ダンポポの種

備忘録です

越美北線 (26.8.31乗車)

2014年09月17日 23時07分40秒 | 旅のあと
去る8月31日(日)、福井県を走るJR越美北線(えつみほくせん)に乗ってきました。

そのときの画像を貼っておきます。



◆京都から「サンダーバード」で福井へ


↑京都10時40分発「サンダーバード13号」和倉温泉ゆき(一部車両は金沢まで)で、福井へ向けて出発しました。



↑湖西線にて。
 写したのは8月31日ですが、滋賀県内ではもう稲刈りが始まっていました。
 京都南部の うちの近所に比べると、稲刈りが一か月以上早いです。(←そのぶん、滋賀県では田植えの時期も早い)



↑武生を発車してすぐ、福井鉄道の〝越前武生〟駅が見えました。
 何年前だったか、雪の時期にこの駅へやって来たことがありましたなぁ。 駅名が〝武生新〟だった頃です。
 2009年1月11日のブログ記事 に書いてあります。



↑サンダーバードは快調に走りつづけ、12時08分に福井へ到着しました。


私は福井で下車して、本日のお目当てである「越美北線」の九頭竜湖ゆきに乗りかえます。
つぎの九頭竜湖ゆきは福井12時49分発なので、40分ほど待ち合わせです。
私は一旦改札を出て、駅高架下にある回転寿司の店へ行って昼ごはんにしました。以前にも立ち寄ったことがある回転寿司です。

本当は、これより一本後のサンダーバードで福井まで来ても、九頭竜湖ゆきに間に合ったんだけどね。
ちょうど昼時になるので、早めに福井駅へ着いて回転寿司に行こうと考えて、この時刻に福井到着となった次第です。
回転寿司、おいしくいただきました。



◆越美北線(えつみほくせん)に乗る


↑越美北線は、越前花堂(えちぜんはなんどう)~九頭竜湖(くずりゅうこ)を結ぶ52.5kmの線です。
 列車は、越前花堂~福井間は北陸本線に直通して、福井駅発着で運行されています。



↑福井駅ホーム。
 画面奥の2番線から九頭竜湖ゆきが発車します。
 まもなく列車が入線する頃に撮影した一枚ですが、すでにホームには大勢の乗客が待ち受けている様子が見えます。
 『列車はたぶん1両編成(ワンマン運行)だろうし、今さらホームの行列に並んでも、座れそうにないな…



↑九頭竜湖ゆきが入線しました。キハ120の1両編成。(テールライト点灯ですが、こちらが九頭竜湖方の先頭です)
 ドアが開くと同時に、ホームで待ち構えていた乗客たちが車内へ流れ込み、あっという間に満席になりました
 車体に描かれている鳥や亀のキャラクターは、沿線の越前おおの(大野市)のマスコットキャラだそう。
 「うぐピー」と「うめピー」と「かめじろう」という名前です。



↑12時49分の定刻に福井を発車し、高架線へすべりだして行きました。
 窓に貼られたステッカー『BOYS & GIRLS, KEEP TO THE RULES.』が目に留まります。
 関西のJR電車には貼られていないよなぁ(?)



↑福井の次の駅、越前花堂に着きました。
 (もうちょっと上手に写したかったけれど、車内が込んでいて、思うように撮れなんだ



↑越前花堂。
 「えちぜん はなんどう」という、独特な読み方。
 この駅から九頭竜湖までが、越美北線です。
 


↑越前花堂を発車した直後の、車内の様子です。(こっそり、堂々と撮影
 『もう1両、連結したらどうや』と JRにお願いしたくなります。
 ここまで〝切り詰めて〟運行しなければ、ローカル線の維持は難しいということでしょうかな。
 こういうのを目の当たりにすると、うちの近所の近鉄京都線でも、昼間の普通電車は1両編成で済ませられるんじゃないか!? と思ったりします
 1両編成で混雑しているのは、客としてはイヤだけどなぁ。



↑六条を過ぎて、北陸自動車道の下をくぐりました。







↑幾度も鉄橋を渡りました。
 川のなかには釣り人の姿も見えました。





↑越前薬師にて。
 列車は各駅に停車していきます。
 駅間距離はそれほど長くなくて、わりとこまめに停車していく印象を受けました。



↑町並みが見えてきて、まもなく越前大野に到着するところ。



↑越前大野に着きました。(急に、雨が降ってきました
 この駅で まとまった降車があり、車内が動きました。
 始発の福井からずうっと埋まっていた座席が少し空いて、私も着席できました。



↑越前大野を発車し、刈取りが済んだ田んぼを見ながら 列車は突っ走ります。
 なんだか、空模様がかなり怪しい方向だ…。





↑向かいのシートに座っておられた、旅行者ふうのおじさん。
 ボックス席が少ないキハ120なので、どうしても、こういう姿勢で車窓を眺める羽目になりますな…
 かく言う私も、着席してからはずうっとこういう座り方で過ごしておりました。





