ダンポポの種

備忘録です

東金線・外房線・久留里線・内房線 (26.3.31乗車)

2014年05月13日 23時52分40秒 | 旅のあと
 ずいぶん時間が経ってしまったけれど… 今年3月31日に千葉県方面へ〝乗りに〟出かけたときの画像を貼っておきます。



↑今回乗ってきた線区は、外房線・内房線・東金線・久留里線、の4本。
 外房線から内房線へ連続して辿るので、房総半島をぐるっと一周してくる形になりました。
 例によって、京都から「日帰り」で出掛けてきました



平成26年3月31日、月曜日。晴れ。

朝6時前に自宅を出発して、近鉄で京都駅へ出て、京都6時38分発「のぞみ100号」に乗りました。
「のぞみ」には、終点東京まで乗らずに、品川(8時46分着)で下車。

前回の『両毛線・日光線・烏山線』のときと同様に、品川駅で一旦改札口を出て、乗車券をチェンジして、すぐに在来線改札から入場しました。
今回も品川駅からは「青春18きっぷ」で乗り歩いていきます。

品川から横須賀線(総武快速線)に乗って、東京駅まで行きました。



↑東京駅の地下ホーム(総武ホーム)に着きました。午前9時を回ったところです。
 品川から乗った列車が津田沼ゆきだったので、東京で一旦降りて、あとの千葉ゆき(9:11東京始発)に乗り換えました。
 画像は、千葉方面からの、東京止まりの列車がすべりこんできたシーンです。 この列車が、折り返し千葉ゆきになりました。



外房線・東金線

東京9時11分発の総武快速線 千葉ゆきは、2分ほど遅れて東京駅を発車しました。
当駅折り返しによる〝東京始発〟なので、車内はガラガラで、ゆっくり座れました
なお、当日は、京浜東北線だか…どこだったかで運行支障があった影響で、この時間帯、各線とも数分程度、遅れ気味の運行でした。
この千葉ゆきも、結局、最後まで2分遅れを抱えたまま、終点の千葉に着きました。(回復運転は難しいのデス…

千葉では、5分ちょっとの接続で、成東ゆき(大網回り)に乗り継ぎました。車両は209系でした。(6両編成だったと記憶)
4ドア・ロングシート、こてこての通勤型仕様の車内は、千葉発車時点で結構な混雑ぶりでした。
ありゃ…、やっぱり、込んでいるな。この車内では、写真撮影はムリやな~
列車は、千葉から外房線を走って大網(おおあみ)まで行き、大網から東金線(とうがねせん)に直通して、成東(なるとう)まで行きます。
各駅停車なので、全部の駅に止まるんだけど、意外にも途中駅での〝乗客の動き〟は小さく、なかなか車内は空きませんでした。
混雑したままの車内を見るにつけて、『この乗客たちは、いったい、どこまで乗るつもりなんだろう』と気になってきました。

外房線から東金線への分岐駅である大網に着いても、車内はさほど動かず…
多くの乗客を乗せたまま、列車は東金線へ進みました。

東金線(とうがねせん)は、大網~成東 間を結ぶ13.8kmの短い線です。
「地方交通線」に分類される線区であり、列車運行は、朝夕が概ね30分間隔、昼間は60分間隔、っていう感じです。
それだけを聞くと〝ローカル線〟の印象を受けるけれど、実際には、209系電車が乗客をたくさん乗せて走っているんだものなぁ
もうちょっと、運転本数を増やしてみたらどうか…』と、意見したくなりますけど。

終点成東のひとつ手前の、求名(ぐみょう)駅で、どどどーっと降車があって、車内が一瞬にしてガラガラになりました。
ここでの降車客は、大半が〝若い人たち(ヤング)〟でした。
求名駅のすぐ近くに大学があって、この電車にも、そこへ通う学生さんたちが大勢に乗っていた、というわけですな。



↑東金線にて。
 求名で学生さんたち(ヤング)が大勢下車して、車内はいっぺんにガラガラに…。次の駅が、終点の成東です。





↑東金線の車窓には、ひろ~い畑(田んぼ?)が随所に広がりました。
 駅の周辺とかは街並みが広がっていたけれど、ひとたび電車が走り出すと、街並みは途切れ、結構広大な農地が展開していました。



↑終点の成東に着きました。 成東では、総武本線と接続します。
 左に見えているのが、いま乗ってきた209系電車。
 右の列車は、総武本線の特急「しおさい3号」銚子ゆき。



↑成東にて、いま乗ってきた209系電車。
 しばし停留したのち、折り返し運用で、成東10時47分発の千葉ゆきになります。
 私も、引き続き、この列車に乗り込んで、大網まで戻ることにします。



↑成東にて。
 向こうに見えている電車は、総武本線の普通列車(…だと思う)。 これも209系電車やね。



↑折り返し発車して、東金線を逆戻りしていきます。
 成東を発車してまもなく、総武本線の線路にわかれを告げます。





↑いい天気と、広々とした風景です。



↑東金にて。



↑大網へ11時05分に到着。 東金線を〝往復した〟ことになりますが、まずは1線区走破!の収穫です。
 この駅で外房線に乗り換えて、これから房総半島をぐる~っと回ることにします。



