまなす」号、青森ゆき。



↑「はまなす」号は、急行列車です。
 現在、JR線の定期列車(毎日運転)で〝急行〟を名乗るのは、この「はまなす」号だけ…、です。



↑1号車と2号車は、寝台車です。
 今夜の私は、金帯の2号車に乗ることになっています。





↑今朝、帯広駅で乗車変更した際に、こんやの寝台車は満席かも知れぬ… という予感を得たので、私も早めに自分の寝台へ入りました。
 上段寝台って、本当に久しぶりですわ。



↑私の真下(下段寝台)には、すでに、私が乗り込むよりも早く、寝台主が陣取っておられました。
 だから、私が居る2段寝台だけが、早々と〝上下とも〟埋まっている状況です。
 でも、向かいの寝台は まだ空席のままだし、それ以外の寝台も、ほぼ全部空いている状態でした。 どうなっているんだ。



↑発車時刻が近づいてきました。
 『 なんだ、ホントに空席だらけじゃないか!』
 と思っていたら、にわかにガヤガヤと騒がしくなって、ご年配の団体様一行が乗り込んできました。
 そんな予感もしていたんだけど、団体さんが寝台車を押さえていたんやね~。



↑いっぺんに賑やかになった車内。
 私もカーテンを引いて、せま~い〝自室〟に籠ることにします。
 〝トワイライト引退〟の見出しがおどった この日の北海道新聞夕刊を読みながら、缶入り飲料1本を友にして、ひとときを過ごしました。
 でも、さっさと切り上げて寝るように努めないと…、急行「はまなす」の夜は、短いです



↑「はなます」急行券・B寝台券。
 乗車に際しては、札幌から苫小牧までの乗車券を買い足しました。
 手持ちの『苫小牧→京都市内』乗車券(復路券)を合わせたら、青森までの「はまなす」乗車はオッケーです。






(つづく)



えりも岬を経由して、バスの旅♪

2014年06月08日 23時28分30秒 | 旅のあと
【北海道旅行のまとめ/ その4】

5月28日(水)  ≪帯広から 路線バスで様似へ。 JR日高本線を目指します



↑5月28日(水曜日)です。
 朝のテレビでは、帯広周辺は 晴れ の予報だったけれど、現実には、なんだか曇り空です…
 昨夜のうちに 雨も降ったみたいで、帯広駅前の路面には 濡れたあとが見られました。
 私は、ホテルでバイキングの朝食を済ませて、支度を整え、午前8時半ごろにチェックアウトして 駅前へやって来ました。
 画面中央(奥)に見えているのが、「ホテル ルートイン」です。



↑きょうは、帯広駅前から〝バス〟でスタートしますが、その前に、JR駅へ行き、みどりの窓口を訪ねておきたいと思います。
 昨夜ホテルで思案した、「北斗星」から「はまなす」への乗車変更について尋ねてみようと思います。



↑壁面の大時計が示している通り、只今8時35分。 気温は15℃と…、きょうも肌寒いです
 このあと8時49分に札幌ゆきの特急列車(スーパーおおぞら2号)があり、それを目指す乗客がぽつぽつと駅へ集まって来る時間帯でした。
 


私は、みどりの窓口を訪ねて、乗車変更について訊いてみました。
空席照会してもらったら、今夜の札幌発・急行「はまなす」号の寝台車には空席がある、とのことでした。
ならば即決 その場で、手持ちの「北斗星」をキャンセルして「はまなす」に振り替えてもらいました。
今夕、日高本線で苫小牧に着いた後、もう一度札幌へ向かって、札幌駅で晩ごはんを食べて、そこから「はまなす」に乗り込むことにします。
なので、「はまなす」の急行券・寝台券は 札幌駅から有効なものにしてもらいました。

けれど、いざ発券! の段になって、窓口氏いわく、
『あっ…、もう、上段の寝台しか空いていないみたいですね…』って。
なんとっ! はまなすって、そんなに込み合う列車なのか