↑長いトンネルに入る区間が増えてきました。
 ディーゼルエンジンの唸りと〝コォーッ〟という走行音がトンネル内に反響して 車内にも響きわたり、結構 騒々しいひとときでした。



↑九頭竜湖のふたつ手前、勝原(かどはら)。
 ここから次の越前下山までは、長~いトンネルで真っ直ぐ突き進む、特徴的な線形です。



↑勝原からの長いトンネルを抜けると、そこが越前下山でした。
 越前下山を発車すると、またすぐにトンネルに入って、終点の九頭竜湖へと向かいます。
 このあたりは越美北線のなかでも最後に開通した区間で、トンネル掘削などの土木技術の進歩が反映された線路構造なんやね。



↑越前下山を出ると、レベルを保ったまま高々と川を渡り…



↑そのままトンネルへ突入-。



↑長いトンネルを抜けてきたので、天気も少し変わったみたい
 雲の切れ間に青空も見えました。



↑14時15分、終点・九頭竜湖に着きました。
 越美北線の乗車、完了ー!



↑列車は、しばらく停留したのち、福井へ向けて折り返します。
 毎度の展開ながら、私もそれに乗って引き返すつもりです。九頭竜湖駅での滞在時間は、わずかです。





↑九頭竜湖駅の駅舎。



↑九頭竜湖駅に隣接して、道の駅みたいなのがあって、そこには恐竜のモニュメントがありました。



↑駅の外れで途絶えている、越美北線のレール。
 計画では、まだまだこの先へと線路は伸びて、越美南線(現長良川鉄道)と結ばれて「越美線」になるはずだった…、んやね



↑駅前から九頭竜湖(ダム湖)のほうへ通じる道路。
 ダム湖の景色を眺めに行くのは悪くないんだけど、私には、ダム湖までの移動手段が無いのです…
 駅から歩いて行くには、かなり距離があるみたい。バスも通じていないみたいだし、ここはマイカーが無いとダメやね。



↑折り返しは14時34分発です。(九頭竜湖駅での滞在は約20分)
 いま乗ってきた列車で引き返す〝クイック・ターン〟の乗客は、私以外にも結構おられました。7~8人いたような気がします。
 ダム湖までの移動手段が無いので、ここに滞在しても仕方ないし、この列車を見送ったら次の便は〝4時間後〟まで来ないので…
 そりゃ、みんな引き返しますわな



◆越前大野城を見学しました


↑列車内に掲示されていた、沿線の観光案内。
 この案内を見たから…、ではないけれど、今回はちょこっと沿線観光をしてから帰ることにしようと思います。
 九頭竜湖からの折り返しは、途中の越前大野駅で下車。
 この案内ポスターで紹介されている「越前大野城」を見学してきました。



↑越前大野で、下車しました。



↑越前大野駅の構内踏切。 なぜか、お寺のような〝鐘つき堂〟がありました。



↑越前大野の駅前。 また、雨が降り出しました。(このあと、すぐに止みました)
 スケジュールの都合で、この町に滞在できる時間は2時間です。
 2時間を使って、越前大野城の見学に行ってみようと思います。駅から歩いて行ってきます。



↑駅前から10分ほど歩いてきたところです。
 前方の山の上に、お城が見えています。





↑お城へと続く遊歩道を、黙々と登っていきました。





↑お城に着きました。
 城の建物内へ入るには、入館料200円が必要です。



↑越前大野城の建物は、昭和43年(1968年)に鉄筋コンクリート構造で再建されたもの。
 階段の造りも、ごく近代的。



↑天守閣からの眺め。



↑階段を登ってくるのは疲れたけれど、てっぺんまで来たら心地よい〝風〟がぴゅーぴゅーと吹き抜けていました。
 街並みの風景を眺めつつ、吹き抜ける風が気持ちよかったです。



↑城の名前は 旧国名を冠した「越前大野城」ですが、この町の名前は「福井県大野市」です。









↑城の周囲の石垣は、けっこう年季が入っているようでした。



◆再び、越美北線。 越前大野から福井へ。


↑お城の見学を終え、またテクテク歩いて、越前大野駅へ戻ってきました。



↑越前大野17時06分発の福井ゆき。(当駅始発の列車です)
 この時刻に、当駅始発のこの列車があるからこそ、私は途中下車して〝お城見学〟を楽しんでみたわけです。



↑さきほど乗った車両とは、イラストが異なっています。



↑美山にて。対向列車とすれ違い。(あちらは、さきほど私が乗った車両やね。福井から再び折り返してきたわけです)



↑18時すぎ、福井に着きました。
 無事に、越美北線の乗車を完了しました。
 次の「サンダーバード40号」に乗り、京都へ帰ってきました



↑福井駅の駅前。




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