外房線 (続き)


↑大網駅の前。 外房線への乗り換え(待ち合わせ)に半時間ほど余裕があったので、途中下車してみました。
 左手に見えているのが外房線の大網駅で、右手に見えているのが東金線の大網駅。
 ホームの配置が、独特やね。(双方のホームは連絡通路でつながっています)



↑大網にて。
 外房線の上り、千葉ゆきです。



↑大網にて。
 外房線の下り、普通 勝浦ゆきがやって来ました。私もこの列車に乗りました。
 大網11時35分発、209系の8両編成でした。(結構長い編成やねー)



↑茂原に停車中。
 この209系には、ボックス席の車両が連結されていました。
 私は最初、戸袋部のミニ・ロングシートに座ったのだけれど、茂原で下車したお客さんがいて、偶然にも、私のそばでボックスが1つ〝空き〟になりました。
 『おおっ、ボックス席が空いた チャ~ンス』と思って、すぐに引っ越し!
 ロングシートとボックス席じゃ、車窓写真の撮りやすさが全然違うものな。 ボックス席に座れて、ラッキーでした。



↑自動車教習所が見えました。
 敷地の周囲には、さくらがいっぱい咲いている様子も見えます。



↑駅のホーム越しに、車内から花見。



↑上総一ノ宮に着きました。



↑上総一ノ宮。
 ホームの向かい側に、後から追い上げてきた特急「わかしお7号」が滑り込んできました。
 わが普通列車は、ここで「わかしお7号」に道を譲ります。(お先にどうぞー
 あちらは特急列車なので、本日〝18きっぷ使用〟の私は乗り換えるわけにいきません。
 ただし、実は…。 のちほど、私は、この特急車両に乗る予定なんです。(乞うご期待 ガハハハハ



↑上総一ノ宮を出ると、車窓のはるか彼方に、海が見えてきました。(この画像では分かりづらい…)
 帰宅後に改めて地図を見ると、この付近の海岸線は「九十九里浜」の南の端っこ辺りに該当するようです。
 九十九里浜って、有名だものな。 車窓からは、その海岸線まで見ることはできません。



↑それにしても、いい天気です。
 一部の田んぼには、もう、水が引き込まれているように見えました。田植えが近いのかな? 京都南部に比べると、めっちゃ早いですね。









↑進むにつれて、車内もだいぶん空いてきました。(長い、8両編成だったからな…。)
 もともとは全部ロングシートだったはずの209系ですが、この車両は、改装によってボックス席も配置。



↑向こうのほうに、海が見えます。



↑だんだん、海がはっきりと見えるようになってきました。



↑12時37分、終点の勝浦に着きました。
 途中下車をしているヒマは無く、引き続いて、先へ向かう列車に乗り継ぎます。
 ホームの向かい側に、普通 安房鴨川ゆきが待っていたので、さっさと乗り換えます。
 で…、今から乗り移るこの列車は、実は、さきほど上総一ノ宮で追い越して行ったはずの〝特急電車(わかしお7号)〟なのです。
 特急「わかしお7号」は、上総一ノ宮で普通電車を追い越したあと、勝浦まで先行したところで「特急」としての役目を終え、勝浦に10分間停車したのち、
 この先は各駅停車に変身して安房鴨川まで走る-、という珍しい車両運用になっています。
 勝浦で10分停車しているうちに、さっき上総一ノ宮で追い越したはずの普通電車が再び追いつき、乗り継ぎも可能、というダイヤなのです。



↑勝浦を12時40分に発車。 安房鴨川まで、所要30分ほどです。
 繰り返すけど、特急車両を使用した普通列車です。
 普通列車なので、この区間は18きっぷで乗ることができます。







↑特急車両で移動できるこの区間が〝昼食〟に好都合だろうと読んで、さっき、大網の駅で途中下車したときに小さい弁当を仕入れておきました。
 きょうは、このあとも乗り継ぎが続き、ゆっくり食事をする時間は無い予定
 この特急車両でのひとときを有効活用して、お昼をいただきます。



↑なめがわあいらんど駅。 難しい読みやね。









↑13時12分、終点の安房鴨川に着きました。
 特急車両のひとときは、ここまで。
 千葉から蘇我、大網、上総一ノ宮、勝浦を経て、ここ安房鴨川までが「外房線」でした。これで、外房線の走破は完了です

 安房鴨川では、もちろん途中下車は無し。3分の接続で、ここからは「内房線」に踏み入れていきます。



内房線


↑安房鴨川13時15分発。 ここからは再び209系。 しかも、ロングシート車両だった…。
 車窓風景を見づらいし、写真も撮りづらいけれど、しゃーないです。
 この電車で、木更津まで、約2時間の旅路です。(結構、忍耐