けれど、これ以上は思案しても仕方がないので、私は〝上段〟を1席押さえてもらいました。
窓口氏の話では、すでに 上段寝台もほぼ埋まっている状況みたいでした。 ひょっとすると、今夜の「はまなす」は満席かも


帯広駅前バスターミナル  (JR駅のすぐ前にあります)



↑JRきっぷの乗車変更手続きを済ませた私は、駅前のバスターミナルに移動しました。
 ここから、9時35分発の十勝バス、広尾ゆきに乗ります。





↑バスターミナルの建物内部。 懐かしい雰囲気の きっぷ発売窓口がありました。
 この窓口で、あらかじめ、帯広から広尾までのバス乗車券を買うことが出来ました。
 ベンチもたくさん置かれていて、待合所としても利用されていました。



帯広駅バスターミナル →(十勝バス)→ 広尾


↑今から乗る区間は、帯広から下の方向へ伸びている青い細線です。 中札内、大樹本町を経て広尾までの区間です。



↑帯広バスターミナル11番のりば。 9時35分発の広尾ゆきがやって来ました。 私もこのバスに乗り込みます。
 賑やかな車体塗装やねー。 画面の右のほう、バス車体に書かれている文字は 「南十勝夢街道」です。
 12~13人の客が乗り込んで、発車しました。
 広尾まで約2時間20分を要します。 ちょうど正午ごろに、広尾へ到着予定です。



↑バスターミナルのきっぷ売場で買った乗車券。 硬券でしたわ。
 この区間は、旧国鉄広尾線の代替バスという性格があるので、鉄道時代を想起させる〝硬券〟乗車券が売られているのかな??
 …と、思ってみたりもしました。



↑終点の広尾まで、コツコツと一般道を走っていきます。
 こまめに停留所が設置されていて、さて、途中のバス停は全部でいくつあっただろう… 到底、数えきれないぐらい沢山ありました。
 もっとも、客の乗降りはあまり無くて、大半のバス停は〝通過〟しましたけど…。
 区画が整っている帯広市街を抜け出すところまでは、「○条○丁目」という名のバス停が連続しました





↑10時06分撮影。 前方から、こちらと同じ塗装のバスがやって来ました。
 同一系統の対向バスでした。(広尾から 帯広バスターミナルに向かっているバスです)
 ここは、帯広の市街地を抜け終わって、広尾方面へ通じる国道236号に合流する交差点のところです。



↑ここからは国道236号線を突っ走ります。 又の名を「広尾国道」と呼ぶそうです。
 広尾まで77km!







↑札内川(さつないがわ)を渡っています。 10時12分撮影。



↑10時13分撮影。
 札内川を渡り終えると国道から脇道にそれて、愛国町の町内を経由しました。 愛国は、旧国鉄広尾線の駅名でも有名だったところ。
 国道から脇道へ入るところで、『 車窓に 旧国鉄の愛国駅の建物が見えます』みたいな 車内放送が流れました。(←そういう意味の放送でした)
 『 えっ、 どこ? どこ?』 と思っているうちに、通り過ぎてしまったけれど… (私の予習不足でした
 上の画像は 撮り損じですが、窓の外に見えている道路を真っ直ぐ先の方(奥の方)へ進めば、突き当たりに旧国鉄愛国駅の駅舎が保存されているようです。
 またいつか、見学に行ってみるか。(←うそぉ



↑愛国の町をあとにして、また国道236号に戻って突っ走ります。






                                                            


【割り込み記事】   ちょっと話は それますが…
旧国鉄広尾線 について
かつて、帯広~広尾間には「広尾線」という国鉄の線路が通じていました。
国鉄時代末期の、赤字線廃止という流れのなかで、広尾線も廃止の運命をたどりました。
広尾線は1987年(S62)2月に廃止されています。 国鉄分割民営化(JR移行)の2ヶ月前のことだったんやね。
今回私が乗車した「帯広バスターミナル~広尾」間の路線バスは、国鉄広尾線の廃止後を引き継いだ代替バスでもあります。


↑1972年(S47)3月号『時刻表』(日本交通公社)の索引地図より、広尾線と その周辺。   ※JTB時刻表復刻版より
 当時の帯広駅は、根室本線・広尾線・士幌線が結びつく、大きな乗り換え駅だったんやね。



↑1972年(S47)3月号『時刻表』(日本交通公社)より、広尾線の時刻ページ。   ※JTB時刻表復刻版より
 この時代、帯広~広尾間に1日6往復走っていたのですね。



↑もう少しさかのぼって、1961年(S36)9月号より、広尾線のページです。   ※JTB時刻表復刻版より
 普通列車が1日7往復と、特筆すべきは、運転期間限定ながら「準急」が1往復設定されていた時期です。



↑同じく、1961年(S36)9月号より。 臨時列車の時刻をまとめた 付録ページの一隅。   ※JTB時刻表復刻版より
 えりも岬観光を便利に周遊できるように考案されたものなのかな。
 通しの座席指定制とは…、つまり、それだけ利用客も多かったということだろうね。


◎いただきもの、記念切符



↑私が高校生だった頃に、知り合いの人から もらった記念切符です。(画像2点は、表面と裏面です)


【割り込み記事、これで終了】



                                                            


今回のバス旅に戻ります。


↑10時29分撮影。
 ややっ! あそこに見えるのは 列車だー キハ22
 実は、ここも私は〝予習不足〟だったわけで…、車内に流れた案内放送などから、今この瞬間に、ここが有名な「幸福」の町だと理解しました。
 あの列車が止まっているところが、広尾線の幸福駅があった場所みたい。
 幸福駅の周囲は「幸福交通公園」として整備され、老朽化していた駅舎は昨年(2013年)にリニューアルされて、大切に守られているそう。
 またいつか、見学に行ってみるか。(←うそぉ



↑道路沿いの看板。 「幸福駅」の文字と、左への矢印が書かれています。
 いっそ、このバスがちょっと寄り道して、幸福駅のそばで停車して「10分間の休憩です」とか やってくれたらいいのに…



↑これも10時29分撮影。 「幸福」のバス停にて。
 乗客ひとり、下車されました。 ここで降りて、きっと、幸福駅を訪ねるのでしょうね。(バス停から幸福駅までは、ちょっと歩き です)
 私も、いっぺん幸福駅を訪ねてみたいとは思うけれど、きょうは時間的に無理ですわ
 ここで〝うっかり〟途中下車をしてしまうと、以降の乗り継ぎが崩壊し、今日じゅうに苫小牧へ到達できなくなります
 辛抱です。 じっと このバスに乗り続けるしかないのです。
 『 誰や、こんなスケジュールを組んだのは』  『 お前だよ』





↑10時39分撮影。 中札内村(なかさつない村)を通り過ぎました。
 国道沿いには、結構こまめに「道の駅」が設置されています。 レンタカーでドライブするのも楽しそう。
 当然…というか、このバスは道の駅にも立ち寄りません。





↑11時10分撮影。
 忠類(ちゅうるい)の停留所にて。 忠類は、かつて、ナウマン象の化石が発掘された町だそうです。
 小休止というか、時間調整というか…、ここで2分ほど停留しました。 十勝バスの標準カラー〝黄色〟の車輛と遭遇しました。
 『トイレに行きたい人は 運転手に知らせてちょ』という意味の、案内放送もありました。
 バス停のそばに小さな建物(忠類待合所)が併設されていました。そこでトイレを済ませられる仕組みですな。











↑道中、いたるところで目にした光景なんだけど、畑の土(表面)から もわ~っと白い湯気が上がっていました。
 私はその仕組みを理解していませんが、発芽の神秘なパワーが熱を生み、地面をホカホカにさせている、ということですかねぇ。
 (間違っていたら、ごめりんこ)