↑線路はますます海沿いへ…。ほんまに、海はすぐ目の前









↑館山(たてやま)に到着。ここで8分間ほど停車。
 座りっぱなしだとシンドイので、散歩を兼ねてホームに出てみました。











↑竹岡~上総湊 間にて。
 内房線の車窓風景のうち、事前から私の〝関心事〟だったのが、この場所です。
 映画『孤高のメス』のロケ地~です



↑もういっちょ。
 そうそう、この風景ですわ。 ここがロケ地だったんやねー。(ちゃんと車窓を眺めていないと、電車はササーッと通り過ぎてしまいます)







↑安房鴨川から2時間…、209系のロングシート旅を満喫しました
 15時12分に木更津へ到着しました。
 ここで降りて、久留里線に乗り換えます。




↑途中下車して、木更津の駅前に出てみました。



↑駅建物のなか。 潮干狩りのご案内がユニークだと感じました。この土地ならでは、やね。



久留里線


↑久留里線は、木更津~上総亀山 間を結ぶ線。
 全線電化されておらず、ディーゼルカーで運行されます。
 運用車両は、新型、キハE130系。(←キハの形式にも〝E〟が入るんやね



↑私が乗ったこの列車は、木更津15時41分発の上総亀山ゆき。(まだ、発車まで随分時間があるうちに撮影。行先表示が木更津やね









↑そろそろ夕方になってきたことと、窓ガラスに少し〝色〟が付けられているみたいだったので、
 車窓を写した画像の色合いが、やや暗い感じに見えます



↑終点、上総亀山駅。
 木更津から1時間10分を要して、16時51分に到着しました。



↑上総亀山の駅前。



↑上総亀山。
 列車は、約15分間の停留ののち、折り返します。
 私も、それに乗って引き返すことにします。





↑車内はロングシート配置で、〝通勤型電車〟のよう。





↑久留里にて。
 上総亀山からの〝帰り〟の列車は、夕方の時間帯だけ、木更津まで直通しないんやね。
 久留里で乗り換えが必要です。



↑久留里のホームで待っていると、まもなく、木更津のほうからも列車がやって来ました。これは3両編成でした。
 この列車が、ここで折り返し、木更津ゆきになりました。 



↑木更津~上総亀山間を忍耐強く往復し、これにて、久留里線も走破完了です。
 久留里から木更津へと戻る車内で、ついに日没…
 空が、だんだん暗くなり始めました。 木更津には18時21分に到着。



内房線 (続き)

無事、久留里線にも乗り終えて、めでたし、めでたし。
日も沈んだことだし、これで本日の予定は完了ー、と言いたいところですが、まだ、〝内房線の続き〟が残っているというウワサが…



↑久留里線を終えて木更津に戻ってきた私は、引き続いて、内房線の蘇我・千葉方面ゆきに乗り継ぎました。
 ちょうど、木更津18時31分発の総武・横須賀線直通の久里浜ゆきがあったので、乗りました。
 ( …っていうか、アンタ、またグリーン車に乗ったんかいな)( もう、これが楽しみやねん。缶ビール買って乗りましたわ)



↑で…、いつしか、列車は蘇我に着きました
 木更津~蘇我 間の車窓は、正直、ちゃんと見てません! 完全に〝夜の車窓〟だったし。
 でも、この区間に乗車したことに間違いはないので、内房線も「走破した」ということで、オッケーです



↑千葉駅に停車中。



↑夜の総武線を爆走中。 遠くにボンヤリ見える、縦長(背の高い)の白い光。
 あれは、東京スカイツリー。(←でしょう?)



↑市川まで帰ってきました。
 このあと、東京駅へは19時54分に到着。



朝は、品川駅で新幹線を降りたけれど、帰りは東京駅から新幹線に乗りました。
東京駅で一旦改札を出て、18きっぷの旅はここまで

みどりの窓口へ行き、今から乗る「のぞみ」の切符(指定席)を買い求めました。
直近の20時20分発「のぞみ261号」(新大阪ゆき)を頼んでみると、「もう、B席(三人掛けの真ん中)しか残っていませんが…」という返事だったので、これはパス。
次の20時30分発「のぞみ133号」(岡山ゆき)を尋ねると、これはまだ残席があるようでした。私はC席(三人掛けの通路側)にしました。
この日は、年度末の3月31日ということで、新幹線も混雑していたようです。



↑京都に帰り着きました。22時48分着です。
 きょうもまた、長い一日でした




2 コメント

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Unknown (由香)
2024-01-15 12:28:20
新幹線からの日帰りで房総半島を1周されたとは、お疲れ様でした!
今ではほとんど見かけなくなった車両もあれば、最近でもあまり変わらないまま残っている景色もあり、感慨深いですね。
房総各線の209系は、先頭車がボックスシート付きに改装、中間車がロングシートのままとなっています。(8,10両編成は先頭車同士が連結されています。)
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Re: (ダンポポ)
2024-01-15 21:39:06
もう、10年前のことなんですね。コメントをいただいたので、私自身も久しぶりにこの記事を読み返しました。懐かしかったです(笑)
房総線区でも209系は一つの時代を作り上げましたね。
先頭車が、ボックス席改造なのですね。
確かに現地で、ボックスシート車両とロングシート車両が入り混じっているなぁと思った記憶があります。そういうことだったのですね。
コメントありがとうございます。
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