↑11時43分撮影。
 たくさんの牛と遭遇



↑広尾が近づいた辺りで、国道336号へ入り、ラストスパート。
 道路は整備が行き届いており、快適なバスの旅です。



↑終点の広尾に着きました。 所定11時57分、ほぼ定刻着でした。
 ここで、約半時間の待ち合わせで、JRバスに乗り継ぎます。



広尾(広尾駅舎)


↑広尾のバス停です。 …っていうか、もとは、国鉄の広尾駅だった建物です。駅舎ですわ。
 鉄道廃止後に、一部、建物の改修が行われたそうなのですが、基本的な造りは変わっていないみたいです。
 建物内は「広尾バス待合所」として開放されているほか、旧国鉄広尾線に関する資料展示コーナーもあり、駅舎の建物がしっかりと活用されていました。



↑画面奥に見えている敷地に、大型バスが1台止まっていますね。
 画像では分かりづらいけれど、遠目にもJR北海道バスの車輛であることは分かりました。
 きっと、あのバスが、次の「様似駅ゆき」に運用されるのだろうと思います。
 『 観光バスタイプの車輛やん。ラッキー



↑今乗ってきた「十勝バス」と、これから乗る「JR北海道バス」の、双方の停留所ポールが並んで立っています。
 ここで待っていたら、JRバスに乗れるわけですが、まだ30分ほど待ち合わせ時間があります。
 ちょうど〝お昼どき〟なので、私は駅舎に入ってベンチに腰を下ろし、持参したおにぎりを食べました
 私としては珍しく、先を読んで、今朝の帯広駅でコンビニ売店に立ち寄り、昼食用おにぎりを仕入れてバスに乗ってきたのでした。



↑駅舎に残されたままの、列車〝到着時刻〟の案内板。 (フラッシュ撮影しました
 廃止された当時の〝時刻表〟だろうと思われます。
 これを見ると、到着列車は1日に6本だけ。 しかも、朝方と夕方以降だけに偏ってしまったダイヤですね。
 昼間の時間帯の運行がポカーンと空いてしまった こういう状態は、赤字ローカル線の〝末期症状〟とでも呼ぶべき、廃止線区の典型でした。



↑駅舎内に残されている、鉄道時代の改札口。
 広尾駅といえば、宮脇俊三の『最長片道切符の旅』の〝スタート駅〟だったことでも知られます。
 宮脇俊三も、この改札口を通り抜けて旅を始めたのか…、と思うと感慨深いです。

 宮脇俊三は、本当は えりも経由で広尾まで来たかったらしいけれど、日程の都合で、結局広尾線で広尾までやって来る羽目になったんやね。
 広尾線でやって来て、すぐに折り返す形で 最長片道切符の旅がスタートしたのでしたね。 実際、どんな心境でこの改札を通ったんだろうねぇ



↑駅の周辺の、線路跡地と思われる領域は、鉄道記念公園として整備されていました。










↑駅舎の内部には、広尾線に関する資料展示コーナーもあり、私も興味深く見て回りました。









広尾 →(JR北海道バス)→ 様似駅


↑それでは、様似(さまに)を目指して、バスの旅を続けます
 地図では、広尾から下へ向かう黒い細線です。 えりも岬からはキュッと曲がって、様似(さまに)まで行きます。



↑さきほど遠目に眺めた、観光バスタイプの車輛が、広尾の駅舎前に横付けされました。
 様似駅ゆきのJR北海道バスです。 私も乗り込みます!



↑広尾から様似まで、えりも岬経由にて、約1時間50分の見込みです。
 広尾から乗り込んだ客は、6~7人でした。 はっきり言って、帯広から乗ってきた十勝バスからの 乗り継ぎ客ばかりです。 



以下、ひたすら、車窓風景を写した画像の羅列です

文章を書くのもシンドイので、歌を聴きながら画像をごらんください。 (手を抜くなよ…



↑やっぱり、この歌かなと思いまして。 
 格別な理由はありませんが、ここはひとつ、森進一ではない歌唱で…。



それでは、えりも岬経由、様似(さまに)までのバス旅、スタート。


↑広尾を、定刻12時30分に出発しました。



↑広尾の町をあとにして、国道336号に入ると、たちまち海岸沿いに躍り出ました。



↑海を眺めつつ、頑丈なロックシェードに覆われた区間を進みました。
 このあと、こういう風景は何度も繰り返されました。





↑山々が海岸ぎりぎりまで迫り出して、ストンと海に落ち込んでいる様子が分かります。









↑天気が崩れているように見えますねぇ。
 これは「濃霧」なんです。 雨は全然降っていません。





↑ロックシェードの旧道を横目に見ながら、バスは 新しく造られたトンネルに入っていきます。















↑急に、晴れてきました



↑庶野(しょや)バス停に停車。 乗客ひとり 下車されました。
 このときぐらいしか、途中での乗降はありませんでした。(えりも岬バス停を除く)
 見えている、とんがり屋根の建物は、バス停の待合室です。 
 ほとんど全部の停留所に、こういう待合室が整備されていました。





↑乗客はみんな、観光目的の方々ばかりだったようです。
 全員、海が見えるほうの窓側に、一列になって座っています。 見事でしょう? (私も同じなんだけど



↑えりも岬が近づいてきました。 また、霧が出てきました。 ホンマに濃霧やね~





↑柵の向こうに何があるのか、真っ白けで見えません。



↑定刻13時27分、えりも岬に到着。
 3人下車されました。 バスの外では男性が2人 乗ろうとして待っていますね。
 このバスは、前乗り・前降りの1ドア車です。
 言い忘れていたかも知れませんが、きょうの私は、えりも岬では降りません! 今回は最初から降りる気〝ゼロ〟です
 またいつか、見学に来てみるか。(←うそぉ



↑ここの停留所名、『時刻表』には平仮名書きの「えりも岬」で載っているんだけどなぁ。
 現地のバス停待合室には、漢字で書いてあるじゃ、あーりませんか





↑えりも岬付近での車窓風景。
 かなり独特な風景(地形)だと思いました。





↑えりも岬を出ると、走っていく方角が変わります。
 空の様子も、ころっと変わってきたように感じました。



↑霧がなくなって、見通しも良く、いい天気です
 もともと、きょうの天気自体は「晴れ」なんですよね。





↑えりも岬を経由する関係で、バスは一時的に国道336号から離脱していたのですが、ここからまた336号に戻ります。
 信号機があるわけでなく、「止まれ」標識だけの合流点でした。





↑観光バスみたいで、快適でした
 このとき私は、「この車輛は、観光バスか高速バスからの〝格下げ使用〟なのだろう」と思っていました。
 京都へ帰ってから、いろいろ調べてみたのですが、ひょっとして、高速バスの〝間合い運用〟ですかな??











↑また、霧が出てきました。





↑海岸と国道との間に、しばしば、こういう〝空きスペース〟が出現するのです。



↑このスペースは、昆布を干したりするのに使われているようでした。 こうやって、昆布は商品になるんですね。
 道中、こういう光景も 何度も見かけました。



↑14時12分撮影。
 アポイ山荘の前。 ここでの乗降は、ありませんでした。



↑アポイ山荘の付近で、同じJRバス「日勝線」の〝対向車〟と出会いました。
 あちらは、様似駅14時00分発の広尾ゆき。(まだ、つい先ほど、様似駅前を発ってきたばかりのバスです)
 ちなみに…、あのバスは、広尾ゆきの本日最終便です



↑海岸線を、様似へ向けてラストスパート!
 一向に、霧が晴れません…。



↑路肩のすぐ下まで、波が来ています



◎様似駅へ到着


↑定刻14時20分、終点、様似駅に着きました。 広尾からの運賃は2410円です



↑JR様似駅。
 休む暇なく、日高本線に乗り継ぎます。
 日高本線を走破する-。 ここから先が、きょうの〝メイン〟でありますぞ。


(つづく)